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2023年3月28日 (火)

敵意作戦:引き延ばし戦術

2023年3月24日
フィル・バトラー
New Eastern Outlook


 我が国は崩壊しつつあり、全ての死にゆく帝国が飲み込まれるのと同じ悲惨な泥沼に陥いりつつある。アメリカの元老院議員連中とシーザー連中は彼らの権益にしがみつく一縷の望みを抱いている。連中がロシア草原で兄弟の間に憎しみと苦味を撒ければ古い欧米世界秩序は時間を稼げる。想像を絶する富と権力に連中はもう少ししがみつける。たぶん。

 私にはロシアに友人がおり、彼の妻は彼に家族を紛争中の国から連れ出すよう頼んだ。彼女の判断は健全だった。NATOの脅威がロシアの西側国境に氾濫した場合に備えて、彼女の小さな子供たちを救って欲しい。私の最も親しいロシア人の友人の一人である彼女の夫は、彼がしなければならないことをしたが、ニューヨークタイムズや強力なホワイトハウスの広報部が利益を追い求めている理由からではなかった。

 この頑健で有能な友人、第二次世界大戦の有名な狙撃兵英雄ヴァシリー・グリゴリエヴィッチ・ザイツェフにちなんで彼をヴァシリーと呼ぶが、彼は根っからのロシア人だ。勇敢で有能で、極めて正直な彼は、ロシアを強くしている伝統で、半分は森の中、半分は外で暮らしている。私が言いたいのは戦闘が彼が逃げる理由になることは決してないことだ。二つの場合を除いて。兄弟やいとこが国境を越えたウクライナやラトビアまたは別の危機の場所で暮らしている場合、彼らの何人かを殺す可能性は無理な注文だ。ロシア人とウクライナ人はお互い本当に憎しみあってはいない。この紛争を引き起こした憎悪は、バンデラ/ナチスのような過激派集団やCIAやジョージ・ソロスのような連中が運営するNGOを通じてでっちあげられたのだ。

 だが、これはアメリカのジョー・バイデン大統領や我が国を掌握している恐ろしいマフィアが望んでいることだ。それがウクライナが既にくすぶる灰の山になっていない理由だ。プーチン大統領は何度もこれを世界に伝えてきたが彼の声は欧米検閲官に消されている。

 「enmity敵意と同義語である「hostility敵意」「animosity敵意」や「animus憎悪」は全て根深い嫌悪または悪意を意味する。Enmity敵意(「敵」を意味する英語・フランス語の単語に由来する)は明白あるいは隠された真の憎しみを示唆する。」Webster辞典

 ロシアには、特に今回の紛争の国境には、ヴァシリーのように国への愛と、より神聖な他の献身の間で身を引き裂かれた数十万人がいる。数十万人の予備軍が既に装甲ベストを着けAK-47を持って、隣国ウクライナからNATOとナチスを追い出している。彼らの中には、ヴァシリーが引き裂かれたように引き裂かれた私の友人もいる。だからウクライナのユーロマイダンを構想した暗く恐ろしい闇の国家は、ウクライナで、人々の心をつかむ戦争に勝ったのだ。ミンスク和平協定をでっちあげ、ウクライナ東部を一種のマジノ線(第二次世界大戦の要塞)に変えた悪党連中は愚かではなく、悪に過ぎない。連中は地球上のどの陰謀団や部族より永続的混沌を作り出す方法を良く知っている。

 「憎しみは人の知恵と良心を腐食させる。敵意の精神は、国の精神を毒し、残忍な生と死の闘争を扇動し、社会の寛容と人間性を破壊し、自由と民主主義への国の進歩を妨げる可能性がある。」劉暁波

 アメリカ帝国にとって不幸なことに、彼らが平凡さと混ざり合った貪欲と傲慢さを構築したのが連中の破滅の原因だ。エリート支配層は連中が持っている全てをウラジーミル・プーチンとロシアに投げつけたが、ロシアは比較して、これまで以上に強力だ。アメリカで銀行が破綻し始めているニュースを我が国の人々は見逃していない。電車やその他のインフラ大惨事もそうだ。アメリカは錆びと腐敗で崩壊しつつあり、アメリカ指導者連中はブラックロックや他の金を略奪する海賊連中に何兆ドルも注ぎ込んでいる。

 そしてバイデン一味が地球上で最も腐敗した政権に与えている数千億ドルは戦争を望まない多数の男性、女性、子供に評価されていない。既にヨーロッパでは広範な抗議行動が起きている。アメリカでも多少起きており、全ての愚かさが余りに強力なため毎晩のニュースはそれに蓋をできない。いや、親愛なるジョージ・ソロスよ、あなたとあなたの子分がリベラルなアメリカ人と保守的アメリカ人の間に押し込んだで敵意はもはや長くは続くまい。我々全員が子供を養うためカブの根を求めて土を掘る時、あなたの数十億の資産や、あなたの存在さえ没収される。

 「ああ、確かに次の世界大戦と次の大恐慌が来つつあるが今回指導者はどこにいる?」 カート・ヴォネガット

 数十年前にそうなるべきだったように欧州連合は間もなく崩壊するだろう。皆様のゼレンスキーが、ギリシャやルーマニアやクロアチア兵士に粉砕された彼の兵士の穴埋めをするよう要求する時、ドイツは何の役にも立たない。ブリュッセルはただの町、NATOが全ての人々の保護を約束する前より遙かに貧しい生活の場所に戻るだろう。ロシアはしばらくは侵略する必要さえない。

 ひとたび金融バブルが崩壊すれば、貧困と損失が欧米同盟をばらばらに粉砕するだろう。今回ワシントン・シンクタンク街の頭脳が選んだ敵は余りに多く、余りに強力だ。バイデンを操る連中によるこの屋台は機能しない。スラブ対スラブ、世界中の全員が誰がこれをしたか知っている。しかし本当の崩壊は我々の指導者が見破られたためではなく、征服によって構築された帝国は常に崩壊するためだ。

 過去に我が国が撒いた敵意は変容している。今や容赦ない、神のいない、飽くなき覇権に直面して、中国やロシアやインドや拡大するBRICS諸国や世界の他の多くの国々は、お互い抱擁する理由がある。アメリカが世界中に撒いた憎しみは、今や貧しい同胞を悩ませるだろう。私が望んでいたことではないが「大淫婦バビロン」は聖書に書かれている通り確実に苦しむだろう。神は収穫の時に、我々を助けてくださる。

 フィル・バトラーは政策研究者、評論家、政治学者で東ヨーロッパ専門家で「Putin’s Praetorians(プーチンの近衛兵)」という最近のベストセラーや他の本の著者。オンライン誌New Eastern Outlook独占記事。

記事原文のurl:https://journal-neo.org/2023/03/24/operation-enmity-a-holding-action/

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