ガザで起きていることから世界は目をくらまされつつある
インターネット遮断や、ジャーナリズムに対する戦争、プロパガンダ、影響力工作、デモ禁止、オンライン検閲は全て同じ理由で起きている。ガザで起きていることついて、大衆が真実に基づいた理解をするのを阻止するためだ。
ケイトリン・ジョンストン
2023年10月15日
ガザで起きていることを外部世界に隠すため、イスラエルと欧米同盟諸国の両方が多大な努力を払っている。
金曜、イスラエル通信大臣はガザの全てのインターネット・サービスを土曜に遮断すると発表した。現地のインターネット・サービスは既に先週急落しているとCNNは報じている。最近エレクトロニック・インティファーダ共同創設者のアリ・アブニマは、ガザの連絡先と何時間も連絡が取れていないとTwitterで述べた。
インターネットが遮断される前でさえ、民間人に対する「完全包囲」の一環として、この飛び地への電力をイスラエルが遮断した後、ガザの人々が外界に情報を入手することはすでにますます困難になっていた。金曜日、ミドル・イースト・アイは、ガザで2人のジャーナリストと連絡が途絶えたと報じている。その一人、マハ・フサイニ記者は連絡が途絶える前に映像を投稿し、「ほぼ完全な停電に直面し、電話の電池が切れているので、これが私の最後の映像になるかもしれない」と述べていた。
いつも通り、イスラエルは報道陣も標的にしている。金曜日、レバノン南部でのイスラエル国軍砲撃によりロイター・ジャーナリストが死亡し、ロイター、AFP、アルジャジーラの他の6人が負傷した。報道機関のニューヨーク・タイムズやロイターさえ攻撃の加害者を認めるのは控えているが、アルジャジーラは目撃者証言を引用し、「イスラエル軍砲撃」に死傷者は起因するとしている。BBCのジャーナリストもテルアビブでイスラエル兵士に銃を突きつけられ暴行を受けたが、これらの記者は特にBBCアラビアの人で、アラビア語名だったことは、おそらく言及する価値がある。
Israel has cut off the Internet in Gaza.
— sarah (@sahouraxo) October 14, 2023
The aim is clear: to commit genocide in a total media blackout.
イスラエル犯罪を世界から見えなくする取り組みは、もちろんイスラエルに限定されない。罰則を受けるのを避けるため、新しいデジタル・サービス法の規制に従ってイスラエルとパレスチナの問題に関するコンテンツの検閲を開始するようEUは、Twitterに圧力をかけ始めた。「違法なコンテンツと偽情報」に対処するため24時間の期限を受けた翌日、何百もの「ハマスにリンクしたアカウント」がプラットフォームから削除されたと報じられている。これらのアカウントは実際ハマスにリンクしており、誤った考えであるゆえ有罪と見なされたのではないと額面通り受け取るよう我々は期待されている。
イスラエルの犯罪に対する認識を公開デモで広める取り組みも欧米では隠蔽措置を受けている。フランスは全ての親パレスチナ抗議を全面的に禁止した。ドイツは特定の親パレスチナ抗議行動や団体を禁止し、ハマス支持と見なされる全てのデモを全面的に禁止し「川から海まで、パレスチナは自由になる」という表現の使用をベルリン検察庁は犯罪としている。
露骨な残虐行為プロパガンダを欧米マスコミが推進し、イスラエルの情報権益に有利に偏向する方法で問題を欺瞞的に描き、ガザで起きていることに対する一般認識を曖昧にする手法を、Mintpress Newsの新記事「プロパガンダ電撃戦:主流メディアが、いかに偽パレスチナ言説を推進しているか」でアラン・マクラウドが説明している。
それで、ガザで起きていることに対する世界の理解が、あらゆる方法で阻止され、操作され、完全に隠されているのがわかる。これはマフィア犯罪の目撃者が行方不明になりがちなのと同じ理由で起きている。実行しても目撃者が皆無なら殺人して逃げるのは容易だ。
Pretty sure there’s a name for this. pic.twitter.com/aFxXmrsWET
— Thomas Fazi (@battleforeurope) October 14, 2023
結局、イスラエルが攻撃を一層強化する準備をする中「彼らは力でハマスを打倒しなかったのだから、ガザには無辜の一般人などいない」とイスラエルのアイザック・ハーツォグ大統領が断言して起きている。
金曜「あそこの人々全員に責任がある」とヘルツォークはマスコミに語った。「民間人は知らなかった、関与していないという言説は真実ではない。それは決して真実ではない。彼らは立ち上がれた筈だ。ガザを乗っ取った邪悪な政権と彼らはクーデターで戦えたはずだ」
イスラエルと彼らに同調する国々がイスラエルの行動に対する一般認識を阻止する操作が強力になればなるほど、イスラエルは自らの行動で一層自分を悪く見せることになる。イスラエルの犯罪が厚かましくなればなるほど、擁護者連中も一層声高で暴力的になり、国民の反対に対する政府干渉は益々厳しくなり、ガザで起きていることは一層隠されるようになる。
インターネット遮断、ジャーナリズムに対する戦争、プロパガンダ、影響力工作、デモ禁止、オンライン検閲は全て同じ理由で起きている。ガザで起きていることに関し人々が真実に基づいた理解を形成するのを阻止するためだ。ガザで起きていることについて市民が真実に基づいた理解を形成したにせよ、そこで起きていることに同意しないためだ。
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記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com.au/2023/10/15/the-world-is-being-blinded-to-whats-happening-in-gaza/
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スコット・リッター氏YouTube
Live : SCOTT RITTER : ISRAEL HAMAS PALESTINE War LIVE | Ukraine | Russia 1:19:15
Scott Ritter, "Why I no longer stand with Israel" - MUST WATCH INTERVIEW! 22:55
スコット・リッター氏、同題名の長文も書いている。
耕助のブログ
寺島メソッド翻訳NEWS
「パレスチナ人殺戮に戦争法を悪用するイスラエル! ガザ住民に退避勧告を出せば、そこに『ハマスに関与していない民間人はいない』ことに!」
<本日のタイムリー再配信>本日午後6時から、2014年8月1日収録「世界の『いま』は欧米中心主義の断末魔/繋がりあう尖閣・マレーシア・ガザ・ウクライナ ~岩上安身によるインタビュー 第443回 ゲスト 東京大学名誉教授・板垣雄三氏」を冒頭のみオープンで、その後は会員限定で再配信いたします! 近日中に、岩上安身による東京大学名誉教授・板垣雄三氏への最新のインタビューを配信します!
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