ネタニヤフが長年切望していた戦争の夢を叶えるガザ危機
マーティン・ジェイ
2023年10月9日
Strategic Culture Foundation
75年、毎日パレスチナの人々が目覚めるイスラエルによる新たなホロコーストに欧米が益々暗黙の承認与える中、剥奪されつつある権利を守るする法的大義名分はガザの人々にはないのだろうか?
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攻撃と、その後の戦争は、ほとんど全て、何であれイスラエル人が望むことをパレスチナ人に対してするよう欧米が唆しているのだ。そして今、イスラエルを自らを「守る」必要がある犠牲者として欧米メディアがどう描いているかご覧願いたい。
それは全く不可避だった。市民の毎日の虐殺、違法逮捕、土地や財産強奪や、人々に対する全面的人間性抹殺で、パレスチナで一般の人々が、あとどれだけ長く耐えると欧米やイスラエルは考えていたのだろう? 欧米の観察者は攻撃の規模と深刻さに衝撃を受けているように見えるが、アラブ世界の多くは肩をすくめて「だから言ったのに」とイスラエル政府とベンヤミン・ネタニヤフに言っている。
すぐに反応した一人はサウジアラビアだった。皮肉にも、この国はイスラエルとの正常化協定に署名しようとしていたが、それは他のアラブ諸国だけでなく、インドネシアのようなイスラム教国でさえ、イスラエル国家を尊重し、主に兵器とスパイ・ソフトウェアなど価値あるものを得るために新たな関係を作り出す号砲になるはずだった。
しかし、パレスチナ人が実行した大惨事で、バーレーン、スーダン、UAE、モロッコなどの国々は全てを再考しなければならないため、これ以上の「正常化」はあり得ないが、ネタニヤフは確実にハマス戦士と全面戦争をしながら、完全な軍事作戦でガザを乗っ取るために持っている全てを投入するだろう。
だが、おそらく、これこそまさにハマスが望んでいること、つまり戦争を彼らのすぐそばに持ち込むことだと誰か彼に言うべきだ。攻撃の詳細と調整が見事だったので、ハマスがこれを何年も計画してきたのは確実だ。それでも、ネタニヤフが引き込まれている罠、つまりイラン資金でパレスチナに支援されるガザでの全面戦争は全く罠ではないと言うむきもあるだろう。おそらくこれは、このイスラエル指導者が生涯夢見てきたことであり、決して攻撃で不意を突かれてはいないのだ。ネタニヤフはそれを知っていて、イランとハマスと戦争しながら、一連の新たな非常事態法を可決できる新しい「非常事態」を正当化する反撃準備をしていた可能性は十分あり得る。夢が叶うのだ。
捕虜にしたイスラエル軍兵士を乗せ高速で走るハマス車両を攻撃するイスラエル空軍をソーシャルメディア・ビデオで多くの人が見られる証拠が既にあるのを考えると、そのようなシナリオを強化するため自国民を犠牲にする筋書きを想像しても決して誇張ではない。
しかし、もし彼がそれについて知らなかったなら、レバノンのヒズボラが何百ものイスラエル政府や軍事施設、空港、発電所、その他のインフラを狙った長距離精密ロケットで戦いをする中、彼は第二の大きな衝撃に備えるべきだ。イスラエルは、これまで見たことのないゲリラ戦争をガザで実行し、レバノンとシリアでヒズボラとイランと立派に戦えると本当に信じられるのだろうか? ネタニヤフは夢を見ているのだろうか、それとも彼はとっておきの切り札を持っているのだろうか? バイデンが財政的、軍事的に彼を支援すると彼は信じているかも知れないが、ホワイトハウスとネタニヤフ政権の関係は、イランとのそのような戦争で期待に応えるものはほとんどない。イラン革命以来、代理戦争ながら、実際テヘランと戦争する初のアメリカ大統領として、彼の名を歴史書に刻みたいとバイデンが願う可能性は低い。
パレスチナで国際法は重要な役割を果たすべきだが、それでも、ずっと前は状況を客観的に見られたEU諸国のあらゆる類の客観的視点とともに、20年、方程式から大部分が抹消されている。ところが最近はEU首席庭師、不幸なジョセップ・ボレルやEU加盟諸国の個別メッセージは明らかだ。詳細が何であれ、我々はイスラエルと共にある。
驚くべきことに、アブラハム合意や、たとえばBBCのような巨大メディアに支持されているガザの恐るべき占領の事実さえ受け入れない欧米諸国の全くの無知が、パレスチナ人がこの状況になるまで集団的に寄与したのだ。彼らは文字通り失うものは何もない。アブラハム合意はおそらく転換点で、アラブ世界による究極の裏切り時系列の里程標でガザの傷口に更に塩を塗ったのだ。パレスチナ人はこれ以上我慢できなかったのだ。
欧米指導者が提示するキーワード「イスラエルが自らを守る権利」を既に理解し、ピカピカの新しいイスラエル記者章で新たな戦争を報じるため一流ジャーナリストを派遣する欧米主流メディア報道がどれほど、ばかげて一方的で偏っているか更に衝撃を受けることに備えて頂きたい。「守る」という言葉は使うのに興味深い言葉だ。国際法は決してガザには適用されないのだろうか? 75年、パレスチナ人が毎日目覚める新たなホロコーストに対して欧米がイスラエルに暗黙の承認を益々与える一方、剥奪されつつある権利をそこに暮らす人々が「守る」法的大義名分はないのだろうか? 「守る」?
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デモクラシータイムス
<鈍感岸田とパレスチナ>【山田厚史の週ナカ生ニュース】 1:45:00
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