失敗に終わったゼレンスキー・サミット
2024年6月17日
Moon of Alabama
ゼレンスキー最新の見世物に対する評価は芳しくない。
- ウクライナ平和サミットに迫るロシアの亡霊- Politico.eu
- ウクライナでは兵士も民間人もゼレンスキー・サミットを軽視- AFP
- ウクライナの世界外交攻勢、ロシアを出し抜くのに失敗(アーカイブ済み) - WSJ
- ウクライナ平和サミットに大きな支持 - だが主要諸国は躊躇-スカイニュース
- インド、スイス平和サミットのウクライナ宣言に不参加、ロシア欠席- India Today
- ウクライナ・サミット、新たな平和要請で終了したが主要諸国は最終合意を拒否- CNN
- ウクライナ・サミット、同盟諸国が骨抜き和平宣言に合意で残念な結末-テレグラフ
サミットでは無価値な生ぬるいたわ言が出された。最重要点は議論さえされなかった。
アルノー・ベルトラン @RnaudBertrand - 2024年6月17日 8:48 UTC
スイスの「ウクライナ和平サミット」(リンク)最終声明が、基本的に中国の2023年2月の「和平計画」(リンク)の12項目中の6項目だけなのは実に驚くべきことだ。
簡単に言えば、それは下記を含まない中国の和平計画だ。
- 敵対行為の停止要求
- 和平交渉の再開要求。
- 「冷戦思考の排除」要求
- 人道危機を解決する要求。
- 「一方的制裁」停止の合意
- 紛争後の復興推進合意
中国の平和計画と変わらない点は、下の通りだ。
- 第一点:紛争解決を国連憲章に基づいて行う
- 第六点:全ての捕虜と拘留者の解放要求
- 第七と八点:原子力発電所の安全性要求、核兵器は使用すべきでないという主張
- 第九と第11点:食糧輸送保障と産業サプライチェーン維持の要求
しかも欧米諸国が即座に拒否し、皮肉にも「曖昧」だと批判した中国和平案からほぼ一年半後なのだ。今回のスイス・サミットの結果は今や遙かに曖昧で、実際その曖昧さゆえに持続可能な平和への道筋を実際提案した中国計画の全ての側面が削除されている...
戦争が始まって二年半近く経つが、平和からどれだけ遠いかわかる...そして、もしかしたら、中国の提案は結局それほど悪くなかったのかも知れない😏
Stranaは次のように要約している(機械翻訳)。
最終宣言には、交渉に「全当事者」を参加させる必要があるという条項が含まれていたが、これは将来の首脳会談にロシア連邦を参加させたい希望と解釈できる。これは首脳会談の多くの参加者(主に「グローバル・サウス」諸国)に表明された。また、ゼレンスキー大統領は、第二回サミットにはロシアが参加するよう期待すると述べ、ロシアが参加することは「平和を望んでいる」ことを意味すると述べた。
しかし、戦争終結をどう見るかという両当事者の立場には全く隔たりがあることを考えると、交渉について話し合うのは時期尚早だ。戦場の状況と、主要国際パートナーによる両交戦国への協調的圧力という二つの要因の影響で、両当事者の立場が近づく可能性がある。そして、そのような立場の収束が起きた場合のみ真の交渉が可能になるだろう。
ウクライナ軍の完全壊滅が無視できなくなるまで、戦争は続くだろう。
記事原文のurl:https://www.moonofalabama.org/2024/06/zelenskis-summit-has-failed.html
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クリス・ヘッジズ氏、明日の講演案内。
The Chris Hedges Report
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Jun 20, 2024
Judging Freedom スコット・リッター氏のイスラエル論
Scott Ritter : Netanyahu Destroying Israel 40:27
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