« ゼレンスキーがWEFで提示した「和平案」は狂気の沙汰 | トップページ | ベルゴロド航空機攻撃:一体なぜウクライナは数十人の自軍兵士を乗せた航空機を撃墜したのか? »

2024年1月25日 (木)

プーチンを攻撃したが、結局墓穴を掘ったマクロン

フィニアン・カニンガム
2024年1月20日
Strategic Culture Foundation

 ロシアとの無謀な秘密戦争にフランスをマクロンは巻き込んでいるが、これはフランス国民を全く欺いての仕業だ。

❗️Telegram Twitter , と VK でご参加願いたい。

お問い合わせ:info@strategic-culture.su

 今週、この自尊心の強いペテン師にうんざりしているように見える国民に対し、ボロボロな権威をフランスのエマニュエル・マクロン大統領が修復しようとした。

 二時間半に及ぶ国民向けに放送された特別記者会見で、マクロンはロシアのウラジーミル・プーチン大統領の手本を真似ようとしているように見えた。毎年プーチン大統領は、恒例のマラソン記者会見を開催し、ジャーナリストや一般市民から、あらゆる国内問題や国際問題に関する質問を受けている。

 結局、敬意を払ってほしいと懇願しているように見えたマクロンにとって、あまりうまくはいかなかった。

 プーチンが采配を振るっていることに疑う余地はない。4時間以上にわたり説得力ある合理的議論で聴衆の興味を引き包括的事実と数字で主張できるのだ。ロシア国民間でのプーチン支持率は、彼の指導力に対する真の尊敬と推測できるもので終始一貫して高い。

 多様な話題に関し、欧米諸国指導者の誰も数時間自由に発言し、同程度に立派に振る舞えるとは信じがたい。バイデンやスナクやショルツやトルドーは、よく調べればへたるお笑いものの人物だ。

 今週全国放送の記者会見で、マクロンはプーチンのまねをしようとしたがフランス国民は感銘を受けなかった。NPRラジオが引用した世論調査によるとフランス人の大多数(64%)が大統領の業績や見解を評価していない。反動的考えを売り込んだと彼は批判された

 国民の団結とフランスの国際的評判回復の必要性についてマクロン大統領は多くを語った。「市民的再武装」を彼は呼びかけたが、国家刷新を促進するには奇妙な方法だった。どうもファシズムの雰囲気がある。彼の主張の多くがそうであるように、マクロンは不安定で、権威主義的で、排外主義的に聞こえた。彼の見解は理にかなった議論というより主張に近いものだった。彼は明らかに野党党首マリー・ルペンの人気を懸念しており、彼女を「ウソの党」を率いていると非難した。

 特に、大統領が目に余る嘘つきなのを多くのフランス国民が見抜いているのだから、これはマクロンによる良い動きではない。

 国民への訴えで(NATOが扇動した戦争である)ウクライナでの戦争でロシアが勝てばプーチンはヨーロッパへの拡張主義的侵略を続けるから、ウクライナ政権に更に何十億ユーロもフランス人は支援しなければならないという甚だしい中傷をマクロンは紡ぎ出した。

 馬鹿げた恐怖煽動だ。マクロンは、ゴールデンタイムのテレビで同胞に、このようなごまかしを売り歩く完全な愚か者だと言わざるを得ない。

 何十人もの民間人を殺害した新年のベルゴロド攻撃など、ロシア領土への攻撃を維持するには(ナチスを支持する)キーウ政権への、より多くのスカルプ巡航ミサイル供給に同意する必要があるとマクロンは述べた。フランスが供与したこれらミサイルは、ロシア領クリミアを標的にするためにも使用されている。

 フランス的価値観をマクロンが称賛する中、ウクライナの都市ハリコフで、ロシアの壊滅的ミサイル攻撃によりフランス人傭兵中隊が殺害されたことが判明した。少なくとも60人のフランス特殊部隊が吹き飛ばされた。フランス兵士が殺害されたのをパリは否定している。

 翌日、ロシアは駐モスクワ・フランス大使を召喚し、この戦争へのフランス兵の関与に関してパリに公式非難を伝えた。これは決して新しい発見ではない。アメリカやイギリス、カナダ、ポーランドその他のNATO傭兵は、2年間の紛争の非公式参加者として、ロシアにより長い間追跡されてきた。ロシアと戦うためウクライナに外人部隊を派遣する上で、フランスは特に重要な役割を担っている。

 ロシアとの無謀な秘密戦争にフランスをマクロンは巻き込んでいるが、これはフランス国民を全く欺いての仕業だ。

 これはウクライナでの戦争の本質がウソなことを証明している。これはアメリカ率いるNATOの対ロシア代理戦争での外国兵器、資金、軍隊配備にもかかわらずロシアが勝利している。

 あたかもナポレオンやドゴールの生まれ変わりかのような誇大妄想を抱く哀れな傀儡マクロンは自国を核大国ロシアとの無益だが無謀で危険な戦争に巻き込んでいる。

 もしマクロンが、キーウの腐敗したネオナチ政権を支えるため彼が注ぎ込んだ何十億ドルをフランスの公共サービスに資金投入し、フランス人労働者にまともな給料を支払うのに費やしていれば、おそらくフランス国民は、エリゼ宮に鎮座する元ロスチャイルド投資銀行家をそれほど軽蔑しなかったかも知れない。

 「フランスの偉大さを取り戻す」という公約でマクロンは2017年5月大統領に選出された。2022年にも僅差で再選された。だが彼のウソや空虚な約束や妄想が、とうとう彼に追いつきつつある。

 他の欧米のいわゆる指導者同様、ウクライナにおけるアメリカ主導のロシアに対する秘密戦争を煽るため、フランス大統領は自国経済を破壊した。欧米国民の背後で、とんでもない虚偽と欺瞞で戦争挑発が行われている。

 自分たちの政治的権威の喪失を、あたかもそれがある種の謎やロシア・プロパガンダや誤報のせいだとマクロンや他の欧米のペテン師指導者連中は嘆いている。欧米政治家に対する大衆の軽蔑が高まっている理由は、現職の嘘つき連中以外の誰の目にも明らかだ。

記事原文のurl:https://strategic-culture.su/news/2024/01/20/macron-does-a-putin-ends-up-shooting-own-foot/

----------

 立派なテロ国家を日本は支援している。飛行はウクライナに通知済みだった。

ロシア国防省“軍用機が撃墜された” 捕虜など74人全員死亡か NHK

 RT記事 キーウ、ウクライナの戦争捕虜を乗せた輸送機を意図的に撃墜

Belgorod plane attack: Kiev deliberately shot down plane carrying its POWs, Moscow says

 The Chris Hedges Report

The Four Horsemen of Gaza’s Apocalypse - Read by Eunice Wong

Joe Biden relies on advisors who view the world through the prism of the West’s civilizing mission to the “lesser breeds” of the earth to formulate his policies towards Israel and the Middle East.

ガザ黙示録の四人の騎士 Eunice Wond朗読

イスラエルと中東に対する彼の政策を世界中の劣った連中どもに策定させようという見解の顧問連中の助言にジョー・バイデンは依存している。

 耕助のブログ

No. 2041 鋼の玉 イスラエルのジェノサイド戦争に一人反対するイスラエル議員

 今朝の孫崎享氏メルマガ題名

転載WP;米国はこれまで以上に二極化、二極化は、極端に異なる政策の好みに基づくものではなく、お互いに対する感情(敵意や嘲笑)に基づく。2大政党の争いはゼロサム。トランプは二極化を利用して利益、トランプは「恐れろと言っているだけではない。彼は『怒れ』と言っている」

 日刊IWJガイド

「パレスチナ紛争もウクライナ紛争も、グローバル・サウスの国々からの反撃は、果てしないものになる!?」

はじめに~パレスチナ紛争もウクライナ紛争も、エスカレーションが続けば、グローバル・サウスの国々からの反撃は、果てしないものになる!? 元パレスチナの人権に関する国連特別報告者で、プリンストン大学名誉教授のリチャード・フォーク氏がイスラエルを支持してきた米国と、日本を含む西側諸国は、このジェノサイドの共犯だと指弾!

2024年1月早々、IWJはピンチです!! IWJへの緊急支援をお願いいたします! 1月は22日までに、89件、98万6400円のご寄付をいただきました。この金額は月間目標額400万円の25%であり、1月の残り8日間で75%が必要です! 岩上安身も年頭にインフルエンザに感染しましたが、2週間経って回復し、出社して、新春インタビュー第1弾を撮りました! 新年早々ピンチに見舞われましたが、IWJは独立メディアとして、市民の皆さまに真実を伝え続けていきます! そのためには、皆さまのご支持とご支援が何よりも必要です! 1月こそ月間目標額400万円に届きますように、どうぞよろしくお願い申し上げます!

« ゼレンスキーがWEFで提示した「和平案」は狂気の沙汰 | トップページ | ベルゴロド航空機攻撃:一体なぜウクライナは数十人の自軍兵士を乗せた航空機を撃墜したのか? »

ロシア」カテゴリの記事

ウクライナ」カテゴリの記事

フランス」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« ゼレンスキーがWEFで提示した「和平案」は狂気の沙汰 | トップページ | ベルゴロド航空機攻撃:一体なぜウクライナは数十人の自軍兵士を乗せた航空機を撃墜したのか? »

お勧め

  • IWJ
    岩上安身責任編集 – IWJ Independent Web Journal

カテゴリー

ブックマーク

最近のトラックバック

無料ブログはココログ