イスラエルとアメリカ帝国丸ごと解体せよ
解体する必要があることを証明したのはイスラエルだけではなく、アメリカを中心とする欧米帝国全体だ。巨大な権力構造丸ごと消え去らなければならない。
ケイトリン・ジョンストン
2023年11月9日
『物語のマトリックスの端』からのメモ
火曜日、20人以上の下院民主党議員が共和党に加わり、ガザに対するイスラエルの残忍な攻撃に反対するパレスチナ人を支持する発言をしたパレスチナ系アメリカ人下院議員ラシダ・トライブを非難する投票をした。
彼女が「パレスチナ人は人間だ」という類のパレスチナ人で「民主党がいかに多様で包摂的か見よ」という類ではないと知るまで、パレスチナ人女性を議会に迎えるのを民主党は喜んでいた。
「彼女がパレスチナ人を支持し始めるまで私はパレスチナ人女性といても平気だった。彼女唯一の仕事はナンシー・ペロシと静かにインスタグラムで自撮り写真を撮ることだと誰も彼女に言わなかったのだろうか?」と連中は言っているようなものだ。
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アメリカが供給した兵器をイスラエルがガザ地区で使用するのを認める方法に関し、バイデン政権は、いまだに超えてはならない一線を引いていないとホワイトハウスのジョン・カービー報道官は確認した。火曜日、ガザで死者数が急増しているにもかかわらず「イスラエルに対していかなる超えてはならない一線も政権は引いていない」というのは事実かとマスコミに問われて「それは依然事実だ」とカービーは答えた。
これは、ほんの数日前まで、イスラエルがガザで民間人を虐殺するのを止めるには無力だとマスコミに語っていた同じバイデン政権で、今やイスラエルが民間人を虐殺するのを止めるため文字通り何の努力もしていないと我々に言っているのだ。「何も試していないのに、アイデアは尽きている」という露骨な例だ。
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戦争犯罪という非難をはねつけるため、イスラエルは傍受されたハマスの電話会話だと主張する音声ファイルを再び公開したが、今回は救急車車列に対するイスラエルの致命的空爆に対する批判に応えて、輸送に何台救急車を使えるかハマス戦士が自慢している。
前回、イスラエルが自らを免罪するためにそのような音声を公開した際「言語、アクセント、方言、構文、口調」の点で、この音声ファイルは信用できないとイギリスのチャンネル4ニュースが引用した言語専門家は述べ「この録音は加工されており、信頼できる証拠として使うことはできない」とEarshotという組織の音声専門家は述べた。
Israel: Our intelligence agencies had no idea what Hamas was up to prior to October 7.
— Caitlin Johnstone (@caitoz) November 8, 2023
Also Israel: We are intercepting Hamas communications constantly and can use our archives of intercepted communications to exonerate ourselves whenever we're accused of war crimes. https://t.co/NUY8MRmHas
これは、10月7日の攻撃に先立ち、ハマスが何を企んでいたか諜報機関は全く知らなかったと主張し、今やハマス通信を絶えず傍受しており、戦争犯罪の告発から逃れる必要がある時は、いつでも利用できるアーカイブを持っていると主張する全く同じ政府なのだ。いささか変な感じだ。
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解体する必要があることを証明したのはイスラエルだけではなく、アメリカを中心とする欧米帝国全体だ。巨大な権力構造丸ごと消え去らなければならない。
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今アメリカ人がガザ虐殺を支持している主な理由。
1. お気に入りの右翼評論家連中がそうするよう彼らに言った。
2. イスラム教徒を憎んでいる。
3. イエスが再臨し、非キリスト教徒を永遠の業火に投げ込むという聖書の預言が成就するのを彼らは望んでいる。
4. 間抜けな党派文化戦争のたわごと。
5. マスコミが彼らに嘘をついた。
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「イスラエルには自衛する権利がある」というのは「全ての非シオニストをジェノサイドせよ」という意味だ。もし「川から海まで、パレスチナを自由にしろ」がユダヤ人を大量虐殺する呼びかけだと親イスラエルの人々が決めるなら、親パレスチナの人々が、親イスラエルの人々のスローガンが何を意味するか決めるのも当然だ。
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1940年の人物:ナチス・ドイツは終わらなければならない。
1940年の別の人:つまり、あなたはドイツ人を大量虐殺したいと言っているのだな?
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シュレジンガーの民族国家は(A)ユダヤ人が安全に生存できる世界で唯一の場所であると同時に(B)その住民が、暴力的過激派や敵対的近隣諸国から絶え間ない脅威にさらされている哀れな小さな犠牲者でもあるというものだ。
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「停戦したら、イスラエルはどうやってハマスを破壊できるのだろう?」という疑問は「アパルトヘイトや虐待や絶え間ない殺戮や終わりのない戦争なしに、イスラエルはシオニスト民族国家として存在し続けられるのか」という疑問より、重要性も興味も無限に乏しい。
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記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com.au/2023/11/09/dismantle-israel-and-the-entire-us-empire/
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Judging Freedom 冒頭はワシントン・ポストのノルドストリーム虚報が話題。
Scott Ritter: Israel threatens nuclear war. 32:02
今朝の孫崎享氏メルマガ題名
政界再編までは難しいようですが紹介いたします。よみ人知らず「現れた政界再編への動き、政界再編、日本のためか米国のためか」
「このままでは今月は赤字必至! 引き続き、IWJ会員登録、YouTube登録、ご寄付・カンパ、協賛広告でIWJをご支援ください!」
2006年のレバノン戦争で、イスラエル軍がヒズボラ戦闘員殲滅のために、国際人道法を無視して西ベイルートのダヒヤ地区全体を破壊した「ダヒヤ・ドクトリン」! イスラエル軍はこの「ダヒヤ・ドクトリン」にもとづいて、ガザを攻撃! 元国連大量破壊兵器廃棄特別委員会主任査察官のスコット・リッター氏は「『ダヒヤ・ドクトリン』は国家テロリズムに他ならない」と糾弾! イスラエルの自衛権も否定!!
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