またしても状況好転を吹き飛ばしたバイデン
2023年11月16日
Moon of Alabama
6月、アメリカのアントニー・ブリンケン国務長官が念願の中国訪問をした。会談について、ある程度肯定的な声明が出されて、わずか24時間後、習近平を「独裁者」と呼んでバイデンがそれを吹き飛ばした。
中国政府は面白くない。
「極めてばかげており無責任だ」と中国外務省の毛寧報道官がバイデン発言を非難した。水曜日の定例記者会見で、この発言は外交マナーに反する「公然たる政治的挑発」だと彼女は述べた。
昨日サンフランシスコ近郊で中国の習近平国家主席がジョー・バイデン大統領と会談した。
中国の報道官は、議題を次のように述べている。
Hua Chunying 华春莹 @SpokespersonCHN - 2023年11月16日 11:25 UTC
100年に一度の世界的変革の時代に、中国とアメリカには二つの選択肢があると習近平国家主席は指摘した。一つは、団結と協力を強化し世界的な課題に手を携えて対処し、世界平和と繁栄を推進することだ。
...もう一つは、ゼロサムの考え方に固執して、競争と対立を引き起こし、世界を混乱と分裂に追いやることだ。この二つの選択肢は、人類と地球の未来を決定する二つの異なる方向性を指し示している。
習近平は第一の道を選びたかった。だが会談直後バイデンは二つ目の道を進んだ。
彼はまたしても状況好転を吹き飛ばした。
記者会見でのバイデン大統領発言 |カリフォルニア州ウッドサイド - 2023年11月16日 - ホワイトハウス
Q:大統領、今日以降も習近平国家主席を「独裁者」と呼ぶのでしようか? これは、今年の初頭にあなたが使った言葉です。
大統領:ええ、そう、彼は独裁者だ。つまり彼は、我々とは全く異なる統治形態に基づく共産主義国を運営する人物だという意味で、独裁者だ。
いずれにせよ、我々は前に進んだ。
中国の見方は確実に違う。
民主主義認識指数Democracy Perception Index(pdf)は、民主主義を人々がどう認識しているかに関する世界最大の年次調査だ。アメリカでは、76%が「民主主義は重要だ」と考えているが、自分の国が民主的かどうかという質問に対して「はい」と答えたのは54%にとどまった。中国では、同じ質問で同意する割合は88%と73%だ。
記事原文のurl:https://www.moonofalabama.org/2023/11/and-then-biden-blew-it-again.html
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イスラエル支持を表明したケネディ・ジュニアに失望。宗主国支配層の一員。
耕助のブログ
Douglas Macgregor Daily
Douglas MacGregor: They did not expect such a big DISASTER!! 24:40
今朝の孫崎享氏メルマガ題名
WPの有能記者がイスラエル側に立ってハマス・イスラエル戦争を観察したルポ。軍事面では、ハマスに対するイスラエルの作戦は容赦なく成功。世界がパレスチナ人の悲惨な映像を見ている中、情報戦に負けている。イスラエルはまだ「翌日」について明確な概念を持っていない。
昨日は「イスラエルがパレスチナ・ガザ地区に対して行なっているのは『民族浄化』! イスラエルによる『報復』でもなければ、ハマスとの戦争でもない! 岩上安身による 東京経済大学教授 早尾貴紀氏インタビュー(前半)」を拝見した。
「【IWJ号外】を2本出しました! 元CIA分析官ラリー・ジョンソン氏が『ノルドストリーム爆破事件』米有力紙の報道を徹底批判!ほか」
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