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2024年3月15日 (金)

これが我々の支配階級が正常だと決めたことだ

 ガザでの大量虐殺に抗議して焼身自殺する前に、アメリカ空軍兵アーロン・ブッシュネルは「これが我々の支配階級が正常だと決めたことだ」という言葉を口にした。

ケイトリン・ジョンストン

2024年3月10日

 この英語記事の朗読を聞く(ティム・フォーリーによる朗読)。

 ガザでの大量虐殺に抗議して焼身自殺する前に、アメリカ空軍士官アーロン・ブッシュネルは「これが我々の支配階級が正常だと決めたことだ」という言葉を口にした。それ以来、この単純な言葉は我々の集合意識全体に響き渡っている。

 アメリカに中央集権している権力同盟と、その悪意ある意志を世界で実行している帝国管理者について、今我々は毎日、恐ろしい新事実を学んでいるように思える。

 イスラエルが国連職員を拷問して、ガザの主要人道援助機関に不利な虚偽証言を引き出したという報道がある。

 支援物資空中投下と同時に同じ時間と場所で行われたガザ空爆画像が明らかになりつつある

 猛烈な勢いで飢餓を引き起こしている意図的に仕組まれた飢饉で、飢えでガザの子どもだ飢えであっけなく死に始めている。

 イスラエル国防軍は、恐ろしいほど破壊的な猛攻撃でガザ住民をどんどん南に押し込み、密集した飛び地の最南端に攻撃を仕掛けている

 支援トラックがガザに入るのを阻止する封鎖に、イスラエル「デモ隊」は綿菓子製造機やお城形トランポリンを持ち込み、楽しい家族向けの雰囲気を醸し出している。

 彼自身、死と破壊に直接責任があるのに、ガザにおけるあらゆる死と破壊が、どれほど「悲痛」か、アメリカ大統領は詩的に語っている

 世界最強の国の国民は、この大量虐殺を支持する二人の候補者どちらかを選ばなければならないと言われている。

 言論の自由と報道の自由を支持すると主張する同じ帝国に関する犯罪の事実を報道したかどで、一人のジャーナリストが厳重警備の刑務所に閉じ込められている

 地球上のあらゆるものが商品に変わってしまったため、我々が生存のために依存している生物圏は、魂の抜けた儲けを生み出す死の装置に送り込まれつつある。

 核保有諸国の指導者連中が、お互いハルマゲドン兵器を振り回しているのは、どんな犠牲を払っても、アメリカは世界覇権を維持しなければならないとワシントンDCとバージニアのごく少数の巧みに操る連中が決めたせいだ。

 マインドコントロールされたディストピアでは、これら全てを、まったく問題ないものとして受け入れるよう普通の人々は洗脳されている。

 これが、我々の支配階級が正常だと決めたことだ。

 この狂気は、我々が団結し、断固それと反対の決断を下すまで続く。

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記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com.au/2024/03/10/this-is-what-our-ruling-class-has-decided-will-be-normal/

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 The Chris Hedges Report 短い映像。より長いものが続くという。

Dear Child Film 1:2

Chris Hedges
2024/03/15

 日刊IWJガイド

「英ロンドン大の研究機関が『イスラエルが「人道的措置」と位置付ける「避難命令」自体が戦争犯罪』だとする報告書を発表!」

はじめに~イスラエルのネタニヤフ首相がハマス壊滅の「完全勝利」が必要だとラファ侵攻の決意を表明!「民間人の犠牲を最小限に抑えるため、歴史上他のどの軍隊も取らなかった措置を講じてきた」とうそぶく!!「ラファ侵攻はレッドライン」と警告のポーズをしてみせた米バイデン政権は、実際にはジェノサイドの「共犯者」らしく、「限定的な対テロ作戦なら支援する」と密かにイスラエルに約束! 英ロンドン大の研究機関が「イスラエルが『人道的措置』と位置付ける『避難命令』自体が戦争犯罪であり、『人道的措置』の武器利用」だとする報告書を発表!


【本日のニュースの連撃! 2連弾!】

【第1弾! 令和バブルの、あまりに短い終わり!?「昨年来最近まで、日本株(特に日経平均)は根拠の薄い買われ過ぎ」に陥っていたとか!「円相場も新NISAの影響などをはやして売られ過ぎとなっていた」など、エコノミストらの株価高騰への評価も手の平返しに! 米国CFA協会認定証券アナリストの馬渕治好氏が「今後もっと株安と円高が進む」と分析!】春闘で大企業は満額回答! 来週の日銀金融政策決定会合で、マイナス金利が解除され、円高は進む!(『MAG2NEWS』、2024年3月11日)

【第2弾! ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官がマクロン大統領のフランス軍派兵発言を驚きの読み解き! なんと「ウクライナは同盟国によって分割され始めている」!!】(『マリア・ザハロワ報道官の13日のテレグラムへのポスト』、2024年3月13日)

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