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2024年2月29日 (木)

ウクライナでロシアと戦いたがっているフランス

2024年2月27日
Moon of Alabama

 フランスの小悪党は、いささか前のめりになりつつある

 月曜日、パリで欧州指導者がその可能性について議論する会議を主催した後、欧米諸国軍隊をウクライナに派兵する可能性は「排除できない」とフランスのエマニュエル・マクロン大統領は述べた。

 「今夜、軍隊を現地に送る公式合意はなかったが、可能性は決して排除できない」と彼は記者団に語った。
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 「この戦争にロシアが勝つのを阻止するため我々はできることは何でもする」とマクロン大統領は述べた。「私は決意を込めて、またこの二年間に照らして、我々が持つべき集団的謙虚さで、これを言っている。」

 ロシアに対するアメリカ敗北戦略を二年間続けた後では、それ以上の謙虚さを人は期待するはずだ。

 同僚の誰もマクロンに同意しなかった

 火曜日、フランスが可能性を示唆した後、ドイツやイギリスや他のヨーロッパ諸国はウクライナに地上軍を派遣する計画はないと述べ、そのような動きは必然的にロシアとNATO間の紛争につながるとクレムリンは警告した。

 月曜日、欧米同盟諸国はウクライナでのロシア勝利を回避するため、いかなる選択肢も除外するべきでないとフランスのエマニュエル・マクロン大統領は述べたが、現段階では同意は得られていないと強調した。

 ロシア侵攻に対抗するウクライナ支援の強化方法を検討するために急遽パリで招集された欧州首脳の集会で「どんな可能性も除外されるべきではない。ロシアに勝たせないため必要なことは何でもする」とマクロン大統領は記者団に語った。
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 火曜日、しかし三年目を迎えたウクライナ戦争に地上軍を投入する可能性を示唆しない姿勢をドイツ、イギリス、スペイン、ポーランド、チェコ共和国は示した。

 会議の外で「ヨーロッパ諸国やNATO諸国がウクライナに派遣した地上部隊や兵士はいない」とドイツのオラフ・ショルツ首相は述べた。

 欧米諸国軍隊がウクライナに駐留すれば、必然的により大きな戦争につながるとロシア政府は発言した。

 欧米諸国軍隊がウクライナに派兵されれば、NATOとロシアの直接軍事衝突は避けられないとクレムリンのドミトリー・ペスコフ報道官は記者団に語った。

 欧米諸国軍隊がウクライナに派兵された場合、NATOとロシア間の直接紛争の可能性をクレムリンはどう評価するかと尋ねられて「その場合、確率ではなく、必然になる。それが我々の評価だ」と彼は答えた。

 こうした行動の結果をNATO諸国は「評価」し認識すべきだともペスコフ報道官は述べた。「これが国益にかなうかどうか、最も重要なことに、国民の利益にかなうかどうか自問すべきだ」とペスコフ報道官は述べた。

 NATOの対ロシア・エスカレーションをアメリカは許さないだろう。既にウクライナ戦争から距離を置いている。

 いつもの通り、抜き差しならない状況おかれたことにヨーロッパ人が気づくのが遅れているだけだ。

 マクロン大統領は少し苛立っているだけかもしれない。1ヶ月前、ロシア空爆で、ウクライナで多くの外国人「傭兵」が殺害されていた。

 水曜日、前日にウクライナ第二の都市ハリコフにある「外国人戦闘員」が入居している建物に精密攻撃を行ったとロシアは発表した。

 国防省によると、戦闘員の大半はフランス人傭兵で、建物は破壊され、60人以上が死亡した。証拠は示されておらず、ロイターはこの主張を検証できていない。

 ウクライナに「傭兵」を送ったことをフランスは否定している

 今週初め、ロシア軍が「外国人戦闘員」を殺害したとロシア国防省が発表した後、ウクライナにフランス人傭兵がいたというロシアの主張を、フランスは否定した。
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 「ウクライナにも他の国にも、他の国々と違いフランス傭兵はいない」と補足した。

 しかし、7カ月前、フランスは少なくとも約320人のフランス人戦闘員がウクライナに行ったことを認めた。

 また、その後まもなく、ハイテク兵器専門家が、ウクライナのあれこれの「民間」機関の人道支援要員として姿を現す奇妙な現象もある。

 ウクライナのヘルソン州で人道支援任務を遂行中、無人機攻撃で死亡したフランス国民二人の死について、ロシアが答えなければならないとフランスは述べている。

 2月1日に南部の都市ヘルソン郊外の町ベリスラフで起きた攻撃で、フランス国籍の二人が死亡し、他の外国人三人が負傷したとテレグラムへの投稿でヘルソン州のオレクサンドル・プロクディン知事が述べた。

 犠牲者がどの人道支援団体のため働いていたかプロクディンは明らかにしなかった

 X(旧ツイッター)への投稿で「ロシアの蛮行はウクライナ民間人を標的にしている」とフランスのステファン・セジュルヌ外相は述べた。

 「ロシアは自らの犯罪の責任を問われなければならない」と彼は付け加えた。

 そのわずか数日後、ステファン・セジュルヌ外相は次のように述べている

 火曜日、エマニュエル・マクロン大統領が、パリは特定のニーズのためにウクライナに軍隊を派遣することはできるが、ロシアとの戦争で戦うことはできないという発言をフランス外務大臣が明確にしようとした。

 「ウクライナを支援する新たな行動を検討しなければならない。非常に特殊なニーズに応えなければならない、特に地雷除去、サイバー防衛、ウクライナ国内での武器生産について私は言っている」とステファン・セジュルヌ外相は議員に語った。

 「行動の一部は、戦闘には踏み込まずに、ウクライナ領駐留を必要とする可能性がある。何も除外されるべきではない。これは昔も今も共和国大統領の立場だ。」

 理由が何であれ、ウクライナにおけるフランス軍駐留は、もちろん対ロシア戦争へのフランスの直接参加だ。当然、しかるべき手段で対応されるだろう。

記事原文のurl:https://www.moonofalabama.org/2024/02/france-wants-to-fight-in-ukraine.html#more

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 Alex Christoforou YouTube 冒頭はポーランド農民の大規模抗議行動 ウクライナへの欧米軍隊派遣というマクロン発言。他国の同意無し。

Scholz & Macron fight. FT, Western forces in Ukraine. Elensky road trip. Biden loses to uncommitted  27:38

 今朝の孫崎享氏メルマガ題名

2023年国内出生数が過去最少の75万8631人。前年比5・1%減、婚姻件数は同5・9%減の48万9281組、90年ぶりに50万組を下回った。死亡数は過去最多の159万503人。1949年出生269万人。1973年209万人・将来夢のある生活をイメージしにくい

 日刊IWJガイド

「獄死したロシアの反体制活動家、ナワリヌイ氏は『自然死』だったと、ウクライナ情報総局長が爆弾発言!! バイデン大統領の顔丸つぶれ!」

はじめに~獄死したロシアの反体制活動家、アレクセイ・ナワリヌイ氏は「自然死」だった!! ウクライナのブダノフ情報総局長が爆弾発言!!「プーチンに殺された!」と叫んだゼレンスキー大統領を筆頭に、バイデン大統領を始めとした西側の指導者たちとナワリヌイ氏の妻と、日本の大手メディア・有名人たちの、「プーチン許すまじ」との大合唱は、何だったのか!? 反プーチンキャンペーン、大失敗か!? ナワリヌイ氏はキャンペーン動画で「イスラム教徒は害虫、ハエ叩きでハエを殺すように、ゴキブリをスリッパで潰すように、銃で撃て」と述べていたレイシスト

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