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2023年11月20日 (月)

この期に及んで我々の知性を侮辱するしかない連中

 イスラエルの立場が真実と道徳に基づいているなら、明らかな嘘の絶え間ない洪水を大量生産する必要などなかった筈だ。

ケイトリン・ジョンストン
2023年11月15日

『物語のマトリックスの端』からのメモ

 この英語記事の朗読を聞く(ティム・フォーリーによる朗読)。

アメリカ国民:医療をお願いします

アメリカ政府:すみませんが、中東の民族浄化には何十億ドルもかかるとおっしゃいましたか?

アメリカ国民:いいえ、医療です。

アメリカ政府:結構、あなた方は有利に話を進めているが、中東の民族浄化に何十億ドルも費やそう。

 ヒントはこうだ。子供を何千人も殺し、民族浄化しても、なぜ問題なく、なぜそれが当然のことかの正当化や説明を考え出さねばならない側は、おそらく正しい側ではない。

 イスラエルが何千人もの子供たちを虐殺し、病院を爆撃し、四肢麻痺患者やベッドにいる子供を撃つのは悪いことだと思っていたが、『我が闘争』のアラビア語訳をカメラの前でイスラエル大統領が振りかざしたので、今やそれは良いことだと私は思う。

 イスラエルの立場が真実と道徳に基づいているなら、明らかな嘘絶え間ない洪水を大量生産する必要などない筈だ。

 もはや誰もイスラエルの言うことは何も信じない。イスラエルが絶えず嘘をついているのをあなたは知っているか、知りながら知らないふりをしているかのいずれかだ。

 うぬぼれ屋が、どれほど滅茶苦茶なことをするかご存知だろう。誰かが連中に挑戦すると、連中は「えーっ何、今俺が悪者かよ!?」という感じで、すっかり傷つき、酷い扱いを受けたかのように振る舞う。それがイスラエルと支持者連中だ。

 

 アメリカが支援する軍事暴力を批判する人は誰であれ、相手側を支持しているとアメリカ軍事暴力支持者に非難される。イラク侵略に反対すればサダム支持者で、ウクライナでのアメリカ代理戦争を批判すればプーチンの恋人だ、等々。世界最強の戦争機構の行動を批判するのは、アメリカ戦争機構に反対する側を支持することで、相手側を支持する反逆的怪物だから、あなたの批判に耳を傾けるべきではないという主張だ。

 文字通り、アメリカのあらゆる目立つ介入主義行為でこれが起きている。文字通り、一件の例外もなしに。これが事実上意味するのは、世界最強の戦争機構に対するあらゆる批判は受け入れられず、踏みにじられるということだ。今、あなた方をハマスの恋人やらテロリスト同調者と呼ぶ連中は、文字通り、アメリカが支援する全ての軍事侵略行為を推進するため文字通り常に使われる全く同じ戦術を使っているのだから、アメリカが支援する、いかなる軍事侵略行為も、誰も、決して批判すべきではないと言っているのだ。

 あなたをハマス支持者と連中が呼ぶ際、連中が本当に言っているのは「黙れ。黙れ。アメリカの戦争挑発を決して批判するな。いかなる状況下でも地球上最強力で破壊的政府の最も重大な行動を決して批判するな。黙れ。黙れ。従え」ということだ。

 ガザの人々をイスラエルが「解放」していると良い大人が信じるのは良くない。

 ガザでハマスがかなりの支持を得ていると知った際の正しい反応は「それならガザの全員を根絶やしにすれば良い」ではなく「うわーっ、そんな状態になるほどガザの暮らしをイスラエルがとんでもないものにしてしまった」だ。

 イスラエル・パレスチナ問題では、共和党大統領もバイデンと同じくらい酷いはずだが、それに対する正しい答えは「それなら民主党に投票する」ではなく「我が国の政府が子供を殺害するかどうかに関し我々が投票することが許されないなら制度丸ごと捨て去る必要がある」だ。

 なんともすごいのは、ガザ問題に関し欧米がこれまで見たものの中で、今のところ、これが最高のものであることだ。下劣な欧米軍事行動に対する国民の支持は常に最初が最高で、時が経つにつれ、だまされていたことに人々が気づき始め、全てウソだったのを証明する情報が出始める。ベトナムからイラク、アフガニスタン、リビアまで、それをうんざりするほど何度も我々は見てきた。ウクライナでの代理戦争は酷い考えだったことに人々は既に気づき始めており、数年後には、これに異議を唱える真面目な人は皆無になる。

 ところが今回欧米が支援するガザ破壊は、わずか一カ月ほどしか経たないのに世論の大非難に直面している。益々多くの情報が出て、自分たちの政府がガザで一体何を支援しているのか益々多くの欧米人が気がつくようになれば、事態は更に遙かに悪化するだろう。だからこそ、億万長者連中が慌てふためいて集まり、言説支配作戦を立ち上げ、世間の認識を操作しようとしているのだ。連中は自分たちが物語の支配力を失いつつあり、本来そうであるべきより、ずっと早く支配力を失いつつあるのを知っているのだ。

 だが何千人もの子供の殺害を情報操作する方法は限られている。古いプロパガンダ手法は、これまでの様な形では機能していない。人々の目は開き始めている。人々は怒り始めている。そして我々を支配する権力者連中は実に何とも神経質になり始めている。

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記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com.au/2023/11/15/theyre-just-insulting-our-intelligence-at-this-point/

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 Alex Christoforou youtube

Biden, US will challenge Putin. CNN, Ukraine needs troops. EU military psychosis and Fortnite. 39:13

 冒頭はカタルーニャ独立派恩赦に反対するマドリッド大デモ映像だが、話題はワシントン・ボスト掲載のバイデン論文。ブリンケンかカービーの代筆だろうと彼は言う。小生ワシントン・ボスト、有料購読しておらず、記事を読めない。原文題名しか分からない。

 Joe Biden:US won't back down from the challenge of Putin and Hamas

 東京新聞、今朝の朝刊、国際面で、そのバイデン論文の概要を報じている。

 今朝の孫崎享氏メルマガ題名

汚職国家がまたここにも。安倍晋三さんは「国会を代表してオリンピック招致には必ず勝ち取れ、“馳、金はいくらでも出す 官房機密費もあるから」。東京五輪の招致をめぐる発言…馳知事が「全面的に撤回する」 .。「発言全面撤回する」と言えば事実が消滅する物でない。

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<本日の撮りおろし初配信>本日午後7時から「イスラエルがパレスチナ・ガザ地区に対して行なっているのは『民族浄化』! イスラエルによる『報復』でもなければ、ハマスとの戦争でもない! 岩上安身による 東京経済大学教授 早尾貴紀氏インタビュー(前半)」を特別フルオープンで撮りおろし初配信します! 後半は明日配信予定です!

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