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2023年10月10日 (火)

反中国プロパガンダに賛成されるなら、皆様はただの阿呆に過ぎない

 これまで連中が実に多くの国々に何度もこうするのを見てきたのだから、この時点で依然皆様がそれに騙されるなら、皆様は感情が傷つくに値する愚かな阿呆に過ぎない。このたわごとに堪忍袋の緒が切れて。

ケイトリン・ジョンストン
2023年10月6日

物語マトリックスの端からのメモ

 この英語記事の朗読を聞く(Tim Foleyによる朗読)。


 アメリカは他の国々に貧困や混乱をもたらし、アメリカが作り出した状況から人々が逃れようとすると「移民危機」の警鐘を鳴らす。地下室を氾濫させておいて、そこに暮らしているす人々が二階に来ようとしていると泣きわめくようなものだ。

 明らかな反中国プロパガンダ推進に賛成する人々に対して、冷酷な言葉をいくら言っても言い過ぎることはない。これまで連中が実に多くの国々に何度もこうするのを見てきたのだから、この時点で依然皆様がそれに騙されるなら、皆様は感情が傷つくに値する愚かな阿呆に過ぎない。このたわごとに堪忍袋の緒が切れて。

 ジュリアン・アサンジ迫害を皆様が支持されるなら、あらゆる場所のあらゆるメディアはアメリカ・プロパガンダ機関として機能するべきだと信じていることを意味する。あらゆる国のジャーナリストにはアメリカ帝国の犯罪隠蔽を助ける責任があり、そうしなければ罰せられるべきだと皆様は信じていることになる。

 現在、Twitterでは、ウクライナでのアメリカ代理戦争に抗議してDCにいた反戦活動集団コードピンクと一緒に写真に写った右翼下院議員マージョリー・テイラー・グリーンを巡り大論争になっている。コードピンクの左翼支持者は動揺し、コードピンクは謝罪声明を発表し、グリーンやマット・ゲーツなどのMAGA共和党員は、中国やイランやメキシコなどの国々に対し非常にタカ派なので、本当に「反戦」と見なせるかどう皆だ議論している。

 個人的に私にはこの議論の双方の対立がわからない。(A)MAGA共和党員は恐ろしく嫌な連中で、実際は反戦ではなく(B)MAGA共和党員はワシントンで最も進歩的な民主党員よりウクライナに対して遙かに優れているという立場の間に実際矛盾はない。両方を真実として理解するのは実に容易だ。

 有名人の立場に昇格した連中が帝国を混乱させるため影響力を行使しないようにする安全装置として壮大なネットワークが設定されている。誰か(ロジャー・ウォーターズ、スーザン・サランドンなど)が安全装置をすり抜けたまれな機会には、帝国言説管理者が破壊的に反応し、彼らの影響力を弱体化させるため攻撃的中傷キャンペーンを開始する。

 最近、独立系メディアでは並外れた確執があり、それが最近私が他の反帝国主義内容を書く人々との正式協力を避け自論に固執している理由だ。

 独立系メディアの人々がお互い抱く恨みや、お互いどう感じているかなど、どうでもよい。彼らに対する私の唯一の関心は帝国機械を暴露して戦うのに、彼らがどれほど効果的かだ。彼らの効果的発言はどんなことでも記事を増幅して引用するが、効果的でないものは何であれ、私は無視する。

 これは、それ以外の何より重要だ。

 2016年の大統領選挙中、進歩派はバーニー・サンダースと革命的変化や全員のための経済的正義に関する彼の話に活気づけられた。結局、彼は実際は、愚劣な民主党員に投票し、DCの他のあくどい連中同様、反戦抗議者を逮捕するよう言っていたとわかった。

 2022年2月、これは全くいわれのない侵略で、必要な手段で押しつぶす必要があると全員一斉に叫んでいた。現在、この侵略はNATO拡大によって引き起こされたとNATO事務総長さえ認めており、アメリカ議会は代理戦争資金を得るのに苦労している。

 戦争は常にこのようにして起きる。悲鳴を上げる感情的ヒステリーが実に愚かな決定を下させ、煙が晴れると人々はそれが大きな間違いだったのに気づき始め延々続く沈黙で後ずさりする。9/11後、アフガニスタンとイラクで我々はそれを見、リビアでそれを見、再びウクライナでそれを我々は見ている。いつの日か、そのような場合、瞬間の感情的狂乱を戦争挑発屋連中が利用するのをやめさせ冷静さを優勢にし始められるかも知れない。

 戦争を引き起こした欧米攻勢を認めずに「ウクライナに平和を!」と言うのは、相手の頭を水中に押しつけている自分の手を認めず「溺れかけている男を救え!」と言うようなものだ。平和を妨げる要因を否定しながら平和に到達することは決してできない。

 これが、この戦争が「挑発されたものである」のが実に重要な理由だ。プロパガンダで得点を獲得するには、無関係な地政学的な非難合戦ではなく、世界がこの戦争から抜け出す方法を見つけるため絶対不可欠な情報に焦点を当てることだ。侵略を引き起こした手口で欧米が安全保障上の懸念を脅かし続ける限り、ロシアは戦闘をやめることはない。

 侵略者の一方の存在を否定しながら侵略終結を要求することはできない。和平交渉はそのような形では機能しない。第一歩は現実を認めることだ。そうして初めてロシア欧米帝国双方の侵略者が相互の緊張緩和に向けて働き始められるのだ。

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 私の記事は完全に読者に支持されているので、この記事を良いと思われた場合、必要に応じて私のチップ入れにお金を入れる選択肢がいくつかある。私の記事は全て、自由にコピーでき、あらゆる方法、形式で利用可能だ。皆様が望むことは何であれ、記事を再発行し、翻訳し、商品に使える私が公開している記事を確実に読む最良の方法は、Substackメーリングリスト購読だ。全ての記事は夫のティム・フォーリーとの共著。

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 画像はAdobeから。

記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com.au/2023/10/06/if-you-buy-into-the-anti-china-propaganda-youre-just-a-stupid-asshole/

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「子供の留守番は虐待」条例を考え出す議員連中は阿呆だが、そういう人物に投票した方々も・・?

 The Duran: Episode 1718  今回の攻撃をめぐる対談

Biden, Netanyahu foreign policy blinders. Neocons push Iran escalation 58:15

 今朝の孫崎享氏メルマガ題名

引用ロスキレ大学准教授「ハマスこの作戦には驚くべきことや理由のないことは何もない。それは単にイスラエルの安全対策の欠陥の結果ではない。これは、何十年にもわたってイスラエル入植者の植民地支配と占領に直面してきたパレスチナ人民から想定されうる反応だ。」

 日刊IWJガイド

「本日午後6時から、9月28日収録『岩上安身によるエコノミスト 田代秀敏氏インタビュー 第2弾(前半)』を撮りおろし初配信!」

はじめに~<本日の撮りおろし初配信>本日午後6時から、9月28日収録「日本で盛んに報じられる『中国経済崩壊論』は真実か!? 他方、マスメディアがほとんど報じない『米ドル覇権崩壊』は疑いようのない事実! 岩上安身によるエコノミスト 田代秀敏氏インタビュー 第2弾(前半)」を全編フルオープンで撮りおろし初配信します!

「ヨム・キプール」戦争から50年、イスラエルの安全保障に衝撃! パレスチナを実効支配するハマスが「アル・アクサの嵐作戦」を展開、イスラエルに奇襲! イスラエルはハマスに宣戦布告、「鉄の剣作戦」を展開! ネタニヤフ首相は「我々は今戦争中だ」と国民に檄! ハマスの、3500発以上のロケット弾をイスラエルに打ち込むと同時に陸上部隊をイスラエル南部に侵攻させるという複合作戦について、「背景にいるのはイラン」だとイスラエル側は非難! イランから支援を受けるヒズボラも参戦! 中国は即時停戦を主張! 中東における米国の存在感の低下が露呈!

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