連中は本当にガザの全責任をネタニヤフに負わせようとしている

それを可能にした巨大で無秩序に広がる組織のネットワークではなく、連中はガザでの大規模残虐行為を全てネタニヤフ一人に押しつけ、これら組織のいずれにも変更を加える必要がないようにしているのだ。
ケイトリン・ジョンストン
2024年3月17日
『物語のマトリックスの端』からのメモ
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連中は、ガザ焼却の責任を全てベンヤミン・ネタニヤフに押し付けて、これが終わっても何も変わらなくて済むようにしようとしている。罪悪感や結果に妨げられることなく現状を前進させるため、欧米帝国は、罪を背負う一人のいけにえを選んだのだ。
彼らは、ガザ虐殺の責任を全てネタニヤフに押し付けたがっているが、これはネタニヤフのせいではない。イスラエル国家全体の責任だ。ジョー・バイデンのせいだ。民主党の責任だ。キャピトル・ヒルにいる全てのイスラエル支持者の責任だ。欧米マスコミのせいだ。イスラエル・ロビーのせいだ。アメリカ政府機関の、選挙で選ばれたわけでもない帝国幹部のせいだ。アメリカ帝国全体と、オーストラリアやイギリスやEUやカナダのような、帝国加盟諸国全ての責任だ。
この大規模残虐行為を、それを可能にした巨大で無秩序に広がる機関のネットワークではなく、ネタニヤフの責任だけにしようとすることで、彼らは、これらの機関のいずれにも変更を加える必要がないようにしているのだ。それは、イラク侵略に先立って、マスコミの戦争プロパガンダ全体に対して、ジュディス・ミラーをいけにえにし、戦争責任を全てブッシュに押し付けたのと同じだ(トランプ政権時代に、ブッシュのイメージを完全回復させ、結局彼はかなり偉大な人物だと決める前)。イラク以後、アメリカ権力同盟が決して恐ろしい犯罪を繰り返さなくさせるための意味ある変化は全く行われなかった。
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ガザに関するイスラエル謝罪の問題は、イスラエル・パレスチナについてあまり知らない人には、一見、論点は正当に聞こえることだ。「イスラエルには自衛する権利がある」「10月7日を理由にハマスを追い払う必要がある」などというのは、イスラエルが何世代にもわたり先住民を殺害し、虐待し、盗みを働いてきた入植者・植民地主義のアパルトヘイト国家であることを知らなければ、全く理にかなっているように聞こえるだろう。
話の要点を見抜くのに必要なエネルギー量は、それを話すのに必要なエネルギー量より遙かに大きい。それは「真実がズボンをはく前に、嘘は世界を半周する」類だ。だからこそ、世界中の多くの人々が、嘘を見抜き、パレスチナ人を支持する十分な教育を受けているのは奇跡的なことだ。
彼らはどのように十分な教育を受けているのか? 主に、状況を迅速かつ簡潔に要約し、簡単に理解できるオンライン・コンテンツを通じてだ。それこそが、真実が嘘に追いつくのに十分な速さで動ける唯一の方法だ。そして、それこそがTikTokがここで果たしてきた役割で、だからこそ、イスラエル・ロビイストやADLが、TikTokについて何ヶ月も大声で叫んでいるのを我々は見ている。
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Probably worth bumping this clip to the top of public awareness at this time. https://t.co/HwKPORUO82
— Caitlin Johnstone (@caitoz) March 13, 2024
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政府がそう考えるように言うまで、TikTokが最高警戒態勢を敷く外敵脅威だとはアメリカ人の誰も思いもよらなかったはずだし、彼らがそう思った時、世界最大のおべっか使い連中は、それが彼らが常に信じてきた常識的事実であるかのように振る舞い始めた。
中国を信頼するより、自国政府が通信を監督してくれると信頼するアメリカ人は、自分の生活の中で得たアメリカ政府に関する最も重要な教訓を全て見逃している。仮に中国が本当にTikTokからデータを得ているにせよ(そして今のところ、そうだという証拠はない)それに反対するのは傲慢な帝国主義者だけだ。
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親パレスチナ意見の方が人気があるから、親イスラエル意見をTikTokが抑圧しているに違いないと言うのは、地球は丸いという意見の方が人気があるから、地球は平らだという意見を抑圧していると言うようなものだ。親イスラエルの意見は一般的に人気が低いため、FacebookとInstagramでも同じような差がある。
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「いやいや、それは検閲ではなく、アメリカ政府機関が管理できる場合にのみ、人気言論プラットフォームの存在を許すため国家権力を行使しているだけだ」とアメリカ政府が言うようなものだ。
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ここ数日イスラエルが余りにも酷いことをしてきたため、UNRWAがハマスと繋がっているという虚偽証言を引き出すため文字通り国連職員を拷問したニュースを既に我々は忘れている。
連中が。国連。職員を。拷問。欧米マスコミに多少なりとも客観的ニュース報道があれば、これは、何日間も、どこででも、トップニュースになっていたはずだ。
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イスラエルの行動がいかに邪悪かわかれば、イスラエルを批判する人々を、イスラエル擁護者連中が「ユダヤ人憎悪者」と呼ぶのに頼らなければならない理由が理解できるようになる。
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イスラエル擁護者連中が「反ユダヤ主義者」と言う際、その人の感情を傷つけるため作られた無意味な騒ぎに過ぎない。これに気がつけば、議論に負けた連中の幼稚な悪口とまったく同じことなのだと納得できる。
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画像はウィキメディア・コモンズ/President.gov.uaから (CC BY 4.0 DEED)
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コメント
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世界中のほとんどの人々は、パレスチナ人に同情的です。
例外は、日本の大手町インチキ・マスコミです。
連中の屁理屈は、パレスチナ難民は弱者の正義を利用して援助で儲けているといったものです。
ハマスは、一般市民の自主的な抵抗運動です。
そもそも、テロ組織に膨大な資金援助をして、傭兵として育てている欧米が、非難できるはずもありません。
投稿: $&% | 2024年3月25日 (月) 09時21分