これがアメリカ帝国の本当の顔だ
ひどいイスラム嫌悪の辛辣な言葉で露天商を罵倒する男にスポットを当てて「この人種差別主義者野郎を特定するのを手伝ってください」という映像を誰かがアップロードし、彼がアメリカ国務省のイスラエル・パレスチナ問題局元副局長であることが判明した。
ケイトリン・ジョンストン
2023年11月22日
ひどいイスラム嫌悪の辛辣な言葉で露天商を罵倒する男にスポットを当てて「この人種差別主義者野郎を特定するのを手伝ってください」という映像を誰かがアップロードし、彼がアメリカ国務省のイスラエル・パレスチナ問題局元副局長であることが判明した。
作り話のように聞こえるが、まさにそれが起きたのだ。Viceはそれに関する記事を丸ごと掲載している。ビデオは今日アップロードされ、数時間内に、その男は、1999年から2003年まで、イスラエル・パレスチナに関するアメリカ外交を指揮し、その後、オバマ政権の国家安全保障会議委員を務めたスチュアート・セルドウィッツだと特定された。
セルドウィッツの身元は彼を非難する声明を発表し、彼との全ての関係を終わらせたと述べた彼の前の雇用主ゴッサム・ガバメント・リレーションズに確認された。
ニューヨーク市の行商人を、複数の違う服を着たセルドウィッツが追い回し、嫌がらせと虐待の継続的な活動を見せている様子が複数の違うビデオで見られる。自分が撮影されていると十分承知しながら、イスラエルが何千人ものパレスチナ人の子供を殺害したのは「十分ではない」と彼は言い、彼らの宗教を侮辱し、脅迫し、知性と英語を嘲笑し、彼らをテロリストと呼び「お前はムハンマドのように娘を強姦したのか?」と尋ねた。ビデオを見る限り、彼らがハラール食品を売るイスラム教徒であるという理由以外、何の理由もなく彼らに彼が嫌がらせをしているように見える。
これほど恐ろしい人物が、世界最強力な政府の最高層に上り詰め、パレスチナ問題に取り組むことができたことは、アメリカ帝国と、それが一体何なのかについて重要な点を示している。そのような生き物が権力構造の頂点に上り詰めるのを阻止する障壁はなく、実際は正反対なのだ。彼らは頂上への急行列車に乗るのだ。だからこそジョン・ボルトンやリンゼイ・グラハム、ヴィクトリア・ヌーランドやエリオット・エイブラムスなどの血に飢えた沼地の怪物連中がアメリカ政策決定にこれほど密接に関わっているのだ。
それがアメリカ帝国の本当の顔だ。それが帝国の最も正直な姿だ。愛想のいい愛嬌や巧妙なPR活動に身を包むのではなく、平和に仕事をしようとしている移民を嘲笑し、人種差別的罵詈雑言を浴びせるのだ。対ハマス・イスラエル防衛戦争で、巻き添え被害として意図せず悲劇的に殺害されるパレスチナ人への同情の顔を注意深く稽古するのではなく、カメラをまっすぐ見つめて「もし我々が4,000人のパレスチナの子供を殺したとしたら、あのなぁ、十分ではなかったんだ」
余りに多くの人々が、イスラエルをアメリカ帝国とは別のものと見ており、歴史的に虐待されてきた民族集団に運営される小国と見なしている。アメリカを中心とするグローバル権力構造からイスラエルを切り離して見た場合に、イスラエルとその政府に対し強烈な敵意を抱くのは、弱者をいびるようで、違和感を覚えるのだ。
“We see you we hear you” liberalism is really the mask that hides the blood soaked snarl of the US empire. Getting harder and harder to keep that mask in place https://t.co/99wXiCvqly
— $ean P. McCarthy (@SeanMcCarthyCom) November 21, 2023
イスラエルが、絶え間ない侵略や爆撃作戦や代理戦争や飢餓経済制裁やCIAクーデターで、世界中で何百万人もの人々を殺害してきた同じ帝国の手先に過ぎないのをはっきり見て初めて、イスラエルは見かけ通り邪悪で、ガザでの振る舞いは、まさに見える通りのものだとわかるのだ。
イスラエルをアメリカ帝国が支持するのは、世界の独裁政権の大半を支持するのと同じ理由だ。絶え間ない暴力と専制政治によってのみ、地球を股にかける帝国がまとまれるからだ。イスラエルや中東の他のアメリカと同盟関係にある国々は、ライオン使いの椅子と鞭のようなもので、極めて重要な地政学的戦略地域の住民を暴力的に虐待して従わせるため使われる兵器なのだ。アメリカ訛り英語を話す高官が統治し、アメリカ合州国と完全に一致し絶え間ない戦争状態にある核武装政府を中東に持つのは帝国に実にふさわしい。
スチュアート・セルドウィッツは例外ではなく、これら全ての完璧な顕現だ。これこそが、アメリカ人が誰を選ぼうと、政権から政権へ帝国を行進させ続ける考え方だ。これこそが、兵器を流入させ、血を流し、化石燃料を燃やし、夜空に絶え間なく噴出する恐怖の叫びを維持する帝国機械を動かす心だ。
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記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com.au/2023/11/22/this-is-the-real-face-of-the-us-empire/
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この人物、11/24に逮捕された。
オバマ政権時代の高官を逮捕、屋台でイスラム嫌悪の暴言 動画が拡散 CNN.co.jp
Alex Christoforou 「中立とNATOに加盟しないとい条件で、ロシアとの和平交渉が実現に近づいていたが潰された。」というDavyd Arakhamiaデイビット・アラハミア発言をウクライナTVが放送。宗主国が言わせたに違いないとChristoforouは言う。宗主国の真意は?
Russia wanted to end war. Boris, just continue fighting. Trudeau, blame Ukraine on MAGA. 42:48
今朝の孫崎享氏メルマガ題名
随想① 花1994年頃、経済学者金森久雄氏の話、当時露経済の崩壊が言われていた時代「私は冬、ハバロフスク訪問。商店に物なし。花屋で金もなく身なりのぱっとしない人々が列をなして花を買ってた。花を愛する国なら、今は苦しくとも経済は経済は必ず立ち直ります」
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