犯罪的なほど非常識 ウクライナ向け劣化ウラン弾を「新築祝い」と呼ぶアメリカ国務長官
2023年9月8日
論説
Strategic Culture Foundation
ウクライナ人とロシア人の亡骸を巡って火遊びをしている他の多くの欧米政治家同様、アントニー・ブリンケンは犯罪的に狂っている。
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アメリカ国務長官アントニー・ブリンケンは彼自身の言葉で、犯罪的に狂っていると診断できる。今週、アメリカ国務長官は二日の日程でキーウを訪問し、アメリカから初の劣化ウラン弾を含むウクライナ政権への新たな一億ドル援助パッケージを発表した。
ブリンケン国務長官のキーウ訪問は、昨年二月にワシントンの対ロシア代理戦争がエスカレートして以来四度目だ。アメリカのネオナチ政権への最新軍事援助パッケージは、バイデン政権による分割武器引き渡しの46回目だ。アメリカ納税者の好意で。18か月で合計430億ドル与えられた。
相手のナチスを喜ばせようとして、ブリンケンは最新の引き渡しを「新築祝い」と呼び、必要な限りウクライナ政権を支援するアメリカの誓約の印だと述べた。
世論調査によると、明らかに大多数のアメリカ国民がウクライナへの継続的軍事援助に反対している。民主主義も、もはやこれまで!
最新の援助パッケージには劣化ウラン弾が含まれている。そのような弾薬やロシアとの間で煽る危険に対し、アメリカ高官が愛情のこもった言葉を言うのは奇怪を超える。
吐き気を催したのは、紛争中に死亡したウクライナ兵士墓地へのブリンケン訪問と、ロシア軍に対する反攻でキーウ政権が「前進している」といういつわりのたわ言だった。三カ月にわたる反攻は、NATOが支援するウクライナにとって紛れもない大惨事だった。過去三か月で、66,000人のウクライナ兵士が死亡したと推定されており、ロシアが2022年2月24日にウクライナ侵攻を開始して以来、ウクライナ兵士死者の総数は400,000万人に上る。ロシア侵攻はNATOが支援する長年のキーウ政権の攻撃が引き起こしたものだ。
何千もの墓を巡りながら、ウクライナにより多くの兵器を送るのをブリンケンが楽しんでいることは、NATO政府のいやらしく身勝手な本質を物語っている。エリート主義欧米政権は「最後のウクライナ人」までという、連中き対ロシア代理戦争追求で、自国民に対し全く責任を負わない。アメリカ合州国とヨーロッパの共犯者連中は、欧米資本主義経済の病んだ中核、欧米軍産複合体のための儲かる不正な戦争商売を維持するために、腐敗したナチスがはびこる(名ばかりのユダヤ人傀儡大統領率いる)政権と共謀している。
アメリカによる劣化ウラン弾供給発表は、今年初め劣化ウラン弾を供給するというイギリスの動きに続くものだ。英米ならず者国家は、いつも通り犯罪的二重行為を働いている。
制御不能で核大国間の全面的世界大戦になる恐れがある紛争の無謀なエスカレーションだとモスクワは非難した。ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、モスクワはウランを使用する弾薬配備を大量破壊兵器(WMD)と見なすと述べた。
ホワイトハウスイギリスや欧米メディアは、劣化ウラン弾は「無害」だと主張している。これは身勝手で悪質な否定だ。
アメリカ軍とイギリス軍は、以前の旧ユーゴスラビアやイラクでの犯罪戦争中に劣化ウラン弾を使用し、世界的な被害の痕跡を残した。
元イギリス政府の科学者で放射能汚染に関する世界的に有名な権威者クリス・バスビーは劣化ウラン弾による公衆衛生上の恐ろしい影響について証言した多くの専門家の一人だ。
イラクでのバズビーの科学的調査はアメリカ軍とイギリス軍がウラン弾を大量に使用した共同体で、ひどいレベルの癌と先天性欠損症を発見した。同様の病状や環境汚染は、旧ユーゴスラビアやそこに配備されたNATO軍の間でも記録されている。
劣化ウラン弾による放射能汚染による被害に対するアメリカとイギリスの否定は「狂気の」ウソだとバズビーは言う。この専門家は、そのような物質を大量破壊兵器と定義するのは正しいと述べた。ロシアの定義と非難を彼は裏付けているが、通常欧米メディアは、モスクワによる批判を「クレムリン偽情報」だとはねつける。
劣化ウランは核燃料用と弾頭用ウラン濃縮の副産物だ。徹甲弾製造に使用されるウランは濃縮されたものより放射能は低いが、それでも放射性で、人間に有害な長期的影響を及ぼす。ウラン弾は爆発すると金属を蒸発させ、人体や動物、土壌、植物に吸収される。重金属元素なので、非放射性ウランでさえ、細胞のDNAや遺伝子生殖を劣化させるため、発がん性があり、毒性が高くなる。これが劣化ウラン弾に曝露された集団が白血病、リンパ腫、骨癌、先天性欠損症、不妊症、乳児死亡率や他の病状の劇的増加を被ることがわかっている理由だ。
欧米マスコミはプロパガンダ機関だが、劣化ウラン弾をウクライナに供給するアメリカ合州国とイギリスによる不吉で犯罪的な動きについて分解している。
ばかげたことに、劣化ウラン弾使用においてキーウ政権が「責任を持って行動する」よう期待しているとアメリカ合州国は言う。この期待は、既にアメリカが供給したクラスター爆弾とHIMARSを民間人に無差別に発射する政権に裏切られている。
ウクライナ軍を劣化ウラン弾で武装させることで、ワシントンとロンドンは故意に、より広範なヨーロッパ国民を致命的汚染の危険にさらしている。ウクライナは汚染された国になり、土壌や膨大な小麦やその他の農産物輸出も、他の国々にとって、より広範な汚染の二次的原因になるだろう。
アメリカ主導のロシアに対するウクライナ代理戦争は、法外な形で、どんな犠牲を払っても続けねばならない。バイデン政権は失敗した代理戦争政策の人質だ。正気で道徳的な当事者がそうすべき通り和平を訴えると敗北を認めることになるのだ。歩兵の大量虐殺の証拠が増えているにもかかわらず、2024年11月の大統領選挙を控え、ウクライナで戦争を継続しキーウ政権が「前進している」ふりをすることにバイデン政権は囚われている。
ワシントン最新の「新築祝い」送付は、放火犯が猟奇的な笑みを浮かべて家を訪れるのと同じだ。ウクライナ人とロシア人の亡骸をめぐって火遊びをしている他の多くの欧米政治家同様、アントニー・ブリンケンは犯罪的に狂っている。
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2010年7月26日に公開した記事「アメリカの戦争犯罪の結末-ファルージャの癌罹患率は広島よりひどい」でもバズビー氏に触れている。
軍隊は戦う中で進化する。ソ連軍やロシア軍の学習曲線は急上昇。アメリカ軍は学習能力欠如。曲線は平たんだとミアシャイマー教授。原因は多数派と違う意見は切り捨てるため。戦況が良かった時期の「今こそ交渉の時」というミリーの正論は潰された。
John Mearsheimer - Russia is oo Strong in Terms of Manpower and Military Equipment. 31:24
The New Atlas Michael Kofman記事を紹介しながら、ウクライナ状況解説。訓練の重要性を強調。大きな軍で連携して戦うには相当長時間の訓練が不可欠。しかし喧嘩しながらボディビルで体を鍛えるのは無理。戦闘しながら訓練はできない。訓練不足のウクライナ軍は小部隊でしか戦えない。ATACMSを供与しても流れを変えるのは不可能。
US Considers ATACMS as Ukraine's Offensive Struggles + Problems to Come 1:10:27
Judging Freedomで、カレン・クウィアトコウスキー氏、CIAやマスコミの退廃を鋭く批判。
U.S. Military & Biden Admin So Compromised w/Karen Kwiatkowski fmr USAF Lt. Col. 25:12
今朝の孫崎享氏メルマガ題名
G20の動向、一つのリトマス紙はウクライナ問題。共同声明で露を明示的に非難せず。G7では「露によるウクライナに対する侵略戦争を可能な限り最も強い言葉で非難する」。最終とりまとめに日本はカヤの外。G7主導でない。インドネシア、印、ブラジル、南アが主導的役割
「ウクライナ国家汚職防止局(NABU)がゼレンスキー大統領の支援者、コロモイスキー氏を横領の罪で逮捕・起訴!」
<岩上安身によるインタビュー決定のお知らせ>9月14日午後4時から、岩上安身による元外務省国際情報局長・孫崎享氏インタビューが決定しました! 孫崎氏の新著『同盟は家臣ではない──日本独自の安全保障について』がテーマです。
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