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2024年5月28日 (火)

プロパガンダの劣化度合いは実際驚くべきほど

 どれだけ馬鹿げた話を人々に信じ込ませられるか見るために、連中が我々に実験をしているように感じることが時々ある。

 

ケイトリン・ジョンストン
2024年5月26日

 

 物語のマトリックスの端からのメモ

 

 この英語記事の朗読を聞く(朗読:ティム・フォーリー)。

 

 

 進行中の大量虐殺に反対するのはユダヤ人差別だと誰かがあなたに言った際、正しい対応は、大笑いし、その後一生、その人の言うことを全て無視することだ。

 

 

 ユダヤ人シオニストはこうな風に言う。「申し訳ないが、あなたが大量虐殺に反対するのは私の宗教に反する。平和運動で私を宗教的に迫害するのはやめるべきだ。」

 

 

 イスラエルを支持し、二国家解決も支持していると実に多くの欧米人が言うが、イスラエルが二国家解決に強く反対しているので、これは無意味な立場だ。もしあなたが実際パレスチナ国家創設を支持するなら、あなたはあらゆる意味あるイスラエル権力構造と真っ向から対立しているのだ。

 

 バイデンを支持するが、選挙では負けてほしいと言うようなものだ。労働組合を支持するが、積極的な労働組合つぶしも支持すると言うようなものだ。これは完全に自己矛盾した立場で、二国家解決を本当に気にかけていない場合にしか、認知的不協和なしに両立できない。

 

 これまでにイスラエルはガザ地区のハマス戦闘員の30~35%しか殺害しておらず、一方、イスラエルの猛攻撃を受けて、ハマスは数千人の新たな戦闘員を募集しているとアメリカ諜報機関は推定している。

 

 7か月以上の計り知れない惨事後でさえ、自らが表明したガザでの目標実現にイスラエルは全く近づいていない。従って必然的にイスラエルは(A) 非常に長い間ガザに一層多く惨事を引き起こすか(B) 公式目標を修正するか、いずれかを取らねばならない。

 

 もちろん選択肢(C)もある。表明する目標について、イスラエルはこれまでずっと嘘をついており、実現しようとしていたことを、まさに実現しているということだ。

 

 

 人間並みの意識を持ったリーパー・ドローン、ニッキー・ヘイリーが「我々のチームに加わる」とドナルド・トランプは報道陣に語り、その理由は二人が「多くの点で同じ考え」を共有しているからだと述べた。

 

 次の任期で再び戦争を煽る沼の怪物連中と手を組むつもりだと、この男は公言しており、ウクライナとガザでのバイデンの戦争煽動を継続するつもりだと公言している。だが彼は戦争を終わらせ、ディープステートと戦うつもりだと、洗脳されたトランプ支持者連中が私に言うと確信している。

 

 

 プロパガンダの劣化度合いは実際驚くべきほどだ。子どもや病院を爆撃するのは正当防衛だ。極めて露骨な民族浄化作戦は、実際、戦争だ。キャンパスで危険を感じると言うごく少数のシオニスト系ユダヤ人は大量虐殺が実際行われていることよりも喫緊の問題だ。

 

 どれだけ馬鹿げた話を人々に信じ込ませられるか見るために、連中が我々に実験をしているように感じることが時々ある。

 

 「全く理由もなしてに、全く突然ハマスがイスラエルを攻撃したと人々に言おう。イスラエルはいらぬおせっかいをせず、そこにいただけなのに、テロリストの一団が彼らを邪悪でユダヤ人を憎んでいるがゆえに攻撃したかのように振る舞おう。」

 

 「何だって? おいおい、連中は絶対にそんなことを信じないぞ。イスラエル・パレスチナ紛争は全て公式記録になっているぞ!」

 

 「人々はそれを信じるさ。自信に満ちた権威ある口調でニュースで何度も巧みに示唆するだけで、うまく行くさ。」

 

 実際、帝国が我々に信じさせようとしている息を呑むほど馬鹿げた話の多くは、それを発言する人々自身さえ信じていない。イスラエルがパレスチナの病院を攻撃して、それについて嘘をつくかもしれないと示唆することが馬鹿げていると一体誰が本当に信じるだろう。我々の社会に恐ろしい反ユダヤ主義が蔓延しているなど一体誰が本当に信じるだろう。こういうことを信じていると主張する多くの人々は、実際は十分分かっているのに、政治目的を実現するため偽りのたわ言を信じているふりをしていると私は確信している。

 

 年々帝国は馬鹿げたことを信じるよう我々に要求するが、ガザで起きていることについての物語は全く異次元だ。人々の現実感覚に対する絶え間ない攻撃に過ぎない。

 

 幸なことに、今回連中は逃げおおせるより早く愚行を加速させているようだ。連中の嘘に益々多くの人々が目覚めつつあり、2024年にパッチリ開いた目は、帝国プロパガンダに対して余生ずっと開いたままだろう。

 

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 画像はアドビ・ストックより。

 

記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com.au/2024/05/26/its-actually-amazing-how-stupid-the-propaganda-is-getting/

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 Brian Rose

 

Campus Turmoil, Global Tensions & Ukraine's Uncertain Future - Colonel Douglas Macgregor 47:37

 

 デモクラシータイムス

 

小池vs蓮舫 自民敗退 静岡・目黒・岸田息子応援の町長選【横田一の現場直撃 No.269】 20240527 1:06:55

 

 寺島メソッド翻訳NEWS

 

アサンジ氏、米国への引き渡し審理で大勝利を収める

 

 植草一秀の『知られざる真実』

 

天に唾で知事選敗北リニア派

 

 今朝の孫崎享氏メルマガ題名

 

蓮舫氏を支持します。蓮舫都知事選へ出馬表明「裏金議員、政治とカネの自民党。自民政治の延命に手貸す小池都政をリセットしてほしい。その先頭に立つ」「『7つのゼロ』はどこへ」「改革が私の原点。都政にも同じ姿勢で臨む」小池学歴疑惑「文芸春秋記事高い信憑性があるのかなと思う」

 

 日刊IWJガイド

 

「5月は残りあと4日間で約216万円のご支援が必要です! どうか財政難のIWJに皆さまのご支援をよろしくお願い申し上げます!」

ロシアの治安機関トップがNATOのCIS(旧ソ連諸国から成る独立国家共同体)地域での工作を暴露! CISや元CISで欧米の工作をめぐる政治的駆け引きの焦点になっているのは、予算の20%以上を外国から提供されている団体に対し「外国の代理人」として登録することを義務づける「外国の代理人法」! これを批判して導入に反対している米国には、実は「外国代理人登録法」があり、幅広い網をかけている! 自国の「外国代理人登録法」は棚に上げて、CIS・元CISの「外国の代理人法」を非難する目的は、ロシア周辺での「カラー革命」による政権転覆!

【本日のニュースの一撃!】

【第1弾! 今年夏の東京都知事選に、蓮舫氏が「小池都政のリセット」を掲げ、立憲・共産の統一候補として出馬表明! 小池百合子都知事は、明日29日に3選出馬表明の見通し!】(立憲民主党、2024年5月27日)

<IWJ取材報告 1>蓮舫参議院議員が都知事選に出馬を表明!!「裏金議員、政治とカネの自民党。自民党政治の延命に手を貸す小池都政をリセットする。その先頭に立つのが私の使命だと感じている」~5.27 東京都知事選挙への立候補に関する記者会見―登壇:蓮舫 参議院議員

<IWJ取材報告 2>保坂展人世田谷区長らが、国の「指示権」拡大法案反対を訴え!「国がいつも正しいわけでない」「有事法制含む全分野で、国の関与認めるとんでもない法律!!」~5.23 STOP!地方自治法「改正案」~523国会へ~緊急アクション

 

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