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2023年3月14日 (火)

中国に関する戦争プロパガンダを我々に吹き込んでいると露骨に言うオーストラリア・メディア

023年3月8日
ケイトリン・ジョンストン

この記事を英語音声で聞く。

 中国との戦争のため同意をでっち上げるべくオーストラリア・マスメディアは露骨なプロパガンダ記事を量産しているが、面白いのは連中が基本的に意図的にそうしていると認めていることだ。

 ナインエンターテイメントとマードックが所有するNews Corpの強力な複占に支配され、欧米でメディア所有が最も集中しているので、オーストラリア人は極めてプロパガンダの影響を受けやすい。最近それら両メディア大企業が、オーストラリア人に台湾防衛で中国との戦争準備を急いでする必要に関する恐ろしいプロパガンダ番組を放送したが、いずれもオーストラリア人全員この戦争についての考え方に心理的変化を起こす切迫した必要性があると直接聴衆に言った。

 ナインエンターテイメントのシドニー・モーニング・ヘラルドとジ・エイジはオーストラリアは、今後三年で台湾防衛のためアメリカと一緒に中国との熱い戦争への参戦準備ができるよう急がなければならないと言う戦争機構が資金供給する「専門家」パネル証言でメディアを溢れさせるのに忙しかった。昨日の両紙の一面プロパガンダ攻撃は中国軍用機の絵がまっすぐ読者に向かって飛ぶ赤一色で、中国がどれほど悪で共産主義か皆が理解するのを助ける単語「緊急警報」が置かれていた。

 「今日のシドニー・モーニング・ヘラルドとジ・エイジの一面記事のオーストラリアで想定される戦争リスクの記事は、50年以上公的生活を過ごした私が目にしたどんな新聞より最も言語道断な挑発的ニュースだ」とポール・キーティング・オーストラリア前首相が記事に異議を述べた

 「赤い中国地図から飛びたつジェット機を描いた法外なイラストは別として、偏見の度合いとニュース濫用のひどさは、近代オーストラリア・ジャーナリズムで未曾有だと思う」と彼は補足した。

 連中の「緊急警報」プロパガンダ・シリーズの第一回目で、シドニー・モーニング・ヘラルドとジ・エイジは、帝国が資金供給するパネリスト連中は中国との戦争に対する国民の態度を「心理的に移行」させる必要性があると考えており、パネリストの一人は、この戦争に準備する必要について「国の指導者は対決的な議論になる可能性があるものに国民を参加させるよう十分大衆を信頼すべきだ」と主張した。

 二回目の「緊急警報」シリーズでは同じメッセージが「オーストラリアの脆弱性は物理的なものだけでなく、心理的にもそうだ」と言って、再び、中国との戦争の可能性について全員が話をし考えるようにする必要性を繰り返した。

 「ほとんど理論的ではない可能性以外の何かで紛争の可能性を考えるのは実際、国家的タブーだ」と戦争機構が資金供給するプロパガンダ企業、オーストラリア戦略政策研究所のピーター・ジェニングスが言い「不愉快なシナリオを我々が公然と論じなければ、我々は大惨事の中へと夢遊歩行することになる」と異議を唱えた。

 本当の脅威は「人騒がせより自己満足」だとシンクタンク研究員ラヴィナ・リーは言って、オーストラリアは「我々が戦争をすることと、どちらにせよ起きるだろうことの可能性に直面する」よう促す。「もし我々が勝ったら世界がどう見えるか、もし我々が負けたら世界がどう見えるかについて我々は話をするべきだ。」

 オーストラリア人が中国との戦争について考え、話をする方法を変えるよう意図した記事で、オーストラリア人が中国との戦争について考え話をする方法を変えるため何かしなければらないと連中は何度も繰り返して言う。彼らは、なぜそうする必要があるか説明しながら、そうしなくてはならないと言っていることを実践しているのだ。連中はなぜプロパガンダで我々を洗脳する必要があるか説明しながらプロパガンダで我々を洗脳しているのだ。

 先月マードックのスカイ・ニュースオーストラリアは「中国の攻勢は新たな世界大戦を引き起こしかねない」という題の一時間にわたる驚くほどプロパガンダ的な特別番組を放送したが、「中国の攻勢」を見せる企みで滑稽なほど現在中国を包囲する米軍のあらゆる作戦の図解を示した

 この部分は銃剣を振り回す中国軍の映像に不気味な映画音楽を重ね、スカイ・ニュース特別番組の宣伝では中国の全映像が赤く色づけられ、中国がどれほど悪で、共産主義か視聴者が理解するのを助けるようになっていた。

 特別番組の終わり近くで、帝国が後援するスカイ・ニュース「専門家」はオーストラリアは軍事出費を二倍にする必要がある、政権を握っている人々は、なぜこれがそれほど重要か国民に説明する必要があると聴衆に語った。

 スカイニュースの特別番組で「オーストラリア国民と対話するのは重要だと思う。これにより、我々はこれまでての非常に長い時期よりも脆弱な世界に住んでいることを明きらかにできる」とリチャード・マールズ・オーストラリア国防相は語った。「だから必要なのは、実際過去より多くの費用がかかる防衛体制と防衛力だ。我々は防衛費を増やす必要がある。」

 スカイ・ニュース特別番組とナイン・エンターテインメント・シリーズの両方に出演して「オーストラリア政府は直面する脅威についてオーストラリア国民に話す必要がある」と戦争機構に資金供給されるシンクタンク研究員のミック・ライアンが言う。

 「防衛にもっとお金を使う必要があるとオーストラリア国民に納得させるには、もっと説得力のある物語が必要だ」とライアンは補足した。

 「もっと説得力のある物語」。そこでは白か黒かはっきりとした区別がある。

 再び、連中はオーストラリア人に中国との戦争準備で犠牲を払う必要があると説明しながら、オーストラリア人になぜ中国との戦争に備えるため犠牲を払う必要があるか説明する切実な必要があると言っているのだ。連中は我々の頭をプロパガンダで満たしながら、公然と我々に自身のためプロパガンダされる必要があると言っているのだ。

 連中は我々の心を戦争プロパガンダで満たしているだけでなく、連中は公然と戦争プロパガンダは我々にとってためになると言っているのだ。

 

 上記ナイン・エンターテインメントの「緊急警報」プロパガンダ・シリーズ二回目は「最初の72時間:台湾に対する攻撃がいかに急速にオーストラリアに到達しかねないか」という題で、これは、赤い中国国旗で覆われた空に向かって勇敢に立つ孤独なオーストラリア兵士の姿を描いている。

 この最新のプロパガンダ番組は中国との熱い戦争の場合、大陸間弾道弾で我が国が攻撃されるかもしれないと伝え、我々が頼る燃料供給が何週間かで干上がる中、我々は世界から切り離されているのに気がつくかもしれず、インフラが中国の大規模サイバー攻撃で破壊されるかもしれない。これは中国がオーストラリアに対し無作為に敵対しているからではなく、この戦争で我々がアメリカ帝国を支援する米軍と諜報機関の手先であるためだと帝国に資金提供される「専門家連中」は認めている。


 しかし、なぜ中国は台湾奪取だけに集中するのではなく、限られた資源を使ってオーストラリアを攻撃するのだろう? オーストラリアはこの紛争でアメリカのため戦略的に重要な役割を果たすことが期待されている。

 「我々の地理は我々がアメリカにとって次に来るもののための南の基地であることを意味する」とライアンは言う。「それが彼らの我々に対する見方だ。彼らは我々の位置が欲しいのだ。彼らは我々が第二次世界大戦でと同様、時至れば数十万人のアメリカ人のための基地建設を望んでいる。」

 興味深いことに、この記事は主流報道機関に珍しく、アメリカ監視基地パインギャップの存在がオーストラリアをICBMの適切な目標にしているということを認めている。


 「戦略上の見地から、もはや距離は安全とは等しくない」と[ピーター・ジェニングス]が言う。戦争の最初の3日、北京は我々の戦争での有用性を最小にするため長距離大陸間弾道ミサイル攻撃でオーストラリア軍事基地に狙いを定める気になるだろうと言う。
「中国が本気で台湾を軍事的に攻撃したいと望めば彼らが本当に速い成功を考えられる唯一の方法は彼らにとって脅威かもしれないそれら資産の先制攻撃だ。それはパイン・ギャップが狙われることを意味する」とアメリカが核ミサイル発射を検知するために使っているオーストラリア、ノーザン・テリトリーの極秘アメリカ基地に言及して言う。

 (興味深い事実:首相がパインギャップを閉鎖すると脅したためアメリカとイギリスは70年代にオーストラリアでクーデターを画策した。)

 中国との戦争がオーストラリアの航路やインフラを犠牲にする可能性があり、さらに核攻撃を受ける可能性がある事実は、中国と戦争するというこの壮大な計画をおそらく再考する必要があることを意味することには決して触れられない。我々の最大貿易相手国に対し、ワシントンの血まみれの波に乗って第三次世界大戦に突入するのは良い考えではな。エスカレーション緩和や、外交、緊張緩和が、軍国主義と瀬戸際政策の急速な拡大より優れた手法だと示唆されることは一度もない。

 そして、これがまさに我々を危険にさらしているのが公然と認められているにもかかわらず、我々が米軍/諜報機関の手先としての役割を再考する必要があると示唆されたことは一度もない。中国が我々を攻撃しようとしているから、中国との戦争に備えるように言われているのではない。DCのご主人が我々を戦争に引きずり込むのを計画しているので、中国との戦争に備えるよう言われているのだ。我々は自分自身を守るため戦争に備えるように言われているのではなく、支配者が中国攻撃を計画しているので、戦争に備えるよう言われているのだ。

 これは、オーストラリアが戦争機械を構築し、敵国防空システム破壊が唯一の目的なので防衛用には使用できない可能性がある 空対地ミサイルを買いこんでいる様子からも見られる。ジャーナリストのピーター・クロナウが指摘している通り、オーストラリアの機雷購入は包囲したい敵国の航路を封鎖する以上に、34,000kmもの海岸線防衛に適していない。中国の軍事予算はGDPの約1.5%で安定しているのに対し、アメリカは3.4%支出し、オーストラリアは2%から4%に倍増するよう説得されている事実にそれが見られる。

 我々は戦争で我々自身を守る準備をしているのではなく、何年も続くアメリカ一極覇権を確保する侵略戦争の準備を我々はしているのだ。我々はこれに抵抗しなければならず、そのため我々の同意をでっち上げるよう意図されたマスメディア・プロパガンダの津波に我々は抵抗しなければならない。

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記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com/2023/03/08/australian-media-are-outright-telling-us-they-are-feeding-us-war-propaganda-about-china/

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コメント

和久希世様

いいえ。そもそもの建国のはじめ自体が狂っていたのです。

『アメリカン・ドリームという悪夢』という名著が今ならamazonで380円で購入できます。是非お読みください。万一読後御不満であれば、 宛先をご教示いただければ代金をお送りします。

>中国が我々を攻撃しようとしているから、中国との戦争に備えるように言われているのではない。DCのご主人が我々を戦争に引きずり込むのを計画しているので、中国との戦争に備えるよう言われているのだ。我々は自分自身を守るため戦争に備えるように言われているのではなく、支配者が中国攻撃を計画しているので、戦争に備えるよう言われているのだ。

これは日本がさせられている事と瓜二つですね。

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