ウクライナでの戦争での金儲けを当たり前化するための狂ったプロパガンダ推進
「この動きは、ここ数週間、私がこれまで見た中で最も恐ろしいマスメディア見出しがいくつかあり、全国民の目に軍産複合体を当たり前化することに向けられている。」
ケイトリン・ジョンストン
2023年10月1日
キーウが武器産業や欧米各国政府と調整し、戦争で荒廃した国を主要兵器製造国に変え、それによりウクライナ人を軍産複合体とペンタゴン代理人に変え、ウクライナでの戦争による金儲けを当たり前化するための驚くほど大胆なプロパガンダが推進されている。
金曜日、30カ国から250社の「防衛」企業が参加したキーウでの催しで、ゼレンスキー大統領は、戦争で金儲けする連中に、ウクライナに工場を建設して、海外から非常に多くの武器を確保し配達する仲介者を排除するよう促す演説をした。この戦争がずっと長年続くと国民に伝えるべく欧米当局が努力していることを考えれば、これは軍需産業が表向きたっぷり時間を持っている投資だ。
ゼレンスキー演説では「防衛産業複合体」という言葉が二度使われ「自由世界の兵器庫」という言葉を三回以上使われた。
「ウクライナは防衛産業複合体用の特別な経済体制を開発している」とゼレンスキーは言った。「ウクライナで、またはウクライナとの仕事でウクライナに来たいと思っている防衛のために働く全企業に、その可能性を実現するためのあらゆる機会を提供する。」
「現在、最も強力な軍産複合体が決定されており、優先事項と世界防衛基準も決定されている。これは全てウクライナで決定される」とゼレンスキーは催しの写真とともにツイートした。
We held the first Defense Industries Forum in Ukraine gathering 252 leading defense companies from over 30 countries in Europe, North America, Asia, and Australia.
— Volodymyr Zelenskyy / Володимир Зеленський (@ZelenskyyUa) September 30, 2023
Right now, the most powerful military-industrial complexes are being determined, as are their priorities and the… pic.twitter.com/RjRJLWlK7Y
この動きには、ここ数週間私が今まで見た中で最も恐ろしいマスメディア見出しがいくつか伴っており、全国民に対し軍産複合体を当たり前化するのを目的としている。
「防衛産業の擁護」という題名で「左右ポピュリストが武器を製造する米国企業を攻撃する。一体誰が我々を守っていると考えているのか」という副題の驚くほど酷いウォール・ストリート・ジャーナル論説で軍産複合体は実際は我々全員が愛し支援すべき素晴らしいものだとフューチャー・オブ・キャピタリズムのアイラ・ストールが主張している。
「兵器産業はアメリカと同盟諸国を防衛し、それがなければ我々を絶滅または奴隷化する冷酷な敵から我々を安全に保っている」とストールは書いている。「レイセオンは、イランが支援するテロ集団の攻撃からイスラエル民間人を守る兵器システム製造を支援している。これらの中には、アイアン・ドームや、David's Sling(ダビデの投石具という名のミサイル)、スカイ・ハンター迎撃システム、タミール・ミサイルが含まれる。レイセオンはウクライナがロシア装甲車両に対して使用したジャベリン対戦車ミサイルや、アメリカを狙って飛来するミサイルを検出する早期警戒レーダーも製造している。」
ストールは米軍が海外で帝国権益を促進するためでなく、アメリカ人の安全を守るため使用されているもう一つの世界の名前は挙げていない。
This is the most Wall Street Journal op-ed in the history of Wall Street Journal op-eds. pic.twitter.com/Ok1niafKUb
— Caitlin Johnstone (@caitoz) September 12, 2023
「ウクライナでの戦争は巨大な武器見本市でもある」と題され「武器製造業者は、戦場で実験されている兵器の注文を受けている」という副題の別の最近のウォール・ストリート・ジャーナル記事は、戦争で金儲けをするため、兵器が人体に対し実地試験される方法を称賛している。
「パンツァー・ハウビッツェ榴弾砲は世界最大の武器見本市となったウクライナで実験されている兵器の一部だ」とWSJのアリステア・マクドナルドは書いている。「ウクライナで使用されている武器を製造する企業は、注文を獲得し生産ラインを復活させた。大規模戦で数十億ドル相当の機器が配備されたことで、製造業者や軍隊は、戦場での武器性能を分析し、それをどう使用するのが最善か学ぶ得がたい機会も得ている。」
2週間前のロイター記事「ロンドン武器見本市では世界的戦争の脅威は企業にとって追い風」は、この戦争の結果や、武器製造企業が、どれだけ金を稼いでいるかとうとうと述べ、ある匿名武器産業幹部はロイターに「戦争は事業にとって追い風だ」と語っていた。
つい先日、CNNキャスター、エリン・バーネットは、この資金提供はアメリカの武器産業に直接入るので、実際アメリカ人にとって良いことだと視聴者に説明するためウクライナ代理戦争への資金提供に反対表明する「極右議員」の映像を一時停止した。
CNN's @ErinBurnett adding to the mad rush to normalize war profiteering in Ukraine by explaining that "the vast majority of this money is going to American companies and jobs, right, because those are the people that are making the Abrams tanks, the ammo and everything else." https://t.co/GT9l9PZo3K
— Caitlin Johnstone (@caitoz) October 1, 2023
「これら全てが一般認識上、いくらか勢いを増しており、いくつかの事実を明確にするのは価値がある」とバーネットは述べた。「それはエイブラムス戦車や弾薬その他全てを作っている人々なので、何よりまず、このお金の大部分はアメリカ企業と雇用に回る。ウクライナ反攻の中核となっているHIMARSを製造するロッキードマーティンを例にとると、同社は、この新需要のためアーカンソー州カムデンの労働者を20%増やすと発表した。」
「そのお金はアメリカに入る」とバーネットは付け加えた。
この全てのプロパガンダ・エネルギーは、それ自体は、人々を恐怖で叫ばせるはずなので、戦争で儲ける行為を当たり前化するのに向けられている。将来の買い手や投資家に、この全ての死や破壊から利益を得るために、意図的に引き起こされたこの戦争が、人体を引き裂くのにどれほど効果的か示すための巨大な現場実証として使用されている事実は、ディストピア小説家がこれまでに思いついたものより悪夢だ。
ウクライナは大量殺戮兵器の巨大広告で、この企業広告の代償は金ではなく人の血だ。皆様がこれを正しく見れば、絶対に骨の随まで凍る。だからこそ、人々にそれを見えなくするため膨大な努力が注がれているのだ。
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ぼんこつトマホーク爆買いも宗主国へのご奉仕。爆買いメガネ。
中国、ロシア、北朝鮮脅威論のたわ言を聞くたびに思い出す翻訳記事がある。
ゲーリングは言っています。「もちろん国民は戦争を望んではいない。なぜ畑にいる貧しいまぬけが、自分の命を戦争にさらそうなどと望むだろう?だが、結局、政策を決定するのは国家指導者だ。国民はいつでも指導者達の命令に従わせることができる。連中に、我々は攻撃されているのだと言って、平和主義者は愛国心に欠けると非難するだけで良いのだ。これはどこの国でも同様に機能する。」
Alex ChristoforouのYouTube 冒頭はバラグライダーでイスラエルに入る戦士映像。
Netanyahu, we are at war. Elensky, not a single dollar stolen. Hillary, deprogram Trump cult. 41:16
耕助のブログ
デモクラシータイムス
岸田政権の2年を考える WeN20231007 1:48:30
植草一秀の『知られざる真実』 今回も正論。
今朝の孫崎享氏メルマガ題名
これまで個人に関する 3 つの生物学的説明は、免疫系、脳、ゲノムが中心。しかし近年マイクロバイオーム(微生物の総体。消化器・皮膚、口腔、鼻腔、呼吸器、生殖器など人体が外部環境に接する所に特徴的な微生物群集が常在)が上記3要素に与える影響が注目され、「外的」支配。
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まさか「ブラックゴースト団」(以下、BG団。石森章太郎作のSF漫画「サイボーグ009」に登場する世界的軍事政治産業複合体組織」)が、白昼堂々マスコミに登場するとは! 架空の組織であるBG団は、「好戦的政治家、兵器産業、金融資本家らの社団で、新兵器の開発・実験、国際紛争の惹起と継続を通じたそれらの需要喚起を目的にしています。BG団のリアル会議が9月30日にキーウで開かれていたとは驚き以外の何物でもありません。
1964年に書かれたサイボーグ009のBG「株主総会」(スイスの古城が会場)では、株主の一人が「我々は、ただでさえ死の商人と呼ばれ、世間から白い目でみられている」と言っています。だから大挙して集まっていることが世間に知られたら、「大変だ」と考えていたのです。なぜなら、国際法で禁止されている国際紛争解決の手段である戦争が世界から消滅しない理由が明らかになるからです。
まあ、これは当時20代の高卒日本人漫画家の常識的感想にすぎません。リアルBG団は、当時から露骨に戦争を煽っていたのでしょう。
投稿: 小林一成 | 2023年10月 9日 (月) 13時05分