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2023年5月 6日 (土)

我々に信じるよう帝国が要求する一つの最も愚かなこと

2023年5月1日
ケイトリン・ジョンストン

この記事の英語朗読を聞く(ティム・フォーリーによる朗読)。

 アメリカ中央集権帝国が我々に信じるよう要求する一つ最も愚かなことは地政学的ライバル上位二国に対する軍事的包囲は極端な侵略行為ではなく防衛行動だということだ。

 我々を支配し操る連中から、多くの実に愚かな話を信じるよう要求されるが、これは本当に並外れている可能性があると私は思う。アメリカがロシア中国を軍事的に包囲するのは侵略ではなく、防衛行為だという考えは、実に大胆不敵で露骨に馬鹿げているので、それについて十分批判的に考えている人は誰であれ、その実態である愚かなたわ言として、それを即座に切り捨てるだろうが、それでも、それは欧米世界の主流言説で何百万人もの人々がそれを真実として受け入れている。それがアメリカ・プロパガンダの力だ。

 考えれば考えるほど益々ばかげてくる。彼らの主張は基本的に「いやいや、あなたは分かっていない、アメリカは連中が攻撃的なことをするのを阻止したいので主要地政学的競争相手を戦争機械で急いで包囲している」のだ。彼らは「手当たり次第に軍事侵略を行う国々を許すわけには行かない。だから、この全ての戦争機構を地球の裏側の主要な戦略的ライバルの国境に移動する必要があるのだ。」

 これ以上常軌を逸したことを考えられるだろうか? 政治や政府やメディアで最も強力で影響力ある人物全員が、国が同時に敵国境に重武装代理軍を集中するのは、それ自体極端な侵略の扇動的行為ではなく、侵略を防ぐ行動と見なすべきだと主張するのだ。

 中国周辺で巨大な軍事駐留的を拡大するあらゆる権利がアメリカにはあり、連中の主張を説明すべく、中国がメキシコに基地を建設した場合、アメリカは彼らにそうしないよう言う筋合いではないと最近人から聞いた。だが、その主張は実際は彼らの主張ではなく、私の主張だ。アメリカが中国がメキシコに軍事基地を1秒でも設置するのを許すと信じるのはプロパガンダで最も洗脳された人だけだ。基礎が注がれるずっと前に戦争になるはずだ。

 これが紛れもなく意味するのは、アメリカこそ、これら紛争で侵略者だということだ。NATOを拡大しウクライナを事実上のNATO加盟国に変え始めた時、アメリカは侵略者だったし、中国包囲を加速し、台湾へ武器を注ぎ込む準備をしている侵略者だ。地政学的ライバルの国境で、ライバルが決して許さないようなことをしているなら、それは侵略者で、ライバルがすることは全て、それら侵略に対する防御的対応だ。

 これが常にアメリカ中央集権帝国の行動様式だ。いわゆる「ルールに基づく国際秩序」のリーダーとして自ら任命した役割で発する命令に従わない国々を絶えず攻撃し、飢えさせ、脅迫し、侵略が僅かでも反発を受けると即座に、情報歪曲の専門家連中は子鹿のように無辜を装い、反抗的な国々によるいわれのない侵略の受け身な目撃者のふりをする。

 しかし帝国は受動的ではなく、無実ではなく、世界の舞台で見られる非常に危険な現在や将来の新たな紛争の主な原因だ。多極世界になる前に、アメリカ帝国は一極世界覇権を確保するため最後の必死の緊急行動で我々全員を危険にさらし、アメリカ権力に挑戦する核保有国の国境で異様に攻撃的な行動をしているのだ。

 それは何度も繰り返して言う価値があると思う。我々自身に何が真実か言い聞かせ続けなければ、このろくでなし連中が我々全員を狂わせるだろう。

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記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com/2023/05/01/the-single-dumbest-thing-the-empire-asks-us-to-believe/

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 多数の?日本人帝国傀儡連中の言い分を鵜呑みにしているのでは。日本語呆導しかみなければ、そうなるだろう。まともな報道はごく一部で決してテレビや部数の多い新聞にはないのだから。その結果が、ウクライナ停戦ではなく、ウクライナ支援が多数の世論。英語youtubeには逆の意見が多々ある。

 The Jimmy Dore Show

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