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2023年12月

2023年12月31日 (日)

In Vino Veritas 酔えば本音が出る:頭がもうろうとしたNATOの対ロシア・ワイン戦争

デクラン・ヘイズ
2023年12月27日
Strategic Culture Foundation

 対ロシア制裁の主要推進国リトアニアとラトビアという屑国家とともに、ロシアに対するワインの主要輸出国としてジョージアが浮上している。

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 ロシアに対するNATOの自滅的なワイン封鎖をジョージアのワイン生産者は喜んでいるに違いない。対ロシア制裁の主要推進国リトアニアやラトビアの屑国家とともに、ロシアへのワインの主要な輸出国としてジョージアが浮上しているためだ。

 私自身はジョージアの赤ワインが好きだが、リトアニアやラトビアのワインは試したことがない。というのも、これらの屑国家はどちらもワインを生産しておらず断続的なロシア憎悪暴言の合間に他のEU屑諸国の高価なワインをロシアに転売しているだけだからだ。

 リトアニアのアウシュリン・アルモナイテ経済・イノベーション大臣は、どれもしていない。彼女にとって、リトアニアがロシアに高級ワインを流して暴利をむさぼり損ねているのは「リトアニアは、おそらくロシアとプーチンに対する経済制裁の最大提唱者の一つで」他のNATOの手下と一緒だが、もちろんドルやルーブルを手っ取り早く稼げる取り引きを円滑に進めるのは実に幸せなことだ。

 この狂人がEU隠れ家担当の唯一の囚人というわけではない。クレムリンのワイン愛飲者を屈服させる狂気の計画の一環として、フォン・デア・ライエンや他の欧州連合のカリギュラは、一本300ユーロ以上の価値があるワインのロシア輸出を禁止したが、この考えは、シュヴァル・ブラン・ボルドー・ブラン(一本30万ユーロ)でプーチンやラブロフやロシア企業幹部連中が泥酔するという構想を巡って芽生えたのは確実だ。シャトー・ムートン・ロートシルト1945(これも1本30万ユーロ)と、大いにお勧めするシャトー・ラフィット1869(1本20万ユーロの本物のお買い得品)だ。

 NATOのように頭がおかしくない中国やインドの連中と何十億ドルもの取り引きを成立させるため、ガスプロムの連中はこうした酒を手元に置いているかもしれないが、ジョージア、南アフリカ、アルゼンチンにNATOが実に親切に与えている、より広範なロシア・ワイン市場は(もし彼らの新指導者が、それを理解するのに十分なだけ酔いを覚ませば)それ自体魅力的だ。

 ブドウ栽培の歴史は、大地を辿った後にブドウ畑を植えて、素敵な赤ワインを自分で造ったノアにまでさかのぼるが、バッカス、ディオニュソス、オシリスなどの神々やサラゴサのヴィンセントなどの聖人やモランやアルマンの星人や、ラングレーのウルバン司教や、マルムジー・ワインの大桶で溺死したとされるクラレンス公爵ジョージ・プランタジネットは言うまでもない星人たちの好みの飲み物ワインより、ウォッカ(そして最近ではNATOのおかげでインド・ウイスキー)を愛することでロシア人は有名だ。

 ありがたいことに、この歴史的な不足を若いロシア人女性が補っており、現在ロシアのワイン市場全体の38%しか占めていない赤ワインより白とロゼの方が彼女たちの間で人気がある。

 ピョートル大帝もエカテリーナ大帝も、いずれも上質なブルゴーニュが好きで、1876年には皇帝アレクサンドル2世がルイ・ロデレールにクリスタル・シャンパン開発を依頼したほどなので、ロシアは完くの未開市場ではない。

 アレクサンドル皇帝の幽霊がいようといまいと、ウォッカではなくワインが大多数の若いロシア人が好むお酒だ。NATOのワイン生産国にとって、もし彼らが集団の中で現実を直視できれば、それは素晴らしいニュースだが、NATOの負担でワインを造っているジョージア人は文句を言っていない。

 また多種多様なブドウ産地であるクリミアや北コーカサスのロシア人や広大なロシア市場に大きなギャップがある起業家精神にあふれたロシア人も増えている。

 サンクトペテルブルクのラドガやモスクワのベルーガなど、多くのロシアのアルコール飲料生産者は現在強力で多様なワインの品ぞろえを開発している。彼らと同盟を結んでいるのは、ヴィノテラグレープL-ワインリアル・オーセンティック・ワインワイン&オンリーなど最近の新興企業で、ワイン試飲会やクリミア半島や北コーカサス旅行を企画して、現地製品を味わったり、スペインやイタリア、フランスの競合他社と同じように、特定ニッチ市場に対応したりしている。

 フランスのAuchanやドイツのMetro Cash & Carry小売りチェーンがロシアでは重要なプレーヤーだが、X5 RetailPyaterochkaPerekrestokLentaMagnitなどの現地チェーンは独自の地位を十二分に維持できている。一方 Azbuka Vkusa チェーンは最高級ワイン市場を抑え、しっかりまとめている。

 ロシアのレストラン部門は活況を呈しており、ロシア農家はヨーロッパの肉やチーズに取って代わるのに成功し、モスクワの2つのレストラン、ホワイト・ラビットとツインズガーデンは世界の上位20レストランに入っている。

 これら全て、NATOが連中の安物ワインで支配すると宣戦布告したロシア・ワイン市場にとっては素晴らしいニュースだ。

 そして、モスクワやロストフ・ナ・ドヌやノヴォシビルスクやウラジオストクの無数のワイン・バーでクリミアの白ワインやジョージアのロゼを飲みながら、車の不凍液を入れたオーストリアの白ワインであのフォン・デア・ライエンの馬鹿が窒息してはいまいかと疑問に思うのがロシア・ワインの主要消費者ロシア人女性にとっての楽しみだ。

 ご心配なく。人生は素晴らしい。クリミア・ワインをすすり、コーカサス・チーズをかじるのは戦争の取り組みを支援し、ドン旅行でのプレミアム・ファントム・ワインの一杯は良い御馳走かも知れない。

 『別れのワイン』でソムリエ役のドナルド・プレザンスを騙す刑事コロンボに笑い声をあげる女性たちは、NATOによるロシア産ワイン禁輸措置をリトアニアが破ったことについてアレクセイ・ナワリヌイの相棒ロマン・ドブロホトフが言っていることは何よりも愚かな言い訳だと感じているが、率直に言って、そのような果てしない独創性のない愚痴を聞くより、ずっと重要なことが彼女たちにはあるのだ。

 こうした女性たちのワイン嗜好は、ナワリヌイやドナルド・プレザンスの制約に縛られることはない。ボルドーやブルゴーニュやシャンパーニュといった地名は、自分や仲間とドン川やクリミア半島などロシアの土地をワインびたりで訪問する機会より彼女らにとって益々意味をなさなくなってきている。

 もちろん全て戦争遂行支援のためだ。そしてワインを愛する様々な国の間で平和と親善を育むためのジョージア旅行だ。そして、うまみある熟したロシア・ワイン市場の中心に置くのをNATOが愚かにも無欲に支援したジョージアの多くの素晴らしいワインでNATO進行中の自滅狂気に乾杯。

記事原文のurl:https://strategic-culture.su/news/2023/12/27/in-vino-veritas-punch-drunk-nato-wine-wars-against-russia/

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 70年代初期、ソ連旅行で、ビールを飲んだことがある。ビールと言うより、栓を開けて数日、日向に放置すれば作れそうな代物だった。
 その時、更に、ポーランド、チェコスロバキア、東ドイツを旅行した。
 カレル橋のたもと、チャペックやラダも通ったことで有名ビアホール、ウ・カリハで飲んだチェコスロバキア・ビールはさすが旨かった。

 当時、有名なビール小話があった。

 評価を求めてソ連が国産ビールをビール発祥の地、チェコに送った。

 やがてチェコから回答が来た。

 「貴国の馬は健康です。」

 ちなみにバドワイザーという名はチェコのビール名産地České Budějovice チェスケー・ブジェヨヴィツェにちなんだもの。ミケローブも、ザーツ・ホップで有名なザーツ近くの村Měcholupyのドイツ語名Michelobにちなんで命名されたものだ。

 ところがロシアに変わった後、仕事で訪れ、バルチカ・ビールを飲んで驚いた。

 どれを飲んでも文句なしのうまさ。やれば出来るではないかと驚嘆した。当時確か濃度で、1から10まで種類があった記憶がある。

 ハバロフスクでの仕事での宴会乾杯でウォッカをしたたか飲み、翌日仕事にならなかったこともある。

 ロシア人必ずしもウォッカではなくビールを好むというのが本当かどうか最近行っていないためわからない。確かめたいものだ。

繁栄の守護神作戦は人種差別放火魔

2023年12月22日
Simon Chege Ndiritu
New Eastern Outlook

 背景

 国連の停戦決議を破壊するためのアメリカの取り組みのせいで、パートナーのイスラエルを利用したアメリカの対ガザ作戦が2ヶ月半続く中、イエメンのフーシ派に対する繁栄の守護者作戦をロイド・オースティン国防長官が発表し、説明できない、放火魔にたとえられる、戦争に対するアメリカの愛情を証明した。戦争に飽き足らずに、イスラエルがパレスチナ人にしているのと同じように既に最悪の人道的惨事に陥っている貧しい無防備なイエメン人に、快適な艦船や航空機からアメリカが爆弾や弾丸を放ち始めるのも時間の問題かもしれない。人々を殺す無意味な戦争を始めるのは、アメリカがこれまで使った中で最高の金だと言うためリンゼイ・グラハムが立ち上がりさえするかもしれない。アメリカ率いる対中東戦争という第二戦線の可能性は、イスラエル船舶が紅海を自由に航行するように、ガザの「航行の自由」をアメリカ実行すれば回避できるはずだ。フーシ派の合理的な要求を示すのではなく、フーシ派の行動と、それが世界貿易に及ぼす影響を欧米の主流マスコミが増幅する中、戦争の機運が高まっている。12月17日から20日にかけて、アメリカとイスラエルが国際法を尊重し、ガザの人々に食料と医薬品の供給を認めろというフーシ派の要求を欧米マスコミは無視した。国際貿易を混乱させているフーシ派無人機をアメリカが迎撃したとCNNは報じただけだった。彼らの攻撃は、ガザへの食料と医薬品の搬入を認めるようイスラエルに圧力をかけることを意図していたとフーシ派が主張しているとCNNがさりげなく報じただけだ。食料や医薬品がガザの人々に届くのを阻止するため、アメリカが戦争をするのをCNNは認めるのだろうか? アメリカが奉じると主張する航行の自由や国際法はどうなるのだろう? アメリカとイスラエルがガザを虐殺する前、これらの攻撃はなかった現実を一体なぜCNNが無視するのか不思議に思う人もいるだろうが、イスラエルがガザを封鎖するのをアメリカは支援し続け、戦争で疲弊したパレスチナ人が食料や医薬品を手に入れるのを不可能にし、フーシ派の反撃を強いている。今やアメリカはフーシ派の行動を、2019年以来望んでいた海軍連合をまとめる口実にしている(こちら)。

 欧米が強制する東の「繁栄」

 イギリス、カナダ、フランス、イタリア、オランダ、ノルウェー、スペインなど、アメリカが率いる「繁栄の守護者作戦」に参加している国々は、パレスチナ人の自由やイエメン人の平和を含まず、自分たちだけの「繁栄」をこの地域で強行したいと考えている。バーレーンとセーシェル(どちらも象徴的な役割を担っている)を除けば、これら参加国は紅海から何千キロ、何百キロも離れた場所にいるが、自国海岸に接する海で、イエメンは防衛に無関心だと思い込んでいる。彼らの視点は、アメリカと同盟諸国による攻撃にさらされているパレスチナ人やイエメン人に対してこれまでそうだったように、あらゆる資源の支配権を欧米列強に与え、現地人集団には屈辱を与えるため利用するのを正当化する植民地主義的視点を明らかにしている(こことここ)。2023年12月18日のロイド・オースティン(戦争)国防長官声明が指摘する通り、同盟諸国がこれらの権利を他の国々には拒否するのをアメリカは可能にし続けながら、欧米-リベラル-秩序が必要とするものは全て「国際的権利と自由」になるのだ。

 最近のイエメンから発するフーシ派の無謀な攻撃のエスカレーションは商業の自由な流れを脅かし、無辜の船員を危険にさらし、国際法に違反している。紅海は、航行の自由にとって不可欠な重要な水路で、国際貿易を促進する主要な商業回廊だ。

 重要なのは非パレスチナ人船員と通商だけ

 フーシ派の行動が、罪のない船員の命、商業の自由な流れ、国際法をいかに危険にさらしているかオースティンは詳述しながら、イスラエルがパレスチナ人の権利を侵害しているの三つの例を無視した。例えば、2022年7月、ボートに乗った5人のパレスチナ人がガザ海岸で漁業をしていたところ、イスラエル国防軍から発砲された(こちら)。これとは別に、イスラエル国防軍は、ガザに物資を運ぶ船舶を沈没させてパレスチナの通商を妨害したが、これは国際法違反だ(こちら)。それゆえ、アメリカは偽善的に、船員と通商の安全を実施すると称しているが、パレスチナ人に対し同様の権利をイスラエル国防軍が侵害するのを許している。アメリカとイギリスの歪んだ論理によれば、地中海との歴史的・地理的接触から生じる権利をパレスチナ人は享受すべきでないのだ。同様に、アメリカは、イランの兵器だという口実で、イエメンに送られる物資を差し押さえ、サウジアラビアに爆弾を提供し続け、無辜の民間人や学童を殺害する標的データを提供した(こちら)。それゆえ国際法や航行の自由実施にアメリカは関心がなく、偏狭な植民地主義の思惑推進に関心があるのは明らかだ。

 もしガザの人々のために国際法と航行の自由を実施する意思がアメリカにあるなら、アメリカ率いる作戦は不要だったはずだ。フーシ派作戦が始まり、イスラエルと関係する船舶を拿捕し、後に攻撃して以来、フーシ派は、ガザの無力なパレスチナ人に食料と医薬品を届けるという非常に単純な条件を要求している。アメリカが「貴重な」航行の自由と国際法を平等に実施していれば、この組織は決してこれら条件を課すことはなかったはずだ。だが繁栄の守護者作戦の人種差別主義参加諸国や家臣連中は、ガザ人やイエメン人に対し中世風封鎖を行っても構わないと考えており、連中の不合理な信念のため世界を戦争に巻き込むのを厭わない。

 狭量な狙いを推進するため世界を騙す

 狭量な狙いを人類の利益として偽装してきた長い歴史がイギリスとアメリカにはある。現在の紅海状況と、イギリスとフランスがイスラエルにエジプトを攻撃させ、その資源、つまりスエズ運河から利益を得るのを阻止した1956年のスエズ運河危機との間には著しい類似性がある。通過する貿易の85%がイギリスに属するのを理由に、エジプトが開通する予定の運河を各国に防衛させると称してイギリスは国際会議を招集した。(こちら)現在、フーシ派攻撃は無差別だとアメリカは世界を欺いているが、攻撃は主にイスラエルを狙うものなのだから不正確だ。イスラエルにガザ封鎖を解除させ、そうすればイスラエルを出入りする船舶は今後紅海を自由に航行できるという合理的な選択肢をアメリカは隠そうとしている。それどころかアメリカと西側諸国は、イスラエルに国際法を守らせるより、むしろ世界大戦を始めたがっている。中東で新たな戦争を始めようとしているアメリカの熱狂は、放火魔としか言いようがない。

 本格的放火魔

 アメリカがあちこちで引き起こす殺戮や破壊を他の国々が応援していないのに、他国に対する戦争を国会議員やマスコミ関係者を含むアメリカ支配層は繰り返し企てている。人命の遺憾な損失を避けるため、世界の国々がガザでの停戦を固唾を呑んで待つ中、国連のあらゆる和平プロセスにアメリカは拒否権を行使し、ロイド・オースティンは新たな軍事作戦を発表したばかりだ。だからガザでの死と破壊はジョー・バイデンにとって問題ではなく、オバマ政権下で国家安全保障会議高官を務めたセルドウィッツの言葉を借りれば、イスラエルに殺された赤ん坊4000人では不十分なのだ。国際法が全ての人に平等に適用され、アメリカ率いる無意味な戦争が不要になるのは一体いつのことだろう。

 Simon Chege Ndirituはアフリカ出身の政治評論家、調査分析専門家。オンライン誌New Eastern Outlook独占記事。

記事原文のURL:https://journal-neo.su/2023/12/22/operation-prosperity-guardian-shows-racism-and-pyromania/

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 Scott Ritter 深刻な打撃を受けたイスラエル軍、ガザから逃亡。

5,000 IDF permanently disabled, Israel flees Gaza in fear 33:15

 デモクラシー・ナウ Democracy Now! アメリカ大手労組さえ停戦要求。
 大手労組にはCIAが潜入して労組に帝国主義侵略を支援させているはずだろうに。
 一方、日本では原発や軍需企業労組を含む、戦争推進連合が与党と結託。

Labor Demands a Ceasefire: UAW, Electrical & Postal Workers Call for Israel’s Assault on Gaza to End

December 26, 2023

 東京新聞 朝刊 国際・総合面

 米、155ミリ砲弾売却へ
 イスラエル支援 ハマスは反発

 今朝の孫崎享氏メルマガ題名

安倍派はなぜ、狙われたのか…裏金問題発生以降にあった大きな政策変更、パトリオットを米国に輸出、間接的にウクライナへ供給。安倍派無傷の時できるか。安倍派実質オーナーの森元首相は①ロシアは負けない、②ウクライナ支援にのめりこんで日本の国益になるのかと発言。その中できない。

記事をシェアするにはこちらから:
https://ch.nicovideo.jp/article/ar2180425

2023年12月30日 (土)

イスラエルと自分自身に救いの手を差し伸べる必要があるバイデン

2023年12月28日
Moon of Alabama

 今のところ、イスラエルはパレスチナのレジスタンスとの戦いに負けているように見える。

 10月7日、ハマスとイスラム聖戦による人質獲得の試みは成功した。それに対するイスラエル人の怒りは、イスラエル政府と軍の混沌とした対応に向かうべきだった。ハマスが殺害したより、彼らのほうがより多くのイスラエル人を殺害した可能性が高いのだ。

 だが、怒りは外敵に対し扇動された。この場合、全てのパレスチナ人だ。

 イスラエルは団結して、政府に復讐を迫った。政府が発表した目標はハマス排除だ。だが社会に深く根ざす社会運動に対し、そうするのは不可能だ。本当の狙いは全てのパレスチナ人をガザから排除し、彼らを殺すか、どこか外国に廃棄することだ。これに続いて、レバノン南部を占領し併合する前に、西岸地区から全てのパレスチナ人を排除する試みが行われるはずだ。

 だが、そのような大量虐殺を支持し、何百万人もの手に負えない難民の負担を引き受けるような国などありそうにない。

 イスラエル政府は未だに国民を満足させたいと思っているが、それを実現する方法はない。

 一方、イランが数十年にわたり築き上げた対イスラエル抵抗勢力は反撃を強めている。イスラエルに敗北を認めさせシオニスト占領者からパレスチナ人を解放するのを目的としている。

 社会意識を変えるには、ゆっくりした長い対応が必要だ。北部では、イスラエル軍とのしっぺ返し戦争をヒズボラが徐々にエスカレートさせている。約100,000人のイスラエル市民が国境地帯から逃れた。イスラエルのエイラート港への海上交通をイエメンのアンサール・イスラム運動が封鎖した。これに対抗するアメリカの試みは失敗に終わった

 紅海の緊張を「国際的課題」とアメリカは呼んで、一致団結して対応する必要があると述べたが、当初の連合軍支援は限定的で、唯一のアラブ国家バーレーンを含む10カ国のみだった。国防総省はその後、ギリシャとオーストラリアを含む20カ国が有志連合に加わったと発表した。

 アメリカにとって拙いことに、フランス、スペイン、イタリアは同盟参加を辞退した。

 イラクとシリアの現地レジスタンスは、これらの国々に展開する米軍を攻撃している。軍隊が駐留する限り、アメリカはそれを阻止できない。

 イスラエルの地中海沿岸に対する脅威もある。ヒズボラはハイファや他のイスラエルの港を閉鎖する能力を持っている。ガザやレバノン、イエメンや、イラクやシリアのレジスタンス戦士のミサイル、巡航ミサイル、無人機が日々イスラエルを標的にし続けている。

 350,000人以上のイスラエル軍が動員され、ヨルダン川西岸地区からのパレスチナ人労働者が締め出したイスラエル経済は、労働者不足のために深刻な問題に陥っている。

 ガザ地区のパレスチナ諸都市への軍事侵攻は、これまでのところほとんど成果を上げていないが、大きな損失を被っている。軍隊にできることは、それらの都市をブロックごとに破壊することだけだ。だが、瓦礫の中でもハマスは反撃を続けている。

 現在の計画は、ガザにおけるパレスチナ人の生活をあまりに悲惨なものにして、ガザを離れるのを、彼らにとって確実な死に代わる唯一の選択肢にすることだ。しかし、誰も彼らを受け入れたがらないのに、一体どこに行くべきなのだろう?

 これは、イスラエルやアメリカの支援者たちが答えられない質問だ。

 戦争が長期化し、持続不可能な段階に入る中、イスラエル政府は何か他のことをしなければ失敗する。

 レバノンでヒズボラに対する新たな戦線を開くことをイスラエルは計画している。しかしイスラエルが敗北した2006年の戦争を繰り返す危険を冒せない。地上でヒズボラと戦うには、イスラエルは、米国の武器供与だけでなく、地上の米軍による積極的支援が必要だ。

 周到に準備した敵に対する中東におけるアメリカの新たな戦争は、バイデン大統領が再選運動のために最も必要としていないものだ。

 イスラエル人入植者と軍隊がラマッラーを襲撃し、パレスチナの両替所から金を盗んでいる写真も有権者の否定的反応につながっている。

 数カ月は戦争を戦えるとハマスは言っている。

 バイデンは戦争を止める必要がある。

 今彼がそうしなければ、彼の再選可能性は更に低下するだろう。

記事原文のurl:https://www.moonofalabama.org/2023/12/biden-needs-to-come-to-israels-and-his-own-rescue.html

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 東京新聞 朝刊 総合面

万博海外館 着工なく越年 簡素型移行も停滞

 カジノ用インフラ整備という本当の狙いを隠して、ゴミ廃棄場に無駄な投資を強行しているに過ぎない。
 「身を切る改革」の実態は、国民、府民、市民の身をきらせる改悪。
 名画の題名ではないが『カジノとともに去りぬ』で終わるの壮大な異神茶番が楽しみ。

イエメンのフーシ派、パレスチナ人との連帯を表明

2023年12月26日
ウラジミール・マシン
New Eastern Outlook

 イエメンのフーシ派反政府勢力は、ガザのパレスチナ人と連帯して、イスラエルと行き来すると思われるあらゆる船舶を攻撃すると脅している。彼らは弾道ミサイルや無人機を使って紅海で何隻かの船を実際に攻撃し、発表を裏付けた。

 彼らの攻撃は、ガザへのイスラエル砲撃をやめさせ、確実なガザ地区への食料と水の供給を支援するのが狙いだとフーシ派は強調している。

 大半の人がイスラム教シーア派の一形態、ザイド派を信奉するイエメン北部でフーシ派運動は始まった。ザイド朝のイマームは、何世紀にもわたりアラビア南部の支配権をめぐって戦い、1918年に主権国家を樹立した。1962年までイマームが国を統治したが、軍が権力を握った結果、共和国が宣言された。その後、ザイド地域はスンニ派が支配する中央地域より貧しくなった。

 20世紀後半、平和的なスンニ派運動はフセイン・アル・フーシ派に率いられた。2011年「アラブの春」の際、フーシ派はイエメン北部のサアダ州を掌握し、アンサール・アッラー(「神の擁護者」)と名乗った。2014年、イエメンの首都サヌアを彼らは掌握し、以来、サウジアラビアが支援するイエメン政府軍と戦ってきた。2022年4月には停戦協定が調印され、現在も有効だ。

 弾道ミサイルや巡航ミサイルを含む近代兵器の製造能力をフーシ派は誇示している。

 イスラエルがガザ地区爆撃をやめ次第、イスラエルを発着する船舶への砲撃をやめるとアンサール・アッラー運動は繰り返し発表している。

 紅海・スエズ航路は、世界のコンテナ輸送量の20%、ガス・石油輸送量の10%を占めている。フーシ派によるミサイルやドローンの発射を受けて、大手コンテナ船会社は紅海経由の輸送を停止している。アジアから欧州へのコンテナ輸送費用は大幅に上昇しており、この危機が解決されなければサプライチェーンの混乱につながる。

 こうした状況下で、不服従のフーシ派を懲らしめる軍事集団創設という使い古された試練の道をアメリカはたどっている。同盟国イスラエルに圧力をかけ、死者が既に2万人を超え、全ての地元住民が惨事の危機に瀕しているガザ地区住民の野蛮な破壊を止める代わりに、アメリカ合州国は、もう一つの国際紛争を作り出そうとしているのだ。そのため彼らは海軍を含む10カ国の同盟諸国と一緒に多数の軍艦を配備した。このフーシ派に対する敵対行為への参加をサウジアラビアとエジプトが拒否したのは注目に値する。サウジアラビア王国は、9年間イエメンを荒廃させてきた戦争を終わらせる可能性があるフーシ派との停戦延長協定に署名した。

 エジプト・マスコミによれば、「我々は戦争を恐れるない」と述べ、攻撃されたら反撃するとイエメンのフーシ派指導者は警告した。「ガザで起きていることにアメリカは貢献し、参加し、停戦に関する国連決議を妨害している」とも彼は述べ、アメリカのイスラエル支援を非難した。

 紅海での商船攻撃が続いた場合、イスラエルやヨーロッパが被る可能性がある損失について欧米マスコミは多く語っている。アジアとヨーロッパ間の船を既に多くの企業がアフリカを巡る航路に変更している。イギリスのエコノミスト誌は、これを新たなスエズ危機と呼んでいる。

 国連安全保障理事会が最終的にガザでの停戦を求める決議を採択すれば、危機は速やかに解決するという希望を表明するアラブの新聞もある。

 一方、ガザ地区への爆撃をイスラエルがやめれば、イスラエルを行き来する船舶への砲撃をやめるとフーシ派の代表は繰り返している。

 注目すべきは、ガザ地区の即時停戦を主張する欧米の新聞が、現在の状況では、アフリカを迂回する航路より著しく短いロシアの南極を通る北海ルートを利用するアイデアが再び浮上しつつあると言及していることだ。

ウラジミール・マシンは歴史学博士候補、政治評論家。インターネット誌New Eastern Outlook独占記事。

記事原文のurl:https://journal-neo.su/2023/12/26/yemens-houthis-show-solidarity-with-palestinians/

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 Scott Ritter

"A Conflict with Yemen is the LAST Thing We Want! Red Sea is not our PROBLEM!!” 20:44 

 デモクラシータイムス

2024年の展望 参戦できる国づくり【半田滋の眼 NO.93】20231221 42:56

 日刊IWJガイド

「2023年も残り2日! 皆さま、IWJへの今年最終最後のご支援を!」

 IWJでは、年末年始12月29日から1月7日(予定)まで「新春特設サイト」を開設しています。激動の2023年のIWJコンテンツを【ウクライナ編】、【イスラエル編】、【新型コロナウイルスとmRNAワクチン編】、【日本編(仮)】という4つの主題で、皆さまにぜひみていただきたい今年の岩上安身によるインタビューやIWJ取材・ハイライト、そして日刊IWJガイドの記事を一堂に集めました。

 それぞれ以下のリンクから御覧ください。

2023年12月29日 (金)

キーウに敗北を認めるよう仕向けつつあるアメリカ

2023年12月28日
Moon of Alabama

 同じ日にこのような記事が二本あるのは偶然ではない。

 ウクライナ戦争の目的は、1991年国境の全領土を奪還することだ。

 これら記事の出現は、今アメリカはキーウに敗北を認めさせようとしていることを意味する。

 だが、ウクライナには、これまでアメリカが育ててきた強力な勢力があり、彼らはそうすることに抵抗するだろう。

 したがって、その目的を実現するには、ウクライナ内戦が必要になるかもしれない。

記事原文のurl:https://www.moonofalabama.org/2023/12/us-is-pushing-kiev-into-admitting-defeat.html

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 東京新聞 今日の朝刊 国際・総合面 右肩に

 米、停戦促進に転換か

 ウクライナに年内最後の軍事支援 350億円

 対ロシア 交渉通じ 成果狙う

 一方で 左肩には

 ガザ中南部で作戦拡大

 イスラエルが住宅砲撃 50人死亡

 長周新聞

「日本・アジアから今こそ停戦の声を!」 第3回シンポジウムで専門家が論議 2つの戦争の背後で蠢く米国

アメリカが虚勢を張っているのをイエメン人は知っている。理由はこうだ

フィニアン・カニンガム
2023年12月22日
Strategic Culture Foundation

 イエメン人は恐れを知らず、虚勢を張らない国民だとアメリカは知っている。一方、アメリカが虚勢を張っているのをイエメン人は知っている。

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 今週アメリカ合州国はイエメンの紅海封鎖に対抗するための多国籍海軍機動部隊を発表した。報復として、このアラブの国を軍事攻撃する用意wあるともアメリカは警告した

 リスクは高い。インド洋に出る狭いバブ・エル・マンデブ海峡をイエメンは支配し、重要な紅海の世界航路を監督下に置いている。このチョークポイントを閉鎖することが世界貿易に及ぼす影響は目を見張るものがある。それゆえ、アメリカとヨーロッパの同盟諸国は報復の恫喝行動を起こしたのだ。

 これに対し、フーシ派反政府勢力と同盟関係にあるイエメン軍は、アメリカに、それを突き飛ばすように言った。

 アメリカと同盟諸国がこの地域に配備する軍艦や潜水艦を沈没させる弾道ミサイルを保有しているとイエメンは警告した。ガザでの大量虐殺が止むまで、紅海航路を通る貨物船の封鎖を続けるとイエメンは付け加えた。

 先週イエメンは紅海航路を航行する貨物船の阻止を強化した。いくつかの大手海運コングロマリットは、自社船舶がアフリカ大陸を迂回する航路に変更していることを確認している。輸送費用の上昇とサプライチェーン混乱は、既に西側諸国の物価上昇率を押し上げており、痛みを伴う経済的苦境で困窮した国民から軽蔑されている政府への政治的打撃に拍車をかけている。

 イエメンは、イスラエルと関係のある船舶だけを標的にしていると主張しているが、狭い海上回廊の治安状況の悪化は全ての海運会社を躊躇させているようだ。バブ・エル・マンデブ海峡は、イエメンとアフリカの角にまたがり幅32キロだ。何百隻ものコンテナ船や石油タンカーが毎日この海峡を通過し、紅海とエジプトの更に北のもう一つの要衝スエズ運河を通ってアジアからヨーロッパに貨物を運んでいる。一つの要衝が閉じれば航路全体が閉鎖される。

 アメリカは、海軍機動部隊を国際通商と航行の自由を守るための治安維持活動として位置づけようとしてきた。

 だがイスラエル関連海運の妨害は、パレスチナ人と連帯する正当な行動だとイエメンは主張している。

 「繁栄の守護者作戦」と名付けた新たな海軍連合の発表で、ロイド・オースティンアメリカ国防長官は次のように述べた。「イエメンを起源とするフーシ派の無謀な攻撃が最近エスカレートしていることは、商業の自由な流れを脅かし、罪のない船員を危険にさらし、国際法に違反している。紅海は、航行の自由にとって不可欠な重要な水路で、国際貿易を促進する主要な商業回廊だ。合法的に公海を航行する多くの国の商船に弾道ミサイルや無人航空機(UAV)を発射するこの非国家主体がもたらす課題に立ち向かうために、航行の自由という基本原則を守ろうとする国々は団結しなければならない。」

 これに対し「アメリカが結成した連合軍は、イスラエルを守り、いかなる正当化もなく紅海を軍事化するためのもので、ガザを支援する合法的な作戦を継続するのをイエメンは止めるつもりはない。我々は(イスラエル以外)誰に対しても武力を誇示していない。紛争を拡大しようとする者は、自らの行動の結果責任を負わなければならない。」とイエメン・フーシ派反政府勢力の報道官ムハンマド・アブデル・サラムは述べた

 イエメンが犯罪的海賊のように振る舞い、アメリカ率いる機動部隊が国際通商と平和航行の利益のため高潔な奉仕をしているようにアメリカは見せようとしている。

 自分たちの行動がイスラエルを支援していることをワシントンと同盟諸国は公式には認めることができない。10月7日以来ガザへの大量虐殺攻撃で、20,000人近くの民間人が殺害されたことを、イスラエルの欧米同盟諸国は政治的に支持できないのだ。

 今週アメリカが立ち上げた海軍機動部隊には、イギリス、フランス、イタリア、オランダ、スペイン、ノルウェー、セーシェル、バーレーンの9カ国が含まれる。最後の二国は、これがあからさまな欧米帝国主義連合ではない雰囲気を出すための形だけの非欧米諸国だ。バーレーンは、アメリカ海軍第5艦隊がペルシャ湾で基地にしている場所だから、この小さな君主国を後方支援に含めるのは理にかなっている。

 だが、注目すべきは、タスクフォースに参加する他の湾岸アラブ諸国がないことだ。エジプトもサウジアラビアも同じ紅海沿岸主要国であるにもかかわらず不在だ。彼らの不在は、アメリカの公式の論理的根拠がウソであることを示している。「繁栄の守護者作戦」が本当に通商と国際海運を守るためのものなら、なぜ紅海のアラブ諸国が参加しないのだろう? もちろんタスクフォースの本当の目的がイスラエル支援だから参加しないのだ。

 深刻ながら暗黙の難問は、アメリカ率いる海軍にアラブ諸国が加わるようなことがあれば、これらの国々の支配者にとって政治的に致命的になることだ。彼らは欧米が支援するイスラエル侵略とパレスチナ人大量虐殺を支持していると国民から見なされるだろう。そうなればアメリカのアラブ同盟諸国は国内反乱で不安定になり、恐らく完全崩壊する危険さえある。アメリカ帝国のアラブの柱は崩壊の危機に瀕している。

 もしサウジアラビアとエジプトが、アメリカ艦船と一緒に紅海を哨戒すれば、イエメンは報復として、リヤドとカイロにミサイルを発射するに違いない。結局イエメンは、2015年から、アメリカやイギリスやフランスに軍事的に支援されたサウジアラビアと8年も戦っているのだ。イエメンは無敗で、サウジは過去一年、不安定な休戦を余儀なくされた。サウジは財政上破滅的なイエメンとの戦争に戻りたくないと報じられている

 11カ月足らずでジョー・バイデン大統領は厳しい再選を迫られる。世論調査では共和党のドナルド・トランプ候補に負けている。バイデンがいかに根深く不人気かの表れだ。

 バイデンが最も望んでいないのは中東で米軍が直接関与する広範な戦争を始めて再選可能性を失うことだ。特にイエメンが紅海やインド洋でアメリカ艦船を沈没させ始めれば。

 もしイエメンにアメリカが本気で報復すれば、イランが同盟国イエメンを支持して参戦し、紛争がエスカレートする可能性が高い。

 だからこそ、AP通信報道が指摘している通り、不思議なことに、ペンタゴンは紅海で無意味なことをしているのだ。ワシントンは強硬なことを言ってはいるが結局武力を使うのを躊躇している。空母ドワイト・アイゼンハワーをイエメン脇のアデン湾にアメリカは配備している。だが、どういうわけか、うろつき回るイエメン船から距離を置いている。

 アメリカが支援するイスラエルの大量虐殺に対しパレスチナ人を助けることには道徳的にも法的にも正当な理由があるのをイエメンは知っている。欧米が支援するサウジアラビア侵略戦争に対しても、百戦錬磨のイエメン人は勇気と回復力を示している。

 イエメン人は大胆不敵で、虚勢を張らない国民なのをワシントンは知っている。一方、イエメン人は、アメリカが虚勢をはっているのを知っている。

 バブ・エル・マンデブは「涙の入り口」と訳される。涙を流すのはアメリカと二枚舌の同盟諸国だ。

記事原文のurl:https://strategic-culture.su/news/2023/12/22/the-yemenis-know-us-bluffing-heres-why/

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 Judging Freedom

Tony Shaffer: Is The US the Big Loser in Ukraine? 25:09

 デモクラシータイムス

<裏金・検察・政治の裏と今昔>平野貞夫×佐高信×前川喜平【3ジジ放談 生配信 1:00:20

 日刊IWJガイド

「mRNAワクチンによる死亡・健康被害の実態!! 12月発行の『岩上安身のIWJ特報!』は福島雅典京都大学名誉教授インタビュー!」

【本日のニュースの連撃! 2連弾!】

【第1弾! トルコのエルドアン大統領がネタニヤフ首相をヒトラーになぞらえる!】他方、イスラエルのネタニヤフ首相や同国のイサク・ヘルツォグ大統領らは、「ホロコーストの記憶」で反論! しかしニューヨーク出身のユダヤ系アメリカ人政治学者で『ホロコースト産業』『イスラエル擁護批判』の著者・ノーマン・G・フィンケルスタイン氏は「ユダヤ人以外の苦しみに心を開くべき時がとっくに来ている」と究極の言葉でユダヤ人たちに呼びかけ!(『ロイター』2023年12月28日、『ニューヨーク・タイムズ』2023年12月27日ほか)

【第2弾! 中国が日本を抜いて、2023年の自動車輸出台数で世界1位に! 輸出増加分の8割はEV車!】家電を失い、自動車のみの「一本足打法」になっている日本の製造業! その一本足が崩折れる日が来るのか!? EVシフトで出遅れた日本メーカーは、市場シェアの高い東南アジアで中国にシェアを奪われている!!(『日本経済新聞』、2023年12月28日)

2023年12月28日 (木)

ガザにおける残虐行為は「欧米価値観」の完璧な具現化

 これが西洋文明だ。こんなものだ。

ケイトリン・ジョンストン

2023年12月20日

 この英語記事の朗読を聞く(ティム・フォーリーによる朗読)。

 ガザ攻撃は「西洋文明を救うため、西洋文明の価値を救うための」戦争だとイスラエルのアイザック・ヘルツォーク大統領が説明した時、彼は実際ウソをついていなかった。彼は真実を語っていた。彼が意図した通りではなかったかもしれないが。

 ガザの破壊は、実際、欧米の価値観を守るために行われており、それ自体が、欧米の価値観を完璧に具現化している。我々が学校で教えられる欧米の価値観ではなく、支配者連中が見せたくない隠れた価値観だ。ラベルに宣伝スローガンが書かれた魅力的包装ではなく、実際に箱の中にある製品そのものだ。

 何世紀にもわたって戦争や大量虐殺や窃盗や植民地主義や帝国主義に西洋文明は大きく依存してきたが宗教や人種差別や民族至上主義に基づく言説を利用して正当化してきた。

 ガザで我々が見ているものは、西洋文明とは実際一体何かを、学校で習った自由や民主主義に関するちんぷんかんぷんな言葉より遙かに良く表している。西洋文明を遙かに良く表しているのが、何世紀にもわたり誇らしげに我々が祝ってきた、あらゆる芸術や文学より遙かに良い表現だ。ユダヤ・キリスト教価値観が、それを中心に展開するふりを我々がしたがる愛や思いやりよりも、遙かに優れた西洋文明の表現だ。

 2023年、ブッシュ時代のイスラム嫌悪ゾンビが復活する中、欧米文明が子ども一万人の死体の山を積み上げているにもかかわらず、イスラム文化がいかに野蛮で野蛮かを欧米右翼が喋るのを見るのは、なんともシュールだ。

 子どもの死体の山は、モーツァルトやダ・ヴィンチやシェイクスピアがこれまで生み出したものより西洋文化を遙かに良く表している。

 これが西洋文明だ。それは、こんな感じのものなのだ。

 アメリカの戦争犯罪を暴露したジャーナリズム活動のかどでのアメリカへの身柄引き渡しに反対する最後の2月上告をジュリアン・アサンジが待っている欧米文明だ。

 そこは21世紀だけでも何百万人もの人々を殺害し何千万人もの人々を強制退去させた戦争と侵略への同意をでっち上げるための絶え間ないマスメディア・プロパガンダ洪水で溢れている。

 そこでは空虚な娯楽や人為的文化戦争に我々は気を取られ、この文明が一体何か、それが誰を殺し、傷つけ、飢えさせ、搾取しているかを余り深く考えないようにしている。

 欧米諸国政府が積極的に推進している大規模残虐行為よりも、有名人ゴシップや、ドナルド・トランプの最新たわ言でニュースは占められる。

 人種やジェンダーに関し進歩的な意見を持っているとリベラル派は自賛するが、一方、彼らが選ぶ役人連中は子どもの体を爆弾で引き裂くのを支援している。

 進行中の大量虐殺に反対すると自分が迫害されるように感じるためにシオニスト・ユダヤ人は自分や自分の感情に焦点を当てるが、同様にユダヤ人ではないイスラエル支持者も自分も迫害されているように感じるのだ。

 軍国主義や帝国主義や資本主義や権威主義に支えられている地球規模の巨大帝国は飽くなき食欲で人肉をむさぼり食い、イランや中国などの国々より遙かに優れていると自賛する。

 これが欧米の価値観なのだ。これが西洋文明なのだ。

 価値観を教えて欲しいと人に聞けば、家族や愛や思いやりなど心地よく聞こえる言葉を色々言ってくれる。彼らの行動を観察し、本当の価値観は一体何かと見ると、多くの場合、実態は大違いだ。

 それが我々だ。それが欧米文明だ。自由や正義や真実や平和や表現の自由を尊重すると我々は言うが、行動は全く異なる状況を示している。欧米の真の価値観、魅力的ラベルの箱の中にある実物は、今ガザで演じられているのを皆様が目にしているとおりだ。

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 画像はタスニム・ニュース・エージェンシーから (CC BY 4.0)

記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com.au/2023/12/20/the-atrocities-in-gaza-are-the-perfect-embodiment-of-western-values/

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 Douglas Macgregor氏YouTube

The immense power of Russia has left Ukraine feeling drained and helpless 33:03

 デモクラシータイムス

<窮地の検察 自民を噛む?>【山田厚史の週ナカ生ニュース】1:42:20

 今朝の孫崎享氏メルマガ題名

イスラエルの戦いは現在、スンニー派のハマスとガザ、ヨルダン川西岸で戦い。シーアと、レバノンでヒズボラ、イエメンでフーシーと戦い。こうした中新たな展開。イランの革命防衛隊は・ムサビ准将がダマスカス郊外(ヒズボラ支援に従事)でイスラエルのミサイル攻撃で死亡、イラン報復声明

 日刊IWJガイド

「本日18時より岩上安身による 桃山学院大学法学部教授・松村昌廣氏インタビュー第3回を撮りおろし初配信!」

今回の第3回のインタビューでは、これまで、第1回、第2回と、ウクライナ紛争について、お話をこれまでうかがってきた、松村昌廣桃山学院大学法学部教授から、10月7日からすでに2万人以上のパレスチナ人の民間人犠牲者(その7割が女性と子供)を出しているイスラエルの大量虐殺について、ウクライナ紛争と比較しながら、お話をうかがっています。

2023年12月27日 (水)

ゼレンスキー本はいかが?

2023年12月21日
Moon of Alabama

 下の写真を私は保証できない。だが、その象徴的な価値は確かに重要だ。


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 過去の政治家に関する本の売り出しだ。珍しいことではないが、だが、一体なぜそれに人は5ズウォティも払うだろう?

 一方、ナチスを増幅させるためエコノミスト誌は最善を尽くし続けている。

 優秀な新兵を見つけるのに苦労するウクライナ軍 - エコノミスト - 2023年12月17日

 新兵の経歴は様々だが、共通していたのは、西欧で初歩的訓練を受けた後、ウクライナ前線で最も激しい地域の突撃部隊に配属されるとは思っていなかったことだ。中にはドローン操縦士や砲兵など、自分の技能に合った部隊に配属されると考えて自発的に志願した者もいた。また何の前触れもなく村から連れ去られた者もいた。ある年配の新兵は、入れ歯を持ち出す機会すらなかった。ウクライナ東部ドンバスの塹壕で、一週間も経たないうちに、20人の小隊は6人に減った。3名が戦死し、3名が重傷を負った。
...
 個々の部隊への採用活動が成功した例はいくつかある。第3突撃旅団は、戦争が始まってから9カ月後にウクライナの特殊部隊の支部として創設されたが、おそらく最も目立つ存在だ。ウクライナの都市にある超高層ビルサイズの広告は、ゴブリンのような悪の風刺画を殺している旅団の突撃隊員の一員の生活を美化している。しかし、有能な指揮官、優れた装備、低い損耗率に対する旅団の評判も同様に重要だ。新兵は通常、1か月の標準と異なり、数か月の訓練を受ける。

 志願兵には事欠かないと旅団の報道官クリスティナ・ボンダレンコは言う。来年初めまでに、旅団はNATOの師団とほぼ同じ規模で、ウクライナ最大のものになると彼女は言う。(ウクライナ軍には師団がない。新兵の大半は25歳未満で、未成年者の応募は月に150件断っている。「何百万人もの人々がアウディーイウカ(最近激しい戦闘が起きているドンバス地方の町)で戦うのを待っているとは誰も言っていない」と彼女は言う。「だが一緒に活動できる人はいる」

 第三突撃旅団は、もちろん、ウクライナ・ファシズムの精鋭だ。

 この旅団は、元アゾフ大隊の退役軍人に創設されたアゾフ連隊(特殊作戦部隊)の合併によって設立された。
...
 2022年にロシアによるウクライナ侵攻が始まると、マリウポリを拠点としているアゾフ連隊のほとんどの部隊は、すぐさま包囲されることになる。マリウポリ以外では、市外にいた多くの元アゾフ連隊の退役軍人が、特にキーウ、スムイ、ハリコフで新たな部隊を結成し始めた。これら部隊はすぐにウクライナ軍の特殊作戦部隊(SSO)に統合され、総称で「アゾフSSO」として知られるようになった。

 2022年11月、旧アゾフ連隊全てが、ウクライナ軍内で完全に機能する一つの戦闘部隊に統合された。この旅団は、防御と攻撃の両作戦に従事できる、機動性が高く、装備が整い、しっかり訓練された部隊を編成するため戦略的に設計された。アンドリー・ビレツキーによると、2023年1月現在、同旅団はバフムートの戦いに展開している。

 2023年2月24日、式典でウォロディミル・ゼレンスキー大統領自ら連隊旗を贈呈し、この旅団にとって重要な節目となった。

 アゾフ連隊ナチスは「損耗率が低い」とエコノミスト誌記者は主張している。歴史的記録は、その主張を裏付けていない

 ロシアがマリウポリを包囲した際、ウクライナ人から粘り強さを称賛されたアゾフ旅団は、ウクライナの次の大規模攻撃で力強い役割を果たそうと、大きな戦闘損失からの再建に奔走している

 マリウポリで敗北した後、アゾフ連隊は何千人もの新しい戦闘機を募集して再構築し、更に多くの戦士を失っただけだった

 「センター」として知られるロシア軍事組織は、ロシアで禁止され、テロ組織としてレッテルを貼られている集団、アゾフ旅団に多大な損害を与えたと報じられている。軍事衝突はクラスノリマンスク方面で行われ、アゾフ旅団は人員と装備の両面でかなりの損失を被ったと報じられている。

 エコノミストはウクライナのナチス・ギャングを取り繕っている唯一の報道機関ではない。「ウクライナのネオナチ準軍事組織」とアゾフ連隊を呼ぶことから、単なる「ウクライナ軍部隊」とごまかすまでに、ニューヨーク・タイムズはいくつか段階を経た

 上に引用したウィキペディア抜粋で言及されているアゾフ連隊司令官アンドリー・ベレツキーは次のように宣言したことで知られている。

 「この危機的状況におけるウクライナ国民の歴史的使命は、世界の白人存在のための最後の聖戦を導いて、セム族に率いられる亜人類と戦うことだ。」

 ファシスト・アゾフ旅団に入隊したいという多くのウクライナ青年の衝動をエコノミスト誌は肯定的な例として描いている。

 恐ろしいことだと私は思う。

 ところで、一体誰が彼らに金を払っているのだろう?

記事原文のurl:https://www.moonofalabama.org/2023/12/zelinski-for-sales.html

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 Scott Ritter最新YouTube ウクライナ、NATO、アメリカの窮状。

Scott Ritter: Ukraine exhausted, helpless before the power of Russia 41:43

 耕助のブログ

No. 2017 中国の経済規模は米国の経済規模を22%上回る

 植草一秀の『知られざる真実』

日本を無法の国にした自民党

 今朝の孫崎享氏メルマガ題名

今日、中国は1200以上のミサイルで沖縄の米軍基地を攻撃できる。建設予定の辺野古基地の重要性は大きく減じた。この中、予定地の地盤軟弱、100メートル以上の長さの杭を打つ必要。知事承認せず。その沖縄県に国が代わって実施する代執行。世論反対。政府は強引。裁判所も追随

 日刊IWJガイド

「北欧3ヶ国とバルト3国が米国と防衛協力協定締結! フィンランド東部に米軍を増強! 米軍は6方面で戦う気なのか!?」

【本日のニュースの連撃! 2連弾!】

【第1弾! シオニスト政権イスラエルとの直接対決を宣言していたイエメンのフーシ派が「パレスチナ国民とともに戦闘員に加わる用意がある」と宣言!】フーシ派がイスラエルに対し、地上戦を挑む!? 紅海では米艦船がフーシ派に発砲したとの報道も!! 米軍指揮下の多国籍軍を巻き込んで紅海に戦火が広がる危険性も!(『パース・トゥデイ』、2023年12月25日)

【第2弾!クリスマス休戦もないパレスチナ紛争!】「ブラッディ・クリスマス」を宣言してキリスト教徒の感情を逆なでするネタニヤフ首相!!(『タイムズ・オブ・イスラエル』2023年12月25日ほか)

2023年12月26日 (火)

二国家解決というウソのマスクを外す

 最近イスラエル政府は、二国家解決は交渉俎上に載っていないだけでなく、決してそうではなかったと認めている。

ケイトリン・ジョンストン
2023年12月19日

『物語のマトリックスの端』からのメモ

 この英語記事の朗読を聞く(ティム・フォーリーによる朗読)。

 二国家解決は交渉俎上に載っていないだけでなく、決してそうではなかったと最近イスラエル政府は認めている。

 ベンヤミン・ネタニヤフはパレスチナ国家形成を阻止するため何十年も費やしたと最近テルアビブでの記者会見で自慢し、そうしているのを「誇りに思う」と述べた。

 独自の軍事力と真の主権を持つ真のパレスチナ国家はイスラエルにとって決して選択肢ではないとネタニヤフ上級顧問マーク・レジェフはジャーナリストのピアーズ・モーガンに言い、パレスチナ人はせいぜい「国家以下」のものを持てば良いというのが「常識」だと述べた。

 先週、駐英イスラエル大使ツィピ・ホトヴェリがイスラエル・パレスチナ紛争の二国家解決の可能性は「全くない」とスカイニュースに語った

 イスラエル政府は常に二国家解決を支持してきたが、パレスチナ人がそれを拒絶し続け、10月7日以後そのような合意は不可能になったと主張する何世代にもわたるウソをつき続けるのは実に簡単なことだったろう。しかし現時点では、ネタニヤフは政治的に全く絶望的だが、パレスチナ人の権利に反対するのは、政治的にイスラエルでは非常に人気があるので、これらチンピラ連中は自分自身に関する真実を語らずにいられないのだ。

 事は実はとても単純だ。パレスチナが軍事的脅威になるのは許せないという正当化のもと、イスラエルが真の二国家解決を排除し、全ての人に平等な権利を与えればユダヤ人民族国家としてのイスラエルの存在を終わらせることになるという正当化のもと、真の一国家解決を除外すれば、残る唯一の選択肢は大量虐殺と民族浄化だった。

 ガザ論争における親イスラエルの立場は、軍事標的を狙う際、道徳的に殺すことが可能な無辜の人々の数に制限はないという前提に全て依拠している。彼らの視点からすれば、ガザにおけるイスラエル爆撃作戦によって1万人の子どもが殺害されたのを全く受け入れられるだけでなく、10万人あるいは100万人でも完全に受け入れられるはずだ。イスラエル支持者の道徳的枠組みからは、10月7日に殺害したイスラエル人の10分の1をハマスは殺害可能で、イスラエルは殺害した数の10倍の子供を殺すことが可能で、ガザにおけるイスラエルの行動は、それでも依然正当化されるのだ。

 この立場は精神的に健全な普通の人には錯乱しているように見える。もちろん、軍事目標、特に非軍事的に解決できる目標を狙う際、殺害できる無辜の人々の数には限界がある。唯一の例外は、あらゆる手段で敵を倒すか、自分自身全滅に直面する以外、選択肢がない状況だ。ハマスがイスラエル国家の存亡にかかわる脅威だという合理的議論はなく、10月7日に対して、爆弾を一発も投下せずに対応する選択肢があったのだから、イスラエルに対する武装抵抗を軍事的に一掃するという(全く実現不可能な)目標を追求しながら、これら全ての無辜の人々の殺害が認められるという議論はあり得ない。

 パレスチナ・レジスタンスと交渉し、誰にとっても良い合意を実現することで平和を得るのは可能だ。10月6日の不安で虐待的な現状は、そもそも10月7日を起こさせたイスラエル軍と諜報機関の壮大な目を見張るような失敗に対処するだけで元に戻せる。この2つの選択肢と、ガザでの軍事攻撃で週に1000人の子どもを殺す選択肢を天秤にかければ、普通の健全な人の目から見れば、二つのどちらも明らかにましだ。

 平和的解決は不可能ではなく、望ましくないだけだ。長年イスラエルは、パレスチナ人を彼らの土地から追放しようとしており「ハマスに対する戦争」は、その狙いの隠れ蓑になるためだ。ハマスと戦うという名目で、何万人もの命を奪う以外選択肢がないというイスラエルの主張は明らかに誤りだ。その必要はなく、ただそうしたいだけだ。究極的に彼らの主張は「どうしても殺したいから連中を皆殺しする必要がある」というもので、これは有効な弁解にはならない。



 過去2ヶ月半の全てのウソと、私たちが目にした残虐行為の後は、イスラエル政府のあらゆる主張を我々全員反射的に疑い、何世代にもわたり彼らが主張してきたこと全てを信じなかったことで、パレスチナ人に許しを乞うべきなのだ。

 「停戦の呼びかけは、ユダヤ人が自身の大量虐殺を支持する反ユダヤ主義の要求だ」と題する元イスラエル国防軍兵士による論説をニューズウィーク誌は掲載した。

 そう、今停戦を呼びかけるのは反ユダヤ主義だ。停戦は反ユダヤ主義だ。パレスチナ擁護のスローガンは大量虐殺だ。戦争は平和だ。自由は奴隷だ。無知は強さだ。

 選挙シーズンが過熱する中、バイデン支持者が彼の「国内政策」と、恐ろしい「外交政策」を区別するのをアメリカ人は許すべきではない。死んだ子は死んだ子だ。彼らは地球上のどこに暮らしていようと、同じように死んでおり、彼らの命も同じくらい大切だ。

 この政治家は国内政策は比較的良いが、外交政策は悪いと言うのは、自分のボーイフレンドは料理し、掃除し、親切に扱ってくれるが、彼の唯一否定的な点は、彼がたまたま多くのセックスワーカーを殺害していることだと女性が言うようなものだ。恐ろしい大量殺戮行為を全体像から切り離すことはできない。トランプと比べれば、バイデンのガザでの大量虐殺やロシアに対する核の瀬戸際政策は、彼の他の大統領としての仕事と区別できるものでも、別個のものでもない。

 アメリカ大統領の良し悪しを論じる際、「国内政策」と「外交政策」を分けるのが正当だと信じるのは、アメリカ人の命はアメリカ人でない人の命より大切だと信じているためだ。それは道徳的に擁護できる立場ではなく断固拒絶されるべきだ。

 「イスラエルにおいでください。ユダヤ人が安全に過ごせる唯一の場所です!」

 結構、私はここにいる。おい!俺たちを撃っている連中は一体誰だ?

 「ああ、奴らは俺たちが奴らを抑圧しているって言うんだ。時に奴らは我々を殺すこともあるが、我々を守るためにイスラエル国防軍がいるから心配するな」

 ああ、何てことだ、今イスラエル国防軍が我々を銃撃しているぞ!

 「ああ、そうさ。連中は時には我々も殺すんだ」

 女性が美人で、友軍誤射があるイスラエル国軍に是非とも参加願いたい。

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 私の記事は全て読者のご支援によるものなので、この記事を良いと思われた場合、必要に応じて私のチップ入れにお金を入れる選択肢がいくつかあります。私の記事は全て、自由にコピーでき、あらゆる方法、形式で利用可能です。皆様が望むことは何であれ、記事を再発行し、翻訳し、商品に使えます。私が公開している記事を確実に読む最良の方法は、Substackメーリングリスト購読です。全ての記事は夫のティム・フォーリーとの共著。

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 画像は世界経済フォーラムから (CC BY-NC-SA 2.0)

記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com.au/2023/12/19/going-mask-off-about-the-two-state-solution-lie/

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 Scott Ritterの最新YouTube番組。

Scott Ritter: "H0uthis blockade Red Sea block from US aid to Israel - Hezboll@h bigly bombs Israel" 48:42

 

 東京新聞 特報面

 海外でなぜ売れなかった? そもそも日本に必要だった?

 オスプレイ生産終了? 輸入は日本のみ

 今朝の孫崎享氏メルマガ題名

ガザ戦争を巡るボイコット運動がエジプト、ヨルダン、クウェート、モロッコ等アラブ諸国(サウジはあまりなし)でマクドナルドやスターバックスの西側ブランド(に打撃を与えた。中東以外にマレイシアも。ソーシャルメディア上でボイコット呼びかけ(ロイター)

 日刊IWJガイド

「パレスチナ紛争が中東全域へ拡大!? 日本企業のタンカーにドローン攻撃! オイルショックの可能性が再浮上! 米軍は4方面で戦えるか!?」

【本日のニュースの一撃!】

【第1弾! 2方面の戦争が可能な戦力維持が国家戦略のはずの米国が、ウクライナとイスラエルへの軍事支援、対中国に対する戦争準備に加えて、イラン、そしてイスラム教シーア派が力を持つイエメンとも戦争か!?】5方面での戦争は、米国の戦力・国力の限界を突破している!(『日経新聞』2023年12月22日ほか)

2023年12月25日 (月)

いつも通り、紅海の涙の関門で負担させられるヨーロッパのアメリカ属国諸国

フィニアン・カニンガム
2023年12月19日
Strategic Culture Foundation

 ガザでのイスラエル大量虐殺停戦を呼びかける声を、とうとう主要ヨーロッパ諸国が上げている。一体何でそんなに時間がかかったのか?

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お問い合わせ:info@strategic-culture.su

 ガザでのイスラエル大量虐殺停戦を呼びかける声を、とうとう主要ヨーロッパ諸国が上げている。一体何でそんなに時間がかかったのか?

 70日以上の容赦ない爆撃で20,000人が殺害された野放図なパレスチナ人殺戮を止めるには依然哀れなほど不十分で、全力でイスラエルに要求することからは程遠い。

 しかし今やイギリスやフランスやドイツが停戦を呼びかけているのだ。まあ多少は。イギリスとドイツの外務大臣デービッド・キャメロンとアンナレーナ・ベアボックはイギリスのサンデー・タイムズに二人で記事を書き、そこで「持続可能な停戦」が必要だと述べたが、奇妙なことに「今すぐではない」と付け加えた。

 フランス外務大臣カトリーヌ・コロナはもう少し単刀直入だった。日曜にテルアビブを訪問した際、即時停戦を呼びかける勇気を彼女は奮い起こした。

 数日前ガザで外交官が一人殺害されたことでフランスのやや強い立場は予想されていた。

 それでも殺害に対する憤慨にもかかわらずフランス大臣の言葉は穏やかで、イスラエルのいわゆる自衛権への迎合に満ちていた。恐らく亡くなった外交官がフランスのため働くパレスチナ人ではなくフランス国民だったら、パリはもっと批判的対応をしたはずだ。

 国際法に従って民間人虐殺をやめるようイスラエルに要求する欧州の反応は哀れなものだが、それでもアメリカの立場との乖離は注目に値する。イスラエルの大量虐殺をめぐる国際社会の抗議に、ワシントンは、またもや口先の「自制」要請で圧力の片鱗を見せている。だが、ジョー・バイデン大統領政権は、停戦の呼びかけをことごとく拒絶し続け、イスラエル殺戮機構を無条件に武装させ続けている。

 欧州の計算は一体どうなっているのだろう? 結局、先週時点では、ヨーロッパは停戦を呼びかけていなかった。国連総会での停戦要求投票をイギリスとドイツは棄権した。アメリカはイスラエルとともに反対票を投じたが、153カ国が賛成票を投じた。

 欧州諸国の突然の転換は経済的苦痛に対する懸念で拍車がかかった可能性が高い。

 パレスチナ人と連帯してイエメンが紅海航路を閉鎖したことで、深刻な経済的負担が世界貿易にかかり始めている。イスラエル所有、あるいはイスラエルが運航していると特定された船舶は、いかなる航行も阻止するとイエメンは警告している。だが、このリスクは全ての航行を思いとどまらせている。

 イエメンは紅海南端にあり、事実上ヨーロッパとアジアを結んでい幅32キロメートルの海峡バブ・エル・マンデブに位置している。アジアからヨーロッパへ向かう全ての船がエジプトのスエズ運河に向かい、そこから地中海やヨーロッパ本土へ向かう途中この航路を利用する。

 その名にふさわしいバブ・エル・マンデブ(「涙の門」)は典型的な要衝だ。そこは世界海運業の推定12%を支配している。そしてイエメンがこの要衝を閉鎖したのだ。

 イスラエル船舶数隻を標的にしたイエメン軍攻撃を受けた結果、先週、4つの主要グローバル貨物企業がその船舶の紅海航行を中止した

 4つの船会社は全てヨーロッパを拠点としている。その中には、スイスで登録されている世界最大の地中海海運企業、デンマークのマースク、ドイツのハパグ・ロイド、フランスのCMA CGMが含まれる。

 船舶の紅海利用を止めた5番目の世界大手は台湾に拠点を置くエバーグリーンだ。

 月曜、タンカーに同じ航路を通らないよう命じたとイギリスの石油・ガス大手BPも発表した

 どの企業も、治安状況悪化を理由に海運運航停止を決定している。

 バブ・エル・マンデブが閉鎖されたため、貨物船は遙か南の喜望峰経由でアフリカ大陸を一周しなければならない。この代替航路で、航路は距離が6,000km増すため、燃料消費量増、寄港、補給物流など輸送コストは大幅に増加する。追加経費は消費者インフレ率の上昇につながり、既に脆弱な欧州経済に一層ストレスが加わるはずだ。

 紅海閉鎖の影響を最も受けるのはアジア・ヨーロッパ貿易だ。中国は欧州連合(EU)の最大の貿易相手国だ。アメリカも輸入を中国に大きく依存しているが、欧州経済と異なり、アメリカは太平洋を横断する海運でアジア貿易をしている。

 イスラエル政権が大量虐殺を終わらせるまで「パレスチナの兄弟」を支援する行動を続けるとイエメンは宣言した。

 イエメンはアラブ諸国の中で最貧国かもしれないが切り札を活用している。紅海の関門を閉めて、イスラエルと欧州経済に深刻な打撃を与えているのだ。

 これは、ヨーロッパ主要諸国が、なぜ突然ガザでの停戦を呼びかける発言をしたのかを説明するだろう。イエメンが紅海を封鎖した結果、海運が途絶え、自国経済が深刻なリスクにさらされていることにヨーロッパ諸国は気づいている。イギリスは、もはやEUの一部ではないかもしれないが、依然アジアとヨーロッパの貿易に大きく依存している。

 またしても、ヨーロッパは、アメリカ合州国の属国で、いかなる独立した外交政策も持てない重い代償を払っていることに気づいている。

 アメリカが率いるウクライナでの対ロシア代理戦争は、アメリカよりヨーロッパに遥かに大きな損害を与えている。ヨーロッパ諸国は様々な経済制裁を実施し、重要なエネルギー貿易を遮断し、ワシントンの対ロシア制裁に奴隷的に従っている。特に産業の燃料、ロシアの天然ガスを失ったことでドイツ経済は壊滅的打撃を受けている。

 同様に、ヨーロッパはイスラエルに迎合し、ガザでの大量虐殺で、テルアビブに政治的、外交的隠れ蓑を与え、アメリカ政策に従順に従っている。ウクライナ-ロシア戦争での大失敗と同様、イエメンによる輸送コスト上昇という痛みを負うため、ヨーロッパは今やより深刻な経済的影響を被る立場にある。

 高齢戦犯ヘンリー・キッシンジャーが皮肉ったと言われる通り、アメリカの敵になるのは危険だが、同盟国になるのは致命的だ。

 記事原文のurl:https://strategic-culture.su/news/2023/12/19/red-sea-gateway-of-tears-as-usual-uncle-sam-euro-vassals-pay-price/

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 デモクラシータイムス

年末特集「大阪万博、夢洲の呪い」~巨額上振れ、汲み取り、プレハブ、原因は夢洲(藤永のぶよ×西谷文和)【The BurningIssues】20231219 59:18

2023年12月24日 (日)

国を一つ取り戻した金融エリート IMFのアルゼンチン・クーデター

2023年12月14日
Phil Butler
New Eastern Outlook

 ハビエル・ミレイがアルゼンチンのアルベルト・フェルナンデス大統領に勝利して数時間で、中南米第三位の経済大国はBRICS加盟申請を取り下げた。来年初めにEUに加盟予定のアルゼンチンは、フェルナンデスや多くの金融アナリストが「絶好の機会」と呼んだものを避けるだろう。ドル覇権にしがみついている他の国々と共に苦闘するアルゼンチン人は沈没するだろう。「なぜ」と疑問を呈する人にとって、理由は明白だ。

 操る欧米エリート

 南米第二位の経済大国にとっての、このような運命逆転に待機していたのは一体誰だろう? もちろん、覇権国アメリカだ。ハビエル・ミレイがニューヨーク生命(ブラックロック)が40%を所有する私的年金企業マキシマAFJPの首席エコノミストだったのは驚くことではない。2012年の米国証券取り引き委員会登録届け出には、NYLアドバンテージがマキシマAFJPの40%を支配していたことが示されている。ミレイが(ウクライナのゼレンスキーのように)アルゼンチン指導者として据えられて、多極世界に対する反発が具体化しつつある。

 ブラックロックや他の中南米債券の機関投資家にとって、そしてドルが攻撃を受けている中、アルゼンチンがBRICSに加わるのは死への止めだったはずだ。新たなブロックの動きは、ミレイの背後にいる億万長者エドゥアルド・エウネキアンにとっても最善の利益にはなるまい。ハビエル・ミレイとブラックロックのつながりは、エウネキアン(CGCエナジー)とお仲間のパンパ・エネルギア代表者ダリオ・エプスタインを介している。ブラックロックはアルゼンチン債券も大量に保有している。エウネキアンは、アルゼンチンに移住したアルメニア人の子で、アルメニア人から「国家建設最高責任者」として知られている魅力的人物だ。

 ロシア-中国軌道へのアルゼンチンの移行は、アメリカ企業投資家が懸念するウクライナの対ロシア代理戦争に負けるのと同じか、それ以上にひどいものだったはずだ。欧米金融覇権にとって、中南米諸国がいかに重要かを理解するには、国際銀行の諮問委員会が、アルゼンチン、ブラジル、ジャマイカ、メキシコ、ペルー、ウルグアイ、ニカラグアとイラクの債務再編協定を交渉した1990年代を振り返るだけでよい。元シティバンク会長ウィリアム・ローズに関するCenter for Financial Stabilityの話は、アメリカとヨーロッパの金融支配に多額投資をした人々の名を列記している。ブラックロック共同創業者バーバラ・G・ノビックは、ブラックロックを通じて新たに選出されたアルゼンチン大統領と関係があることを考えると、特に重要な意味を持っている。

 国家建設の天才

 2008年の金融危機後、現在の泥棒政治創設に最も貢献した人物であるローズ(現在88歳)は危機が高齢支配者の私腹を肥やし続けられるよう、早々別の金融エリートに松明を渡さなければならない。ローズは、外交政策、銀行、国際投資、エネルギー、ワシントンのシンクタンクなど、あらゆる分野の組織の役員や理事長で、米中関係全国委員会の副委員長も務めている。アルゼンチン政治と政策への彼の関与(支配)は、ブエノスアイレスの債務再編から始まり、2015年のマウリシオ・マクリ大統領の当選につながった。

 ローズと金融エリート同僚は、アルゼンチン国民がBRICS連携によって現在の危機から抜け出そうとしているまさにその地点にハビエル・ミレイを置いた。アルベルト・フェルナンデスは、ロシアと他のBRICSが、イデオロギー的にも、財政的にも、中南米を支配するのを阻止しなければならなかった。マクリの下で、アルゼンチンは、アメリカと再調整し、EUと太平洋同盟と自由貿易協定を結ぶことで、英米エリートのもう一つの太守となった。マクリの祖母レア・ガルビーニが、ベニート・ムッソリーニと同盟関係にあったイタリアの有力な一族の一員だったことを覚えている人はほとんどいない。

 2019年にアルゼンチンのマルティン・グスマン前経済大臣が就任して以来、IMFの国際投資家と戦った素晴らしいゲームについて議論する余地はない。言うまでもなく次期大統領ミレイから最も批判されている男は、何十年も国を動かしてきた銀行家の手からアルゼンチンが逃れられるよう時間を稼いだのだ。BRICS連携は同国経済にとって経済的アドレナリン放出だったはずだ。今南米諸国の人々は、少なくともあと4年は現状維持を期待できる。2023年、アルゼンチンは利息だけでもIMFに1,648,697,347返済したことに注意する必要がある。アルゼンチンはIMFへの返済のため、カタールから7億7500万ドルの借り入れを余儀なくされた。皮肉なことに、カタールは来年BRICSメンバーになる予定だ。

 古巣に帰る

 当選後のアルゼンチン大統領初訪米は、新興世界秩序に対するアルゼンチンでのアメリカの地政学的阻止行動を例証している。国家安全保障会議(NSC)の西半球担当上級部長フアン・ゴンザレスと彼がワシントンで会談したことは特に重要だ。ロイター通信は「アルゼンチンのミレイが外交政策を模索し、IMFはワシントン訪問でリセット」と報じた。アメリカのジェイク・サリバン国家安全保障担当補佐官がミレイと会談した事実は、ミレイ当選がアメリカと西側エリート権益のためのクーデターであることを証明したに過ぎない。さて、アルゼンチンがBRICS諸国として、新しい為替通貨を採用し、IMFに「うせろ」と命じるのを想像願いたい。同国は現在、IMFから330億7500万SDRの融資を受けている。実質GDPは-2.5%、インフレ率は122%だ。これは、長年のアメリカ投資、EUとの過去の貿易協定などで発生した。だからBRICS加盟を求めるアルベルト・フェルナンデスの論理は健全だった。アルゼンチン国民に対して欧米銀行家連中が念頭に置いているのは、人々が慣れている借金を更に増やすことだ。

 結局、アルゼンチンの外交政策は、今や臆面もなく親米、親イスラエルとなり、同国最大の貿易相手国であるブラジルと中国との関係は悪化するだろう。

 フィル・バトラーは政策研究者、評論家、政治学者で東ヨーロッパ専門家で「Putin’s Praetorians(プーチンの近衛兵)」という最近のベストセラーや他の本の著者。オンライン誌New Eastern Outlook独占記事。

記事原文のurl:https://journal-neo.su/2023/12/14/financial-elites-take-one-back-the-imfs-argentina-coup/

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 《櫻井ジャーナル》にも同様趣旨の記事がある。

米英金融資本の中核、ブラックロックの影響下にある人物がアルゼンチン大統領に

 日刊ゲンダイDIGITAL

「マイナ保険証」一本化へまた超愚策…医療機関が「紙」提示求めたら国への“密告”呼びかけ

 女性週刊誌「次の首相になってほしくない政治家ランキング」、トップがマイナ男でない忖度冗談記事。

ウクライナ2023

2023年12月20日
Moon of Alabama

 昨日、ゼレンスキーが年末演説を行った。

 2023年にロシアは軍事的実績を上げていないとゼレンスキー大統領は述べ、アメリカへの信頼を表明。- ワシントンポスト

 現在、戦線のほぼ全ての場所でロシア軍が体制を強化しているとプーチン大統領は主張しているが、2023年、侵略者は軍事的前進していないとゼレンスキー大統領は主張した。「戦場に関しては、今年ロシアは目標を一つも達成していない」と彼は述べた。

...これに対し、オルガ・バゾヴェは以下のように答えている

ゼレンスキー:2023年、ロシアは成果を上げていない

ロシア:
1月7日:ポドゴロドノエ
1月10日:ソレダル
1月11日:オピトノエ
1月16日:ソル駅
1月19日:クレシチェフカ
1月21日:クラスノポリエ
2月1日:サッコ・ヴァンゼッティ
2月2日:ニコラエフカ
2月12日:クラスノポリエ
2月17日:パラスコヴィエフカ
2月24日:ベルホフカ
2月25日:ヤゴドノエ
3月8日:バフムート東部
3月9日:ドゥボヴォ・ヴァシリエフカ
3月15日:ザリズニャンスコエ
4月2日:バフムート中央にロシア国旗
5月20日:バフムート
5月-11月:守勢にありながら、反攻中にウクライナより多くの領土を獲得。
12月12日:マリンカ
2023年12月:アウディーイウカ攻撃中。

 確かに、地図上の違いは、さほど大きくない。

2023年1月1日

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2023年12月20日


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 だがロシア軍に与えられた任務は、領土を奪うことではなく、ウクライナを非武装化し、非ナチ化することだった。

 その点、ロシアのセルゲイ・ショイグ国防相が挙げた数字は実に印象的だ。

 6月4日、外国人専門家連中が準備した大規模反攻をウクライナ軍は開始した。わが軍の戦術的防衛圏を突破することなく、敵は阻止され、159,000人の兵士が死傷し、121機の航空機、23機のヘリコプター、37輌のレオパルトを含む766の戦車、50台のブラッドレーを含む様々な種類の装甲車2,348台という甚大な損失を被った。どうやらこれが数ヶ月前引き渡されたアメリカのエイブラムスが戦場でいまだ見られない理由のようだ。

 特別作戦開始以来、ウクライナ軍の損失は383,000人を超える死傷者、戦車、歩兵戦闘車、装甲兵員輸送車、14,000輌、航空機553機とヘリコプター259機、砲、野戦砲、多連装ロケットシステム7,500門だ。

 ウクライナでは9回動員の波があり、現在進行中の第10波では、兵役に部分的にしか適さない人物さえ召集されている。

 特別軍事作戦開始以来採用された傭兵は大部分排除された。ポーランドからの1,427人、アメリカからの466人、イギリスからの344人を含む5,800人以上の戦闘員が無力化された。ウクライナ国内では、特に残虐な行為をした103人の軍事犯罪人が抹殺された。

 もちろん、このような戦場の数字は決して正確ではない。だが、10-15%の違いはあるにせよ依然大きい。またウクライナ軍の新たな動員要請によっても、ある程度確認されている。

 ウクライナは、戦争のため更に50万人動員する軍提案を検討している。

 火曜日、ロシアとの戦争の劇的なキーウ強化を示すものとして、軍はさらに45万人から50万人のウクライナ人を軍隊に動員することを提案したとウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は述べた。

 年末記者会見で、提案を議会に送るかどうか決定する前に軍と政府が話し合う必要がある「非常に微妙な」問題だとウクライナ大統領は述べた。

 そのような動きを支持する前に、追加要員動員を支持する議論をもっと聞きたいとゼレンスキーは述べた。

 「これは非常に深刻な数字だ」と彼は言った。

 ウクライナには約2000万人の国民が残っている。3分の2以上が年金受給者と女性だ。女性を動員する試みは、社会的影響や抗議行動が大きすぎるとしてゼレンスキー大統領は拒否している。だが、彼には更に50万人の兵士を動員するために十分な人員と資金が残っていない(機械翻訳)。

 司令部が最大50万人の徴兵を提案しているとゼレンスキーは述べたが、2つの理由でこの数字を承認しなかった。

 第一に、長い間塹壕にいた人々の交代と動員解除案の欠如だ。第二に、軍が提案した形の動員は、予算で費用が更に5000億フリヴニかかり、それをどこで入手するかまだ不明だ。

 ウクライナにとって唯一賢明な選択肢は、あきらめてロシアと交渉することだ。だが、ゼレンスキーにはそうするのを未だ嫌がっている。

 だが、彼のために決定を下すと他の連中が決めたのかも知れない。

キット・クラーレンバーグ @KitKlarenberg - 2023年12月20日 14:03 UTC

1時間半前、ロシアの「特殊飛行隊」機がワシントンDCに着陸した。それはクレムリン官僚が使用するものだ。サンクトペテルブルクから出発した。各自お考え願いたい。


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 この飛行機は実際モスクワからサンクトペテルブルクを経由しワシントンDCに飛んだ。誰が乗っていたのだろう...

 だが戦争と、それに対する見方が変わった兆候は紛れもない。

終わったのだ。

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記事原文のurl:https://www.moonofalabama.org/2023/12/ukraine-2023.html#more

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 信頼を表明して間もなく、それは「はかない希望」だブリンケンが証明した。

 Judging Freedom

 Max Blumenthal: Are Biden and Netanyahu on a Collision Course? 31:59

 Lally JohnsonとRay McGovern

 INTEL Roundtable: 2023: A Year of Intelligence Failures. 30:02

 The Chris Hedges Report

The Cost of Bearing Witness

There are scores of Palestinian writers and photographers, many of whom have been killed, who are determined to make us see the horror of this genocide. They will vanquish the lies of the killers.

 今朝の孫崎享氏メルマガ題名

Xに「海外に出ると気づくこと」の投稿あり。1.日本の政治家のモラルが低すぎ 2. IT技術低すぎ、オンラインでの差別発言が他の国と比べても陰湿で酷い等7項目。大きい反応。海外に出ると気づくこと日本最高!だろ?メシの安さと旨さは世界最高だね等

 デモクラシータイムス

安倍派崩壊と岸田内閣の末路 辺野古、ついに代執行へ WeN20231223 1:58:05

2023年12月23日 (土)

イスラエル人を殺すのがお得意なイスラエル国防軍はハマスへの参加を検討すべき

 10月7日の友軍による誤射、ガザの戦場での友軍による誤射、友軍によるイスラエル人捕虜の誤射殺害。イスラエル国防軍はイスラエル人を殺すのが実に上手いので赤い三角形のついたGoPro映像を作り始めるべきだ。

ケイトリン・ジョンストン
2023年12月18日

 『物語のマトリックスの端』からのメモ

 この英語記事の朗読を聞く(ティム・フォーリーによる朗読)。

 イスラエル軍はブルドーザーでテントの入院患者を轢いて生き埋めにしたと報じられている。ガザ北部のカマル・アドワン病院でイスラエル国防軍ブルドーザーによる患者攻撃が行われ約20人が死亡した疑惑に関する緊急調査をパレスチナ当局は求めている。

 それは全てのことが起こった後でも、それを見て「これは間違っているに違いない」と思うことの一つだ。そんな風に家畜を殺せば、人は怪物だとみなされる。

 白旗を掲げたパレスチナ人民間人と間違えて、白旗を掲げて脱出したイスラエル人人質をイスラエル国防軍が殺害した(イスラエル国軍には白旗を振るガザ住民を殺害する長い実績証拠がある)。拉致被害者が、イスラエル国軍が、その命を気にかけるべき人かどうか、わざわざ確認した唯一の理由は、その中の一人が「西洋風」つまり白人に見えたからだと報じられている。

 何ヶ月もハマスに人質にされ、ようやく脱出し家に帰ろうとした後、パレスチナ民間人と間違えられて自軍に殺害されるのを想像願いたい。

 「ハマスが降伏すれば全てうまくいく」とイスラエル擁護者連中は常に言う。

 降伏? 白旗を振れとおっしゃりたいのだろうか?

 10月7日の友軍による誤射ガザの戦場での友軍による誤射、友軍によるイスラエル人捕虜の誤射殺害。イスラエル国防軍はイスラエル人を殺すのが実に上手いので、赤い三角のついたGoPro映像を作り始めるべきだ。

 「イスラエル国防軍が友軍の誤射でイスラエルを破壊するのを座視して待っている邪悪なハマス陰謀をモサドは発見した。

 これはイスラエルとハマスの戦争ではなく、イスラエル人の赤ん坊や子どもや女性やジャーナリストや医療従事者や国連職員や病院患者や民間インフラやイスラエル人人質と、時にはハマスとの戦争だ。

 興味深いのは、イスラエル国防軍の外で、イスラエルとその支持者たちは、人質解放に主眼を置いているが、イスラエル国防軍内部では、人質に対する態度は、せいぜい良くて腐敗した無関心、最悪の場合、あからさまな敵意に見えることだ。

 数週間前、子どもの泣き声の録音をハマス戦闘員が流して、イスラエル国防軍兵士を待ち伏せに誘い込んでいるというハマスの主張がツイッターで広まっているのを私は見たが、イスラエル軍は確実に子どもを追いかけるので、それは機能していた。当時は「まさか、そんな話が本当のはずはない」とさほど気にしていなかったが「わが軍を待ち伏せしようとして、ハマス・テロリストは泣き声を流すスピーカーに人形をつなぎ、爆弾を仕掛けた場所に設置している」と今やイスラエル国防軍は大いに憤慨している

 これは起き続けている。イスラエルの行動は実に恐ろしく、堕落しているので、自分が読んでいるものを自分は誤解しているに違いないやら、主張が余りに理不尽なので無視しようと思い続けていたが、まさにそれが起きているのに気がついた。イスラエルが実に酷い国だとは分かってはいても、その半分も私がいまだ知らないことを示す新たな方法をイスラエルは発見し続けている。

 この紛争で誰が正しいか言うのは実に困難だ。一方で、事実と証拠や、来る日も来る日も民間人虐殺を記録する生々しいビデオ映像の洪水が絶え間なく氾濫しているが、他方では、彼らに反対すると、あなたは反ユダヤ主義者呼ばわりされる。実に複雑だ。

(A)ガザにおけるイスラエル残虐行為の映像記録がイスラエルの情報権益に大きな損害を与えており、(B)ガザのジャーナリストが、歴史的に未曾有の速度でイスラエル攻撃によって殺害されているのは偶然ではない。

 イスラエル・パレスチナ紛争で「彼らが始めたのだ!」「いや、彼らが始めたのだ」という議論を、そもそもの根源にさかのぼると「1948年のイスラエルによる暴力的大量強制退去と家屋盗難にパレスチナ人は屈服し、受け入れるべきだった」ということになる。

 親パレスチナ・デモに対し、いまだに人々は「川から海へ」のスローガンを叫んでいるが、もし別の親パレスチナ・スローガンが至る所で使われるようになれば、100%確実に邪悪で反ユダヤ主義的なものとして攻撃されるはずだ。親パレスチナ・スローガンは大量虐殺を支持すると心から信じている人がいるがゆえに反対されているのではなく、親パレスチナであるがゆえに反対されているのだ。

 バイデン大統領職は、反帝国主義者たちが、そうなるはずだと恐れていたもの全て、そして遙かに酷いものになった。

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記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com.au/2023/12/18/the-idf-are-so-good-at-killing-israelis-they-should-consider-joining-hamas/

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 Alex Christoforou YouTube冒頭 ネオコン・ニッキ・ヘイリーの妄想演説 ハマス攻撃はプーチン誕生日の陰謀!

Haley exposes The Putin birthday plot. Borrell, EU garden in danger. Milei, shock therapy protests 40:43

 ロシアがウクライナに侵攻した2月24日は、マイアミ・バイスの役者Edward James Olmosの誕生日。マイアミがあるのはフロリダ州、トランプ邸宅のありかだ。

 今朝の孫崎享氏メルマガ題名

ドローンの登場は戦争の様相を大きく変えた。ウクライナで、首都攻撃をするミサイル、ドローンを撃墜している。紅海でイエメンのフーシ派が行う無人機攻撃が同様に撃墜されている。だが「200万ドルのミサイル対2000ドルの無人機:米国防総省はフーシ派攻撃のコストを懸念」

 日刊IWJガイド

「号外発行! ジョン・J・ミアシャイマー教授がイスラエルと米国の『7つの大罪』を告発! IWJと同じ指摘!」はじめに~号外発行! イスラエルと米国の「7つの大罪」! シカゴ大学のジョン・J・ミアシャイマー教授が、イスラエルによるガザにおける民族浄化、ヨルダン川西岸への「入植」、米国の支援など7つの大罪を列挙し、イスラエルの指導者、イスラエルを支持する人々、イスラエルを無条件で支援する米国・バイデン政権に対し「あなたたちには、良識はないのか?」と詰問! IWJと同じ指摘!

【本日のニュースの連撃! 2連弾!】

【第1弾! 仰天!! 海外に避難したウクライナ国民に対し「帰って戦え!」ウクライナ軍の兵力不足は絶望的! 国外から難民を強制的に呼び返して動員! ついには路上で「人さらい」まで! 再び「反転攻勢」を計画!?】(『ビルト』2023年12月21日、『ニューヨーク・タイムズ』2023年12月15日ほか)

【第2弾! 降伏か死か! ネタニヤフ首相がイスラエルは完全勝利まで戦うつもりだと表明!】イスラエルの唱える「完全勝利」とは、ハマスに対する勝利ではなく、パレスチナの民間人全員の抹殺・追放を指す!!(『RT』2023年12月21日ほか)

2023年12月22日 (金)

2023年のクリスマスが中止されたベツレヘムの暗闇

スティーブン・サヒオニー
2023年12月16日
Strategic Culture Foundation

 今年のクリスマス、ベツレヘムのホテルの部屋は空っぽで、益々戦場の様相を呈している地域にキリスト教徒巡礼者が旅行したがらなかったため地元企業は苦しんでいる。

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お問い合わせ:info@strategic-culture.su

 イエス生誕の地ベツレヘムは今年のクリスマスを中止した。現代の祝祭が始まって以来初めて、イエス生誕の地が飼い葉桶広場の木を飾らない。

 最初のクリスマスの物語では、ヨセフとマリヤは宿屋から追い出され、全ての部屋が満室だった。今年のクリスマス、ベツレヘム全ホテルの部屋は空っぽで、ジェニンなどの被占領西岸地区をイスラエル国防軍が絶えず襲撃する中、益々戦場の様相を呈している地域にアメリカやヨーロッパからのキリスト教巡礼者が旅行したがらなかったため、地元企業は苦しんでいる。

 「家では祝えるが、心の中では苦しんでいる」とギリシャ正教の司祭イブラヒム・ダブールは述べた。「クリスマスツリーを飾るにはどうしたら良いでしょう?」

 イスラエル政府は、オリーブ山のキリスト教遺跡を国立公園に変える計画を立てている。イスラエルがキリスト教徒を追い払った後、最終的にそれら全てを金儲けのための観光名所に変えたいと考えているため、古代の教会や聖書の遺跡の将来は不確かだ。

 ガザでの戦争とヨルダン川西岸地区の空襲

その後の逮捕も含め、以前から続いていたが、10月7日のハマスによるイスラエル攻撃で1,000人以上のイスラエル人が死亡した後、被占領ヨルダン川西岸地区でのイスラエル国防軍襲撃と攻撃は激しさを増している。

 エルサレム、被占領ヨルダン川西岸地区、ヨルダンの様々な教会の長たちは、ガザのパレスチナ人の苦しみとイスラエルのガザに対する戦争で現在17,000人を超え日々増加している死者数に連帯して今年のクリスマスを暗いクリスマスにする集団的決定を下した。

 イスラム教徒が大半を占めるヨルダンでは、クリスマスは祝日で、街の広場やショッピングモールの多くが季節の飾り付けで飾られている。しかし全国の集会は、公共ツリーの点灯、クリスマ市場、スカウトパレード、子どもへのプレゼント配布などの伝統的なお祭りを見送る。

 アメリカの福音派シオニスト

 「私たちには、西側諸国の友人たちに語りかける役割があります」とヨルダン・アッセンブリーズ・オブ・ゴッド教会の理事長兼総監督のデビッド・リハニ氏は述べた。「闇雲に誰かの味方をせよとはイエスは教えませんでした。」

 ガザを「駐車場」に変え、岩のドームを爆破して第三神殿のための場所を作り、イエスの再臨を告げるようテネシー州を拠点とするグレッグ・ロック牧師がイスラエルに呼びかけている有名な映像に彼は言及した。そのようなキリスト教シオニズムと関わるのを聖地現地の福音派は拒否しているとリハニ氏は言った。

 エルサレムのパレスチナ人で、小さなパレスチナ福音主義教会に所属するジョン・ムナイヤーは、キリスト教徒への嫌がらせが特に過去6カ月増加しており、国際的影響を及ぼしていると述べた。

 「国際的キリスト教世界には、イスラエルを熱烈に支持する人々や占領に反対するパレスチナ人の闘争に共感する人々や、その中間にいる人々が大勢います」とムナイヤーは述べた。「国際会議やコミュニティを回っています。暴力的な出来事は目立った変化をもたらし、イスラエルとユダヤ人に対する正しい態度は一体何かという疑問を多くの人々に抱かせます。」

 イスラエル人に攻撃されているパレスチナのキリスト教徒

 2002年4月2日から5月10日にかけて、ヨルダン川西岸地区のベツレヘムにあるキリスト降誕教会がイスラエル国防軍(IDF)に包囲された。2002年4月7日、イスラエルに対し、国際的義務に則り、宗教施設を尊重するようバチカン市国が警告した。2002年4月20日、エルサレムのギリシャ正教会が、来る日曜日を教会の人々と教会自体の「連帯の日」にするよう世界中のキリスト教徒に呼びかけ「人々と教会に対する非人道的措置」と呼ぶものを止めるための即時介入を求めた。

 2018年のクリスマスに先立ちガザ地区に住む少数派キリスト教徒がクリスマスを祝うためヨルダン川西岸地区やエルサレムのキリスト教聖地や教会を訪れるのをイスラエルは禁じた

 イスラエルとパレスチナ解放機構が1994年にオスロ和平協定に署名するまで約5,000人のキリスト教徒(ほとんどがギリシャ正教徒)はガザ地区に住んでいた。しかし、イスラエル人とパレスチナ人の紛争が続いているため、その数は劇的に減少した。

 パレスチナ人200万人が暮らすガザ地区のキリスト教徒は、毎年ヨルダン川西岸地区のベツレヘムとエルサレムを訪れ、そこでパレスチナのキリスト教徒と合流しクリスマスと新年を祝っていた。

 2017年の復活祭に先立ち、エルサレムに入ろうとするキリスト教パレスチナ人はイスラエル国防省占領地政府活動調整官組織(COGAT)調整官による承認が必要だった

 2023年1月26日、エルサレム旧市街にあるタブーン・アンド・ワイン・バーのアルメニア人オーナー、ミラン・クリコリアンは、イスラエル人入植者の暴徒がクリスチャン地区にある彼のバーを襲撃し「アラブ人に死を...キリスト教徒に死を」と叫んでいるという電話を受けた。

 彼が警察に行くと、犯罪を報告して手を煩わせたことを警官が叱った。

 数日後、アルメニア人地区で告別式を終えたアルメニア人が棒を持ったイスラエル人入植者に襲われた。入植者がアルメニア人修道院の壁をよじ登り、十字架が描かれた旗を降ろそうとした際、アルメニア人は唐辛子スプレーを浴びせられた。アルメニア人が彼らを追い払うと、入植者たちは「テロ攻撃だ」と叫び始め、警察はアルメニア人に銃を向け、被害者の一人を殴打して逮捕した。

 エルサレムのキリスト教社会に対するユダヤ人の敵意は根強く、あらゆる宗派に及んでいる。2005年以降、聖週間、特に聖なる火の土曜前後のキリスト教祝祭は、軍のバリケードと兵士やユダヤ人入植者からの過酷な扱いを受け、聖墳墓教会に入場できる礼拝者の数は、聖なる火の儀式中11,000人ほどだったが、昨年からわずか1,800人へと大幅に制限されている。

 イスラエルで現在のユダヤ過激派政権が権力を握って以来、エルサレムのキリスト教徒に対する事件は、より暴力的で日常茶飯事になったと報じられている。今年初め、プロテスタントのシオンの山墓地にあるキリスト教徒の墓が30基冒涜された。

 鞭打ち教会(Flagellation church)では、イエス像をユダヤ人入植者がハンマーで攻撃し、日曜礼拝中、ゲッセマネ教会にイスラエル人がやってきて、鉄棒で司祭を攻撃しようとした。イスラエル人に唾を吐きかけられたり怒鳴られたりするのは、キリスト教徒にとって「日常茶飯事」になっている。攻撃者を捕まえたり罰したりするために警察はほとんど何もしていないと、これら事件の被害者は報告している。

 「私が恐れているのは、これらの加害者が知られているのに、彼らが無処罰を享受していることです」と福音ルーテル教会の名誉司教ムニブ・ユーナンは述べた。「それが、彼らがこういうことをしている理由です」

 フランシスコ会は聖地の隅々にカメラを設置しているが、執拗な攻撃のため一般の人々に対して益々閉ざされつつある。

 イデオロギー的には、キリスト教徒とその聖地を標的にした主な原因は、過激派ユダヤ教集団から来ると共同体や教会の指導者は言っている。

 彼らの心は『メシアニック・シンドローム』に取り憑かれている。彼らは全土を乗っ取ろうとしている」と、ギリシャ正教のエルサレム総主教テオフィロス3世は言った。

 自分たちは法の適用を受けないのをユダヤ人は知っており、銃によってさえキリスト教徒に嫌がらせをし、それで咎められずに済むのを知っている。キリスト教徒を彼らは「異教徒」や「偶像崇拝者」と呼んでいる。」

 「国家安全保障大臣はキリスト教施設などを攻撃する過激派ユダヤ人を弁護していた弁護士だ」と、イタマール・ベン・グヴィルに言及して1月に襲撃されたアルメニア人青年の一人が言った。「最高位の役人が最過激主義者だったら一体何を期待できますか?」

 キリスト教徒に唾を吐きかけるユダヤ人

 10月5日、イスラエルのユダヤ人がキリスト教徒に唾を吐くのは犯罪ではないとイスラエルの犯罪・治安担当大臣イタマール・ベン・グヴィルは述べた。少数派の宗教を信仰する人々に唾を吐くのは、ほとんどの国で憎悪犯罪と見なされるだろうが、イスラエル政府にとって、それは単に「古いユダヤ教の伝統」に過ぎない。

 2023年7月、カトリックのペンテコステ儀式中に、約20人の超正統派ユダヤ教徒がラッパを吹き大声で罵声を浴びせて式典を妨害した。「エルサレム・キリスト教徒の信教の自由を我々は非常に懸念している」と式典に出席したアメリカ国務省代表は述べた。

 最後の晩餐が行われたとされる「二階の広間」は6月のミサの舞台となったが、ユダヤ人が外でスピーカで騒音を流し、催しを台無しにし、その2週間後、ユダヤ人の男が「二階の広間」の窓を割った。

 2023年初頭以降、エルサレム旧市街では「娼婦マリアの子イエス」と書かれた落書きなどキリスト教徒に対するヘイトクライム20件を含む多数の破壊行為が記録されている。

 6月に「なぜユダヤ人は非ユダヤ人に唾を吐くのか」と題する会議が旧市街で開かれたが、イスラエル外務省はボイコットした。

 イスラエルのユダヤ人ツアー・ガイド、ロビー・バーマンは唾吐き事件を二件目撃しており、キリスト教徒に対する嫌がらせの取り締まりがないことに憤慨していると語った。ある土曜の朝、ヤッファ門でギリシャ正教の司祭に唾を吐きかける2人の少年を目撃した後、側に立っていた2人のイスラエル警官に注意したが彼らは行動するのを拒否した。

 バーマン自身、ヴィア・ドロローサでパレスチナ人警備員おしゃべりしていた際、唾吐き攻撃の犠牲者だった。彼らが話していた際、非ユダヤ人に間違えられた。「現代の超正統派の家族が通り過ぎた。父親、母親、若い夫婦、そして子どもが沢山いた。青年は私の足に唾を吐きかけた」とバーマンは言った。

 個々の寄稿者の見解は必ずしもStrategic Culture Foundationのものでない。

記事原文のurl:https://strategic-culture.su/news/2023/12/16/darkness-in-bethlehem-as-christmas-2023-is-cancelled/

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 Alex Christoforou YouTube

Yemen, Russian ships can pass. Blinken, no Magic Pot for Ukraine. Macron, D-Day invite to The Putin

 冒頭はアントニー・ブリンケン国務長官。もはやこれまでの水準の支援は不要。
 These levels of support and assistance will no longer be necessary."

 “I am certain the United States of America will not betray us, and that on which we agreed in the United States will be fulfilled completely,”と年末演説でゼレンスキーが言ったばかり。

 「宗主国は我々を裏切らない。」と属国傀儡は思いたがるもの。

 「ベトナムでもイラクでもアフガニスタンでもそうだった。旗色が悪くなると見捨てて撤退する。ウクライナもそうなる。アメリカはそこにあるわけではない。」とマクレガー氏は主張していた。

 デモクラシータイムス

オスプレイ、やっぱり欠陥機?米軍も全機飛行停止【半田滋の眼 NO.92】20231221 43:14

 今朝の孫崎享氏メルマガ題名

ヨルダン川西岸は面積は5,660km2、人口約380万人、この地はファタハが支配。イスラエルのガザ侵攻以来、西岸でイスラエル軍は攻撃強化。これと共に西岸でのハマスの人気が急増。平和的であれ、武装したものであれ、抵抗を通じ祖国の完全な解放を求める声が高まっている

 日刊IWJガイド

「ドイツ軍がロシア軍と全面対決へ!? ベラルーシ・ロシアと国境を接するリトアニアにドイツ軍5000人の重装甲第42旅団が展開!」

はじめに~ドイツ軍がロシア軍と全面対決へ!? ベラルーシ・ロシアと国境を接するリトアニアにドイツ軍5000人の重装甲第42旅団が展開! 他方、ドイツ社会は、ロシアからの格安の天然ガス提供が断たれて以来、深刻な経済的苦境が続き、それに乗じて極右政党AfDが旧東ドイツ地域を超えて全国的に急速に躍進! 次にファシズムが再来するときは、反ユダヤ主義ではなく、親米・親イスラエルで、反イスラム主義をベースとするのか!?

【本日のニュースの連撃! 3連弾!】

【第1弾! ウクライナ支援の米国防総省予算が12月30日に枯渇! 米上院はウクライナ追加支援を含む補正予算は「来年初めまで採決されない」と表明!】しかしウクライナのゼレンスキー大統領は「米国は我々を裏切らないと確信している」と、記者会見で強弁! 米国は「負け戦さ」に無駄に追い銭を投げ込み、財政破綻への道を突き進むのか!? (『ロイター』、2023年12月20日)

【第2弾! 米国モンマス大学の世論調査でバイデン大統領の支持率が就任以来最低の34%に!】インフレ対策と移民問題で、米国人の7割近くが不支持と回答! インフレ率が緩和しているにもかかわらず、生活困窮を訴える米国人は44%に増加!! 米国は他国の戦争に金を注ぎ込んでいる場合か!? (『モンマス大学』、2023年12月18日)

【第3弾! ガザでイスラエル軍に殺害されたパレスチナ人住民が2万人を突破! イスラエル訪問中のオースティン米国防長官は、「作戦規模縮小をイスラエルと協議した」などと、上辺だけ取りつくろいながら「イスラエル最大の友好国」として武器支援継続を表明!】イスラエルのネタニヤフ首相は「ハマスのすべてのテロリストは投降するか、死ぬかのどちらかだ」と豪語! 実際には、先住民であるパレスチナ人の抹殺を図る!!(『時事通信』、2023年12月21日)

2023年12月21日 (木)

ガザ攻撃に関して我々が聞かされている最大のウソはガザ攻撃が必要だということ

 一発も爆弾を落とす必要がない真の永続的平和への道があり、爆弾を一発も投下せずに、10月6日の虐待的現状に戻る非常に簡単な方法もあるのだから、ガザ破壊は不要だ。

ケイトリン・ジョンストン
2023年12月17日

 この英語記事の朗読を聞く(ティム・フォーリーによる朗読)。

 アメリカが支援しているイスラエルによるガザ破壊に関し我々が聞かされている二番目に大きなウソは、それは有益で平和につながるというものだ。それに関して、我々が言われている最大のウソは、それが必要だということだ。

 以前論じた通り、住民を爆撃して従順にし服従させるのは不可能だから、ガザの破壊は有益ではなく、平和にはつながらない。たとえハマス・メンバー全員が殺害されたとしても、ガザにおけるイスラエルの恐ろしい行動は、占領に対する暴力的抵抗へと遙かに多くの人々を過激化させるはずだ。世界の目の前でイスラエル自身がパレスチナ人家族を焼却して作り出す映像より効果的な勧誘材料をハマスは作れない。

 ガザの破壊は、爆弾を一発も落とす必要のない真の永続的な平和への道筋があり、爆弾を一発も投下することなく、10月6日の虐待的な現状に戻る非常に簡単な方法もあるからです。

 この地域における真の永続的平和への道は、すべての人が交渉のテーブルに着くこと、イスラエルが1948年以降の過去の過ちを正すこと、イスラエルと裕福な同盟諸国が爆弾ではなくパレスチナ人家族への金銭的補償に多額投資をすること、そしてもはや果てしない暴力と虐待による殺人的アパルトヘイト国家ではないよう、イスラエルがその性質と組織を完全に変えることだ。

 この道は困難だろう。赤ん坊に地獄の業火の雨を降らせるより遙かに困難だ。長く骨の折れる、二歩前進して/一歩後退するプロセスで、途方もない犠牲、深い謙虚さ、長年認められなかった過去の多くの罪を認め、多くの涙を流し、多くの癒しを必要とするだろう。しかし、それは可能だ。

 もちろん、それは可能だ。それができないという考えには根拠がない。戦争のために皆が団結し、多大な努力ができるなら、平和のために団結し、多大な努力ができる。そのような和平は不可能だと信じる唯一の方法は、ハマスがイスラエルを全くいわれもなく突然攻撃したと信じることで、単に彼らが邪悪でユダヤ人を憎んでいるからで、したがって、彼らは皆、基本的な人間の理性を持たない怪物オークのような亜人であるがゆえ交渉できないためだ。良い大人がこんなことを信じるのは良くない。

 しかし、恒久的平和を確立する至難の業を果たせないとしよう。その目標は、世間知らずのあなたの耳には、あまりに素朴で理想主義的に聞こえるとしよう。10月7日以前の、不安で、虐待的で、高度に軍事化された生活の現状に戻ること以外何も望んでいないとしよう。まあ、それも実際は常に完全に達成可能だったのだが。

 なぜなら、10月7日にハマスが与えた損害は完全に回避可能で、イスラエル諜報機関と軍隊の怠慢および/または不正行為によってのみ起こり得るためだ。もし、このようなとてつもない過ちが二度と起こらないようにするための措置がとられれば、アイアンドームと国境警備でイスラエル人を守るという人権侵害的現状は、10月7日以降も、それ以前と同じようにうまくいくだろう。

 怠慢か、傲慢か、あるいはその他の理由からか、10月7日のハマス攻勢は、可能な限り無防備なまま放置された。イスラエル国防軍は、自国の諜報機関エジプト諜報機関両方の攻撃があるという十分な警告を何ヶ月も受けていたにもかかわらず、9時間も対応しなかった。イスラエル治安部隊は攻撃が近づいているのに前日に気づいていたにもかかわらず、ノヴァ音楽祭に攻撃が差し迫っているのを警告する試みは行わず、何百人もの死者や人質が捕らえられた。この攻撃は、ほとんど抵抗に遭わなかったため、どれだけ多くのイスラエル人を捕らえ殺害することができたかにハマス自身も驚いたと報じられているが、その驚きは、おそらく、彼らがドローンとモーターボートと電動パラグライダーを使って、空、海、陸攻撃のため国境から1マイルも離れていない野外で、2年間も公然と訓練していた事実によるものだろう。

 その後、準備不足、無能、あるいはその他の理由により、イスラエル国防軍は、戦闘中にイスラエル人を殺害した場合より、攻撃による死者数を著しく悪化させた。現場にいたイスラエル人多数の目撃者証言イスラエル・メディアの多くの報道は、イスラエル軍がイスラエル人でいっぱいの地域に無差別発砲していたことを明らかにしている。先月、ネタニヤフ顧問のマーク・レジェフは、MSNBCで、イスラエル軍砲撃で何百人ものハマス戦闘員の遺体が酷く焼け焦げていたのでイスラエル人とイスラエルが誤認したため10月7日以来のイスラエルの死者数が減ったことを認めた。

 だからイスラエルの安全を守るためにハマスを破壊する必要があると言うのは誤りだ。イスラエルの安全を守るために必要なことは、10月7日にイスラエル軍と諜報機関がこれほど見事に失敗した原因となった何が起きたのか正確に調査し、罰せられるべき全員を罰し、これらの壮大な失敗が二度と起こらないようにするための措置を講じることだ。ハマスはイスラエルに実存的脅威を与えることはできないし、イスラエル軍や諜報機関が実際に任務を遂行すれば、次の10月7日のような攻撃を実行することはできない。

 そのどれもが、その必要はなかったのだ。イスラエル軍は、攻撃が近づいているという情報に耳を傾け、完全に無防備なままにしておくのでなく、それに応じて準備し、自国民への被害を大幅に減らしながら攻撃を撃退し、そのような状況下でハマスが捕らえることができるわずかなイスラエル人人質を交渉し、現状に戻ることができたはずなのだ。

 10月7日の攻撃が実際に起きた後でさえ、ガザへの攻撃は全く必要ではなかった。イスラエルは攻撃を撃退し、人質奪還を交渉し、軍と諜報機関がこのような損失を招いた大規模攻撃を繰り返さないようにするための措置を講じることもできたはずだ。

 今でさえ、彼らは猛攻撃を止めて、10月6日の虐待的状況に戻ることが可能だ。彼らがただ立ち止まり、将来のハマス攻撃を撃退できるようにしない理由はない。たしかに、ガザにおけるイスラエルの流血は、将来のパレスチナ・レジスタンス戦士の世代を過激化させたが、いずれにせよ、殺戮が続けば、それは遙かに大きな規模で起きるだろう。

 彼らは立ち止まることが可能だ。彼らはいつでも立ち止まることが可能だった。だが彼らは憎しみと復讐心、パレスチナ人から再び土地を奪いたいという既存の願望に煽られて前進し続けている。そして、それに対する私たちの同意をでっち上げるため、世界は一群のウソを吹き込んでいる。

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 画像はabdallahalswaiti on 逸脱アート (クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 改変禁止 3.0 ライセンス)

記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com.au/2023/12/17/the-biggest-lie-were-being-told-about-the-gaza-assault-is-that-it-is-necessary/

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 Dialogue Works レイ・マクガヴァン氏 イスラエル・アメリカ関係の好例としてリバティー号事件について触れている。ミアシャイマーとウォルトの『イスラエル・ロビーとアメリカの外交政策』についても。映像の最後に彼は言う。「息子の面倒を見なければならないので、残念だか辞任すると言ってバイデンは去るべきだ」

The US Massive Support for Israel - Historical Account | Ray McGovern 52:49

 リバティー号事件に関するポール・クレイグ・ロパーツ氏記事を2016年8月に翻訳した。

アメリカ艦船リバティー号に対するイスラエルによる攻撃

 今朝の孫崎享氏メルマガ題名

政府は装備移転の指針を改めまでし地対空誘導弾パトリオットを米国へ輸出しようとしているのか。答えをご存じですか。間接的に、ウクライナに支援するためです。日本→米国に輸出。その分、米国にあるP A Cをウクライナに輸出。いいんですか皆様、ウクライナ戦争に間接介入です。

 腐敗の極みの世界最大属国与党、お仲間の腐敗の極み属国に戦費を送る。バーティ券売り上げではないが一部は自民党にキックパックされるのではと妄想したくなる。

 日刊IWJガイド

「岸田総理はウクライナ支援継続を表明! その額6452億円! ウクライナ国民の7割以上が、徴兵されるなら国籍を捨てると回答!」

はじめに~岸田総理は、ウクライナ支援の継続を表明! その額6452億円! SNSでは、「国民を助けてくれ」、「火の車なのに他人助ける余裕があるように振る舞うのは頭が余程お花畑か」、「まずは裏金だしなよ」と大批判! いくらウクライナに支援金を注ぎ込んでも、もはやウクライナ軍には戦う兵士がいないという「瀕死」状態! ウクライナ国民の7割以上が、徴兵されるなら、ウクライナ国籍を捨てると回答! 無駄かつさらにウクライナ国民に犠牲を強いる支援に意義はない!「裏金作り」にいそしんできた岸田政権は、日本国民の血税を血みどろの負け戦の戦場に捨てる気なのか!

 米国からウクライナへの600億ドル(8兆6041億円)の軍事支援は、年内の米連邦議会の通過は絶望的となっており、EUからウクライナへの500億ユーロ(約7.8兆円)の軍事支援も、ハンガリーが拒否権を発動したため、否決されています。欧米が冷ややかに手のひらを返してウクライナを見捨てている中、なぜか、日本だけが、国民の血税を投じる事態となっています。

 

2023年12月20日 (水)

現実という堅固な壁にぶつかって飛び散る、あらゆるプロパガンダ

 イスラエルがしていることに関するプロパガンダ物語を欧米帝国は大量に作り出し、それらの物語は、人々にはあまり見えない形で、生々しいビデオ映像や具体的事実に真っ向から衝突している。

ケイトリン・ジョンストン
2023年12月16日

 この英語記事の朗読を聞く(ティム・フォーリーによる朗読)。

 現実世界と物語世界という、まったく異なる2つの世界に人間は同時に暮らしている。具体的な物質的現実の世界と、現実に関する心の物語の世界。

 クリスマスツリーの下に積まれた贈り物の物質的現実と、その贈り物がどのようにそこに届いたかについて、小さな子に親が話す物語がある。爆弾が人体をズタズタに引き裂く物質的現実があり、それがどのように、なぜ起きているかについて権力者が世界に伝える物語がある。

 私たちがガザで見ているのは、現実に何度も何度もぶつかって飛び散るでっち上げの物語だ。イスラエルがやっていることに関するプロパガンダ物語を欧米帝国が大量に作り出すが、それら物語は、人々にはあまり見られない方法で、生々しいビデオ映像や具体的な事実に真っ向から衝突している。

 ここで、作り話の例をいくつか紹介しよう。

  • 10月7日はいわれのない攻撃だった
  • これは防衛戦争で、イスラエルは自衛する権利がある
  • ユダヤ人は、他の民族より優遇される祖国がない限り、安全ではない
  • ハマスが殲滅されるまで、平和はあり得ない
  • 民間人死傷者は全てハマスのせいだ

ここで、客観的な現実の例をいくつか紹介する。

  • イスラエル軍の爆弾に焼かれ、切断され、引き裂かれた民間人の生々しいビデオ映像
  • イスラエル空爆で殺された子どもの遺体の写真
  • この猛攻撃でジャーナリストが歴史的に未曾有の比率で殺害されている客観的事実
  • 子どもの殺害率が現代の他の紛争よりも遙かに高い客観的事実
  • イスラエルが民間人を包囲し、組織的に一斉避難させ、医療制度を破壊している客観的事実

 前者の範疇は、完全に実体のない思考の綿毛から成り立っている。それらは人々が自分の思惑を推進するために作り上げた物語で、それ自体には客観的な現実性はない。後者の範疇は、物質世界の具体的現実から成り立っている。

 精神的な物語がいかに広範に人間の意識を支配しているか、そしてそれが我々の社会の支配的物語が何かを支配できる者によって人類文明が支配されるのを可能にしてきたことを完全に認識している人は比較的少ない。イスラエルもその一部であるアメリカ中央集権帝国は、その洗練と有効性が、他に類を見ない未曾有の物語支配システムを確立するのに成功した。

 だがガザでは、それは機能していない。生データに対し自明に不適格で、とうてい受け入れられないプロパガンダ歪曲もないので、それは機能しない。手足をばらばらにされた子供の映像に、どれほどプロパガンダ歪曲を積み重ねても、それが素晴らしく、受容できるものだと私を説得することはできない。

 帝国にとって、これは非常に大問題だ。舞台裏ではパニックが起きている。ガザで起きていることは言葉では言い表せないほど恐ろしいもので、イスラエルの残虐行為は直ちに終わらせなければならない。だが、この恐怖の全てに希望の光があるとすれば、それは帝国のプロパガンダ・マトリックスからかつてないほど人々が抜けだしつつあることだ。

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 画像タスニム通信社から ( CC BY-SA 4.0 Deed 表示 - 継承 4.0 国際 )

記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com.au/2023/12/16/all-the-propaganda-is-splattering-against-a-solid-wall-of-reality/

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 Alex Christoforou YouTube 対フーシ有志連合 Operation Prosperous Guardian結成

US prepares Yemen conflict. FT, Ukraine theory of victory. EU goes after X. Tucker, NO to VP Haley 42:30

 耕助のブログ

No. 2010 米国が国連拒否権行使で犯した最も重大な間違い

 今朝の孫崎享氏メルマガ題名

イスラエルのガザ侵攻に対し、イエメンのフーシ派厳しい言葉以上に紅海でイスラエル関連商船攻撃で、中東地域での影響力拡大。BP等公開利用回避、米国は商船保護有志連合形成、英、加、仏、伊、豪、バーレーン、ノルウェー、スペイン、セーシェル参加

 日刊IWJガイド

「裏金作りは自民党の『文化』のはずが、この2派閥だけ狙い撃ちにされるのはなぜか!?」

はじめに~特捜が自民党安倍派と二階派の事務所を家宅捜索! 裏金作りは自民党の『文化』のはずが、この2派閥だけ狙い撃ちにされるのはなぜか!?「国家安全保障戦略」で公然と中露を敵視する米国の政治姿勢に対し、ウクライナ紛争でロシアのプーチン大統領の考えに理解を示した故安倍元総理、中国に太いパイプを持つと言われる二階氏!! この捜査は、両者の政治姿勢と本当に関係ないのか!?

【本日のニュースの一撃!】

【第1弾! イスラエル軍による大量殺戮はガザだけではない! ヨルダン川西岸地区では、これまでに前例がないほどの多数のパレスチナ人の住民が殺害されている! イスラエル兵はパレスチナ人の住民の手足ではなく、頭部や胴体を銃撃し、致命傷を負わせている!】国境なき医師団のインターナショナル会長のクリストス・クリストゥ医師がパレスチナの劣悪な人道状況を報告!(『MSFインターナショナル会長クリストス・クリストゥ医師のXへの投稿』、2023年12月19日)

2023年12月19日 (火)

エカチェリーナの都市オデッサ

スコット・リッター
2023/12/16


 2022年12月28日、オデッサのエカチェリンスカヤ広場にある「ロシア皇后エカチェリーナ2世と臣下の記念碑(オデッサ創設者記念碑)」をウクライナ人労働者が解体。

 彼らは真夜中にやってきて「エカチェリーナ大帝」として知られる女帝エカチェリーナ2世の銅像を解体するクレーンを操縦する数人の市職員を連れて来た。この像は「オデッサ創設者記念碑」と総称されるブロンズ像集合体の一部だった。その一人は、1772年にロシア帝国軍に入隊し、オスマン帝国軍に対する勝利に導いたスペイン海軍士官のホセ・デ・リバス提督だ。リバスは、1794年にエカチェリーナが発した勅令の下、オデッサ領を占領する攻撃を指揮した。リバスはオデッサ市の初代行政官だった。他の人物に、フランドルの技術者でオデッサ初の建築家フランソワ・サント・ド・ウォランがいる。プラトン・ズーボフはロシア貴族で、エカチェリーナの最も親しい助言者(そして秘密の恋人)と信じられており、同じくロシア貴族のグリゴリー・ポチョムキンは、エカチェリーナの最も影響力のある助言者(そして秘密の恋人)で、オスマン帝国から奪取したオデッサを含む新ロシア領土の初代総督だった。

 ウクライナにあるロシア遺産の象徴を全て排除し、ウクライナを「脱ロシア化」する取り組みの一環として、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領の監督でこれらの像は全て撤去され、倉庫にしまわれた。

 だが、ゼレンスキーの取り組みも、ロシアとオデッサの感情的・歴史的結びつきを損なうことはなかった。12月14日にロシアで行われた年末の年次質疑応答の催しで、ウラジーミル・プーチン大統領はこの点を強調した。「私は常に言ってきたし、今日も言っている通り、現在の悲劇的展開にもかかわらず、ロシア人とウクライナ人は本質的に一つの国民だ」とプーチン大統領は宣言した。

 Ask the Inspector122回で本記事をScott Ritterが 説明している。

 プーチン大統領は現在の紛争を2つの兄弟国家間の「内戦」になぞらえた。だが彼はウクライナの一部では、ウクライナ人というよりロシア人が多いことを明らかにした。「ウクライナ南東部は歴史的にロシア領で、常に親ロシア派だった」とプーチン大統領は述べた。「クリミアも黒海地域もウクライナとは何のつながりもない」と彼は続け「オデッサはロシアの都市だ。我々はこれを知っている。これは誰でも知っていることだ」

 ロシア皇后エカチェリーナ2世と臣下の記念碑は、1894年(オデッサ建国100周年)にオデッサを襲った愛国心で遅ればせながら副産物として1900年に建てられた。1920年にボリシェヴィキに倒され、エカチェリーナ像は解体され、4人の創設者の像は倉庫に移された。2007年、エカチェリーナと4人の部下の記念碑を修復する資金をオデッサ市議会の親ロシア派議員ルスラン・タルパンが集めた。2007年10月27日、花火とフィルハーモニー管弦楽団による豪華な式典で、新記念碑の除幕式が行われた。

 しかし全員がこのロシア皇后を祝う考えに興奮したわけではない。親ナチスのウクライナ民族主義指導者ステパン・バンデラをウクライナ「英雄」に押し上げた当時の大統領ヴィクトル・ユシチェンコは記念碑を非難し、式を妨害するためオデッサに行ったウクライナ民族主義者集団から除幕式参加者を引き離すため警察を呼ばなければならなかった。

 これらウクライナ民族主義者は、最終的にタルパンを逃亡させ、横領罪を逃れるため首長国連邦に亡命させるのに成功した。その後2014年5月オデッサに集まった民族主義者は親ロシア派デモ参加者が入った建物に放火し、48人が亡くなった。2022年2月ロシアによるウクライナ侵攻はウクライナ民族主義者が記念碑を撤去する最後のきっかけとなった。

 ウクライナ国旗を除いて、記念碑を支えていた大理石台座は今や空だ。2023年4月、公共の場にロシア語名称を使用するのを禁じる法律をゼレンスキー大統領が可決したにもかかわらず、記念碑があった広場は今でもエカチェリンスカヤ広場として知られている。近くには1905年革命時の軍艦水兵反乱を描いたセルゲイ・エイゼンシュテイン監督の1925年の名作無声映画『戦艦ポチョムキン』で有名になったポチョムキン階段がある。

 ソビエト当局は、最初オデッサを革命都市として描こうとし、後に「英雄都市」として描こうとしたが(オデッサは1941年8月から10月にかけてドイツ軍とルーマニア軍に包囲され陥落した)、オデッサの現実は、おそらく『オデッサ物語』の中で快楽主義と無法が特徴の都市を描いたユダヤ系ロシア人作家イサーク・バーベリが最も忠実に捉えられている。ロシア詩人アレクサンドル・プーシキンはオデッサで13ヶ月間亡命生活を送った。1823年から1824年頃この街での生活を観察したことが、有名な小説『エフゲニー・オネーギン』に影響を与えたと言われている。バーベリやプーシキンあるいは他のロシア人作家の目を通して語られているか否かにかかわらず、オデッサ文化は黒海に面した場所にあり、ボスポラス海峡と東地中海への玄関口として機能していた。オデッサは文化の点で常にヨーロッパよりレバント的で、港湾都市としての地位は地域の豊かな商業遺産に結びついていた。

 2001年の国勢調査によると、オデッサ住民110万人のうち、60%強がウクライナ人(ロシア人は30%弱)だとウクライナ民族主義者は強調しているが、現実にはオデッサには常にロシア語圏のコスモポリタニズムの雰囲気があり、住民は独特の訛りがあるロシア語を話している。ロシアの現実に根ざしたこの文化の多様性は、今日のロシア連邦の大部分を特徴づけるもので、この定義はソビエトと帝政ロシアの統治時代にも当てはまる。ソビエト連邦解体後、オデッサとウクライナ南東部の親ロシア地域(エカチェリーナ大帝の時代にはノヴォロシアと呼ばれていた)がウクライナ支配下に入った事実は、ロシアのプーチン大統領が指摘した通り、歴史の偶然だ。

 「事故」が収拾されようとしているかのようだ。オデッサを「ロシアの都市」とプーチンが呼んだことはロシア指導部の考え方への決定的な洞察になる。しかし、この考え方はノスタルジアだけでは形成されず、NATOがウクライナ軍を代理として利用し、ウクライナ政府がオデッサを黒海艦隊のセヴァストポリ基地を脅かせる基地に変えた事実が、オデッサの運命を決定づけた。端的に言えば、現在の紛争で出現したウクライナが、オデッサをロシア側に押し付ける剣として利用するのをロシアは二度と許すわけにはゆかない。

 オデッサは再びロシアになるだろう。これは地政学的現実と歴史的先例から導かれる事実だ。オデッサは常にロシアだったのだから、ロシアになるだろう。ヴォロディミール・ゼレンスキーの言葉で解釈されるステパン・バンデラ・イデオロギーに表れているウクライナ・ナショナリズムが、どれほどそうではないと主張しようとも、ゼレンスキー政権のバンデラ・イデオロギーは『オデッサ物語』を構成する13の短編小説でバーベリが描写した特徴的な、はみだし者の魅力を今も維持しているオデッサの現実とは完全には歩調を合わせていないのが事の単純な事実だ。

 1940年、内務人民委員部NKVDによってイサーク・バーベリは処刑され、革命後彼が書いた作品はスターリンと同類に反革命と見なされた。だが、エカチェリーナ大帝と彼女の4人の臣下(半数はロシア人ではなかった)の多文化的指導の下で命を吹き込まれた都市での生活の日々の鼓動の中、彼の言葉は生き続けている。いつの日か、そう遠くない将来、ロシア指導者エカチェリーナと顧問四人の像が再び、このロシアの都市にそびえ立ち、エカチェリンスカヤ広場の中央台座を飾ることになるだろう。

記事原文のurl:https://www.scottritterextra.com/p/odessa-the-city-of-catherine

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 マグレガー氏、先住のパレスチナ人を追い出し、虐殺して成立しているイスラエルの歴史と、先住インディアンを片隅に追いやって成立したアメリカの歴史に触れている。

Douglas McGregor: ISRAEL has announced the WITHDRAWAL of 70% forces from Gaza, began with the truce 31:40

 最も見たくない腐敗政治家連中の映像を見ざるを得ない良い番組。

【横田一の現場直撃 No.246】◆マイナ「オレ様」河野 ◆ライドシェア神奈川連合 ◆武蔵野市長選 20231218 1:15:30

 今朝の孫崎享氏メルマガ題名

ジョセフ・ウイルソンという男ーサダム・フセインにたてつき、米国では英雄視された。副大統領チェニーにたてつき、映画になる等もてはやされた。だが最後はチェニーに敗れ、孤独の中で死んでいった。

 2011年10月1日、上記孫崎氏記事にある「ジョセフ・ウイルソン」に触れた下記翻訳記事を掲載した。この機会に、ご一読を。

『フェア・ゲーム』: ハリウッド・リベラル派、イラク戦争への衝動を扱う

 日刊IWJガイド

「パレスチナ自治区の世論調査でパレスチナ人の7割が10月7日のハマスの攻撃は『正しい』と支持!」

はじめに~パレスチナ自治区のシンクタンクが、世論調査を発表! パレスチナ人の7割が、10月7日のハマスの攻撃は「正しい」と支持! 政党別支持率は、ガザを統治してきたハマスが43%でトップ!「イスラエル軍はガザ地区からのパレスチナ人追放に失敗する」と回答した人は85%! ガザ地区で「家族の誰かが死傷した」人は、3人に2人! 95%が「イスラエルは戦争犯罪を犯している」! パレスチナ人の4人に1人が「ガザの人々の苦しみは米国のせい」、圧倒的多数が「米国と欧州諸国は道徳的羅針盤を失った」と回答! もはや欧米諸国に停戦や和平の仲介、二国家解決に向けての外交は困難!?

【本日のニュースの連撃! 2連弾!】

【第1弾! プーチン大統領が「オデッサはロシアの都市だ。私たちはそれを知っている。誰もがこれを知っている」と発言!】スコット・リッター氏は「オデッサは再びロシアになる。これは地政学的現実と歴史的先例によって動かされた事実である。オデッサは常にロシアだったため、ロシアになる」と大胆予測!(『TASS』、2023年12月14日ほか)

【第2弾! 種子法廃止の誤りが露見! 民間の米品種「みつひかり」が7年間に渡り表示偽装していた!】種子法廃止違憲確認訴訟控訴審開始直前に発覚した三井化学の不正事件に農水省は厳重注意のみ!!(『山田正彦オフィシャルブログ』、2023年12月14日)

2023年12月18日 (月)

CNN、ガザに入る

 欧米マスコミのずさんなプロパガンダ歪曲を見ていると、命が深刻な危険にさらされているにもかかわらず、大変な仕事をこなしてきたガザの本物のジャーナリスト全員に、どれほど世話になっているか思い知らされる。

ケイトリン・ジョンストン
2023年12月15日

 この英語記事の朗読(ティム・フォーリーによる朗読)を聞く。

 CNNのクラリッサ・ウォードとその一団は、10月7日以来、イスラエル軍から独立してガザに入った初の欧米ジャーナリストとして、アブダビから映像を報じるため出発する前に、アラブ首長国連邦がサッカースタジアムに最近建設したこの飛び地の南部にある150床の病院を短時間訪問した、。

 全体的に、ウォード訪問に関する番組は有益で、ガザでの虐殺が殆ど抽象的なものだった大多数の視聴者にとって大いに必要だった映像を提供した。CNNは、イスラエル空爆で傷ついた犠牲者の苦しみと苦悩を映し出し、彼らに同情を込めてウォードはインタビューし、「イスラエルの熱狂的爆撃」によって「記録的な数の民間人犠牲者」がもたらされたと正しく指摘している。過去2ヶ月間、ガザで起きていることを取材してきたパレスチナ人ジャーナリストの「英雄的な並外れた仕事」をウォードは強調し、この猛攻撃でこれら記者たちが未曾有の割合で殺害されていることを的確に指摘している。

 だから、この番組が作られ、ウォードと彼女の一団がした仕事は客観的に良いことだ。だが、我々が見せられたものには、CNNであるがゆえに、アメリカ帝国の情報権益に利益をもたらすような物語の歪曲も多々あった。

 彼女と仲間が訪問した病院は、非常に新しく、UAEから供与されたため、ガザの他地域の医療施設状況の「縮図ではない」事実をウォードは正しく強調し、ガザの他の病院は、ほとんど機能していないと指摘している。ウォードが言っていないのは、この問題が、10月7日以来、イスラエルが体系的にガザの病院を攻撃し何十もの病院を機能不全に陥れている事実に大きく起因していることだ。

 実際、イスラエル軍事作戦に引き起こされている死と苦しみに関するCNN番組で、イスラエル自体が果たす役割は驚くほど小さい。私の計算では「イスラエル」や「イスラエル人」という言葉は、14分間の番組全体で6回しか言及されておらず、死と破壊が、意図的な大規模暴力行為としてでなく天候のような受動的出来事として論じられる時間の方が長い。

 例えば、CNNが病院に到着すると、近くでイスラエルの爆弾が爆発し、「少なくとも1日に20回は」これが起きると医師は言う。しかし「イスラエル」という言葉は、事後的に議論する時でさえ決して出ない。10分前に起きた爆撃による負傷者が運ばれてくる際、「イスラエルの攻撃」ではなく「攻撃」とウォードは言う。

 10月7日以来、ガザでは、攻撃者と攻撃の奇妙な乖離が常に見られ、報道機関は時に「爆破」と「爆撃」にだけに関する記事を載せるが、実際それを引き起こしている国には記事で全く触れないことがある。攻撃している国に触れないことは、「ロシア」や「プーチン」という言葉が常に決まり文句のように記事に書かれるウクライナの場合は決して見られないし、10月7日をめぐる議論でも目にしない。ハマス攻撃に関するニュース報道をいくら見ても、攻撃者が誰だったかに関する言及を聞かずに過ごすことは決してない。

 CNN報道で、イスラエルへの言及は乏しいが、アメリカ合州国への言及は皆無だ。この容赦ない虐殺は、アメリカが支援しているからこそ起こり得ており、支援を撤回し、バイデン政権が、いつでもそれを終わせられる事実には、ウォードや他の誰一人言及しない。アメリカが支援しているガザ破壊を、あたかもワシントンが受動的に目撃しているだけの何か別の外国紛争であるかのようにアメリカ・マスコミが語るのを見るのは、なんともシュールだ。

 加害者をあえて書かないのは、イラク、シリアやイエメンの非アメリカ同盟について語る際には、主流欧米マスコミで「イランが支援している」という表現が至る所で使われるのと対照的だ。イスラエルのガザ攻撃をアメリカが支援している事実は、イランが支援しているといういかなる主張より遥かに証拠があるのに「アメリカが支援する空爆」や「アメリカが支援する爆撃作戦」といった表現はガザに関する欧米報道では決して見られない。

 CNN映像のもう一つの歪曲は、ウォードがガザの民間人犠牲者について語る場合だ。

 「イスラエルの猛烈な爆撃によるガザ地区の死者数は、現在およそ1万8000人だ」とウォードは言う。「国連が言う通り、死傷者の3分の2が民間人だと推定すると、わずか2カ月余りで約1万1800人の民間人が殺害されたことになる」

 これはもちろんガザで殺害されている全ての男性がハマス戦闘員だと誤って想定している。ウォードの番組は、明らかに非戦闘員の男性に彼女が囲まれている様子の映像でいっぱいで、もし彼らがガザで女性や子どもを殺しているなら、必然的に多くの民間人男性も殺していることになる。この作戦で殺害された女性と子どもの数を指摘するのは殺害の無差別性を示す点で有用だが、決してこの数字を民間人死者数総計と解釈してはならない。

 欧米マスコミのずさんなプロパガンダ歪曲を見ていると、命が深刻な危険にさらされているにもかかわらず大変な仕事をこなしているガザの本物のジャーナリスト全員に、どれほど世話になっているか思い知らされる。それでも、どんな小さなことでも役に立つし、起きていることについて、CNN番組が更に一人の西洋人の目を開かせてくれるなら私はそれを受け入れるつもりだ。

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記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com.au/2023/12/15/cnn-goes-to-gaza/

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 The Chris Hedges Report

The Death of Israel

 耕助のブログ Jonathan Cook記事翻訳

No. 2008 ガザを抹消するためにイスラエルがどのようにAI虐殺プログラムを使っているか

 今朝の孫崎享氏メルマガ題名

岸田内閣の支持率低下が続く。時事、毎日は内閣支持率を10%台示し、毎日、不支持率79%は、開始1947年7月以来、最も高い。依然前月比大幅下落が続き、底が見えない。 政党支持率では毎日では自民17%。立憲支持率14%、僅差になる

 日刊IWJガイド

「国会閉幕で特捜の安倍派への『裏金疑惑』捜査が本格化! 閣僚と自民党役員から安倍派を一掃しても、岸田政権の支持率は17.1%に急落!」

【本日のニュースの連撃! 3連弾!】

【第1弾! 米下院がバイデン大統領の弾劾に向け、正式な調査を行う決議を可決!】下院監視委員会の召喚に応じず、拘束の警告も受けているハンター・バイデン氏は、議会建物の外で「父が私のビジネスに、金銭的に関与していたという疑惑を裏付ける証拠は、ありません」と表明! 共和党の主張を「嘘」だと非難!(『CNN』、2023年12月14日)

【第2弾! ガザ北部シェジャイヤ地区で、イスラエル国防軍がイスラエル人の人質男性3人を殺害! 殺害された3人の男性たちは上半身裸で白旗を掲げていた!】イスラエル国防軍の無差別殺戮が導いた「悲劇」はこれからも起こりうる! 人質家族は「平和のうちに人質が解放されること」を望むと表明!(『タイムズ・オブ・イスラエル』、2023年12月15日ほか)

【第3弾! ウクライナ海兵隊員が「ドニプロ川東岸に足場を築いた」というゼレンスキー大統領の嘘を告発!】「足場を築くのは不可能だ」と語る海兵隊員は、渡河作戦を「自殺任務だ」と証言!(『ニューヨーク・タイムズ』、2023年12月16日)

2023年12月17日 (日)

暴走して自国民を殺害するイスラエル政権...そう、当然。

フィニアン・カニンガム
2023年12月16日
Strategic Culture Foundation

 「友軍の誤射」で人質三人が射殺されたという報道の後、イスラエル軍が自国民を殺害しているのは驚くに値しない。

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お問い合わせ:info@strategic-culture.su

 「友軍の誤射」で人質三人が射殺されたという報道の後、イスラエル軍が自国民を殺害しているのは驚くに値しない。

 パレスチナ武装勢力との接近戦中イスラエル人男性三人は「誤って脅威と認識され」軍に発砲されたとイスラエル当局は述べた。

 他に人質三人の遺体が回収されたという報道もある。だがイスラエル政権は彼らの死の状況を明らかにしていない。というより、まだ良い作り話を思いついていないのだ。

 また、これまでガザで戦死した117人のイスラエル兵のうち最大20%が「友軍の誤射」によるものだという報告もある。

 イスラエルによるガザ爆撃の八週間に、数人のイスラエル人人質が殺害されたとパレスチナ過激組織ハマスは述べている。

 直近の人質三人の死を「耐え難い悲劇」だとイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は表現し、過ちを繰り返さないため状況を徹底的に調査すると誓った。

 10月7日のイスラエルに対する大胆な攻撃の際、ハマスや他のパレスチナ武装勢力に連れ去られた約130人のイスラエル人人質が、いまだにガザに残っていると考えられている。100人以上の捕虜が、これまでの捕虜交換休戦で既に解放されている。

 最近の人質の死は、敵対行為を終わらせ全ての捕虜を帰国させるようネタニヤフに要求する抗議行動をテルアビブで引き起こした。停戦を呼びかけて捕虜全員の解放をネタニヤフ政権が優先しなかったことにイスラエル人家族や支援者たちは激怒している。

 停戦を求める国内外の呼びかけをネタニヤフ首相や閣僚は拒否している。イスラエルのガザ攻撃は「国際的支援の有無にかかわらず」継続するとイスラエルのエリ・コーエン外務大臣は述べた。

 金曜日イスラエルを訪問したジェイク・サリバン国家安全保障担当大統領補佐官は、今後数カ月間の軍事作戦継続に同意したが、広報活動の利益のため、民間人の犠牲者を最小限にとどめる「変化」を、このアメリカ特使は促した。

 ガザでの軍事作戦は「数カ月」続くと非妥協的なイスラエル指導者連中は述べている。つまり民間人や人質の死者数は既に未曾有の侵略と戦争犯罪の連鎖を超えて、必然的にエスカレートするだろう。イスラエル軍による70日間のガザ地区爆撃と地上侵攻で、既に2万人のパレスチナ民間人が殺害されている。

 ガザには30,000発近くの爆弾が投下されたが、そのうち半分は「無誘導」爆弾、いわゆる「ダム爆弾」だ。これは50トン以上の高性能爆弾で、1945年にアメリカ軍が広島に投下した殺傷力の3倍に相当する。

 女性と子どものイスラエル政権による無慈悲な殺害は、イスラエルが国際法や人道に対する罪を軽視していることを示している。

 イスラエル猛攻撃の野蛮さを考えればイスラエル軍が自国民を殺害しているのは驚くべきことではない。これは単なる「過失」やいわゆる「友軍の誤射」によるものではない。

 意図的な大量虐殺を狙って民間人を標的にイスラエル軍は爆撃している。病院の窓越しに狙撃兵が医療従事者や患者を銃撃している

 イスラエル特殊部隊がシェルターを襲撃し、至近距離で女性や子どもを殺害したという複数報道がある。

 無辜の人々のこの野放図な殺戮や大量殺戮の大騒ぎの中、イスラエル軍がイスラエル人質を殺害しているのは、これら部隊があらゆる人を殺害しているためだと想像される。イスラエル軍の銃撃現場に現れた人は皆抹殺されるのだ。

 しかもイスラエル政権とアメリカのイスラエル擁護論者連中には、軍服を着たイスラエル人殺人者を「歴史上最も道徳的な軍隊」と呼ぶ蛮勇がある。

 10月7日のハマスによるキブツ・ジムや他のイスラエル施設攻撃の際、1,200人の犠牲者のうち死者の多くがイスラエル軍の武力で引き起こされたことは今や十分文書化されている。パレスチナ人戦闘員が住民を拘束している家屋に戦車や重機関銃で軍隊が発砲したとイスラエル人目撃者が証言している

 イスラエル市民が意図的に殺害されるような状況で、イスラエル軍がこれほど無差別に火力を使用することに、イスラエル軍兵士も失望と不信感を表明している。

 イスラエル人パーティー参加者が何人も殺害された野外ダンス・フェスティバルでの家屋や多数の車の破壊が軽武装パレスチナ人戦闘員に実行されたはずがない。後者は10月7日に400人近くのイスラエル兵を殺害したと主張している。ハマスは、彼らの主な標的は軍だったと述べている。過激派が民間人も殺害したのは間違いない。だが新たな証拠は、イスラエル民間人の死のほとんどがイスラエル治安部隊によるものであることを示している。

 これは、ハマス戦闘員が犠牲者を焼却し切断したことを示すと称する画像を説明する。ネタニヤフとジョー・バイデン米大統領は、パレスチナ人「テロ」の証拠として、またイスラエルのガザ攻撃を正当化するため、このような画像を引用している。

 だが敵を破壊する手段として、イスラエル軍が接近戦状況で意図的に殺害することはハンニバル・ドクトリンとして知られている。それはイスラエルの国家政策だが公然とは認められていない。

 今週報じられたガザの地下トンネルを海水であふれさせるイスラエルの最新計画もイスラエル人質を溺死させる危険をはらんでいる。ガザの絨毯爆撃と同様、ネタニヤフと彼の内閣の精神病質者連中にとって、人質の命はほとんど価値がない。

 もしガザへの大量虐殺攻撃がなかったら、長年の個人的汚職容疑でネタニヤフは起訴され法廷に立たされていたはずだ。自分が投獄されないよう、この殺人戦争をできるだけ長く続けたいと彼は願っている。彼のシオニスト・ファシスト内閣も、民族浄化の最終的解決として、パレスチナ人を地図から消し去りたいと思っている。

 これほど長い間、大量殺戮と窃盗を何の罪にも問われず逃がれてきたファシスト・イスラエル政権にとって、まあ...自国民を数人殺すのも当然だ。

 ユダヤ人に対するナチス・ホロコーストに関する彼らの永遠の作り話は、吐き気を催すような堕落の追加にすぎない。ネオナチはテルアビブにおり、ワシントンがそれを支援し兵器化しているのだ。

記事原文のurl:https://strategic-culture.su/news/2023/12/16/out-of-control-israeli-regime-killing-own-people-well-why-not/

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 Niftyニュース 精神病質虐殺集団のたわごと。ワニの涙。

ガザで誤射"軍が全責任負う"

 デモクラシータイムス ウイークエンド・ニュース

腐った自民・火だるま岸田 政局の陰で重要政策着々 WeN20231216 1:47:30

イスラエルのガザ虐殺を巡り、アメリカを非難の的にしたバイデン

フィニアン・カニンガム
2023年12月14日
Strategic Culture Foundation

 ガザの大量虐殺に甚だしく共謀したかどで、バイデン・ホワイト・ハウスはアメリカを世界的不評に陥れた。

❗️Telegram Twitter , と VK でご参加願いたい。

お問い合わせ:info@strategic-culture.su

 今週、世界に恥をかく日に、ガザでの停戦呼びかけにアメリカは反対票を投じた。これは、アメリカがイスラエル政権による大量虐殺の共犯者であることを意味する。

 これ以上あからさまなものはありえない。国連193カ国のうち、153カ国(80%近く)が、即時停戦と、イスラエル軍による2カ月以上にわたる絶え間ない無差別爆撃に200万人以上の民間人がさらされているガザへの人道支援緊急提供に賛成票を投じたのだ。

 民間人に対する無慈悲な意図的な殺害だけでなく、パレスチナ人を「人獣」と呼ぶイスラエル政権によって水や食料、医薬品、燃料など全ての基本的な人道的必需品が遮断され封鎖されている。

 国連総会で暴力の終結を訴える大多数の国々にアメリカが反対票を投じたのは今回が2度目だ。アメリカは国連安全保障理事会で停戦を求める3つの決議にも拒否権を行使した。

 12月12日の最新の投票で、アメリカはイスラエルと少数の小国とともに和平の呼びかけに反対した。イギリス、ドイツ、オランダ、イタリア、ウクライナを含む他の23カ国は恥ずべきことに棄権した。

 同日、ジョー・バイデン大統領はワシントンDCで募金活動演説を行い、ガザに対する軍事的猛攻撃を行う際「より慎重にする」ようイスラエルに警告した。民間人に対するイスラエルの「無差別爆撃」は道徳的怒りや戦争犯罪ではなく広報活動問題であることをバイデンは懸念していた。

 それにもかかわらず、イスラエルが要求する全ての爆弾と兵器を供給して、イスラエルの「無条件」支持をバイデンは再び繰り返した。先週、議員による審査を必要としない緊急基金の一部として、イスラエルに1億ドル以上の戦車砲弾供与をホワイト・ハウスは承認した。バイデン政権は、140億ドル以上の規模に上る大規模軍事支援パッケージも可決するよう議会に働きかけている。

 ガザと被占領西岸地区のパレスチナ人に対するイスラエルの大量虐殺にアメリカは全面的に加担していると著名な国際法の権威者フランシス・ボイル教授は述べている。

 筆者宛ての電子メールで、大規模で組織的な暴力の継続を可能にしているイスラエルへのアメリカによる爆弾とミサイルの無条件供給から、国連での繰り返しのアメリカの投票権行使まで「全面的な」証拠をボイル教授は指摘した。

 占領地のパレスチナ人住民を抹殺する大量虐殺の意図をベンヤミン・ネタニヤフ首相を含む何人かのイスラエル指導者は公然と表明している。特に病院や難民キャンプへのあからさまな爆撃や女性や子どもの殺害はイスラエル政権が国際法を尊重していないことを示している。

 アメリカの支援をネタニヤフ首相は公式にバイデン大統領に感謝した。ガザでの作戦遂行上アメリカとイスラエルの軍司令部が連絡を取り合っていると公然と報じられている。

 東地中海へのアメリカ海軍配備はアラブ人やイスラム教国家や集団がパレスチナ人の防衛を支援するため介入するのを阻止することを狙っている。

 バイデン政権は二枚舌であると同時に臆病だ。ガザの民間人犠牲者に対する「懸念」を述べる一方、無辜の人々の吐き気を催すようなイスラエル政権の殺戮を全面支持している。大統領選挙が近づくにつれ、バイデンが懸念しているのは、虐殺が他の国々やアメリカ有権者にとってあまり良く見えないことだけだ。

 それゆえバイデンはイスラエルに「もっと注意するように」と不気味な助言をした。彼の助言は、子どもの大量殺戮を止めろというのではなく、より慎重にやるべきだということだ。

 バイデンと彼の政権は、絶望的に腐敗した歴史観を持った道徳的に病んだ精神病質者だ。今週ナチスのホロコーストがイスラエルの生存権とガザを「片付ける」権利の基盤だと大統領は語った。

 パレスチナの民間人を絶滅させるために、ファシスト・イスラエル国家がナチスの手法とアメリカの爆弾を使用している最中に。

 イスラエル軍は、アメリカ当局と緊密に協議し、ハマス過激派が潜伏していると思われるガザのトンネルに海水を注ぎ込む予定だ。20,000人近い民間人の死者を出した絶え間ない8週間以上のガザ爆撃はハマスを打ち負かしていない。今、イスラエルは、推定500キロの地下ネットワークを水浸しにしようとしている。

 のイスラエル人人質140人がハマス戦闘員とともに殺されてもイスラエルは気にしない。海水が全ての地下飲料水源や将来世代のための広大な農地を汚染するのを連中は気にしない。

 この絶望的で卑劣な措置は、1942年6月ナチスがプラハ大聖堂に殺到し、地下室に閉じ込もって抵抗する戦闘員を殺害したのを彷彿とさせる。数週間前にチェコ・レジスタンスは親衛隊司令官ラインハルト・ハイドリヒを暗殺していた。集団的懲罰として村全体に武装親衛隊が報復虐殺を行ったのだ。

 世界が目撃しているのは、ナチスのホロコーストのおかげで無法な特権を主張するユダヤ人政権による野蛮な行為の奇怪な繰り返しだ。

 イスラエル政権の大量虐殺犯罪と腐敗が、いずれこの国を崩壊させるとイリノイ大学で国際法を教えるフランシス・ボイル教授は長年予測してきた。

 悲惨な天罰への転落にイスラエルと共にアメリカ合州国も追加する人がいるかもしれない。

 ガザでの大量虐殺に甚だしい共謀をしたかどでバイデン・ホワイト・ハウスはアメリカを世界的不評に陥れた。ホワイトハウスは世界から非難されている。

記事原文のurl:https://strategic-culture.su/news/2023/12/14/biden-has-damned-united-states-over-israels-gaza-genocide/

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 スコット・リッターが語るガザの現状

Scott Ritter: IDF is retreating from GAZA, they are afraid, urban warfare with Hamas is suicidal 32:05

 Alex Christoforou CNNさえウクライナの不利を認めている。

 CNN Analysis: Ukraine has had a terrible week. Blame the US and the EU

CNN; Ukraine failure, US & EU to blame. Macron tells Putin, you have my number. Red Sea cargo fears 39:12

 イスラエル軍、白旗を掲げた人質三人を射殺 ネタニヤフは先が見えている。

 今朝の孫崎享氏メルマガ題名

田中角栄逝去30年を偲ぶ会関連シンポジウムでの発言:短期的に日中関係に明るい展望はない。日本の対中政策に臨む基本は①日本の外交安全保障政策は米国に追随する②米中関係は不安定に推移し、悪化の可能性はあっても良好になる可能性は低いことから構成

2023年12月16日 (土)

実行不可能なウクライナ計画をまだ持っているアメリカ軍

2023年12月13日
Moon of Alabama

 昨日ロシアの損失とされるものに関する馬鹿げた数字をバイデン政権が「機密解除」した。それは役に立たなかった。議会からより多く資金を得るゼレンスキーの任務は失敗した。

 ゼレンスキーとの約30分間の会談(初めての1対1会談)後、議会共和党の要求に対するバイデン政権の対応は「不十分」だとマイク・ジョンソン下院議長は述べ、国境での「変革的変化」なしに合意はあり得ないという立場を繰り返した。

 ウクライナ戦略も共和党はホワイトハウスに要求した。しかし、昨日ニューヨーク・タイムズが報じた通り皆無だ。

 反攻失敗後、アメリカとウクライナは新たな戦略を模索している

 アメリカとウクライナ当局者によると、キーウの運命と、対ロシア戦争への弱まる支持を復活させるため、アメリカとウクライナの軍指導者は来年初めに実行開始可能な新戦略を模索している。
 ...
 ウクライナへの対面での軍事助言をアメリカは強化しており、かなりの時間現地で過ごすべく三つ星将軍をキーウに派遣している。来月ドイツのヴィースバーデンで開催予定の一連の軍事演習で新戦略詳細を練り上げたいとアメリカとウクライナ軍将校は述べている。

 反攻が失敗したのは、6月中旬から明らかだった。失敗の理由は、ゲームでウクライナが勝つよう偽戦争ゲームの変数を歪めたためだった。

 論理的には、KORAシミュレーション・システムを適切に使えば、第47旅団の攻撃の失敗は予測できたはずだ。ワシントン・ポストによると、第47旅団の将校連中は「攻撃を計画し、敵ロシアがどう反応するか、どこで突破口を開き、どこで損失を被るか」という結果を(KORAの)プログラムに示させた。KORAシミュレーションにより、ウクライナ将校連中は「戦場でどう協力するか実験す」べく行動を調整できた。

 制圧という極めて重要な任務を遂行するにはウクライナ軍の構成が不十分だったことを考えれば、ウクライナ軍が突破作戦の実際の攻撃要件、つまり突破する障害物の壁の反対側にいる敵軍を破壊する可能性はなかった。だが、オレホフとその周辺のロシア軍防衛線を打ち破れる勝利計画を練り上げたと確信して、ウクライナ軍はKORAの実験を終えた。

 KORAに基づくシミュレーション構造を調べると、このシステムはシミュレーション全体を定義する様々な入力に完全に依存していることが明らかになる。

 現在、アメリカはウクライナ軍の指揮を執るため将軍を一人派遣しつつあり、更に戦争ゲームをするだろう。一体どのような結果のために、変数が歪められるのだろう。

 どうやら、6月下旬以降の時間は、ウクライナにとって新戦略を打ち出すには不十分だったようだ。これでは駄目だ

 2024年までに、保有している領土を保持し、兵器生産能力の構築に集中する「保持し構築する」戦略をウクライナが追求するよう一部の米軍は望んでいる。この戦略がウクライナの自給率を向上させ、ロシアの新たな動きをキーウが確実に撃退できる立場にするとアメリカは考えている。

 狙いは、来年末か2025年に意味ある交渉を行うことをロシアが検討するに十分な信頼できる脅威を作り出すことだ。

 同時に、ウクライナ当局は、昨年秋のクリミア半島への深攻作戦成功を足掛かりにした戦略を検討している。武器工場、武器庫、弾薬を運ぶ列車線路に対する攻撃でロシアの体勢を崩しておいて、象徴的勝利を収める創造的方法を彼らは模索している。ある元ウクライナ軍高官は、この提案について話すのは拒否したが、新しい計画は洗練されており、「非常に大胆だ」と述べた。

 この計画は、ウクライナは更なるテロを実行しながら、防衛モードに入るというものだ。だが、ロシアがウクライナに本当の防衛線を作らせようとなどとするはずがあるだろうか? ウクライナは砲弾に飢えている。全ての戦線を維持する兵力はない。

 そして、ウクライナがどんな防衛線を構築しようとも集中砲火で破壊されるだろう。

 1943年夏、ドイツ軍のクルスク攻撃が失敗に終わった後、ソ連軍はベルリンを占領するまで止まらない攻撃モードに入った。ドイツ軍は防衛線まで後退し、その後も何度も退却し、ベルリンまで後退した。二年近くかかったものの、クルスク攻撃が失敗に終わってすぐ結果は明らかだった。

 ウクライナでも同じようなことが起きると私は思う。

 アメリカは典型的な「終わりの見えない展開」を開始しつつある。

 ヨーロッパにおけるアメリカ軍最高司令官クリストファー・G・カヴォリ大将は、ウクライナ当局との調整の上で、より大きな役割を担っている。

 キーウで長期間過ごすためドイツの基地からウクライナ支援を指揮するアントニオ・A・アグト・ジュニア中将を派遣すると国防総省は決定した。アメリカが提供する助言を強化するためアグト将軍はウクライナ軍指導部とより直接に協力するとアメリカ当局者は述べた。ウクライナにアメリカ人軍事顧問は常駐させないとホワイトハウスは決めているが、アグト将軍がキーウに頻繁に出入りする様子では、その決まりも終わりに近づいているはずだ

 三つ星将軍は一人でやってくるわけではない。彼には数十人のスタッフがおり、彼らはやがてウクライナ現地で軍事顧問になるはずだ。彼らは重点目標にもなるだろう。

 そして、ウクライナ兵士が知らない産業戦争について、これら顧問は何を知っているのだろう。そう、何も知らない。

 イヴ・スミスSimpliciusは、この点に関し更に深く考えている。

 ウクライナが辿っている軌道に依然変化はないと私は思う。プロパガンダでは、いまだ勝利を主張しているが、ウクライナは酷く負けている。今日のワシントン・ポストのこれを検討しよう。

 午前3時頃、キーウ中心部で大きな爆発音が響き、多くの住民がベッドから起き上がり、数分後、空襲警報サイレンが鳴り響いた。キーウに向けて発射された弾道ミサイル10発全てを対空防御で撃墜したとウクライナ空軍は発表した。この主張は、独自に確認することはできなかった。

 複数ミサイルの着弾は空襲警報が鳴る前に起きた。しかしウクライナ軍は飛来する全てのミサイルを迎撃したと主張している。それは私にとって信じられる時間の流れには聞こえない。実際キーウにある数少ない防空システムは、大砲同様、弾薬がほとんど不足していると私は考えている。

 アメリカから、そして可能性としてはヨーロッパからも、これ以上支援はないのだから、戦争を止める頃合いだ。

記事原文のurl:https://www.moonofalabama.org/2023/12/us-military-has-more-unfeasable-plans-for-ukraine.html#more

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 Scott Ritter Extra 12/16

Odessa, the City of Catherine

 デモクラシータイムス

青木美希 なぜ日本は原発をやめられないのか? 【著者に訊く!】 20231207 56:54

 新刊「なぜ日本は原発をやめられないのか?

 日刊IWJガイド

はじめに~プーチン大統領がロシア国民と直接対話を行うダイレクト・ライン・イベントを開催! 記者クラブ制度に支配された日本やコーポレート・メディアに支配されたアメリカのおざなり記者会見とはまったく違う本気の記者会見と国民との対話!

<本日正午、号外を出します!>「スクープ! 元米国防副次官のスティーブン・ブライエン氏が、バイデン政権はウクライナに、現役の米軍中将を、ザルジニー総司令官に代わる『影の司令官』として送り込んだと暴露!」~ウクライナでロシア軍と戦っているのは、米軍の将軍人を「影の司令官」とする、ウクライナの女、子ども、年寄りである! 米国の「影の司令官」の存在は、ウクライナ紛争を米国の戦争に変えるリスクがあると指摘!

【本日のニュースの一撃!】

【第1弾 トルコのエルドアン大統領が電話会談でバイデン大統領に、「できるだけ早くこの地域(パレスチナ)で恒久的な停戦を確保することは、米国の歴史的責任である」と述べる】エルドアン大統領は「米国がイスラエルに提供している無条件の支援を撤回することで、速やかに停戦が確実になる可能性がある」とも指摘、しかしホワイトハウスは、あろうことかエルドアン大統領の言葉をサイトから削除するという暴挙に!!(『ロイター』14日ほか)

2023年12月15日 (金)

台湾を巡る紛争に備えるワシントンと日本

2023年12月12日
フェルナンド・ガイヤルド
New Eastern Outlook

 事態がエスカレートした場合、日本は「ウクライナにとってのポーランド」であり、アメリカは最新兵器増産を積極的に進めている。

 2024年1月13日に予定されている台湾総統選挙まであと1カ月余り。選挙を控え、台湾の与党・民主進歩党(民進党)候補者が世論調査で先行しており、野党の国民党と台湾人民党(TPP)候補者を抑えている。

 青白同盟を結成したにもかかわらず、11月24日の候補者登録が終了するまでに台湾総統と副総統候補者リストを1つも提供できなかった、前述の二大野党勢力間合意の欠如は、台湾の政治空間に更なる不安定さを生み出している。中国本土について現職閣僚が厳しい発言を繰り返してきたことを踏まえた上でのこの状況を、民進党を権力の座から引きずり下ろし、台北と北京の関係を安定させる希望が崩壊したことの表れだとほとんどの専門家は見ている。

 こうした背景から、同地域における軍事活動は増加傾向にある。米軍の存在感の一貫した強化は、東南アジアの軍事化と相まって紛争の可能性を増大させている。11月25日、フィリピンとオーストラリアは南シナ海で合同海軍哨戒を開始した。南沙諸島は、中国、ベトナム、フィリピン、ブルネイ、マレーシアの5カ国が領有権問題となっているほか、台湾にも注目が集まっている。

 またオーストラリア軍が初めて参加する日米の大規模な山桜指揮幕僚演習が数日中に開始される。この演習は1982年以来82回目で、中国の活動拡大を視野に入れた日本列島の防衛を模した合同演習が行われる。訓練は、日本が攻撃され、米軍とオーストラリア軍が派遣され、日本自衛隊が侵略を撃退するのを支援する状況をシミュレートするものだ。オーストラリア軍はアメリカ軍の指揮下で活動する予定だ。演習開会式で「演習参加者は日米豪の緊密な関係を示し、自由で開かれたインド太平洋地域の安定に貢献する」と竹本竜司陸上総隊司令官は述べた。

 だが日本軍内部でも楽観的ではない発言がなされている。日経アジアの取材に対し、台湾で紛争が起きた場合、難民の再定住を含め、日本は現在のウクライナ紛争におけるポーランドと同様の役割を果たすことになると元自衛隊大将の番匠幸一郎氏は語った。危機的状況に陥った場合、日本当局は約10万人の台湾難民を自国領土に受け入れる準備を整える必要があると番匠氏は予測している。「日本は国際社会の防衛物資の玄関口となり得る唯一の国だ」と、この日本人退役将軍は語った。

 一方、中国に後れを取らないようにし、大規模紛争(明らかに台湾周辺)の際、ワシントンの必要性を満たせるよう、アメリカ軍産複合体による最新兵器の生産速度を上げることにペンタゴンは真剣に焦点を当てている。12月初旬、アメリカ国防産業戦略草案の抜粋をポリティコが公表し、今後数カ月のうちに全文が公表される予定だ。この文書からわかる通り、アメリカ軍産複合体は、中国や他のライバル諸国とのハイテク軍拡競争で主導的地位を維持するのに必要な速度とコンプライアンスを実現するのに苦労している。アメリカ防衛産業には現在迅速かつ大規模に生産するために必要な可能性や能力、即応性、回復力が欠けていると国防総省は考えている。この齟齬は、インド太平洋地域に迫り来る巨大な脅威を封じ込めながら積極的な戦闘作戦を支援する課題にアメリカが直面しているため、戦略的リスクが高まると評価されている。

 フェルナンド・ガヤルドは政治評論家。インターネット誌New Eastern Outlook独占記事

記事原文のurl:https://journal-neo.su/2023/12/12/washington-and-tokyo-are-preparing-for-a-conflict-over-taiwan/

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 Judging Freedom 2024年にトランプが当選し、マグレガー氏が国防大臣に任命されたら実施する政策の概要。

Col. Douglas Macgregor: Suppose Netanyahu asks for American Ground Troops ?  29:52

 今朝の孫崎享氏メルマガ題名

時事通信世論調査で岸田内閣の支持率は前月比4.2ポイント減の17.1%、支持率が2割を下回るのは、民主党政権が誕生する直前に調査した09年9月の麻生内閣(13.4%)以来。裏金問題は安倍派閣僚交代で収束しない。今後の+材料はない。最早早期辞任がベストのシナリオだ。

 日刊IWJガイド

「バイデン米大統領が変節!? ガザ無差別爆撃のイスラエルに『世界中の支持を失い始めている』『変わらなければならない』と発言!」

はじめに~バイデン米大統領が変節!? ガザ無差別爆撃によって、イスラエルのネタニヤフ政権が「世界中の支持を失い始めている」と発言! イスラエルとパレスチナ2国家併存解決を拒否するネタニヤフ政権に「変わらなければならない」と指摘! 他方、発言前日夜には「私はシオニストだ!」とも宣言! 先週末には大統領の緊急権限を行使し、議会審査を通さずイスラエルに戦車用砲弾約1万4000発を売却する計画を承認! イスラエルの暴虐をたしなめる素振りは単なるポーズなのか!?

【本日のニュースの連撃! 3連撃!】

【第1弾! ウクライナ紛争は、資金不足で事実上の終結へ!】米連邦議会から軍事支援を引きだせなかったゼレンスキー大統領は、ワシントンで米国防総省の防衛請負業者らと会談したと『X』で動画を公開して成果をアピール、ロバート・F・ケネディ・ジュニア氏は「ウクライナ戦争の本当の利害関係者が誰であるかを、もはや隠そうとする人さえいない」! 米国の支援という「最後の砦」を失ったゼレンスキー大統領は、帰国途上、ノルウェーを電撃訪問! なぜ「ノルウェー」なのか!?(『ワシントン・ポスト』12日ほか)

【第2弾! ゼレンスキー大統領が40歳以上の男性を徴兵することを検討! しかしウクライナ軍はすでに、13歳の少年兵から50代、60代、70代の高齢兵士まで存在し、女性も幅広く動員されている!】(『ブルームバーグ』2023年12月13日ほか)

【第3弾! イスラエルは国連総会の「ガザ停戦決議」を完全に無視! ガザ地区での無差別攻撃を停止するつもりはまったくなし!】病人がいる病院で発砲、救急車への執拗な尋問で職員を裸にして屈辱的な「検問」! ガザは保健システムの崩壊と病気の蔓延により、公衆衛生上の災害に直面! 米国家情報長官室は、イスラエルがガザ地区に投下した2万9000発の空対地弾の約40~45%が標的を定めない無誘導弾であったと報告! イスラエルが無差別殺戮を行っていることは明白! 世界はいつまでこの国の嘘と暴虐を許すのか!?(『BBC』14日ほか)

2023年12月14日 (木)

「あなた方に品位はないのか?」 - ジョン・ミアシャイマーのガザ戦争解釈

2023年12月12日
Moon of Alabama

 パレスチナにおけるシオニスト戦争の全くの倒錯と犯罪性について、ジョン・ミアシャイマー教授が力強い論考を書いている。

 ガザの死と破壊

 イスラエルがガザでパレスチナ民間人に対して行っていることは、バイデン政権の支援を受けての、意味ある軍事目的に役立たない人道に対する犯罪だ。イスラエル・ロビーの重要組織、Jストリートが言う通り「展開している人道的惨事と民間人犠牲者の規模は、ほとんど計り知れない」。

 詳しく説明させていただこう。

 一、イスラエルは意図的に膨大な数の民間人を虐殺しており、その約70%は子どもと女性だ。
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 二、イスラエルは、ガザに搬入可能な食料や燃料、調理用ガス、医薬品や水の量を大幅に制限して、絶望的なパレスチナ人を意図的に飢えさせている。
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 三、イスラエル指導者連中は、パレスチナ人に関して、彼らがガザで何をしたいかについて、衝撃的な言葉で語っているが、特に、これら指導者連中の何人かが、ホロコーストの恐怖について絶え間なく語っているのを考えると、なおさらだ。
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 四、イスラエルは膨大な人数のパレスチナ人を殺害し、負傷させ、飢えさせているだけでなく、彼らの家屋やモスク、学校、遺産、図書館、主要政府庁舎、病院など重要インフラを組織的に破壊している。
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 五、イスラエルはパレスチナ人を恐怖に陥れ、殺害しているだけでなく、頻繁な捜索でイスラエル国防軍に検挙された多くのパレスチナ人を公然と侮辱している。
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 六、イスラエルは虐殺を行っているが、バイデン政権の支持なしにできないはずだ。
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 七、現在、ほとんどの焦点がガザ地区に向けられているが、ヨルダン川西岸地区で同時に起きていることを見失わないことが重要だ。イスラエル人入植者は、イスラエル国防軍と緊密に協力し、無辜のパレスチナ人を殺害し土地を奪い続けている。
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 パレスチナ人に対するこの大惨事が展開するのを見ていると、イスラエル指導者連中や、彼らを擁護するアメリカ人や、バイデン政権に、一つの素朴な疑問を私は感じる。「あなた方に品位はないのか?」

 この記事には、ミアシャイマーの主張の原典にリンクする豊富な脚注がある。全文を読まれるよう強くお勧めする。

記事原文のurl:https://www.moonofalabama.org/2023/12/have-you-no-decency-john-mearsheimer-take-of-the-war-in-gaza.html

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 英語YouTube番組を見た後、大本営広報部大政翼賛会呆導番組を見る気力は起きない。

Elensky gets $200M military aid. Ukraine, as long as we can. Milei 360. CNN, 87% Russia troops lost  44:44

SCOTT RITTER LIVE | The Next War With America | Gaza | Israel 2:10:06

Tucker Carlson 12/12/23 | Tucker Carlson Tonight December 12, 2023 49:47

 今朝の孫崎享氏メルマガ題名

日本であまり知られていない事実;イスラエルを攻撃したハマスに資金提供をしたのは誰か?カタール。米国とイスラエルはこれを容認。何故か、パレスチナ国家を分裂させ、和平(イスラエル、パレスチナの二国を容認)をするのを阻止するため。イスラエル国内でその責任を問う声。

 日刊IWJガイド

「お笑いタレントの島崎俊郎さん(享年68歳)が6日、急性心不全のため急死! SNSでコロナワクチンの懐疑派と推進派のバトルが再燃!」

【本日のニュースの連撃! 3連撃!】

【第1弾! ミステリー? 後ろ手に拘束されていると見えた周庭氏、車の中で髪をかきあげている! 香港人が騒然! 香港民主化デモの本質は中国共産党とNED(全米民主主義基金)との闘いだった!】(『周庭 Agnes Chow氏のインスタグラム』2023年12月3日ほか)
【第2弾! 国連総会、賛成153対反対10で、ガザ地区の「人道的即時停戦」を求める決議案を採択!】(『AFP』13日ほか)

【第3弾! イスラエル国防軍がハマスのガザ・トンネルに海水注入を開始!】ロシアのポリャンスキー第1国連常任代表代理は国連安保理で、浸水作戦は無差別で「ガザ地区を居住不可能な地域にする」、「明らかな戦争犯罪」と批判していた!(『ウォール・ストリート・ジャーナル』13日、ほか)

2023年12月13日 (水)

パレスチナ - 深刻な損失を被っている占領軍

2023年12月11日
Moon of Alabama

 敵は本格的な戦士だとイスラエル軍は徐々に認識し、認めつつある。

 ガザで、兵士を標的にする主な武器である様々な種類の携行式ロケット弾から、高度なロケットランチャー、 イスラエル製に対抗すべく、それを手本にした攻撃ドローンまで、過去14年、テルアビブから50分の距離に駐屯する事実上のテロ軍を構築したこの地区におけるハマスの強さに軍は驚嘆している。

 兵器には、迫撃砲弾、AK-47ライフル、ドラグノフ狙撃銃、通信装置、作戦用電話線、様々なサイズの爆薬も含まれる。

 抵抗は執拗だ。イスラエル占領軍が浄化したと主張する地域でさえあきらめていない。

 スデロットからわずか数メートルの、ガザ地区北部のベイト・ハヌーンでは、イスラエル国防軍は作戦初期から活動し、戦術的成功を収めている。しかしリスクは依然残っている。先週ハマス・テロリストが町のモスクから出て新たな武器の隠し場所も発見された。

 イスラエル国防軍はハマス司令官を標的にしており、これらテロ細胞の大半は局地的で小規模だが、ベイト・ハヌーンが示す通り、敵軍の完全排除には数カ月かかるだろう。

 占領軍の損失は比較的大きく、彼らが認めているより遙かに大きい。ハアレツ記事。

 イスラエル国防軍は10月7日以降、1,593人の負傷者を報告しているが、病院データは遙かに多い(アーカイブ)

 10月7日にハマスが攻撃して以来、初めて発表をしたイスラエルは、日曜日、この期間に1,593人のイスラエル兵が負傷したと発表した。

 兵士255人が重傷、446人が中程度の負傷、892人が軽傷を負ったと軍は述べた。二週間前にハアレツが発表を拒否したと報じた後で、負傷兵士数と状態に関する情報を軍は公表した。
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 日曜時点で、イスラエルが「鉄の剣」と呼んだ作戦で死亡した兵士数は425人(うち97人が地上作戦開始以来死亡している。負傷した兵士が入院し、治療を受けている病院をハアレツが調査したところ、軍報告データと病院報告データ間には、説明がつかないかなりの差があることが明らかになった。病院データによると負傷兵数は軍の二倍に上る

 例えば、アシュケロンのバルジライ医療センターだけでも、10月7日以降、(戦時中治療を受けた負傷者3,117人のうち)戦争で負傷した兵士1,949人を治療したと報告しているが、軍は負傷兵合計1,593人を報告している。アスタ・アシュドッドは、178人、イチロフ(テルアビブ)は148人、ランバム(ハイファ)は181人、ハダサ(エルサレム)は209人、シャアレイ・ツェデク(エルサレム)は139人の患者を治療したと報じられている。

 更に約1,000人の兵士がベエルシェバのソロカ医療センターで治療を受け、更に650人がテルハショマーのシェバ医療センターで治療を受けた。このデータには現在リハビリ病棟に入院している兵士のうち、救急病棟や入院病棟に到着した時点で既に負傷者として数えられた兵士は含まないため、これは部分的リストだ。

 保健省は10,000人以上の負傷者を挙げている。

 占領軍が認めているよりも多くの兵士が死んでいる可能性が高い。一部の特殊部隊は、一般的に小規模だが深刻な打撃を受けている。

Verum レポート @VerumReports - 2023年10月14日 13:25 UTC

イスラエル特殊部隊は大きな損失を被った。

5101部隊 シャルダグ: 戦死者 5名 将校/下士官 3名
Shayetet 13: 戦死者 将校/下士官 2名
Yahalom:戦死者 将校 1名
Yamam: 戦死者 8名
LOTAR: 戦死者 5名 (将校 3名)
Sayeret Matkal (イスラエルのエリート特殊部隊): 戦死者 11名 (10 将校/下士官)

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 やや小さいながらオープンな社会の中で実際の数字を隠すのは困難だ。

 シオニストの残忍さを和らげるのに、一体何人死ななければならないのだろう?

記事原文のurl:https://www.moonofalabama.org/2023/12/palestine-occupation-forces-takes-serious-losses.html#more

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 Judging Freedom

Col. Douglas Macgregor: How Israel is Isolating the US. 29:27

 UIチャンネル

前泊博盛(沖縄国際大学教授) × 鳩山友紀夫 1:07:25

 今朝の孫崎享氏メルマガ題名

現在トランプは大統領候補として共和党内で他を圧倒。他方民主党もバイデンに挑戦する有力候補は出ていない。バイデン対トランプの時の予想はこれまで拮抗していたが、トランプがリードを拡大。12月9日実施のWSJ調査ではトランプ47,バイデン43.最大理由は年齢、+息子。

 日刊IWJガイド

「『フォーリン・アフェアーズ』誌がゼレンスキーの戦争目標を『政治的に不可能で、戦略的に手が届かない』と指摘! 停戦を提言!!」

【第1弾!「2回目の独立戦争」「イスラエルの生存をかけた戦争」というネタニヤフ首相の主張は「民族浄化で建国した植民地国家が、抵抗する先住民への犯罪を正当化」する口実!!】パレスチナ人とその民族解放運動は、イスラエルによるパレスチナの植民地化以前、反ユダヤ主義であったこともユダヤ人と戦争をしたこともなかった!! ハマスを根絶しても、パレスチナ人への重大な不正義が続く限り、民族運動は無くならない! 存亡の危機に直面しているのはユダヤ人ではなく、アパルトヘイト入植者の植民地体制!!(『ミドル・イースト・アイ』、2023年12月11日)

2023年12月12日 (火)

私は目をそらさない

 ガザを見つめ続け、どれほど人間の苦しみを目の当たりにしても私は目をそらさない。

ケイトリン・ジョンストン
2023年12月9日

 この英語記事の朗読を聞く(ティム・フォーリーによる朗読)。

 私は目をそらさない。

 どんなに恐ろしいことがあろうとも、私は目をそらさない。

 想像しうる限り最も陰惨な方法で殺され負傷する子どもを何人見ても私は目をそらさない。

 ガザを見つめ続け、どれほど人間の苦しみを目の当たりにしても私は目をそらさない。

 どんな悪夢を見ても私は目をそらさない。

 どれほど涙を流しても私は目をそらさない。

 プロパガンダや人を操る連中者が、他の場所に私の視線を向ける理由をいくつ考えようと私は目をそらさない。

 目をそらすのを拒んで、どれほど侮辱や非難を浴びせられようと、私は目をそらさない。

 目をそらすほうがどれほど楽だろうと、私は目をそらさない。

 私は目をそらさない。気をそらされはしない。鎮静剤を打たれたような現実逃避の昏迷に身を任せるつもりはない。全て正常で人生が基本的に順調なふりをするため最善を尽くすつもりはない。

 実際、取るに足りない貢献だ。ほとんど無力だ。だが、それが我々が貢献できる全てだ。犠牲者に加えられていることから目をそらすのを拒否して、犠牲者に敬意を払う単純で神聖な誓いだ。できる限りそうするために、ここにいる。

 私がこれまで苦しんできたことよりも、そして、おそらく私が苦しむだろうことより遙かに多くの苦しみをガザの人々は味わっている。だが私自身の貧弱で完全に不十分な方法でも、彼らが自ら進んで苦しんでいるわけではないことは確認できる。

 一人の視線、一人の注目、一人の畏敬の念で出来る限り、世界が彼らに背を向けていないことを私は確認できる。その限り、私は決して彼らが忘れ去られないようにできる。

 そのようにすれば、たとえ私の他の努力が失敗に終わったとしても、我々の集団的努力が全て失敗に終わったとしても、もし我々が十分目を開き、必要な場所に十分な圧力をかけられれば、少なくとも彼らの死、損失、苦悩は見過ごされるまい。ないがしろにされたり。軽視されたり。目撃者なしだったり。

 なぜなら、これらの命は重要で、私には彼らを尊重する義務があるからだ。

 私は目をそらさない、ろくでなし連中に彼らが望むものを与えることになるから。

 助ける力がない時でさえ、私には証言できるからだ。

 両親が死にゆく時、私は彼らの手を握り、亡くなるまで枕元にいる。

 これを止めることはできずとも、少なくとも我々が見ていると彼らに知らせられる。

 少なくとも、我々には彼らに対して、その義務がある。

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 私の記事は全て読者のご支援によるものなので、この記事を良いと思われた場合、必要に応じて私のチップ入れにお金を入れる選択肢がいくつかあります。私の記事は全て、自由にコピーでき、あらゆる方法、形式で利用可能です。皆様が望むことは何であれ、記事を再発行し、翻訳し、商品に使えます。私が公開している記事を確実に読む最良の方法は、Substackメーリングリスト購読です。全ての記事は夫のティム・フォーリーとの共著。

 ビットコイン寄付:1Ac7PCQXoQoLA9Sh8fhAgiU3PHA2EX5Zm2

 画像はAdobe Stockから。

記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com.au/2023/12/09/i-will-not-look-away/

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 Alex Christoforou YouTube冒頭

 アルゼンチン大統領就任式でミレイとゼレンスキーが抱擁。Worse time ahead.

Elensky hugs Milei, confronts Orban, travels to meet Biden. MTG, Gaetz, Vance; no money to Ukraine 41:33

 寺島メソッド翻訳NEWS

CIAはどのようにグーグルを作ったのか:大規模な監視や終わりのない戦争、そしてスカイネット(Skynet)などの背後にある秘密の連携網の内側

 今朝の孫崎享氏メルマガ題名

転載、日刊ゲンダイ、孫崎享「官房機密費は政府を「反モラル」の活動に導く 日本外交と政治の正体」今の日本の政治を堕落させているのは何か。政府のバラまくカネと脅しである。第2次安倍政権や、続く菅政権で顕著だった。その実態は今も闇の中にある。

 日刊IWJガイド

「52年ぶりに国連事務総長が国連憲章第99条を発動した、国連安保理のガザでの人道的即時停戦を要求する決議案に、米国が拒否権を発動!」

はじめに~52年ぶりに国連事務総長が国連憲章第99条を発動した、国連安保理のガザでの人道的即時停戦を要求する決議案に対し、米国が拒否権を発動し、否決!「パレスチナ人全体と地域の平和と安全に取り返しのつかない影響を与える」とのグテーレス事務総長の懸念に、米国は「無条件停戦はハマスを残し危険」だとイスラエル擁護! 採決では日本も賛成に回り、世界で孤立する米国とイスラエル! 国際社会が「制裁」すべきは、この2ヶ国!

2023年12月11日 (月)

ベツレヘムの瓦礫に埋もれたイエス

フィニアン・カニンガム
2023年12月7日
Strategic Culture Foundation

 バイデンやネタニヤフや彼らの欧米支援者全員、2000年前に神の子を殺そうとして幼児を虐殺した現代のヘロデ王だ。

❗️Telegram Twitter , と VK でご参加願いたい。

お問い合わせ:info@strategic-culture.su

 今年ベツレヘムの全てのキリスト教会は、いつもの方法でクリスマスを祝うことはしない。宗教的礼拝や祈りはあるが、祭りやイルミネーションはない。

アーメン!

 圧倒的な雰囲気は、欧米が支援するイスラエルによる大量虐殺の暴力に苦しむガザとヨルダン川西岸の人々への哀悼と連帯だ。

 ベツレヘムは、キリスト教徒が神の子と信じているイエスの歴史的な生誕の地だ。「世界の救世主」は、約2000年前、貧困の中、現在の被占領パレスチナ西岸地区の町ベツレヘムの質素な馬小屋で生まれたとキリスト教徒は信じている。

 ローマ帝国の代わりに、アメリカとアメリカが武装させたイスラエル守備隊がいる。

 毎年ベツレヘムではクリスマスを祝う壮大なお祝いが行われ、町の広場に点灯された巨大なクリスマスツリーが立てられ、花火が打ち上げられ、世界中から巡礼者が集まる。

 ところが今年は、甘やかすワシントンのおかげで、西岸地区と、もう一つのパレスチナ自治区であるガザ地区が、完全武装したイスラエルによる、お咎めなしの衝撃的に残忍な軍事暴力に曝されているので、海外からの訪問者はあるまい。

 無防備な民間人に対するイスラエル猛攻は、イスラエルのしかめっ面ベンヤミン・ネタニヤフ首相が宣言し、欧米諸国政府に支持されているが、これは10月7日の過激派組織ハマスによる致命的攻撃に対する報復だ。

 現実には、他の多くの観察者にとって、それはパレスチナとパレスチナ人を地図から消し去るため、この機に便乗した極悪非道な大量虐殺の拡大だ。その目的をイスラエルは、認めている。アメリカとヨーロッパの黙認のもと(和平プロセスを装い、人道支援を届けるという名目で)何十年にもわたり続けてきた緩慢なパレスチナ人大量虐殺は、今や恐ろしいほど加速している。今や何のてらいもない。しかも欧米政府の異議申し立てもなしでの露骨な厚かましさは衝撃的だ。あたかもそれが当たり前で、許されることであるかのように虐殺が毎日テレビ放映される。

 60日以上イスラエル国軍はガザを爆撃しており、西岸のパレスチナ人を組織的に殺害している。死者の合計は16,000人を超え、負傷者は40,000人以上だ。犠牲者の大半は子どもと女性で、何千人もが行方不明で、イスラエルの無差別空爆で瓦礫に埋もれている。

 ガザ住民220万人の80%以上がイスラエル爆撃のおかげで避難させられている。狭い海岸の飛び地のどこも安全ではない。病院や学校やモスクや教会や国連が運営する難民キャンプが攻撃されている。

 いわゆる安全地帯を作ったイスラエルをバイデン政権が褒め称えるのは身勝手で吐き気を催す大量殺戮の隠れ蓑だ。この邪悪な茶番に、アメリカや欧州連合や欧米マスコミ全てが加担している。欧米諸国や連中の手先マスコミの、いかなる真正で意味ある実際的反論もないイスラエルによる毎日の大量虐殺は忌まわしいものだ。反対するどころか、アメリカはイスラエルにバンカーバスター爆弾を送付し、ガザとそこに住む全ての人々を殲滅している。ワシントン政治家連中は大虐殺を応援している。

 イスラエル政権が示している恐ろしい戦争犯罪と野蛮な非人道性を考えると、ベツレヘムのクリスマス行事で通常の祝祭を行わないのは、まさに正しく絶対正しい。今年、キリスト教徒であることは、これまで以上に無辜の人々虐殺の証人となり連帯して立ち上がることを意味する。

 それはアメリカやヨーロッパのいわゆるキリスト教徒たちに自分がしていることを暫し思案させるだろうか? キリスト生誕の地で、とんでもない! これ以上の矛盾があるだろうか?

 聖地の苦しむ人々と連帯してローマ・カトリック教会、ギリシャ正教会、アルメニア教会などベツレヘムの全ての教会は手を携えている。

 ベツレヘムのギリシャ総主教イッサ・ムスレ神父は述べている。「今年は全く違う年になるだろう。明かりもクリスマスツリーもガザで虐殺された人々を悼むことになる。ここには深い悲しみの雰囲気がある。クリスマスにしか礼拝しないと全ての教会が決めた。」

 ムンサー・イスハーク牧師率いるベツレヘム福音ルーテル教会は馬小屋にいる幼子イエス降誕の場面を、コンクリートの瓦礫に埋もれた子供に置き換えようとしている。これは今のパレスチナの劣悪な状況を反映した初のクリスマスの力強い再現だ。

 キリスト教徒にとって、今パレスチナの聖地で瓦礫に埋もれたイエスのこの表現は、単なるはやりの修正主義ではなく、本来の出来事と完全に合致するはずだ。

 イスハーク牧師は述べた。「ガザの人々が大量虐殺を経験している今年クリスマスを祝うのは不可能だ。我々は世界にメッセージを送りたかった。全世界がクリスマスを華やかに祝っているが、我々にとってクリスマスはこういう姿だというメッセージだ。

 この牧師は更に言った。「クリスマスは抑圧されている人々や苦しんでいる人々と神の連帯だ。そして、もしイエスが今年生まれ変わるとしたら、苦しんでいる人々と連帯して、ガザの瓦礫の下で生まれるだろう。

 これは現在キリスト教徒であることの意味に関する脅威的な啓示だ。我々は抑圧される側に立つべきなのか、それとも抑圧する側に立つべきなのか。

 アメリカ合州国と西側同盟諸国大国とされる国々は、明らかに抑圧者のイスラエル側に立っている。彼らは常にそちら側に立ってきた。アメリカ合州国やイギリスや植民勢力は、聖地の先住民を完全に侵害するごまかしと裏切りによって、1948年にシオニスト国家を樹立した。75年にわたる残忍な抑圧、国家テロ、容赦ない収奪を彼らは支援してきた。この同じ大国諸国は、世界全体の前でイスラエルが大量虐殺を犯している中でさえ、そうし続けている。

 民間人殺害をイスラエルは自制する必要があるという身勝手な言葉で共謀を隠蔽しながら、ジョー・バイデン大統領や欧米諸国の手下連中は大量虐殺を許している。

 おそらく、パレスチナ人が理解しているようにクリスマスを理解しない人々は自らをキリスト教徒と呼ぶに値しない。

 これらアメリカ人やヨーロッパ人、特にシオニスト・イスラエルのいわゆる自衛権を支持する人々は、神への歪んだ原理主義的信仰のかどで特に非難されるべきだ。彼らはキリスト教信仰からの逸脱だ。

 今年は全世界が根本的に違うクリスマスを祝う必要がある。イエス誕生は常に記念すべき革命的出来事であるべきだ。毎年、抑圧され、搾取され、虐げられ、奪われている世界の人々との連帯を中心に据えるべきなのだ。だが、この世で誰が本当の犠牲者で、神が誰の側につくか必ずしも常に明らかなわけではない。今年はそれが明らかで衝撃的なほどだ。

 バイデンやネタニヤフや彼らの欧米の支援者全員、2000年前に神の子を殺そうとして幼児を虐殺した現代の反キリストで、ヘロデ王だ。

 彼らは現代史における人類の敵だ。今のガザとパレスチナの恐怖から少しでも希望が湧くとすれば、それは、一体誰が、一体何が(連中の帝国主義体制が)人類の敵かの世界に対する啓示だ。この真理は、人類を自由にする真理だ。

記事原文のurl:https://strategic-culture.su/news/2023/12/07/jesus-buried-under-rubble-in-bethlehem/

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 Douglas Macgregor最新YouTube

Douglas Macgregor: If Israel does not cease fire in Gaza, Turkey will destroy them w nuclear weapons 25:33

 Alex Christoforou YouTube イーロン・マスク、陰謀論で訴えられて破産したアレックス・ジョーンズのXロックアウトを投票結果に合わせ解除。冒頭画像は、ロシアがガスを止めたと言うショルツ。ドイツには素晴らし医療があるのだから、彼は見て貰うべきだというTweet。

Alex on X. Tucker & Gonzalo. Challenger tanks, A NEW HOPE. Scholz saved Germany from The Putin 25:33

 今朝の孫崎享氏メルマガ題名

随想③ 出会い :ゾルゲ事件は開戦主張のする東条陸相が、開戦反対の近衛首相を追い落とすために仕組んだ事件。多くの関係者が本来的に無罪の罪で処刑ないし獄死した。その中にジャーナリスト・ヴケリッチがいる。『日米開戦のスパイ』出版直後にあまりに偶然にべオグラード在住の息子山崎洋とあう。

 祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり
 沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらはす
 おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし を思い出す状況。

 日刊IWJガイド

「安倍派の実力者6人に『政治資金パーティー収入の裏金疑惑』が浮上! 立民・枝野幸男前代表『リクルート事件以来の大疑獄事件の可能性』!」

2023年12月 9日 (土)

ウクライナでの戦争は終わっている

2023年12月5日
Moon of Alabama

 ウクライナの「反攻」失敗に関し、ワシントン・ポストが二部構成の長い記事を掲載した。記事は、この混乱全体とウクライナの実行責任を等しくアメリカとイギリスの計画者たちのせいにしている。

 最初の部分の箇条書き。

 誤算、アメリカとウクライナ攻撃計画の分裂が大きかった(アーカイブ)

 反攻と当初の成果を形成した主な要素は下記の通り。

  • ウクライナ、アメリカ、イギリス軍の将校は作戦計画を立てるため、本格的机上戦争ゲームを8回行った。ところが、短期間に、ウクライナ軍に、特に近代的軍隊に不可欠な空軍力をキーウに与えることなく、どの程度まで欧米式戦闘部隊に変身できるかという点でワシントンは計算違いをした。
  • アメリカとウクライナ当局は、戦略、戦術、タイミングを巡り、激しく意見対立することもあった。ロシアが戦線を強化し続けるのを防ぐため、4月中旬に攻撃開始することを国防総省は望んでいた。ウクライナ側は躊躇し、追加の武器と訓練がなければ準備できないと主張した。
  • ウクライナが保有する兵力と兵器で、ロシア軍前線の機械化された正面攻撃が可能だと米軍当局は確信していた。シミュレーションでは、最良の場合、キーウ軍は、60日から90日でアゾフ海に到達し、南部のロシア軍を遮断できると結論付けた。
  • 南軸に沿った集中的攻撃をアメリカは提唱したが、南はアゾフ海のメリトポリとベルジャンスク、東は四面楚歌の都市バフムートに向かって、960キロの戦線に沿って、ウクライナ軍は攻撃しなければならないとウクライナ指導部は考えていた。
  • 米軍よりアメリカ諜報機関は悲観的な見方をしており、ロシアが冬から春にかけ築き上げた強固な多層防御を考えると攻撃成功の可能性は50対50しかないと評価していた。
  • 戦場での惨事から立ち直り、長年の強みである人的資源や地雷や、他のほとんどの国では認められない規模で人命を犠牲にする覚悟を悪用するロシアの能力を、ウクライナと西側諸国の多くは過小評価していた。
  • 予想される攻撃の開始が近づくにつれ壊滅的損失を被るのをウクライナ軍当局は恐れたが、決定的攻撃をしなければ、最終的に犠牲者数が多くなるとアメリカ当局は考えていた。

 そして、第2部から。

 ウクライナでは、反攻が失速する中、漸進的利益を得る戦争に(アーカイブ)

 作戦に関する報告から得られた主な調査結果は次のとおり。

  • 反攻する旅団兵士の70%は欧米の最新兵器を装備していたが戦闘経験がないまま戦闘に臨んだ。
  • 戦場でのウクライナの挫折は、ロシアの深い防御をいかに突破するのが最善かを巡りアメリカとの亀裂を生んだ。
  • 戦場での判断を後回しにすることを巡る緊張が高まる中、作戦序盤数週間、欧州駐留米軍司令官は、ウクライナ軍最高司令官と連絡を取れなかった。
  • 双方ともミスや誤算を相手のせいにした。地雷原密度を把握するための地上偵察など基本軍事戦術がウクライナは不十分だったと米軍当局者は結論付けた。ウクライナ当局者によると攻撃用ドローンなどの技術が戦場をどう変えたかアメリカは理解していないようだ。
  • ウクライナが奪還した領土は合計で約518平方キロに過ぎず、2023年だけでも数千人の死傷者と数十億ドルの西側諸国の軍事援助を犠牲にしている。

 これら全てが役割を演じた。

 私の個人的見解。

  • ロシアの能力をウクライナも支援諸国も組織的に過小評価していた。(今もそうだ。)
  • あまりに長い準備の後、ドイツ国防軍がロシア戦線を破れなかったクルスクの戦いに匹敵するロシアの防衛準備を衛星偵察は示していた。1943年からの教訓だ。このような防衛線を見たら、何か違うことを試すべきなのだ。
  • 戦闘シミュレーションや机上戦争ゲームでは、各陣営に「道徳的要素」の入力がある。アメリカやイギリスが明らかにやったように、味方の係数を10、敵の係数を0にすれば、毎回勝てるが、現実とは無関係だ。
  • 航空支援は役に立たなかったはずだ。ロシアの防空網は強すぎて対抗できない。
  • 戦闘経験がなく、ほとんど訓練されていない「初心者」旅団を使う決定は深刻な誤りだった。
  • 発煙弾や、一般的に、欺瞞手段を使わないのも全く合理的でなかった。
  • ゼレンスキーの既に敗北したバフムートの戦いで、新兵の半数、より経験豊富な部隊を戦わせたのは大きな政治的過ちだった。

 概して、いわゆる「反攻」は決して成功しないのは確実だった。現在の口論は、失敗の責任を、他の仲間に押し付けようとする企みにすぎない

 ウクライナのザルジニー将軍はこの戦いから学んだ。今彼は勝つ可能性がいかに小さいかをアメリカに理解させるため、いくらか現実的な数字をアメリカに示している。

 ザルジニー最高司令官はアメリカ国防長官に 1700万発の弾薬を要求した

 キーウ訪問中、ウクライナには1700万発の弾薬が必要で、ウクライナ解放には3500億から4000億ドル相当の資産と人員が必要だとロイド・オースティン国防長官は言われた。
...
 国防高官の言葉。「1700万発の弾薬が必要だとオースティンは告げられた。控えめに言っても世界でこれほど多くの弾丸を集めるのは不可能なので彼は唖然としていた。」

 1700万発の砲弾を発射するのに必要な1万砲をウクライナ軍は保有していない。また、想像上の砲弾を込めるいない。

 戦争は負け、終わったとザルジニーは明らかに思っている。今こそ平和を追求する政治の時だ。

 更に、ある情報筋によると、大統領府からの干渉について、ザルジニーが個人的にアメリカの将軍たちに苦情を言っていたともオースティンは述べている。「大統領府と、それがいかに彼を妨害しているかについて、ザルジニーは常に将軍たちに不平を言っていたとオースティンは個人的に語った。もちろん大統領もその会話を知っていた。そして、それは信頼を助長するものではない。」

 だがザルジニー解任は政治家としての経歴を円滑に進めると大統領府は考えている。

 バイデン政権に全てを切り上げる時が来た。いつもの通りにするのだ。勝利宣言し、立ち去り、それを忘れる。

 ギルバート・トクトロウは、その方法について次のように考えを巡らせている。

 シーモア・ハーシュ、アナトール・リーヴェンと「勝利」を主張しながらウクライナでの戦争を終わらせるためる絶望的なDC策略

 その後何が起ころうとも、脚注として残るに過ぎない。

記事原文のurl:https://www.moonofalabama.org/2023/12/the-war-in-ukraine-is-done.html#morehttps://www.moonofalabama.org/2023/12/the-war-in-ukraine-is-done.html#more

ハマス攻撃直前に何者かがイスラエルの株や債権を空売りした

2023年12月4日
Moon of Alabama

イスラエル・ハアレツ紙の見出し。

 10月7日の虐殺前に、ハマスはイスラエル株に賭けて何十億ドルも儲けたのだろうか?
 ハマス攻撃の数日前、テルアビブとウォール街市場で、イスラエルに対する巨大な賭けが何十億ドルも稼いだ。誰かが事前に計画を知っていたようだ

 この記事は残念ながら有料で、アーカイブ版はまだ見つけていない。アーカイブ版が読めるようになった。

 バタリッジの「見出しの法則」は下記通りだと我々は知っている。

 疑問符で終わるどんな見出しにも「違う」という言葉で答えることができる。

 だから異常な空売りで儲けたのはハマスではなく、おそらく別の連中だった可能性が高い。

 このハアレツ記事は、市場規制の経験を持つニューヨーク大学とコロンビア大学の二人の法学教授によるごく最近の研究に基づいている。

 この研究「Trading on Terror?(テロにつけこむ?)」のPDFファイルはハアレツ・サイトで入手可能だ。

 その抄録には次のように書かれている。

 最近の研究によると、上場投資信託(ETF)など経済と結びついた証券取り引きを情報に通じた投機家は益々偽装している。軍事紛争に対する金融市場の反応に関する長年の文献と結びつけ、10月7日ハマス攻撃の数日前、イスラエル主要企業ETFの空売りが急増していたことを記録している。当日の空売りは金融危機後の景気後退や19年のイスラエル・ガザ戦争やCOVID-19パンデミックなど他の多くの危機時に発生した空売りを遙かに上回った。

 同様に、テルアビブで取り引きされる数十のイスラエル企業でも、攻撃前に空売りが増加していたことが確認されている。イスラエルのある企業だけでも、9月14日から10月5日までの期間に443万株の新株が空売りされ、追加の空売りで2億NISの利益(またはおおよその回避損失)がもたらされた。アメリカの取引所におけるイスラエル企業の空売りは全体として増加していないが、攻撃直前、攻撃直後に満期を迎えるこれら企業に対するリスクの高い短期オプション取り引きが急激に増加していたことが確認されている。

 ハマスが10月と同様の攻撃を計画していると報じられた際、イスラエルのETFで同様のパターンが確認された。来るべき攻撃について知らされた投機家が、これら悲劇的な出来事から利益を得たことを我々の調査結果は示唆しており、先行文献と一致し、この種取り引きは、情報に基づいた取り引きに対する法的禁止のアメリカおよび国際的執行のギャップで発生していることを示している。我々は地政学的な出来事に関連する貿易に関する文献の増加に貢献し、来るべき軍事紛争に関する情報に基づき、収益性の高い取り引きを懸念する政策立案者に対する提案を示す。

 3.2億新イスラエル・シェケルは約8億ドル以上だ。しかも私の理解では、それは事業全体のごく一部の利益にすぎなかった。

 私にはこの研究を判断する資格はないが引用された情報源とデータは妥当なようだ。

 EISはニューヨークのイスラエル株式を追う上場投信だ。EIS空売り量の急増は実際大きかった。


拡大する

 空売りオプションは非常に限られた期間だけだった。少なくとも一部は10月13日には期限が切れていたはずだ。

 だから、10月2日の月曜、間もなくイスラエルで何か「悪いこと」が起きるだろうと誰かが確信していたように思える。莫大な利益の可能性と引き換えに、誤報のリスクを冒すのに十分な市場知識と金を、誰かが持っていたのだ。

 その人物や集団が何者だったのかは誰にもわからない。

記事原文のurl:https://www.moonofalabama.org/2023/12/right-before-hamas-attacked-someone-shorted-israeli-stocks-and-funds.html

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 The Chris Hedges Report 因果応報

The Evil Israel Does is the Evil Israel Gets

 耕助のブログ

No. 1996 アメリカ帝国について習近平は正しい

 本記事、先に書いた今朝の孫崎享氏メルマガ題名と重なる。

 そして日刊IWJガイド

「スクープ!! ハマスの奇襲攻撃で情報を事前把握し空売りで利益を得た投資家らがいた!? 偽旗作戦で巨大インサイダー取引の可能性!」

はじめに~スクープ!!<IWJ検証レポート>ニューヨーク大学のロバート・ジャクソン・ジュニア教授とコロンビア大学のジョシュア・ミッツ准教授が重要論文「テロでトレーディング!?」を発表! ハマスによる10月7日の奇襲攻撃について、一部の投資家が情報を事前に把握し、利益を得ていた!? ハマスへの報復に名を借りたパレスチナ人へのジェノサイドは偽旗作戦とインサイダー取引を兼ねた最低最悪の戦争犯罪! 投資家の耳にまで情報が届くということは、イスラエル軍は従来から言われている通り、ハマスの奇襲攻撃を知りえていた可能性があり偽旗作戦の可能性も! さらにその上で巨大なインサイダー取引でボロ儲け!?

2023年12月 8日 (金)

もし私が大量虐殺を犯すつもりだったら

もし私が大量虐殺を犯すつもりなら、抹殺しようとしている人々の将来世代を抹殺するため、できるだけ多くの女性と子供を殺すようにするだろう。

ケイトリン・ジョンストン

2023年12月3日

 もし私が大量虐殺を犯すつもりなら、抹殺しようとしている人々の将来世代を抹殺するため、できるだけ多くの女性と子供を殺すようにするだろう。良く考えてみれば、イスラエルがガザでしていることを基本的に私はするだろうと思う。

 ウクライナで殺されたよりも多くの女性と子供をイスラエルが殺害しているとニューヨーク・タイムスがとうとう報じている。21ヶ月にわたるロシアによる大量殺戮と比べれば、わずか二ヶ月でだ。

 もし私が大量虐殺を犯すつもりなら、意図的に民間人や病院や民間インフラを標的にして、望ましくない人々が生き残るのを一層困難にするだろう。実際、この好例の一つは、今日イスラエルがガザで行っていると報じられていることだ。

 もし私が大量虐殺を犯すつもりなら、私は必ず文化の中心を標的にし、排除したい住民の歴史や文化を破壊し、彼らの博物館や古代の宗教建造物を破壊するだろう。おわかりだろう。現在イスラエルがガザでしているのとほぼ同じことを私はすると思う。

 もし私が大量虐殺をするなら、私がするだろうもう一つのことは、根絶やしにしようとしている人々の最も優秀で聡明な顔ぶれ、つまり医師や弁護士や学者やジャーナリストや思想指導者を皆殺しにし、踏みにじろうとしている文明の再建を阻止する。言い換えれば、イスラエルがまさに現在ガザでしていることを私はするだろう。

 もし私が大量虐殺を犯すつもりなら、当然主要な部下全員を作戦に賛同させなければならないので、それら計画を支持させるため、常に彼らに大量虐殺言説をまくしたてることになるだろう。過去2ヶ月間、ガザでの連中の作戦について話し合う際、イスラエル高官が言ってきたように

 もし私が大量虐殺を犯すつもりなら、大量殺戮では絶滅できない望ましくない人々を、排除したい土地から追い出す計画も持っておきたい。イスラエル高官や思想指導者の間でそのような議論を何度も繰り返しているのと全く同じように、私の政府の人々が、民族浄化計画を頻繁に議論しているのを見ることになるだろう。

 もし私が大量虐殺を犯すつもりなら、極端な攻撃性で望ましくない人々を攻撃し続け、彼らを益々外国国境に押しやって、最終的に他国に彼らを受け入れさせるか、私が彼らに爆弾を投下し続けて、虐殺し続けるのを認めさせるかのどちらかを強いるだろう。

 いずれにせよ、私は追い出そうとしていた人々を追い払い、私が奪った土地に、より望ましい類の人々を住まわせられる。言い換えれば、明らかにイスラエルがしていることを、全世界がハッキリ見える中で私は実行する。

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 画像はAdobe Stockから。

記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com.au/2023/12/03/if-i-were-going-to-commit-a-genocide/

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 真珠湾攻撃82周年

 Chris Hedges最新インタビュー

The Hundred Years' War on #Palestine with Journalist Chris Hedges & Pres. Hamza Yusuf   1:59:18

 今朝の孫崎享氏メルマガ題名

防衛増税、25年も見送りへ 政府・与党、批判を考慮、増税方針決定当初「24年以降の適切な時期」に実施→岸田首相が10月に「24年度から実施する環境にない」と25年以降への先送りを表明→根強い増税批判を払拭したい首相の意向も踏まえ、25年からの開始も困難と判断した。

 日刊IWJガイド

はじめに~岩上安身より、IWJの第13期(令和4年8月1日~令和5年7月31日)の決算状況についてご報告いたします。大変残念なことに、岩上安身とIWJスタッフの力及ばず、第13期は第10期から3期連続、創業以来最大の赤字決算となってしまいました。13期は最終的に1991万円の赤字でした! 今期こそは、IWJ再生と存続のために、ご支援をどうぞよろしくお願いいたします!

デモクラシーは、真実の情報が国民に伝えられることなしに存続しません! 政治権力やスポンサーの介入によって、マスメディアが真実を伝えず、プロパガンダたれ流しの現代にあっても、事実にもとづいた真実を、IWJはリスクを取ってでも市民の皆さまに伝え続けます! その活動を続けるのは、本当に茨の道のりですが、市民の皆さんのご支持とご支援が何よりも必要です! 財政危機にあるIWJを、お支えください! 12月こそ皆さまのご寄付・カンパが、毎月の月間目標額400万円に届きますように、よろしくお願い申し上げます! IWJへの会員登録、YouTube登録、ご寄付・カンパ、協賛広告でIWJをご支援ください!

【本日のニュースの連撃! 3連弾!】

【第1弾! ロシア産原油に価格上限を設けた対露制裁は「事実上失敗に終わった」と米シンクタンクが発表!】さらにロシアの調査会社は、11月のロシア産LNGの欧州向け供給量が「過去最高を記録した」と発表! 対露制裁とノルドストリーム爆破で、格安のロシアからの生ガス供給を失い、割高のLNGに頼るはめとなり、結局、痛手を負ったのは米国の同盟国の欧州だけ!? これは笑えないコメディか?(『ポリティコ』、2023年12月5日)

【第2弾! 建設費倍増で批判の声が高まる大阪・関西万博について、吉村洋文大阪府知事が、利害関係者で評議員が構成された「民間シンクタンク」の試算を引用して「経済波及効果は、約2.3兆円から2.8兆円」と大風呂敷を広げる!!】維新は企業・団体献金全面禁止のはずだが、吉村氏と万博利害関係企業との不透明な癒着構造も!(『週刊文春』2023年12月7日発売12月14日号)

【第3弾! イスラエル軍がガザ南部ハンユニスを猛攻撃!「地上作戦が始まって以来『最も激しい1日』」と発表!】イスラエル国防軍はガザ北部の病院地下に「ハマス司令部」の決定的証拠を示ないまま、今度はハンユニスに「ハマス指導部の拠点がある」と主張!(『BBC』、2023年12月6日)

2023年12月 7日 (木)

ハマスは標的ではなく、口実だ

 これはハマスに対する戦争ではない。これは戦争ではない。民族浄化を推進するための軍事作戦だ。

ケイトリン・ジョンストン
2023年11月27日

『物語のマトリックスの端』からのメモ

 この英語記事の朗読を聞く(ティム・フォーリーによる朗読)。

 もし皆様が注目しておられたら、10月7日の攻撃近づいているという山のような情報をイスラエル諜報機関が無視し、イスラエル人を全く無防備まま放置し、イスラエル国防軍が無差別銃撃でかなりの数のイスラエル人を殺害し、そのイスラエル人死者の100%をハマスのせいにし、これら死全てが今や南にガザの人々を彼らの土地から追い出す正当化に利用されているのが分かるはずだ。全てのパレスチナ人をガザ地区から追い出すことどれほど素晴らしいかイスラエル当局語り続けながら、彼らが戻ろうとすると撃ち殺す

 ガザのハマスに対するイスラエル軍事作戦のあらゆる措置が、イスラエルが広大なパレスチナの土地からパレスチナ人を永久に追い出そうとしている場合に見られるはずのものと全く同じに見えるのは、一体何と異様な偶然だろう。

 これはハマスに対する戦争ではない。これは戦争ではない。民族浄化を推進するための軍事作戦だ。

 ハマスは標的ではなく、口実だ。

 イスラエルはハマスを一掃する狙いでガザを爆撃しているのではなく、ガザから一掃する狙いでガザを爆撃しているのだ。

 「約30,000人の勢力のうち、1,000人から2,000人のハマス戦闘員を殺害したとイスラエル軍は推定している」とガーディアン紙新記事は報じている

 もしハマスが「人間の盾」を使っていたとしたら、ハマスは民間人の中に隠れているはずなので、民間人を殺害すればハマスの死亡率も高くなるはずだ。しかしイスラエル国防軍は、ハマスにはほとんど触れずに、膨大な数の民間人殺害に成功している。もしかしたら、人間の盾について、彼らはウソをついているだけなのかも知れない。

 ガザの人々を北から南に避難させるという主張は彼らの命を守るためだったが、今や、彼らが北に戻ろうとすると、イスラエル軍に撃たれて殺される。これに対する新しい主張は一体何だろう? 命を救うために殺すのだろうか?

 2005年にイスラエルが「撤退」したから、ガザは占領されていないと言うのは、刑務所の独房内に厳密には看守がいないから、囚人は自由だと言うのと同じだ。

 イスラエルは故意に民間人を殺害していると私が言うたびに、イスラエルを擁護する人々の私への書き込みの半分は「いや、彼らはウソつきではない」と言い、残り半分は「そう、それは良いことだ」だ。

 イスラエルは人種差別主義のアパルトヘイト国家だとイスラエル支持者に言えば、彼らはそれを否定するだろう。ガザ地区やヨルダン川西岸地区のパレスチナ人に対する階層的社会制度や抑圧を指摘すれば、パレスチナ人全員猿のような野蛮人で、自分らしく振る舞えないからだと連中は言うだろう。

 ガザとは関係ないニュースだが、それを言ったかどで私たちの多くが何ヶ月も悪口を言われ中傷されてきたことを、ウクライナ議会のゼレンスキー大統領の政党党首が公式に認めた。ウクライナでの戦争初期、キーウがウクライナ中立を約束するだけで良い和平協定が進行中だったが、その協定が欧米諸国の圧力で放棄されたことだ。

 ウクライナにおける欧米の不正行為の明白な証拠をあなたが指摘し、ロシア・プロパガンダだと非難されたとしても心配ご無用、十分長く待てばウクライナ当局者が最終的に出てきて、まさにあなたが言ったことを正確に言い、あなたが正しいと証明するだろう。

 そして今ウクライナ最高司令官が戦争を「膠着状態」と呼ぶ中、ワシントンはキーウに戦闘を終わらせる交渉を迫り始めている。紛争開始時に提示された和平協定を受け入れるのを許された場合より遙かに多くのものをウクライナが放棄しなければならなくなるのは確実だ。

 全ての死と破壊は一体何のためだったのだろう? 何の役にも立たない。全て無意味だった。「ロシアを血まみれ」にし、ヨーロッパとアジアにおける地政学的狙いを推進するアメリカ帝国の願望さえなければ容易に回避できたはずの無意味な流血で、若者世代全員が戦争機械に放り込まれたのだ。

 ウクライナからガザまで、アメリカ帝国主義の戦争機構が全てを悪化させている。

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 画像ガザ・パレスチナから(パブリックドメイン)

記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com.au/2023/11/27/hamas-isnt-the-target-its-the-excuse/

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 耕助のブログ

No. 1997 『恐怖だ!恐怖だ!』、パレスチナに再訪

 今朝の孫崎享氏メルマガ題名

ガザの軍事情勢。多くは即イスラエルが制圧と思った。だが違う。ガザ市約3分の1は依然イスラエル軍の支配下にない。ハマスには2万7000人―4万人の戦闘員。イスラエルは現在南部を空爆、死傷者は増加、国際的な圧力によりIDFが長期的に北部戦略を再現するのは難しい

 日刊IWJガイド

「自由と民主主義と法の支配は看板のみ! ウクライナのゼレンスキー大統領は、政軍の全権を握る独裁者へと向かっている!

【本日のニュースの一撃!】

【第1弾! ザルジニー総司令官ですらレポートで実情を書けなかった、人口動態上のウクライナ軍の現実! ウクライナの多くの旅団は50代の老兵で占められている! ゼレンスキー大統領の与党議員は、ウクライナ女性に前線に行くよう指示! しかもなんと、米国NATOが、ウクライナの徴兵制を10代の若者や年配の男性、女性にも拡大するようにウクライナに要求していた!】ウクライナ民族を滅亡させても構わないという欧米の異常な人権感覚!! ウクライナの最大の敵は、NATO・欧米なのではないか!? これでも日本政府・日本国民は、欧米・ウクライナを支持するのか!?(『ロイター』2023年12月4日ほか)

2023年12月 6日 (水)

戦争はもはや抽象化されていない

 爆弾の現実や爆弾が人体に及ぼす影響の全てに詳細な個人的関係を持った後、人は再び元の状態に戻ることはできない。何百万人もの西洋人の目が永遠に変わったのだ。

ケイトリン・ジョンストン
2023年11月29日

 この英語記事の朗読を聞く(ティム・フォーリーによる朗読)。

 手痛い反ユダヤ主義非難の中、公的イメージを救う必死の取り組みで、イスラエルへのマスクの謝罪巡礼中、国防総省請負業者イーロン・マスクと戦争犯罪人ベンヤミン・ネタニヤフは会話をTwitterで放送した

 この「会話」は実際は独白のようなもので、イスラエル指導者は明らかなアメリカ訛りでだらだらしゃべり続け、マスクはあらゆる点で彼に従順に同意した。講演中、イスラエルによるガザ虐殺が始まって以来、世界中で続いているパレスチナ支持の抗議行動について不満を漏らしながら、強調する価値があることをビビは言った。

 「大規模デモが行われている」と15時55分当たりでネタニヤフは言った。「シリアやイエメンで100万人以上のアラブ人やイスラム教徒が殺害され、爆撃で死ななかった人々の多くが餓死した時、ロンドンのデモはどこで行われたのか? パリでは? サンフランシスコでは? ワシントンでは? 一体どこで?」

 「彼らはパレスチナ人など気にしていないというのがその答えだ。彼らはイスラエルを憎んでいるのだ。」とネタニヤフは言った。「そして彼らはアメリカが憎いので、イスラエルを憎んでいるのだ。」

 「イエメンやシリアをめぐる抗議行動はどこであったのか?」という議論をイスラエル擁護論者から何度も繰り返し聞くが、その主張は本質的に、これらの国々での大量殺戮に抗議した人はほとんどいないのだから、ご褒美に、イスラエルは少々虐殺すべきだというものだ。

 まさにガザでの流血と同様、イエメン、シリア両国での流血はアメリカ介入主義に促進された不都合な事実を避ける傾向があることを含め、いくつかの理由でこの主張は愚かだ。シリア内戦は欧米同盟と地域の提携相手がダマスカス政権打倒を期待し、過激派派閥に供与された武器がシリアに溢れ込み、イエメンでのサウジアラビア戦争犯罪はアメリカと同盟諸国に全面支援されたからこそ起こり得たものだった。

 というのも、ガザでの虐殺が特別に注目を浴びる全く正当な理由が多々あるからだ。最近のニューヨーク・タイムズ記事「イスラエルの集中砲火を浴びて歴史的勢いで殺害されているガザ民間人」で、ガザにおけるイスラエルの行動は、シリアやウクライナのような場所での戦争より遙かに多くの民間人を、遥かに迅速に殺害しており、今世紀の他の紛争とは全く異なるとローレン・レザービーは説明している。先週CNNインタビューで、ガザはこれまで見た中でも最悪の人道危機で、カンボジアでのキリングフィールドより酷いと国連緊急援助調整官マーティン・グリフィスは述べた。この紛争は異なっているがゆえに異なる扱いを受けている。

 この爆撃作戦が他のものより遙かに多くの大衆の反発を受けているもう一つの理由は、親パレスチナ運動が何世代にもわたり築き上げられてきたのに対し、欧米諸国が爆弾を使って国を荒廃させる時、それは通常「同意のでっち上げ」から実行まで非常に迅速に移行する、素早い困難な試練だからだ。堕落した戦争の正当化でウソをつかれたと人々が気づく頃には、帝国はたいてい2つか3つ新たな戦争を控えている。イスラエル・パレスチナ問題は、何十年間も、そこにあり続けていたため、大衆の反対を蓄積する時間があったのだ。一度パレスチナの窮状を知った人は、それに対する支持を止めることはめったになく、新たに目を開かれた人は、一生この問題に目を向け続ける。

 だが、おそらくこの主張の最も愚かな点は、最終的に、それを言っている人々の思惑に反して機能するという事実だ。イスラエル擁護者連中は「イエメンとシリアを巡る抗議行動はどこであったか」と問い続けているが、ガザ虐殺の結果、アメリカに中央集権する権力同盟の犯罪性に目覚め始めた何百万人もの人々が徐々に同じ疑問を問い始めている。

 ガザへの攻撃は、余りに際だって恐ろしいもので、人々のソーシャルメディア投稿でリアルタイムで放送されるので、何年にもわたり邪悪な戦争に次ぐ邪悪な戦争に同意していた世界中の何百万人もの人々がプロパガンダで引き起こされた昏睡状態から抜け出しつつある。イスラエル・パレスチナ紛争について騙されていたことに人々は気づき始めており、他にどんなことで騙されていたのか疑問に思い始めている。「イエメンやシリアを巡る抗議行動はどこにあったのか」と彼らに尋ね続ければ、やがて彼らはそれら紛争について調べ始め、その中で自国政府が果たした役割を学び始めるだろう。「そうだ。イエメンやシリアを巡る抗議行動は一体どこであったか??」

 「ガザでの戦争は欧米の偽善に対する強烈な教訓だった。決して忘れ去ることはできない。」という題のガーディアン新記事で「私が考え得る限り初めて、欧米諸大国が自分が奉じる何らかのグローバル規則体制があるふりを十分できなくなっている。彼らはもっぱら「例外はあるし、それが現実だ」と言っているようだ。それは説明できないし、いつかそうならなくなるまで続くだろうが、それはイスラエル当局がその気になった時のようだ」

 「なぜこれほど多くの無実の人々が死ななければならないのかについて説得力ある説明にたどり着けないのは、事件が余りに急にエスカレートしたからだ」とマリクは付け加えている。「ガザへの攻撃のペースを決め、正当化の理由を準備し、最終的に全てが終わったら、時と集中力の持続時間の短さが強い衝撃を薄めてくれると期待する余裕はなかった。ガザは極端に不都合なほど激しい紛争だった。この地域は人口密度が高いため、民間人の犠牲者が多すぎるし、死傷者を正当化する唯一の理由であるハマスの能力を弱体化させた証拠は少なすぎる。

 これは、なぜ自国政府の他の犯罪行為に対して断固たる抵抗がなかったのか、欧米の戦争機構を新たに批判する人々が慎重に考えるよう求められている、ある種の政治的瞬間だ。腐敗した戦争行為への同意でっち上げを仕事とするプロパガンダ屋連中にとっての悪夢が待ち構えているように見える。

 帝国が気づこうとしていることの一つは、欧米国民が戦争意欲をすっかり失っていることだ。ベトナム戦争以来、「人道的」戦争への同意基盤を構築するため実施されてきた、あらゆる不都合な情報の入念な削除や、ビデオ・ゲーム化や、プロパガンダが、わずか数週間のうちに無に帰したのだ。

 爆弾の現実と爆弾が人体に及ぼす影響の全てに個人的に密接に関係し、その後再び元の状態に戻ることはできない。何百万人もの西洋人の目が永遠に変わったのだ。

 「戦争」はもはや抽象化されていない。

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 私の記事は全て読者のご支援によるものなので、この記事を良いと思われた場合、必要に応じて私のチップ入れにお金を入れる選択肢がいくつかあります。私の記事は全て、自由にコピーでき、あらゆる方法、形式で利用可能です。皆様が望むことは何であれ、記事を再発行し、翻訳し、商品に使える私が公開している記事を確実に読む最良の方法は、Substackメーリングリスト購読です。全ての記事は夫のティム・フォーリーとの共著。

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 画像ガザ・パレスチナから(パブリックドメイン)

記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com.au/2023/11/29/war-is-not-abstracted-anymore/

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 東京新聞朝刊一面

秘密保護法10年 「戦える国」へ変質続く は事実ではない!
秘密保護法10年 「戦わされる国」へ変質続く が事実!

 スコット・リッター氏「ガザ停戦が中止されればイスラエル内戦でネタニヤフは排除される。」

Scott Ritter: Netanyahu will be overthrown in Israeli civil war if the ceasefire in Gaza is canceled 21:5

 Alex Christoforou YouTube 冒頭は、ジェイク・サリバン「ウクライナ支援資金を工面する必要がある」アメリカ合衆国行政管理予算局シュランダ・ヤンが書いた議会宛文書を紹介。

No magical pot. WaPo; Ukraine losing, blame game begins. The Putin, Macron, Elensky; Rizz score. 46:10

 寺島メソッド翻訳NEWS

米国がガザでのこの戦争を必要としている理由とは?

 平和のための連続学習会 Movie IWJ 大本営広報部大政翼賛会では決して報じない歴史的事実。

【前半】平和のための学習会 塩原俊彦さんが語る「ウクライナ戦争をどうみるか」 53:46

【後半】平和のための学習会 塩原俊彦さんが語る「ウクライナ戦争をどうみるか」 44:36

 今朝の孫崎享氏メルマガ題名 Moon of Alabama最新記事と同じ話題。

一部のトレーダーが(ハマスによるテロ攻撃を事前に知り、(暴落するイスラエル株の)大幅な空売りで利益を得た可能性、米国でも攻撃の5日前イスラエルに関連する最も人気のあるファンドの空売りが「大幅に」「異常に」急増。9・11時同様現象発生。この時は元CIA関係者関与の報道。

 Moon of Alabama

Right Before Hamas Attacked Someone Shorted Israeli Stocks And Funds

2023年12月 5日 (火)

ガザでの戦争の最初の結果

2023年12月3日
Veniamin Popov
New Eastern Outlook

 今年10月7日のハマスによるイスラエル攻撃は、テルアビブ指導部を呆然とさせ、混乱の感覚は二つの空母群と大量兵器を東地中海に慌てて送ったアメリカ人にも伝わった。

 他の多くの国々同様、ロシアはイスラエルでの民間人殺害を非難し、同時に、モスクワは、ガザでイスラエル軍が解き放った大虐殺にも反対した。

 ハマスの攻撃はイスラエルの安全保障感覚を損ない、イスラエル諜報機関と治安機関に屈辱を与えたとアメリカの雑誌「フォーリン・アフェアーズ」が指摘した。パレスチナ人の故郷分断を維持するため、パレスチナ自治政府に反対するハマスの扇動にイスラエルのネタニヤフ首相は長年取り組んできた。パレスチナ人とイスラエルが和平を締結する前提条件なしでのユダヤ人国家との関係正常化こそ、彼らにとって有益だとアラブ政権も彼は説得しようとしていた。

 2023年10月から11月にかけてのガザ戦争は、アメリカ中東政策最大の失敗だ。

 10月7日の出来事、すなわちハマスによるイスラエル攻撃直前に、今ほど中東が平穏な時はないとサリバン大統領補佐官が主張したことは良く知られている。

 イスラエルの行動をバイデン政権が一方的に支持したことは、アメリカ内外で非難を浴びている。10月27日に120カ国が賛成した国連総会決議や、11月11日にリヤドで開催されたOICとLAS会合宣言は最も雄弁な例だ。イスラエルに武器を供給せぬようサウジアラビア皇太子さえ呼びかけた。多くの公的機関やヨーロッパ、アフリカ、中南米の著名人がガザへの野蛮な爆撃を大量虐殺と見なした。国連事務総長はガザを子どもの墓場と呼んだ。

 世界の広範な抗議行動の影響下、バイデン政権はネタニヤフに圧力をかけ、ガザでの敵対行為を4日間停止し、ハマスが拘束していた50人の人質を150人のパレスチナ人捕虜と交換することで合意に達した。

 一部のアメリカ新聞によると、バイデンの一方的な姿勢がもたらす結果は、政権にとって致命的となりかねない。若い有権者やアラブ系アメリカ人やイスラム教徒は、来年11月の選挙でバイデンに投票しない可能性がある。

 実際、ガザでの戦争の全過程は、アメリカ合州国が、常に二重基準と自国権益によってのみ動いていることを示している。これは欧米諸国とグローバル・サウスの乖離を一層大きくしている。BRICSの立場は著しく強化されており、彼らの行動方針は、事実上、発展途上諸国の関心を反映している。

 もはや欧米諸国が調停者、公平な政治家、裁判官の役割を演じるのをグローバル・サウスの国々は許すべきではないとエジプトの「アル・アハラム」紙は指摘した。

 パレスチナ問題は、再び国際社会の中心課題の一つとなっている。更に、ガザの悲劇は、まず第一に、パレスチナ問題を背景に押しやったアメリカ政策の結果で、このような血なまぐさい結果をもたらしたのは唯一彼らの調停だったという説を今や多数派は共有している。

 世界中でワシントンが影響力を失いつつあるのをニューヨーク・タイムズでさえ認識しており、ウクライナ占領と民間インフラ攻撃に関し、ロシアに反対するよう欧米以外の国々に懇願している。パレスチナの土地を占領し、ガザ地区への水、食料、電気を遮断するイスラエルにアメリカ合州国が歩調を合わせているのは率直に言って不謹慎に思える。

 現在、イスラエル国内では、軍事手段によって安全を確保するのは不可能だという声が益々大きくなっている。軍事的な進展を止めることはできず、ひどい苦しみを味わったパレスチナ人は、将来、彼らの近縁者たちに復讐しようとするだろうというのだ。したがって、二国家共存に関する国際的決定に立ち返る必要がある。

 パレスチナ人をガザから追放するか、飛び地に原子爆弾を投下する必要があると信じている多くの過激派勢力がイスラエルにいる。ガザに対しても、レバノンに対しても、イスラエルは同じことができるという意見がある。

 教皇フランシスコでさえハマスとイスラエル双方のテロについて語っているのは注目に値する。

 10月7日、1,200人のイスラエル人が殺害され、これまでに14,000人以上のガザ市民(大半が女性と子供)が殺害された。そして、この数値は負傷者数を含んでいない。

 4日間の停戦後、軍事作戦は少なくとも更に二カ月は続くだろうとイスラエルの一部の人々は言い、停戦が敵対行為の恒久的停止に変わるのをパレスチナ人は夢見ている。

 今年10月から11月にかけて中東で起きた悲劇的な出来事は、この地域に新たな状況をもたらした。パレスチナ人とイスラエル人双方の新たな犠牲者をこれ以上許してはならないという声が世界各地で上がっている。

 客観的に見て、二国家に基づく政治的解決という考えを推進するには前提条件がある。もちろん、この目標を実現するには困難で時間のかかる方法が依然ある。しかし益々多くの政治家が、この問題に関する接触をできるだけ早く開始することに賛成している。同時に、BRICS諸国と地域大国両方がこの和解の仲介者となるべきことが強調されている。

 毎年10月末、わが国のこの傑出した指導者・政治家に捧げるプリマコフ講座がモスクワで開催される。アメリカ政府高官の一人との会話の中で、イスラエルの安全はパレスチナ問題の公正な解決によって保証されるとエフゲニー・マクシモヴィッチ・プリマコフが言ったのを私は良く覚えている。

 ヴェニアミン・ポポフはロシア外務省モスクワ国際関係大学MGIMO「文明パートナーシップセンター」所長、歴史科学博士候補。オンライン誌New Eastern Outlook独占記事。

記事原文のurl:https://journal-neo.su/2023/12/03/the-first-results-of-the-war-in-gaza/

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 デモクラシータイムス

【白井聡 ニッポンの正体】社会も仕事も回らない!~人口減は、資本主義の終わり~ 1:20:00

 引用された本、書店で一番目につくところにおいてある。買いに行こう。

帝国の堕落で衝撃を受けるのを決してやめてはいけない

 皆様が支配者の行動にいまだ衝撃を受けて動揺しておられるなら実に健全な兆候だ。それは連中がまだあなたを手に入れていないことを意味する。

ケイトリン・ジョンストン
2023年11月23日

 この英語記事の朗読を聞く(ティム・フォーリーによる朗読)。

 戦闘の一時停止で、ジャーナリストがガザに入り、イスラエルの犯罪を世界に曝露するのを可能にしてしまうのではないかとバイデン政権が懸念しているという私の記事を友人がシェアしてくれた。

 そういったことに驚かされる能力を意識的に養っていると私は彼に伝えた。世界最強力な連中が、普通の人間にとって世界を酷い場所にするために常に新しい革新的方法を見つけ出すのを見て驚くのをやめたら、あなたの中でそれが何らかの形で当たり前化されていることを意味する。連中が世界に与える他の全ての恐ろしい悪に加えて、あなたの人間性の重要な部分まで盗むのに連中が成功したことを意味する。

 帝国の残忍さに、もはや衝撃を受けないのは、低体温症の末期に落ち込んで、体が震えなくなった時や、飢餓の後期段階で空腹感が消えた時など、何か不健康なことが起きているという直感に対する兆候だ。これは拒否すべき状態を、体が無理やり拒否するのではなく、あきらめてエネルギーを節約しようとする方向に移行していることを示している。

 毎日ひがな一日、帝国機械の最も醜い部分を私は見つめているが、それが私を鈍感にすることは拒否している。怪物どもは世界から実に多くのものを奪ったが、彼らがそれも奪うのを私は拒否する。あんなふうに人間性を奪われるのは嫌だ。

 健全な世界とはどのようなものか、正気とはどのようなものか、物事はどうあるべきか私は知っている、そして、この文明の病が明らかになった時、自然に不快に感じる炎を自分の中に灯し続けるのは神聖な義務だと私は考えている。

 これを当然のこととして受け入れるのを私は拒否する。私は帝国の虐待によって新たな怪物が現れるたび、この世に疲れ深い溜息をつくことしかできない硬化しうんざりした人間の抜け殻に変えられるのを私は拒否する。今も白熱した怒りが湧き上がる。今も目に白く熱い涙が浮かんでくる。

 彼らにそれを奪わせるわけには行かない。心をかたくなにし、目を見えなくさせるわけにはいかない。我々は正気で健全な世界のために、我々自身のためではないにせよ、我々の子供たちのために、そして我々が決して会うことのない未来の世代のために、炎を燃やし続けなければならない。

 あなたが、まだ支配者の行動に衝撃を受け、動揺しているなら、非常に健全な兆候だ。それは連中がまだあなたを手に入れていないことを意味する。それは連中があなたの炎を消すのに成功していないことを意味する。

 何としても感受性を守らなければならない。我々は狂気を本能的に拒絶し続けなければならない、なぜならそれが我々を故郷と呼んでいるからだ。それこそが我々を健康な世界へと導いているのだ。それこそが、我々がそこへ向かって戦うとき、一度に一つの小さな、ほとんど取るに足らない勝利を導くのだ。

 もし彼らが今日、まだあなたの炎を消し去っていないなら、それは人類にとってまた一つ小さな勝利だ。健康への小さな一歩だ。
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 私の記事は全て読者のご支援によるものなので、この記事を良いと思われた場合、必要に応じて私のチップ入れにお金を入れる選択肢がいくつかあります。私の記事は全て、自由にコピーでき、あらゆる方法、形式で利用可能です。皆様が望むことは何であれ、記事を再発行し、翻訳し、商品に使えます。私が公開している記事を確実に読む最良の方法は、Substackメーリングリスト購読です。全ての記事は夫のティム・フォーリーとの共著。

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 Alec Christoforou youtube 冒頭はオースチン国防長官。「ハマスにもプーチンにも勝たせない。イスラエルという不沈空母を沈ませてはならない。」リンジー・グラハム議員、ガザ破壊について問われ「ガザは東京やベルリンのようになる。」「アメリカ人は気にしなかった。」

Austin, strategic defeat. $50B to MIC, jobs in USA. NATO, bad news. Arestovich, coup Maidan 3. 45:13

 今朝の孫崎享氏メルマガ題名

河村建夫・元官房長官週刊ポストに「官房機密費」を語る。国対(国会対策委員会)とかですね、──野党対策に使われると言いますー「まあそんなところです」年間約10億円あります。内閣総務官が引き出して官房長官室の金庫にしまう。官房長官が引き出して様々な用途に使う。

「ハマスの大規模攻撃をイスラエルの情報当局が察知していないはずがない」が当初の疑念。「エリコの壁」と名付けた約40頁のハマス側青写真が存在。これによりハマス正確に実施。事前演習もイスラエル側察知。ハマス攻撃でイスラエル死者1200名。真珠湾攻撃米側死者2,334人

 日刊IWJガイド

「本日午後7時から岩上安身による京都大学名誉教授・ワクチン問題研究会代表理事・福島雅典氏インタビュー(後半)を撮りおろし初配信!」

【本日のニュースの一撃!】

【第1弾!「第二のナクバ」が進行中! イスラエルのアイェレット・シャケッド元内務大臣が、イスラエルの本音を激白!】「パレスチナ人200万人に出て行ってもらう必要があります。率直に言って、これがガザの解決策です」! さらに、元国家安全保障会議議長で現国防相顧問のギオラ・エイランド少将は「イスラエルはテロ組織と戦っているのではなく、ガザ国家と戦っているのだ」という記事を中道派の新聞に掲載! ここまで当事者のイスラエル高官が「ガザ国民」と戦っていると公言しているのに、日本のメインストリームメディアは、相変わらず「イスラエル対ハマス戦争」と矮小化して報じ、民族浄化の現実と、イスラエルの残酷な国家意志と国際法違反の戦争犯罪を伝えない!(『X』、2023年11月22日)

2023年12月 4日 (月)

スコット・リッター:ガザの戦いに勝利しつつあるハマス

2023年11月23日 11:29 GMT (更新: 2023年11月23日 11: GMT)
Sputnik International

 最近発表された停戦はパレスチナ人にとってもイスラエル人にとっても祝福で、囚人を交換し、必要とする人々に人道支援を配布し、紛争の両陣営の感情を冷やす機会だ。

 イスラエルとハマスの間でカタールがまとめた停戦は双方間で合意されたが、これはハマスの勝利に他ならないと誰も思い込んでははならない。組織としてのハマスを破壊すると公言し非常に攻撃的な立場をとっているイスラエルの目的を考えると、いかなる条件下でも停戦に同意するまい。

 一方、イスラエルとの現在の戦闘を開始するにあたり、ハマスはイスラエルに拘束されているパレスチナ人囚人、特に女性と子どもの釈放を主要目的の一つとしていた。この観点から見れば、停戦はハマスにとって重要な勝利で、イスラエルにとって屈辱的敗北だ。
 イスラエルが停戦を避けていた理由の一つは、軍事的脅威としてガザ北部のハマスを無力化するつもりで開始した攻撃作戦にイスラエルが自信を持っていたからだ。人道的正当性にかかわらず、いかなる停戦も、敗北した敵ハマスが休息し、再装備し、再編成する時間稼ぎに過ぎない。イスラエルが停戦に合意したのは、ハマスに対するイスラエル攻勢が必ずしもうまくいっていないことを示す最も確実な兆候だ。

 イスラエル国防軍が14年2023月1920日(火)に公開した動画から抜粋したこの画像では、ガザ市で武器を手にするイスラエル兵が映っている。-

 この結果は誰にとっても驚くべきことではない。10月7日にハマスがイスラエル攻撃を開始した時、ハマスは何年も前から練り上げていた計画に着手したのだ。ハマス作戦で明らかになった細部への細心の注意は、イスラエル諜報機関と軍隊をハマスが研究し、後に悪用された弱点を明らかにしていた現実を浮き彫りにした。ハマスの行動は、健全な戦術的・作戦的計画と実行を象徴するだけでなく、戦略的概念化においても傑作だった。

 10月7日のイスラエル敗北の背後にある主な理由の一つは、ガザでのハマスの活動を監視していた諜報分析官が何を言おうと、ハマスは決して攻撃しないはずだとイスラエル政府が確信していた事実だった。この想像力の失敗は、ハマスがイスラエルの政治的目標と目的(ガザに住むパレスチナ人のためにイスラエルが発行した労働許可証拡大プログラムを通じて、ハマスを「買収」することに基づく政策を受けいれることで、抵抗組織としてのハマスを無力化した)によってもたらされた。労働許可証プログラムと合わせて演じることで、ハマスイスラエル指導部を自己満足に陥れ、ハッキリ目に見えるハマス攻撃準備をするのを可能にした。

 10月7日のハマス攻撃は、単独の作戦ではなく、むしろパレスチナ国家の問題を国際議論の最前線に戻す、イスラエルに拘束されている何千人ものパレスチナ人囚人を解放する、そしてイスラム教で三番目に神聖な場所アル・アクサ・モスク冒涜に関し、イスラエルに停止と断念を強いるという三つの主要目的を持つ戦略計画の一部だった。10月7日の攻撃だけでは、これら成果は得られなかった。むしろ10月7日の攻撃はハマスの目標を達成するのに必要な条件を作り出すイスラエルの反攻を引き起こすよう仕組まれていた。

 10月7日の攻撃は、イスラエルを不合理なまでに辱め、イスラエルのいかなる反応も、ハマスの目標を無力化するための合理的対応と対照的に、確実に復讐の感情的必要性に支配されるよう計画されていた。ここで、戦闘で、イスラエルがヒズボラを打ち負かし損ね、レバノン国民を懲らしめる方法として、2006年、イスラエルに激しく爆撃された西ベイルート郊外にちなんで名付けられた確立されたイスラエルの集団懲罰教義(ダヒヤ・ドクトリンとして知られる)にハマスは習っていた。イスラエルに屈辱的敗北を与え、イスラエルの無敵(イスラエル国防軍に関する)と(イスラエル諜報機関に関する)無謬性神話、両方を打ち砕き、何百人ものイスラエル人を人質に取ってガザ地下の隠れ家に撤退した。ハマスはイスラエルに罠を仕掛け、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相の政府は予想通りそれに突入した。

 ハマスはガザ地区の地下にトンネル網を準備した。距離は合計500km以上に及ぶ。「ガザ・メトロ」の愛称で呼ばれるこれらトンネルは、指揮統制、兵站支援、医療、ビレットに使用される相互接続された地下深くの掩蔽壕と、防御と攻撃の両作戦に特化した他のトンネル網で構成されている。イスラエルが所有するほとんどの爆弾による破壊を避けるに十分な深さにトンネルは掘られており最大三ヶ月(90日)の包囲に耐えられるよう準備されている。

 イスラエルを古典的な力対力の対決に巻き込めないのをハマスは知っている。そうではなく、その目的は、イスラエル軍をガザに誘い込み、これら部隊を、地下の隠れ家から出て、脆弱なイスラエル軍を攻撃し、地下に姿を消すハマス戦闘員の小チームによる果てしない一連の一撃離脱攻撃にさらすことだった。要するに、イスラエル軍に、なぶり殺しに相当するものを課すのだ。

 そして、それはうまくいった。イスラエル軍は、あまり都市化されていない地域に侵入できたが、ガザ地区北部のハマス軍は機甲部隊の機動力と火力を利用して、イスラエル軍を絶えず苦しめ、致命的タンデム弾頭ロケット弾を使用してイスラエル車両を無力化または破壊し、多数のイスラエル兵士を殺害し、更に数百人を負傷させているため、前進は幻想だ。イスラエルは、この方法で失われた装甲車両数を公表するのを躊躇しているが、その数は数百台に上るとハマスは主張している。ハマスの主張は、イスラエルが旧式メルカバ3戦車の輸出を中止し、その代わり、ガザと、ヒズボラ軍がガザでハマスを支援する作戦で、イスラエルと致命的な消耗戦を繰り広げているレバノンの北部国境沿いで被っている大きな損失を補うため、これら車両の在庫を新たな予備機甲大隊に編成した事実によって補強されている。

 しかし今日までのイスラエル敗北の主な理由はイスラエル自身だ。ハマスの罠にかかったイスラエルは、ガザのパレスチナ人に対しダヒヤ・ドクトリンを実行し、戦時国際法をあからさまに無視して、民間施設を無差別に攻撃した。これら攻撃により、5,000人以上の子どもを含む推定13,000人のパレスチナ市民が殺害された。さらに何千人もの犠牲者が、破壊された住宅の瓦礫の下に埋もれたままだ。

 10月7日のハマスによる攻撃後、イスラエルは国際社会の支持を集められたかもしれないが、そのひどい過剰反応は、かえってハマスが期待していた通り、世界世論をイスラエルに敵対させた。今日、イスラエルは益々孤立し、いわゆるグローバル・サウスだけでなく、アメリカやイギリスや欧州の伝統的な親イスラエル感情の牙城でも支持を失っている。この孤立は、イスラエルが受けるのに慣れていない類の政治圧力と相まって、停戦とその後の捕虜交換に関するネタニヤフ政権の黙認に貢献した。

 停戦が維持されるかどうかは、まだわからない。したがって停戦を敵対行為の永続的停止に変える問題も未解決のままだ。しかし一つだけ確実なのは、ハマスの完全敗北で勝利を定義したイスラエルは、ハマス勝利の舞台を整えたが、単に生き残ることにハマスはよってそれを実現している。

 しかし、ハマスは生き延びるだけでなく、勝利を収めている。イスラエル国防軍と戦って、戦場を膠着状態にしたハマスは、この紛争における戦略目標の全てが実を結ぶのを目の当たりにしている。この地域の恒久的平和の前提条件として、世界は二国家解決の絶対的必要性を積極的に表明している。イスラエルに捕らえられたパレスチナ人は、ハマスが人質にしたイスラエル人と交換されている。そして、イスラエルによるアル・アクサ・モスクの冒涜を非難することでイスラム世界は一致団結している。

 10月6日には、これら問題は一つも議題に上っていなかった。今やそれが注目されていることは、10月7日、そしてその後の数日間、ハマスの粘り強さと、民間人に対する無差別暴力への偏愛の組み合わせでイスラエル軍が敗北し、ハマスが享受した成功の証しだ。ハマスは軍事的・政治的勢力として排除されるどころか、パレスチナ人民の利益を擁護する上で、おそらく最も適切な発言権と権威として浮上している。

記事原文のurl:https://sputnikglobe.com/20231123/scott-ritter-hamas-winning-battle-for-gaza-1115160045.html

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 Douglas Macgregor氏最新YouTube番組 日本のテレビ放談とは全く異質。

Ukrainian forces destroying Russian depots in Crimea - Douglas Macgregor 23:01

 今朝の孫崎享氏メルマガは音楽が話題。胸が痛むようなエピソードも。

随想② 音楽

 日刊IWJガイド

「本日午後7時から岩上安身による京都大学名誉教授・ワクチン問題研究会代表理事・福島雅典氏インタビューをフルオープンで撮りおろし初配信!

はじめに~<本日の撮りおろし初配信>「ワクチン」と称するmRNA脂質ナノ粒子製剤接種による死亡・健康被害の実態!! その根底にあるものと対策、民主主義・科学と医学の危機など「5つの危機」~本日午後7時から「岩上安身による京都大学名誉教授・ワクチン問題研究会代表理事・福島雅典氏インタビュー」をフルオープンで撮りおろし初配信します!
【本日のニュースの一撃!】

【第1弾! 北部から移動させられた避難者であふれかえるガザ南部ハンユニスを、イスラエル軍が爆撃!】イスラエル軍はハンユニスの人たちにラファへ避難するよう通告しているが、ラファにも激しい攻撃!(『BBC』、2023年12月3日)

<号外を出しました!>「イスラエル・ロビーに完全支配された米国で、正論を主張する政治家が現れた! バーニー・サンダース米上院議員が『米国は、国際法や私たち自身の良識に反する行為に加担することはできない』と主張!」しかし、シオニスト・イスラエルに少しでも逆らう政治家には「厳しい代償」が待っていると、『イスラエル・ロビー』を著したミアシャイマー教授は警告!

2023年12月 3日 (日)

イスラエルの蛮行はあまりに衝撃的で、時に受け入れるのが困難

 この生きている悪夢に何か前向きなことがあるとすれば、それは地球を揺るがすほど醜く、世界を揺るがすかもしれないことだ。

ケイトリン・ジョンストン
2023年11月30日

  この英語記事の朗読を聞く(ティム・フォーリーによる朗読)。

 イスラエルの犯罪はあまりに恐ろしいので、最初自分が何を見ているのかさえ理解できないことがある。ただ自分が見ているものを少しでも理解しようとして、突然宇宙人や靴職人の妖精レプラコーンか何かを見た時のように人はそれを見つめる。

 昨日、ハマスとの人質交渉でパレスチナ人捕虜の解放を祝ったために、エルサレムでイスラエル軍に撃たれた十代の少年に関するスカイニュース報道を見ていた時、それが私に起きた。見ていて自分が見ているものを誤解しているに違いないと思った。イスラエルがひどいことをしているのは知っているが、この話は、彼らが何か嬉しい気分で子供を撃ったというものではない。

 そして、この二ヶ月間に何度も起きたことと同様私は見続け、そう、それは確かに起きたことだと分かった。エルサレムのFleur Hassan-Nahoumフルール・ハッサン・ナフーム副市長は「殺人未遂犯釈放の祝賀会は行わないという決定の一環だ」と述べ銃撃を擁護し(これは実際は取り引きの一部ではなくイスラエル国家安全保障大臣が出した命令に過ぎない)「我々は殺人未遂犯の釈放について話している」と不誠実に主張している(大多数は有罪判決を受けていない)そして彼らに対する告訴に対する適正手続きは拒否されている)。

 副市長発言の映像を見たバンドのEve6は感想をうまくまとめてTweetした。「この映像の注目すべき点は、彼女の自信だ。『十代の若者が祝っていたから撃った』のは妥当だと人々が納得できると、彼女はこの上ない自信を持っているのだ」

 今月初めイスラエル国防軍がガザのアル・ナスル小児病院を襲撃した後、5人の未熟児が飢えと寒さと放置で死ぬに任され、一時停戦で病院への出入りが許可された際、彼らの腐敗した遺体が発見された。乳児は換気用と点滴用のチューブにつながれていた。イスラエル軍兵士がアル・ナスル小児科病院を襲撃し、医師に退去を命じてから17日後だ。
https://t.co/IBLdmH0kvJ
 Electronic Intifada (@intifada) 2023年11月29日

 今月始め、イスラエル国軍がガザのアル・ナスル小児科病院を襲撃し、放置されて亡くなった五人の未熟児について読んで私は同じ経験をした。子供たちの腐乱した遺体は、一時停戦で、病院の出入りが可能になった後、ようやく発見されたのだ。信じがたいほどの狂気の沙汰だ。彼らは小児病院を襲撃したのだろうか? そして彼らはそこに赤ん坊を置き去りにして死なせたのだろうか? 何ということだ??

 今このことを我々が知っている唯一の理由は、戦闘が休止し、ジャーナリストが建物にカメラを持ち込み、亡くなった乳児を世界に見せられたからだ。これは「一時停止の意図せざる結果で」「ジャーナリストが広範にガザに出入りし、ガザの惨状を一層明らかにし、世論を反イスラエルに変える機会を与える」のを懸念しているとホワイトハウスは述べたという停戦直前のポリティコ報道を思い起こさせる。

 実際、戦闘の一時停止が始まって以来、世界はロイターやワシントン・ポストなどの主流メディアから街区から街区へと広がるイスラエル軍の爆弾により完全に破壊された広大な都市地形を暴露するドローン映像を受け取っている。10月7日以来のイスラエルのガザ攻撃によって引き起こされたあからさまな無差別破壊を見れば、イスラエル国防軍が標的にしているのはハマスではなく、ガザそのものなのは明らかだ。

 停戦が始まって以来、自分がどれだけ眠っているか驚いている。だから、あまり書けていない。画面に映し出される信じられないような恐怖を何週間も見つめるのは、そういうことに敏感な人にとって体に負担がかかると思うので、機会がある時にはできるだけ体を休ませている。

 そして、この全てが展開されるのを、私はここメルボルンの自宅で安全に見守っている。この二ヶ月、この恐怖の真っ只中にいて、その過程で失った家族、友人、隣人を悲しみながら、生き残るための最善の方法を見つけようとすることがどんなものか私には想像もつかない。これから起きる暴力、病気、剥奪を生き延びたにせよ、この人々全員一生付きまとう深いトラウマを抱えるのだ。

 これは驚くほど醜く、停戦が終わればもっと醜悪になるかもしれない。この生きている悪夢に何か前向きなことがあるとすれば、それは地球を揺るがすほど醜く、世界を揺るがすかもしれないことだ。

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 画像はアドビ・ストックから。

記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com.au/2023/11/30/israels-savagery-is-so-shocking-its-sometimes-hard-to-take-in/

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 The Jimmy Dore Show 冒頭は、様々な国々が問題だと言うネタニヤフの映像。本当に問題なのは本人。

Netanyahu Says He Wants Wars With Iran, Iraq, Libya & Russia! 13:27

 The Chris Hedges Report

The Chris Hedges Report with Columbia University Professor Rashid Khalidi on Zionism's 100-year war against Palestinians. 1時間

 アル・ジャジーラ ガザの「地上地獄」

‘Hell on Earth’ in Gaza: Israel strikes hit Deir el-Balah

 植草一秀の『知られざる真実』 流行語大賞、大衆の注目を逸らすための世論工作。国民に深刻な影響を与えるものは排除する。

流行語大賞と資本主義

2023年12月 2日 (土)

イスラエルが*殺した*のと同じ人数の子供を*移住*させたかどで戦争犯罪人と宣言されたプーチン

 実際のところ、やりたい放題の専制君主に世界は支配されており、アメリカに中央集権する権力構造のプロパガンダとして機能するマスメディアにより連中の行動は正当化されている。

ケイトリン・ジョンストン
2023年11月25日

 この英語記事の朗読を聞く(ティム・フォーリーによる朗読)。

 ガザで殺害された子供の総数が、紛争地域から移住させたかどで国際刑事裁判所(ICC)がロシアのウラジーミル・プーチン大統領を起訴した子供の数を上回ったことは、歴史のこの時点で注目に値するだろう。

 ガザ当局による最近の推計では、過去7週間にイスラエルの爆撃作戦によって殺害されたパレスチナ人の子供の数は、6000人をわずかに上回る。この数字はガザ・メディア・オフィスからのもので、通常そのような数字を報じるガザ保健省が、爆撃による通信途絶で、死者を正確に数える能力を失ったため未確認推計しかできない。

 皮肉にも、アメリカのイラク侵略20周年にあたる今年3月、ICC判事がウクライナでの戦争犯罪でプーチンを起訴する逮捕状を発行した。容疑はウクライナの子供約6000人をロシア国内の「再教育」施設に「不法に移送」したことだ。

 グレイゾーンが当時報じた通り、ICCの起訴は、多くの矛盾や欠陥や、アメリカ国務省から資金提供を受け重大な利益相反に満ちているイェール大学HRL(人道研究所)報告書に基づいている。報告書自体「子供の虐待に関する文書は見つからなかった」こと、そして、ほぼ全ての子供が適時に家族のもとに返されたことを認めている。

 しかし、たとえこれら指摘が全てウソで、6000人のウクライナの子供をウラジーミル・プーチンが違法に誘拐してロシア人に変えたとしても、それは子供がいっぱいで知られている地域に強力な爆弾を投下して彼らを殺害するより悪いことだろうか? なぜ一方は戦争犯罪で、もう一方は明らかに問題ないのだろう? 結局、ロシアはイスラエルと同様ICCローマ規程の締約国ではないのだ。

 最近の国連報告書は「ハマス戦闘員がイスラエルを攻撃した10月7日以降、ガザで殺害された14,000人以上のうち67%が女性と子供えと推定されている」と述べている。仮に14,000人と仮定し、イスラエルに殺害された男性それぞれがハマス戦闘員だったと不愉快なほど寛容な仮定をしても、わずか七週間の爆撃で殺害された民間人総数は、その67%、9380人にのぼる。

 ウクライナでの戦争が始まってから21カ月で殺害された民間人数は約10,000人だと国連は推定している。殺された子供の総数は約560人だ。

 この数字は、ウクライナでロシアが行っているより、ガザ地区で、イスラエルが遥かに遥かに残忍で犯罪的振る舞いをしていることを示しているが、ハーグでロシア指導者の訴追だけ望むよう我々善良で忠実な国際社会のメンバーは期待されているのだ。

 実際のところ「国際法」は意味ある形では存在せず、だからこそ、ICCによって実際に拘禁されている人々は、常に弱い国々(圧倒的にアフリカ)出身なのに、強力な政府はいつもそれを無視するのだ。おそらく、ハーグ侵略法としてよく知られているアメリカ政府の米国軍人保護法ほど、この力学を例示するものはないだろう。2002年のこの法律は、戦争犯罪で訴追しようとするICCの試みからアメリカまたはアメリカと同盟関係にある軍人を解放するための軍事力行使を認めている。「アメリカと同盟関係にある」ということは、表向きイスラエル軍も含まれる。

 本当のところ、世界は、やりたい放題の専制君主に支配されており、彼らの行動は、アメリカに中央集権する権力構造のプロパガンダとして機能するマスメディアに正当化されている。評論家連中は、遥かに大きなイスラエルの犯罪を擁護し、矮小化し、曖昧にしながら、ロシアの犯罪に涙を流し、悲嘆するのだ。

 私はロシア政府擁護に特に関心を持ったことはない。私が関心を持っているのは、私が暮らす地球規模の権力構造の殺人性と、殺人を続けるために使われる全てのウソ、二重基準、偽善に反対することだ。

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画像はアドビ・ストックから。

記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com.au/2023/11/25/putin-was-declared-a-war-criminal-for-relocating-the-same-number-of-children-israel-just-killed/

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  プーチン大統領には逮捕状を出すが、ネタニヤフ首相の戦争犯罪は放置するICCなるエセ司法組織。

 Alex Christoforou youtube ロシア外務省報道官マリア・ザハロワが搭乗する航空機の領空通過をブルガリアが拒否し迂回をしいて彼女は激怒。

Blinken, Israel needs a plan. Bulgaria blocks Zakharova. Ukraine on defense. THE PUTIN winning. 39:38

 ブルガリア、ロシア外務省報道官を乗せた飛行機の運航を禁止

 The Chris Hedges Report 挿絵が秀作。

Israel Reopens the Gaza Slaughterhouse

 Niftyニュース

米国防総省 空軍仕様のオスプレイの飛行停止を発表 海兵隊・海軍仕様は対象外

 日刊IWJガイド

「12月です! 12月こそ皆さまのご寄付・カンパが、毎月の月間目標額400万円に届きますようによろしくお願いいたします!」

【本日のニュースの連撃! 2連弾!】

【第1弾! あの『エコノミスト』がウクライナの敗北を認めた! 日本メディアも一斉に方向転換か!?】(『日経新聞』11月30日ほか)

【第2弾! 欧州委員会がロシア経済は2023年末までに成長すると認定! 欧州委員会のロシア経済の2023年の成長率予測は2%!】ドルの基軸通貨維持のために米国がつくりだした国際金融システムの一角、IMFはすでにプラス2.2%と予測! ギリシャ債務危機を作り出し莫大な富を手にした米国のユダヤ系金融機関ゴールドマン・サックスは3%台と予測している! 制裁を課せられた上でなお、日本1.3%よりも米国2.2%よりも成長率が上のロシア! ロシア中央銀行初の女性総裁ナビウリナ氏の手腕が光る!(『Sputnik日本』2023年11月30日ほか)

2023年12月 1日 (金)

厄払い

2023年11月30日
Moon of Alabama

 とうとう食屍鬼が亡くなった。

 彼が業火に焼かれますように...

記事原文のurl:https://www.moonofalabama.org/2023/11/good-riddance.html

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 彼の名前に触れている過去記事を見ると一番古いものは下記だ。

「体制転覆:ハワイからイラクに至るまで、一世紀にわたるアメリカによる体制変革」その2 2007年4月2日 (月)

 この記事も、いわゆる検索エンジン、実態隠蔽エンジンでは検索しても出ない。DuckDuckGoでは出てくる。

 Scott Ritterも彼について記事を書いている。

View this post on the web at https://www.scottritterextra.com/p/henry-kissinger-the-war-criminal

 今夜も大本営広報部大政翼賛会TVを見た。『プーチンの標的はバルカン』。即消した。『NATOの標的はバルカン』なら見るが。

戦闘の一時停止で、ガザで起きていることをジャーナリストに見せるのをホワイトハウスは恐れている

 事実と真実に大衆が一層気づくようになるのを連中は懸念している。

 

ケイトリン・ジョンストン


2023年11月23日

 

 この英語記事の朗読を聞く(ティム・フォーリーによる朗読)。

 

 イスラエル軍が拘束している50人の人質と引き換えに、ハマスが拘束している150人の人質を解放する四日間の停戦にイスラエルとハマスは、合意したと報じられている。

 

 「バイデン政権高官、人質取り引きで戦略がうまくいっている証拠を見る」と題する記事で、この取り引きを「この紛争における政権最大の外交的勝利」と表現し、バイデン意思決定の「正しいことの証明」とホワイトハウス当局者は呼んでいるとPoliticoは報じている。数日間子供を殺さないという最小成果に対する実に不適切なレベルの言葉の自慰だ。

 

 この報告書の多くの段落に挟まれているのは、今日ソーシャルメディアで大きな注目を集めている一文であり、Politico情報源によると、イスラエルがこの飛び地もたらした惨状について報道するためジャーナリストがガザに入るのを可能にするのではないかという恐れから、政権内では戦闘の一時停止に抵抗があったと述べている。

 

 「そして、この一時停止がもたらす意図せざる結果に関して、政権内には懸念があった。多数のジャーナリストがガザに入り、ガザの惨状をさらに明らかにし、世論を反イスラエルにする機会を与える結果になることだ」とPoliticoは報じている。

 

 言い換えれば、イスラエルによるガザでの民間人虐殺を一時的に停止すれば、イスラエルによるガザでの民間人虐殺の真実をジャーナリストが報道できるようになるのをホワイト・ハウスは懸念しているのだ。事実と真実に大衆が一層気づくようになるのを連中は心配しているのだ。

 

 言うまでもなく、自分が歴史の正しい側に立っていれば、時事問題に関する真実をジャーナリストが報道し、それによって自分の思惑に対する国民の支持を損なうのを心配することは普通ない。しかし、アメリカとイスラエルは常に正しくない側に立っており、だからこそ、アメリカ戦争犯罪について良いジャーナリズム活動をしたかどで、アメリカ帝国は現在ジュリアン・アサンジを投獄しており、ジャーナリストを脅迫標的にする何十年にもわたる歴史がイスラエルにあるのだ。

 

 2021年のイスラエルのガザ爆撃作戦では、イスラエル国防軍は、この飛び地の20以上のパレスチナ報道機関AP通信やアルジャジーラなどの国際メディアが入居する棟を標的にしたと報じられている。現在の猛攻撃で、イスラエルは何十人ものパレスチナ人ジャーナリストを殺害しており、時には彼らが家族と暮ら住宅さえ積極的に爆撃している。不都合な報道記者を抹殺するイスラエル国防軍作戦を、ジャーナリストにとって、これまでで、あらゆる場所で史上最悪の紛争だとジャーナリスト保護委員会が呼ぶ結果になっている。

 

 言説を支配する者が世界を支配するのを両国政府が理解しているからこそ、アメリカもイスラエルも、マスコミをこのように攻撃しているのだ。権力が何が起きるかを支配しているのに対し、究極の権力は、起きていいることを人々がどう考えるかを支配するのを連中は理解している。人の意識は精神的な物語に支配されているので、社会の支配的物語を支配できれば、人を支配できるのだ。

 

 これが、権力者連中が、権力の座にとどまれる理由だ。連中はこのことを理解しているが、我々一般大衆は概して理解していない。だからこそ連中はマスコミ・プロパガンダを絶え間なく我々に浴びせ、インターネット検閲に取り組み、ジュリアン・アサンジを刑務所で苦しめ、ジャーナリストをイスラエルが頻繁に殺害し、世界中のニュース記者がカメラをガザに持ち込んだらどうなるかホワイトハウスが恐れているのだ。

 

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 ビットコイン寄付:1Ac7PCQXoQoLA9Sh8fhAgiU3PHA2EX5Zm2

 

記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com.au/2023/11/23/white-house-fears-pause-in-fighting-will-let-journalists-see-whats-been-happening-in-gaza/

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 The Middle East's Changing Tides: Farewell to American Dominance | Ray McGovern 1:08:58

 

 アイゼンハワーは大統領退任演説で「軍産複合体」の存在とその高まる影響力を抑え込なければならないと警告した。


 この状態に対抗するのは、正しい情報を持った国民だ。ところが実際は軍産複合体どころか、「軍産・議会・諜報・メディア・アカデミア・シンクタンク複合体」(MICIMATT)によって言論は完全封殺されており、人々は正しい情報を知ることができない状態なため、あるべき反対が存在しない状態だと彼は指摘している。この用語ミキマトMICIMATは21:30のあたりで使われている。長いyoutubeだが、属国大本営の虚報番組を一ヶ月見るより遙かに有意義。

 

 今朝の孫崎享氏メルマガ題名

 

私の『戦後史の正体』より。・中曽根元首相は著書で「キッシンジャーは “ロッキード事件は間違いだった”と密かに私にいいました。・バンカー駐南越大使と会談、その時の 'キッシンジャーの発言「Of all the treacherous sons of bitches, the Japs take the cake」

 

 日刊IWJガイド

 

「本日から12月です! 11月は非常に厳しい財政状況となりました! IWJが倒れてしまう前にご支援ください!」2023.12.1日号

【IWJ・Ch5】14:30~「平和のための学習会 塩原俊彦さんが語る『ウクライナ戦争をどうみるか』」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch5

「平和のための学習会実行委員会」主催の講演会を中継します。これまでIWJが報じてきたウクライナ関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/ukraine

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