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2023年5月 2日 (火)

大人が担いつつあるウクライナ和平交渉

2023年4月27日
Moon of Alabama

 アメリカは依然ウクライナにおけるのロシアとの代理戦争をあきらめようとしていない。ロシアはNATOやアメリカを隣国から遠ざけるという正当な関心を確保せずには戦争を止められるない。この戦争での敗北はロシアに実存的危険をもたらすはずなのだ。

 二大国が戦争しているので、紛争を解決するには第三者が必要だ。

 昨年春トルコとイスラエルは和平合意を見いだすのに成功した。良い解決策が見つかり、ロシアとウクライナはそれに同意した。だがアメリカには戦争を続ける必要があった。アメリカは合意を阻止するためイギリス首相ボリス・ジョンソンをキーウに派遣した。ウクライナ大統領は、ロシアとの合意に署名すれば、ウクライナは全ての「欧米」支援を失うと言われたのだ。

 中立的な中堅国家では合意を推進できなかったため、合意成立には、より強力な第三者が必要なことが明らかになった。

 合意に向けて動く時期も適切である必要があった。戦争が始まって丁度一年後の2月24日、中国はウクライナ危機の政治的解決に関する提案を発表した。これは和平案ではなく、危機の持続可能な解決に到達するために理解し実行する必要があることの概要だった。

 数か月後、中国はその過程で必要とされる次の一歩を踏み出した。それは前進するための可能な方法を見つけるためにウクライナとロシアで予備会談を開催する高位の外交官を紹介した。この発表は習主席とゼレンスキー大統領の電話後に行われた。

 ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、水曜日に中国の習近平国家主席と「長い、意味ある電話」をしたと述べ、14か月前のロシア侵略以来、首脳間待望の最初の接触となった。

 習主席はモスクワとキーウ間の交渉の開始を訴えたと北京がゼレンスキーが要求したと北京が言った電話の中国政府の読み上げによると。

 習主席は「政治的解決」について話し合うためウクライナに「特別代表」を派遣すると約束し「核戦争に勝者はない」と警告した。

 中国は、この紛争で中立的和平調停者になりたいと望んでいるが、アメリカはモスクワを論理的、財政的に支援する「無制限」の提携を考慮して公平性に疑問を呈している。

 NBCニュースが主張するような中国による対ロシア「財政支援」を私は知らない。アメリカ諜報機関さえ戦争を続けるためロシアはこれ以上の金は必要ではないと言っている。

 漏洩米軍文書によれば、未曾有の制裁により大きく増大している負担の下でさえロシアは少なくとも更に一年ウクライナでの戦争資金は続くとアメリカ諜報機関は考えている。

 電話会談に関する中国発表は以前の提案を示唆し、それに基づいて構築するよう提案している。

 合理的思考や意見が高まる今、危機の政治的解決のため機会をつかみ、有利な条件を構築することが重要だ。全ての当事者がウクライナ危機を真剣に反省し、対話を通じてヨーロッパに永続的な平和と安全をもたらす方法を共同で模索するよう期待されている。中国は引き続き和平交渉を促進し、早期停戦と平和回復に向け努力している。中国はユーラシア問題に関する中国政府特別代表をウクライナや他の国々に派遣し、ウクライナ危機の政治的解決に関して全ての当事者と緊密な連絡をとっている。中国はウクライナに複数の人道支援を送り、力の及ぶ限り支援を提供し続けている。

 ヨーロッパ・アジア担当中国特別代表は非常に高位の外交官李辉だ。

 彼はモスクワとアスタナの中国大使館および中国外務省で複数の役職を歴任した

 2008年から2009年、李辉は中国外交次官を務めた。

 2009年8月から2019年8月まで中華人民共和国のロシア連邦特命全権大使を務めた。

 電話に関するウクライナによる発表は特使に言及していない。特使の発表に対するアメリカの反応は、中国の取り組みに疑問を投げかけるよう意図されていた。

 国家安全保障会議戦略広報調整官ジョン・カービーは、アメリカはこの電話を「良いこと」で歓迎すると述べた。

 「ロシアによるこの違法で、いわれのない侵略に対するウクライナの見解を知る機会を習主席と中国当局が得ることが重要だと考えると我々はかなり長い間述べてきた」とカービーは正式名称の中華人民共和国で中国に言及して記者団に述べた。

 以前カービーはNBCニュースに「この二人の指導者に会話で詳細を話させるつもりだ」と語っていた。

 匿名を条件に、ある政府高官は、この電話会談が中国の和平案について楽観的見方を助長するどうか「会話の知らせを受けたばかりで推測するには時期尚早だ」と述べた。

 「これまでのところ中国はロシア支援に関し公平さを示していない」とこの当局者は述べた。

 李辉がウクライナとロシアの交渉をある程度進展させるため最善を尽くすのは確実だ。彼の最も困難な任務はあり得る解決策にアメリカを参加させることだ。

 しかし発表されている反攻を首尾よく開始するキーウの能力に関しては益々多くの疑問が日々表明されており、ワシントンの雰囲気も変化している可能性がある。

記事原文のurl:https://www.moonofalabama.org/2023/04/a-grown-up-is-taking-charge.html#more

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 耕助のブログ 最新記事はPepe Escobar

No. 1778 帝国のリベンジ

ユーラシア大陸南部に火を放つ

 今朝の孫崎享氏メルマガ題名

トゥキディデスの罠―従来の覇権国家と台頭する新興国家間で、戦争が不可避な状態にまで対立する現象を指すー」の視点:競争激化→国内で強硬派の声が大に、プライド意識が強まり。敵の脅威論が高まり、平和を唱える指導者は厳しく批判されるようになる

 4月8日に公開した記事にも同じ言葉がある。

壮大なユーラシア・チェス盤上の「始めから最短手数で詰みにいたる手順、フールズ・メイト」ゲーム

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「ウクライナのザポリージャ原発に『米国の機密性の高い核技術』が存在! タッカー・カールソン氏も言及! IWJが独自検証!」

英国がウクライナへの劣化ウラン弾供与をめぐり、議会で「供与後の責任はウクライナ軍にある。紛争終結後にその使用による影響を排除する義務もない」と表明! れいわ新選組・山本太郎代表は「核なき世界」を政治信条に掲げる岸田総理に「G7サミットで英国に『劣化ウラン弾を供与するな』と求めないのか? ウクライナでゼレンスキー大統領に『劣化ウラン弾を使うな』と進言したのか?」と追及!! 岸田総理は「劣化ウラン弾の人体および環境に対する影響については確定的な結論は出ていない」と言い逃れ!! 国際政治学者・羽場久美子教授は、ウクライナ東部での長期核汚染を警告!

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