NATO諸国の傭兵、ベルゴロドを攻撃
ルーカス・レイロス
2024年4月8日
Strategic Culture Foundation
最近ベルゴロド戦線を訪れた際、BRICSジャーナリスト協会はウクライナ攻撃に関する現地情報を収集し、国境でロシア民間人を殺害するためキーウが欧米傭兵を利用していることを発見した。
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ウクライナ紛争に対するNATO直接介入の可能性に関するニュースや分析を世界中の新聞が掲載している。フランス大統領エマニュエル・マクロンによる最近の脅迫により、ロシア連邦と欧米諸国間の戦争の可能性への懸念が高まり、現在世界的緊張が更に高まっている。しかし実際既にロシアと戦っている欧米軍については、ほとんど語られていない。
ウクライナにおける外国人傭兵の存在は新しいことではない。特別軍事作戦の最初の数カ月以来、欧米傭兵がウクライナに深く関与していると従軍記者らは報告している。欧米メディアは明らかにこれら事実を無視しており、ロシア報道機関に対する検閲と強制措置を通じて、世論がこれら事実を知るのを阻止している。しかし現在では平和なロシアの都市を攻撃するためにキーウにより傭兵が利用されている明らかな兆候が見られるため、ウクライナにおけるそのような外国人の存在は更に深刻な兆候があるようだ。
ここ数カ月、ロシアの都市ベルゴロドやクルスクがウクライナによる大規模侵攻の標的となっている。ミサイルやドローンによる攻撃や地上侵攻失敗が頻繁に発生し、地元住民に恐怖をもたらしている。これらの都市にはロシア軍が駐留していないため、紛争に戦略的意味はない。攻撃はショッピングセンターや集合住宅、教会、学校など民間施設のみを標的としている。ウクライナの目的は明らかに民間人殺害で、同時に政権が依然ロシア奥深くの目標を攻撃する能力があることを世界に示そうとして人目をひくPR活動だ。
実際、ベルゴロド住民によると、こうした作戦には外国人傭兵が頻繁に参加しているという。最近、ベルゴロドにおけるロシア国防軍と侵略者との戦闘を映した映像がインターネットで出回り始めた。侵略を試みる中、ロシア人によってアメリカ国民が殺害されたのが、このメディアでは見られる。それ以上に、アメリカ人傭兵が侵入集団を率いていたと考えられている。多くの欧米読者にとってこれは驚きだが、欧米傭兵がロシア都市に入ったのはこれが初めてではない。
最近、ウクライナ国境攻撃を取材するためのBRICSジャーナリスト協会の報道出張で私は ベルゴロドにいた。当時私は地元住民に話を聞いたが、戦闘中ロシア人により負傷したスウェーデン人傭兵の事件について教えてくれた。兵士の所持品が住民に発見され、住民はウクライナ人とドイツ人の電話連絡先が記されたノートを発見した。
それだけではなく、このスウェーデン国民が欧州安全保障アカデミーの元学生であることを証明する資料も発見された。欧州安全保障アカデミーはポーランドの重要な訓練センターでネオナチ民兵組織「アゾフ大隊」隊員が[少なくとも]かつて訓練を受けた場所だ。そこには戦術射撃の指示や軍事医学に関するスウェーデン語のメモがあり、この傭兵がウクライナに行く前に確実にヨーロッパのアカデミーで訓練を受けていたことが分かる。
全ての証拠を考慮すると、最も可能性の高いシナリオは、このスウェーデン人傭兵がドイツ工作員に採用され、その後ウクライナに行く前にポーランドでの訓練に送られたということだ。その結果、開戦を避けるための偽装手段として、傭兵というレッテルを利用して、欧米兵士をロシアと戦わせるためのNATOやEUやキーウ政権が関与する複雑なネットワークが存在しているようだ。
私は最近、スウェーデン人傭兵をめぐる論争と、ベルゴロドへのテロ攻撃へのより多くの外国人参加の可能性を詳細に説明する記事を書いた。しかし、同じ地域でアメリカ国民がウクライナ作戦に参加しているという最近のニュースにより、この話題に対する世界的注目が一層高まった。明らかに、ロシア民間人の殺害を唯一の目的とする欧米諸国によるテロ侵攻の大規模活動が存在するのだ。明らかに、このような犯罪が継続的に行われるのを防ぐため、モスクワは断固たる措置を講じるだろう。
近い将来、ウクライナの意思決定センターに対するロシア攻撃が激化することが予想される。更に、外国人傭兵排除がロシアの最優先事項の一つとなっていることから、国境近くの目標に対する軍事力行使が大幅に強化されることは避けられず、それにより非武装地域の住民を脅かすいかなる危険も防ぐことになるだろう。
記事原文のurl:https://strategic-culture.su/news/2024/04/08/mercenaries-from-nato-countries-attack-belgorod/
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Daniel Davis / Deep Drive
ミアシャイマー氏最新YouTube
John Mearsheimer: Ukraine's NEW Counteroffensive / Zelensky Guarantees Victory 53:41
東京新聞 昨日の夕刊一面
「日米世界の課題対処」
対中国の緊密な連携確認
世界の誰も課題に対処してくれなどと言っていない独善。東のウクライナ劣等の暗い運命再確認。イソップの「蛙と牛」を思い出す。
牛を見て大きさに嫉妬した母蛙が腹をふくらませ、自分が牛より大きくなったか子蛙に尋ねるが、子蛙たちは否定する。母蛙は更に腹をふくらませる。これをくり返すうちに母蛙は破裂して死んでしまう。
今やイスラエルと並んで、世界から「のけ者国家」扱いされている宗主国に、ウクライナ同様、宗主国のために、北朝鮮、中国、ロシアと戦う醜の御楯となりますと言えば大喜びするのは当然。日本版ゼレンスキシだ。
今朝の孫崎享氏メルマガ題名
韓国総選挙 定数300。保守系与党「国民の力」が108議席、革新系最大野党「共に民主党」が175議席、比例代表のみに候補者を立てた革新系の「祖国革新党」(比例)12議席。革新系180議席。尹政権レームダック化も。外交尹政権は日米韓重視。野党は逆。
「イスラエルからのテロ攻撃に、ついにイランが報復攻撃を決意!? 第5次中東戦争は世界戦争へ!?」
はじめに~たび重なるイスラエルからのテロ攻撃に、堪忍袋の尾が切れたイランが、ついにイスラエルへの報復攻撃を決意か!? 中東戦争は世界戦争へ!? イランの攻撃は時間の問題! イスラエルは反撃を意思表示! 米国は鉄壁の支持をイスラエルに約束! 日本はエネルギー資源供給国を敵に回すな!!
経済的にピンチのIWJへの応援・ご支援をお願いします!! IWJへのご寄付・カンパの月間目標額達成率は、先月3月は162万2511円、目標額の41%の達成率でした! 11月から3月までの5ヶ月間は連続して目標に未達で、不足額は合計972万3789円にもなります! 今後も目標未達となると、IWJは活動できなくなる可能性が出てきます! 4月こそは、月間目標額の400万円に届きますよう、また、できれば目標額以上のご支援をいただき、今期の1000万円近い目標不足分を少しでも減らすことができるよう、有料会員登録と、ご寄付・カンパで、財政難のIWJへの強力なご支援をよろしくお願い申し上げます!
【本日のニュースの連撃 2連撃!】
【第1弾! ニカラグアが、イスラエルへの武器売却を巡って「ジェノサイドを幇助した」として、ドイツを国際司法裁判所(ICJ)に提訴した件で、ICJが公聴会を開催! ニカラグア側弁護士は「片方の手でパレスチナの子供たちや女性、男性を抹殺するための軍需品を(イスラエルに)提供しながら、もう片方の手で空中投下などを通じた人道支援を行うというのは、彼らに対する実に拙劣な詭弁だ」!】(『国際司法裁判所プレスリリース』、9日ほか)実は、ドイツは、イスラエルに対する軍事支援では、米国についでナンバー2! 南アフリカ、ニカラグアと、グローバル・マジョリティからの「G7」中核国への提訴が続く!
【第2弾! 円安が止まらない! 円相場が34年ぶりに1ドル=153円台の安値! 長期間、FRBは利下げする可能性は低く円安傾向は長期的に変わらない可能性が高い!】(『日経新聞』2024年4月11日ほか)円安が進めば、あらゆる輸入の価格が高騰し、日本国内のインフレは止まらない!
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