ウクライナ夏の作戦に関するBig Serge記事
2023年8月30日
Moon of Alabama
Big Sergeに一読をお勧めしたいウクライナ戦争の状態に関する実に長い記事がある。戦争全体と大いに喧伝された反攻の素晴らしい要約だ。
消耗戦からの脱出:サイコロを振るウクライナ
ザポリージャ夏の大当たり
ウクライナ反攻は明らかに失敗したと結論した後、彼はあえて将来を見据える。
すると、これから戦争はどうなるのだろう? 問うべき明白な疑問は、ウクライナが夏に始めたものより強力な攻撃方法を持っていると我々が信じるかどうかだ。答えは明らかに否のようだ。それは、力不足の旅団をかき集める困難を極めるものだった。ザポリージャの戦いでの敗北後、NATOがなんとかして、より強力な部隊をまとめるという考えは無理なようだ。更に重要なことに、これはウクライナが入手したがっていた最高の機械化部隊だったとアメリカ当局が、かなり明確に言っているのだ。
これはある種、作戦上の本当の勝利に対するウクライナの最大限の努力だったと言っても物議を醸すようには見えず、それは現時点で、控えめながら実質的に代償が大きい戦術的前進へとゆっくり落下しているようだ。この究極の意味は、ウクライナは、まさに我々が以前言及した、あらゆる非対称性ゆえに勝つことができない戦争、産業消耗戦争から逃れられないのだ。
しかし、特にウクライナは「勝利」に対する独自の過激な定義をしているため、陣地消耗戦争で勝利できない。1991年の国境に戻すまであきらめないとキーウが主張しているので、ロシア軍を追い払えないことは特に厄介な問題を引き起こす。キーウは敗北を認め、併合された地域に対するロシアの支配を認める必要があるか、タンクが空っぽな破綻国家になるまで頑固に戦い続けるかだ。
接近戦に閉じ込められ、正面を突破する試みが無効となって、ウクライナが最も必要としているのは遙かに大きな作戦だ。代替案は、戦略的災厄の全体化だ。
アメリカに後押しされて、ウクライナ指導部は代替案を選ぶと決定したようだ。
良い下記の記事がある。
バイデンがそれを選ぶというわけではないが、そのような記事が今現れていることが重要だ。
記事原文のurl:https://www.moonofalabama.org/2023/08/big-serge-on-the-summer-campaign-in-ukraine.html
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