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2024年1月 9日 (火)

パレスチナ状況報告:レバノン・レジスタンス敵損失をもたらす-攻撃撃退準備済み

2024年1月5日
Moon of Alabama

 パレスチナと周辺の状況に関して「Naked Capitalism」のイヴ・スミスが、もう一つのお勧めできる見方をしている。

 レバノン侵攻正当化が狙いの一つの可能性で、イスラエルは標的を絞ったエスカレーションに移行

 ハマス政治部門副長官サレハ・アル・アルーリがベイルートで暗殺された後、国境の状況はおそらくエスカレートするだろう。

 国境からレバノン軍が見えないようにしてくれと避難したり逃げたりした北部イスラエルの住民が要求したとアラステア・クルックが報じた。一月末までには帰国できると彼らは政府から言われたが、これは無理難題に思える(印刷物による、この裏付けを見たが、検索状況上、また見つけられずにいる)。隣国イスラエル国民の精神状態を改善するため、領土を事実上割譲することにレバノンが決して同意しないことを考えれば、この約束は侵略を意味するというのが、クルックの読みだ。

 スコット・リッターも同様要求を見ているようだが、イスラエルは負けるのが確実なので、あえて侵略を試みようとはせず、単なる脅しだと描いている。リッターが先に述べた通り、アメリカが参戦したにもかかわらず、ハマスとヒズボラに対する最近2回の戦争でイスラエルは敗れた。リッターによればイスラエル軍は三流だが、イスラエルを打ち負かした2006年以来ヒズボラがどれほど強くなったかもリッターは述べている。しかもヒズボラにはハマスさえ哀れな従兄弟に見えるトンネル網がある。
...
 今回のベイルート攻撃成功はイスラエルにとって大勝利で、士気を高めるものだったが、レバノンへの戦争拡大は、(「挑発に対する反撃」を隠れ蓑として利用しようと願っての)イスラエル構想と対照的に、ヒズボラによるエスカレーションの結果だという歪曲を仕組もうと考えているように見える。例えば、DW見出し「ベイルート殺害に対するヒズボラの復讐:戦争につながるのだろうか?」を参照。

 なぜイスラエルがレバノン侵略に本気になっているように見えるのか不思議に思うむきもあろう。これは厳密には国内問題で、イスラエルが国境の町を放棄したのは政治的に受け入れられないということなのだろうか? アメリカの支援が弱まるのをイスラエルは心配しており、ガザにおけるイスラエル軍事作戦を(少なくとも見かけ上)縮小せよという圧力を目の当たりにしているのだろうか? ネタニヤフには恐らく何人かは狂信的同盟者がいるだろうが、強硬な戦争を維持する強い動機があるという広く行き渡った一つの見解をアルジャジーラははっきり述べている。

 そう、ネタニヤフには戦争をエスカレートさせて戦争を継続する理由がいくつかある。しかし、それはおそらく、アルジャジーラが暗示するように戦争に至った経緯の調査を恐れているからではない。そのような調査はごまかせる。しかし、ネタニヤフには、より高い(彼にとっての)個人的関心があるのだ。

 二日前ワシントン・ポスト紙が掲載した記事は彼の動機の本質を捉えている

 政敵のベニー・ガンツ元イスラエル国防軍参謀総長らとネタニヤフが権力を分かち合う臨時戦時内閣の分裂は益々顕著になっている。最近の記者会見でガンツとヨアブ・ギャラント国防相はネタニヤフと一緒に出席するのを拒否した。バイデンが推進したパレスチナ自治政府回復に依拠するガザの戦後政府実現という考えに対し、二人とも、より開放的姿勢を表明しているが、ネタニヤフと連立政権の過激な面々は、この考えを退けている。

 10月7日の失敗に関する調査や政治は戦争が収まるまで待つべきだと人気が急上昇したガンツは述べている。一部部隊がガザから撤退する中、彼が行動を起こす準備ができているかもしれない兆候を政治評論家たちは注意深く見守っている。

 ネタニヤフを批判してきた連立政権議員5人を説得して、不信任投票に参加するよう説得することで、ガンツは新たな選挙の引き金を引くことができる。

 「軍用内閣を去れるとガンツが感じた瞬間、雪玉はころがり始める」とタルシールは言う。「ガザの状況が安定しつつある今、その可能性は高まり始めている。」

 「もちろん」彼女は付け加えた「もしヒズボラと第二戦線を開けば再び全て変わる

 ネタニヤフは権力の座にとどまりたい。どんな代償を払っても。退任すれば、即座に検察官が彼と妻に対する休眠中の賄賂事件を再開するだろう。二人とも刑務所に入る可能性が高い。その選択肢を考えると、レバノンでの戦争は、たとえイスラエルが負けそうな戦争であっても良い選択肢に見えるかもしれない。だが、そのような戦争の最良の可能性は、その戦争で彼を支持し、冒険が最悪事態に陥った場合、助けに来るというアメリカの約束を含むだろう。

 バイデンはそのような支援を約束するだろうか。それは疑わしい。

 今日ヒズボラのハッサン・ナスララ事務総長はもう一つ演説を行った。

 2023年10月8日、ハマスのイスラエルに対する最近の反乱の翌日、レバノンとパレスチナの国境沿いでヒズボラが開始した作戦の成功を彼は強調した。

  • 100キロを超える前線で、イスラエルの全ての軍事基地と入植地が標的にされ、合計670回の作戦が行われた。
  • 48の国境警備所が495回標的にされ、国境線背後の50拠点が標的にされた。
  • イスラエル兵が身を隠していた17の入植地も攻撃された。
  • 1億ドル以上の価格の技術的監視機器が破壊された。
  • レジスタンスはイスラエル戦車やその他車両の破壊を示す90本のビデオと写真を公開した。
  • イスラエル・マスコミは、レジスタンスの成功に関して沈黙している。
  • 国境に最も近いイスラエルの8つの病院は、約2,000人の負傷兵を受け入れた。
  • 230-300,000人の入植者がイスラエル北部から逃れた。
  • 国境を守るため120,000人のイスラエル兵が北部に留まらなければならない。

 様々なレジスタンスのメンバーが尊敬する祖国(レバノン、イラク、イエメン)に利益をもたらせることにもナスラッラーは共感した。

  • 1948年以来、レバノン人を強制退去させ、レバノンの土地に安全地帯を建設したのはイスラエルだった。今日入植者は逃亡し、イスラエルは国境に警備地帯を建設している。
  • レバノンの状況がエスカレートすれば、イスラエルが未だに占領している全ての土地を取り戻すチャンスがある。
  • イラクではレジスタンスが再びアメリカを追い出す可能性がある。アメリカはISISと戦うためにそこにいると主張しているが、ISISはアメリカが作り出したものだ。
  • イエメンでは、レジスタンスは国際的喝采を浴び、アンサール・イスラム(フーシ派)政権への尊敬を勝ち取っている。
  • ガザのレジスタンスが敗北した場合、全てのレジスタンス諸国がイスラエル攻撃の危険にさらされている。それゆえガザを支援するのは、これら全ての国々の利益にかなう。

 殉教者と家族への典型的挨拶で、ナスラッラーは演説を締めくくった。

  概してナスラッラーは上機嫌だった。現在、イスラエルがレバノンを攻撃するのを思いとどまらせていると彼は考えているようだ。

 だが、たとえイスラエルがレバノンを攻撃したとしても、ヒズボラは自らの立場を良くする機会として利用するだろう。

記事原文のurl:https://www.moonofalabama.org/2024/01/palestine-sitrep-lebanese-resistance-causes-israeli-losses-is-ready-to-fight-off-attacks.html

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 米国防長官入院、バイデン政権は数日知らされず 下記はAlex Christoforou YouTube

Blinken clueless about Austin. F16s to capture Crimea. Italy wants EU army. Israel 2nd front problem 38:23

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能登地震M7・6、地震エネルギーいずれもM7・3の阪神・淡路大震災(1995年)や熊本地震の本震(2016年)より大。死者数168人(安否不明者323人)、熊本は200人以上。自衛隊派遣は熊本2万4000人。能登は8日時点で6200人体制へ。何故少ないのか。正当化できる説明があるか?

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