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2023年4月10日 (月)

ネタニヤフーは(再び)戦争を求めているのだろうか?

2023年4月06日
Moon of Alabama

 イスラエルによるパレスチナ占領は次の熱い紛争に向かっている。

 昨夜イスラエル警察は再びアル=アクサー・モスクを襲撃した

 一晩中祈るようにという呼びかけに応えて多くのパレスチナ人がモスクに集まった。モスクの入り口の一つでは警察官が敷地外の数十人のパレスチナ人を護衛しているのが見えた。住民と買い物客は、わずか数メートル離れた場所で起きた新たな衝突を示すソーシャル・メディア・ビデオを携帯電話で見ながら周囲を歩き回った。

 水曜の早い段階でイスラエル警察はアル=アクサー・モスクを襲撃し、敏感な祝日シーズンに暴力の爆発で石や爆竹を投げたパレスチナ人にスタン・グレネードを発射した。ガザのパレスチナ過激派はイスラエル南部へのロケット弾で対応し、イスラエルの空爆を招いた。

 紛争は水曜早朝までに落ち着いたが、夕方パレスチナ過激派がガザから更に二発のロケットを発射し、一発はガザ内に落下し、もう一発はガザとイスラエルを隔てる治安柵付近近に落下したとイスラエル軍は述べた。死傷者の報告はなかった。

 このモスクはユダヤ人とイスラム教徒両方にとって神聖な丘の上の複合施設にあり、それを巡る相反する主張は、血なまぐさい11日間戦争を含め、イスラエルとガザを支配するイスラム過激派集団ハマスとの間で以前も紛争になっている。アル=アクサー・モスクはイスラム教で3番目に神聖な場所で、ユダヤ教で最も神聖な場所である神殿の丘としてユダヤ人に知られている場所にある。

 イスラム教徒は現在ラマダンの聖なる月を祝っており、ユダヤ人は一週間の過越祭の休日を始めた。先週一部の超正統派ラビは、ネタニヤフー首相にアル=アクサー・モスク襲撃を許可するよう要求した。

 木曜、15人のラビが過越の祭りのユダヤ教祝日が始まる来週水曜日に神殿の丘とアル=ハラム・アル=アッシャリーフ「高貴なる聖所」に登れるようイスラエル政府に要請した。

 木曜、ラビは神殿の丘に登りユダヤ人が聖書時代実践していた方法で過越祭を祝うのを許可するようベンヤミン・ネタニヤフ首相とイタマル・ベン-グヴィル国家安全保障大臣に要請した。

 何年にもわたりラビの大多数は、この寺院が破壊されている間は、清めの儀式が行えないので、ユダヤ人は神殿の丘の敷地に登ることを許されないと裁定してきた。ほとんどのラビは子羊や山羊の聖書の犠牲を復活させることにも反対している。それでも極右宗教活動家は近年神殿の丘の敷地に登るユダヤ人数が増加している明確な傾向を記録している。

 アル=アクサー・モスクが立っている場所が神話上のユダヤ教寺院がかつて建っていた場所であることは疑わしい。何十年にもわたる徹底的調査にもかかわらず、それを証明する考古学的証拠は発見されていない。

 アル・ハラム・アル・シャリフを管理する当局であるワクフは、モスクに対する犠牲を防ぐため、イスラム教徒の信者に一晩そこに停まるよう呼びかけた。今週初めのモスクへの最初の襲撃に応えイスラエル軍が爆撃で対応したガザから数発ロケットが発射された。

 今日、ミサイルが南レバノンから発射された。

 木曜午後レバノン南部から数十発のロケット弾が発射され、25発がイスラエル北部のアイアンドーム防空システムに迎撃されたと軍は述べた。少なくとも3人が負傷し、いくつかの建物が損傷した。

 イスラエル国防軍は、34発のロケット弾が国境に向かって発射され、5発がイスラエル国内に着陸し、残りのほとんどはアイアンドームによって撃墜されたと述べた。他の4つの影響箇所はまだ明らかではない。

 このような大規模弾幕は、その間に数千発のロケットがイスラエルで発射された2006年の戦争以来、レバノンから発射されたロケットの最大数だ。2021年8月、ヒズボラはイスラエル北部に19発のロケットを発射した。

 即時の実行声明はなく、ヒズボラ情報筋はアル・アラビーヤ・ネットワークに、ロケット弾発射の背後ではないと語り、明らかにその地域に拠点を置くパレスチナ人集団を非難した。しかし少なくともレバノン南部を支配するイランが支援するテロ集団の暗黙の承認なしに、彼らがそうする可能性は低い。

 これは確実にヒズボラのメッセージだった。

アマル・サード @amalsaad_lb - 2023年4月6日 14:08 UTC

今日レバノンのパレスチナ派閥によりイスラエルに発射された未曾有のロケット弾集中砲火は、ヒズボラの間接的メッセージだった。ナスララは2023年1月、アル=アクサー・モスクは「地域全体の爆発」につながる超えてはならない一線だと警告していた。 1/2
ヒズボラは新しい方程式で抑止のルールを拡大しようとしている。アル=アクサー・モスクを虐待するとガザだけでなくレバノンからも反撃が引き起きる。ヒズボラは交戦規則を維持しエスカレーションを回避するためグレーゾーン戦争で代理で対応している。2/2

 エスカレーションを防げるかどうかまだ明らかではない。現在イスラエル安全保障会議が会合している。南レバノンの国連平和維持軍(UNIFIL)は爆弾シェルターに入るよう命令を受けたとされている。UNIFIlは状況を「非常に深刻」だと言っている

 ネタニヤフーと極右連立パートナーはイスラエル世俗国家を宗教主導国家に変えようとする彼らの試みから目をそらすため、新しい戦争を開始するのに興味があるのかもしれない。それに対する抗議のような大規模カラー革命が行われ(宗教主導の)議会改正の下(世俗的な)最高裁判所判決を下すネタニヤフーのプロジェクトは現在保留されている。

 「素敵な小さな戦争」は歓迎すべき気晴らしで、問題を静かに復活させる方法かもしれない。しかし、イスラエルが敗北した2006年の対ヒズボラ戦争は素敵な小さな戦争が彼らの扇動者に簡単に反対できることを示した。

記事原文のurl:https://www.moonofalabama.org/2023/04/is-netanyahoo-again-looking-for-war.html#more

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コメント

 アメリカ合衆国が支えるイスラエルは、常に周辺国への空爆を続けています。
 軍需産業が大きな力を持つ帝国は、やがては行き詰まることが知られています。
 軍備は金食い虫で、しかも完全な税金依存。
 支配層は、一般市民向けには税金をケチるくせに、軍隊には大盤振る舞い。
 その体質は、国民生活を破壊するのみならず、自身の経済力の衰退をもたらします。

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