ガザ攻撃に関して我々が聞かされている最大のウソはガザ攻撃が必要だということ

一発も爆弾を落とす必要がない真の永続的平和への道があり、爆弾を一発も投下せずに、10月6日の虐待的現状に戻る非常に簡単な方法もあるのだから、ガザ破壊は不要だ。
ケイトリン・ジョンストン
2023年12月17日
アメリカが支援しているイスラエルによるガザ破壊に関し我々が聞かされている二番目に大きなウソは、それは有益で平和につながるというものだ。それに関して、我々が言われている最大のウソは、それが必要だということだ。
以前論じた通り、住民を爆撃して従順にし服従させるのは不可能だから、ガザの破壊は有益ではなく、平和にはつながらない。たとえハマス・メンバー全員が殺害されたとしても、ガザにおけるイスラエルの恐ろしい行動は、占領に対する暴力的抵抗へと遙かに多くの人々を過激化させるはずだ。世界の目の前でイスラエル自身がパレスチナ人家族を焼却して作り出す映像より効果的な勧誘材料をハマスは作れない。
ガザの破壊は、爆弾を一発も落とす必要のない真の永続的な平和への道筋があり、爆弾を一発も投下することなく、10月6日の虐待的な現状に戻る非常に簡単な方法もあるからです。
この地域における真の永続的平和への道は、すべての人が交渉のテーブルに着くこと、イスラエルが1948年以降の過去の過ちを正すこと、イスラエルと裕福な同盟諸国が爆弾ではなくパレスチナ人家族への金銭的補償に多額投資をすること、そしてもはや果てしない暴力と虐待による殺人的アパルトヘイト国家ではないよう、イスラエルがその性質と組織を完全に変えることだ。
この道は困難だろう。赤ん坊に地獄の業火の雨を降らせるより遙かに困難だ。長く骨の折れる、二歩前進して/一歩後退するプロセスで、途方もない犠牲、深い謙虚さ、長年認められなかった過去の多くの罪を認め、多くの涙を流し、多くの癒しを必要とするだろう。しかし、それは可能だ。
もちろん、それは可能だ。それができないという考えには根拠がない。戦争のために皆が団結し、多大な努力ができるなら、平和のために団結し、多大な努力ができる。そのような和平は不可能だと信じる唯一の方法は、ハマスがイスラエルを全くいわれもなく突然攻撃したと信じることで、単に彼らが邪悪でユダヤ人を憎んでいるからで、したがって、彼らは皆、基本的な人間の理性を持たない怪物オークのような亜人であるがゆえ交渉できないためだ。良い大人がこんなことを信じるのは良くない。
しかし、恒久的平和を確立する至難の業を果たせないとしよう。その目標は、世間知らずのあなたの耳には、あまりに素朴で理想主義的に聞こえるとしよう。10月7日以前の、不安で、虐待的で、高度に軍事化された生活の現状に戻ること以外何も望んでいないとしよう。まあ、それも実際は常に完全に達成可能だったのだが。
なぜなら、10月7日にハマスが与えた損害は完全に回避可能で、イスラエル諜報機関と軍隊の怠慢および/または不正行為によってのみ起こり得るためだ。もし、このようなとてつもない過ちが二度と起こらないようにするための措置がとられれば、アイアンドームと国境警備でイスラエル人を守るという人権侵害的現状は、10月7日以降も、それ以前と同じようにうまくいくだろう。
怠慢か、傲慢か、あるいはその他の理由からか、10月7日のハマス攻勢は、可能な限り無防備なまま放置された。イスラエル国防軍は、自国の諜報機関とエジプト諜報機関両方の攻撃があるという十分な警告を何ヶ月も受けていたにもかかわらず、9時間も対応しなかった。イスラエル治安部隊は攻撃が近づいているのに前日に気づいていたにもかかわらず、ノヴァ音楽祭に攻撃が差し迫っているのを警告する試みは行わず、何百人もの死者や人質が捕らえられた。この攻撃は、ほとんど抵抗に遭わなかったため、どれだけ多くのイスラエル人を捕らえ殺害することができたかにハマス自身も驚いたと報じられているが、その驚きは、おそらく、彼らがドローンとモーターボートと電動パラグライダーを使って、空、海、陸攻撃のため国境から1マイルも離れていない野外で、2年間も公然と訓練していた事実によるものだろう。
その後、準備不足、無能、あるいはその他の理由により、イスラエル国防軍は、戦闘中にイスラエル人を殺害した場合より、攻撃による死者数を著しく悪化させた。現場にいたイスラエル人多数の目撃者証言やイスラエル・メディアの多くの報道は、イスラエル軍がイスラエル人でいっぱいの地域に無差別発砲していたことを明らかにしている。先月、ネタニヤフ顧問のマーク・レジェフは、MSNBCで、イスラエル軍砲撃で何百人ものハマス戦闘員の遺体が酷く焼け焦げていたのでイスラエル人とイスラエルが誤認したため10月7日以来のイスラエルの死者数が減ったことを認めた。
だからイスラエルの安全を守るためにハマスを破壊する必要があると言うのは誤りだ。イスラエルの安全を守るために必要なことは、10月7日にイスラエル軍と諜報機関がこれほど見事に失敗した原因となった何が起きたのか正確に調査し、罰せられるべき全員を罰し、これらの壮大な失敗が二度と起こらないようにするための措置を講じることだ。ハマスはイスラエルに実存的脅威を与えることはできないし、イスラエル軍や諜報機関が実際に任務を遂行すれば、次の10月7日のような攻撃を実行することはできない。
そのどれもが、その必要はなかったのだ。イスラエル軍は、攻撃が近づいているという情報に耳を傾け、完全に無防備なままにしておくのでなく、それに応じて準備し、自国民への被害を大幅に減らしながら攻撃を撃退し、そのような状況下でハマスが捕らえることができるわずかなイスラエル人人質を交渉し、現状に戻ることができたはずなのだ。
10月7日の攻撃が実際に起きた後でさえ、ガザへの攻撃は全く必要ではなかった。イスラエルは攻撃を撃退し、人質奪還を交渉し、軍と諜報機関がこのような損失を招いた大規模攻撃を繰り返さないようにするための措置を講じることもできたはずだ。
今でさえ、彼らは猛攻撃を止めて、10月6日の虐待的状況に戻ることが可能だ。彼らがただ立ち止まり、将来のハマス攻撃を撃退できるようにしない理由はない。たしかに、ガザにおけるイスラエルの流血は、将来のパレスチナ・レジスタンス戦士の世代を過激化させたが、いずれにせよ、殺戮が続けば、それは遙かに大きな規模で起きるだろう。
彼らは立ち止まることが可能だ。彼らはいつでも立ち止まることが可能だった。だが彼らは憎しみと復讐心、パレスチナ人から再び土地を奪いたいという既存の願望に煽られて前進し続けている。そして、それに対する私たちの同意をでっち上げるため、世界は一群のウソを吹き込んでいる。
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Dialogue Works レイ・マクガヴァン氏 イスラエル・アメリカ関係の好例としてリバティー号事件について触れている。ミアシャイマーとウォルトの『イスラエル・ロビーとアメリカの外交政策』についても。映像の最後に彼は言う。「息子の面倒を見なければならないので、残念だか辞任すると言ってバイデンは去るべきだ」
The US Massive Support for Israel - Historical Account | Ray McGovern 52:49
リバティー号事件に関するポール・クレイグ・ロパーツ氏記事を2016年8月に翻訳した。
今朝の孫崎享氏メルマガ題名
政府は装備移転の指針を改めまでし地対空誘導弾パトリオットを米国へ輸出しようとしているのか。答えをご存じですか。間接的に、ウクライナに支援するためです。日本→米国に輸出。その分、米国にあるP A Cをウクライナに輸出。いいんですか皆様、ウクライナ戦争に間接介入です。
腐敗の極みの世界最大属国与党、お仲間の腐敗の極み属国に戦費を送る。バーティ券売り上げではないが一部は自民党にキックパックされるのではと妄想したくなる。
「岸田総理はウクライナ支援継続を表明! その額6452億円! ウクライナ国民の7割以上が、徴兵されるなら国籍を捨てると回答!」
はじめに~岸田総理は、ウクライナ支援の継続を表明! その額6452億円! SNSでは、「国民を助けてくれ」、「火の車なのに他人助ける余裕があるように振る舞うのは頭が余程お花畑か」、「まずは裏金だしなよ」と大批判! いくらウクライナに支援金を注ぎ込んでも、もはやウクライナ軍には戦う兵士がいないという「瀕死」状態! ウクライナ国民の7割以上が、徴兵されるなら、ウクライナ国籍を捨てると回答! 無駄かつさらにウクライナ国民に犠牲を強いる支援に意義はない!「裏金作り」にいそしんできた岸田政権は、日本国民の血税を血みどろの負け戦の戦場に捨てる気なのか!
米国からウクライナへの600億ドル(8兆6041億円)の軍事支援は、年内の米連邦議会の通過は絶望的となっており、EUからウクライナへの500億ユーロ(約7.8兆円)の軍事支援も、ハンガリーが拒否権を発動したため、否決されています。欧米が冷ややかに手のひらを返してウクライナを見捨てている中、なぜか、日本だけが、国民の血税を投じる事態となっています。
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