人々の目をガザに向けるため自分に火をつけたアーロン・ブッシュネル
燃えている間、彼は信じられない程長時間立ったままだった。彼が一体どこでそうする力を得たのかわからない。声をあげるのをやめた後も、彼はずっと立ったままだった。
ケイトリン・ジョンストン
2024年2月27日
ワシントンのイスラエル大使館前で「パレスチナを解放せよ」と叫びながらアメリカ空軍兵士アーロン・ブッシュネルが焼身自殺する無修正ビデオを見た。一度頭に入れたら一生残るとわかっているので見るのをためらったが、彼には大いに恩義があると思ったのだ。
元気づけられ、揺さぶられたような気がするが、それがブッシュネルが目指していたものだったのだろう。世界を揺るがし、起きている現実に目覚めさせるためのことを。洗脳され、気が散った欧米ディストピアの昏迷から抜け出し、ガザに視線を向けることを。
光景よりも音が心に残る。大使館に向かって歩いていく中、マイケル・セラのような穏やかで若々しい声が響く。カメラに近づく中、燃焼促進剤が入った丸い金属容器が転がる音が大きくなる。「パレスチナを解放せよ」とブッシュネルが言い、叫び、痛みが余りに圧倒的になると言葉のない叫びに切り替わり、言葉を永久に失う前に、もう一度「パレスチナを解放せよ」と叫ぶ声。何度も何度も地面に横になれと警官が叫ぶ声。ブッシュネルの燃える体に銃を向けるのをやめ、消火器を取りに行くよう救急隊員が警官に言う声。
燃えている間、彼は信じられない程長時間立ったままだった。彼が一体どこでそうする力を得たのかわからない。声をあげるのをやめた後も彼はずっと立ったままだった。
ブッシュネルは病院に運ばれたが、彼が死亡したと独立記者タリア・ジェーンは報じている。それは人間が経験できる限りの恐ろしい死で、そうなるように考えられていた。
この世で最後の行動直前、ブッシュネルはFacebookに下記メッセージを投稿した。
「我々の多くは『奴隷制時代に生きていたら私は何をするだろう?』と自問したがる。それともジム・クロウ・サウス? それともアパルトヘイト? もし自国が大量虐殺を犯したら私は何をするだろう?」
「答えは、あなたはしている。まさに今」
アーロン・ブッシュネルは、この課題に対し独自の答えを示している。我々全員、今、我々自身の答えを示している。
ブッシュネルがしたことを私は決してしないし、他の誰かにするよう勧めることも決してない。そうは言っても、彼の行動が、ガザで起きている恐怖に注意を喚起するという意図した効果を上げていることも否定できない。
というのも、アーロン・ブッシュネルがオンラインで議論されているのを見るたびに、言説を操作しようとして、親イスラエル派による荒らしの大洪水が狂ったように慌ててコメントに群がるのを目にするためだ。「パレスチナを解放せよ」と叫びながら、アメリカ空軍隊員がカメラの前で焼身自殺した国際ニュース記事を人々が見ることが、アメリカとイスラエルの情報権益にとってどれほど壊滅的か彼等は皆理解しており、被害を軽減するためにできる限りのことをしているのだ。
私がこれを書いている今、ブッシュネルの経歴を掘り起こして、彼が悪い人間だったこと、精神を病んでいたこと、親パレスチナ活動家や反体制メディアによって道を踏み外された証拠として紡ぎ出せる汚点を探し求める連中が絶対確実にいる。彼らが文字通り何であれ見つけたら、中傷専門家やプロパガンダ屋は、できる限りそれを推進するだろう。
それこそが、歴史の現時点に彼らが選択していることだ。それこそが、奴隷制時代、あるいは南部のジム・クロウ時代、あるいはアパルトヘイト時代に彼らがうたことだ。それこそが、彼らの国が今まさに大量虐殺を犯しながらしていることだ。人々は、ガザに対する対応で何をするか示しており、アーロン・ブッシュネルの焼身自殺に対する対応で何をするか示している。
ここでは映像にリンクしない。それを見るのは個人的判断で、それが本当にあなたが望むものなのを確認するため、おそらくあなた自身大仕事をする必要がある。あなたがそれを見るかどうかにかかわらず、それは、まさに今ガザ焼却が起きているのと同様に起きたのだ。現実に対し、我々はそれぞれ個人的に反応する。これが我々だ。
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タッカー・カールソンのダグラス・マグレガー氏インタビュー 約52分。
Tucker Carlson 2/27/24 | Tucker Carlson Tonight February 27, 2024
ウクライナの現状、アメリカ軍の実情説明にカールソンは聞き入っている。
今朝の孫崎享氏メルマガ題名
内閣支持率、内閣不支持率、自民党支持率、内閣+自民党いずれも09年の自民党下野前 に類似。最早岸田政権は辞めるしかない。09年と違うのは野党第1党の支持率。09年の時には民主党支持は40%、他方今の立憲は9%。支持が全くない。暗澹たる日本の状況
「ゼレンスキー大統領が再び『反転攻勢』を計画! 欧州は分裂! バイデン政権は、自国内での兵器生産を活性化させ、大統領選の集票に利用!」
CIAがウクライナに「12の秘密スパイ基地」を建設し、過去10年にわたり影の戦争をしていたことが、『ニューヨーク・タイムズ』の調査報道で明らかに!! 他方、スコット・リッター氏は、「ナワルヌイは、プーチンを打倒するために、CIAと英国MI6の資金で『反体制派』に育てられた」と暴露!! IWJは近日中にこのスコット・リッター氏の重要論文を仮訳・粗訳し、IWJ号外として出します! 必読です!
<岩上安身によるインタビューのお知らせ>岩上安身は『ウクライナ・コロナワクチン報道にみるメディア危機』の著者、新進気鋭の若手在野研究者である嶋崎史崇氏に連続インタビューを行います! 前編は、ウクライナに関する虚偽のプロパガンダ報道と、事実とを、突きあわせて、ともに検証していきます!
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