ブッシュを称賛し、より多くの中小企業戦争成金を願う民主党
2023年2月25日
ケイトリン・ジョンストン
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さて、民主党が民主的なことをする重要な日だ。
ジョージWブッシュ研究所が主催するこの大統領のエイズ救済緊急計画(PEPFAR)20周年を記念する金曜日の催しで、2003年にこのプログラムを制定し、同時に今も世界に計り知れない恐怖をもたらしている侵略開始を準備していた大統領を元下院議長ナンシー・ペロシが称賛した。
「ブッシュ家には人間性や信仰や寛大な精神や思いやりがあると率直に言います」とペロシは述べた。「繰り返しますが、この点でブッシュ大統領とおつきあいしているのを光栄に思います。」
その後ペロシはアントニー・ブリンケン国務長官とU2のボノが映像出演する中コンドリーザ・ライス元国務長官やオリガルヒのビル・ゲイツと一緒の前大統領を指さした。
Pelosi: "The Bush family it's because of their humanity, their faith, their generosity of spirit, their compassion. Once again, it's an honor to be associated with President George W. Bush in this." pic.twitter.com/NrIqLxc8Ck
— Greg Price (@greg_price11) February 24, 2023
金曜日にはグレン・グリーンウォルドが「今までで最もエリザベス・ウォーレン的ツイート」と言ったのを目にしたが、このマサチューセッツ州上院議員は力の弱い者に代わって戦争大成金に反対する大胆な姿勢で提唱した(つまり小戦争成金)。
「1990年代アメリカでは51の主要請負業者が防衛案件に入札していた」とウォーレンは政府アカウントでツイートした。「現在残っている大企業は5社だけだ。防衛契約は大企業に与えられる巨額契約を解体し、あらゆる規模の企_業に機会を創出するべく作り直されるべきだ。」
そう、それが本当の問題だ、リズ。世界的軍国主義とひっきりなしの戦争挑発から軍需産業が莫大な利益を得ているのが問題ではなく、軍需産業に十分な数の幸運な中小企業が含まれていないことだ。誰かこぢんまりした戦争成金のことを考えてくれないか? レイセオンやノースロップ・グラマンのようなウォルマート風「大物」によって、彼らは小さな共同体の軍産複合体店舗閉鎖を余儀なくされている!
これは2019年に大統領選出馬選挙遊説で「グリーンな軍と効果的軍どちらかを選択する必要はない」と述べてアメリカ戦争機械をクリーンエネルギーに転換するのをウォーレンが推進したのと同じくらい恥ずかしいことだ。
Today, I am introducing my Defense Climate Resiliency and Readiness Act to harden the U.S. military against the threat posed by climate change, and to leverage its huge energy footprint as part of our climate solution. https://t.co/fYixnw11bz
— Elizabeth Warren (@ewarren) May 15, 2019
それが2023年に進歩派民主党員でいる意味だ。帝国の戦争機械をとことん支持し、ブッシュ家がどれほど素晴らしく思いやりがあるか熱く語りながら、原子力空母と軍産複合体におけるより多くの中小企業を主張している。電気自動車のウクライナ国旗。これは反逆的クレムリン工作員の烙印を押されずに世界最強力国の政界に入ることが許されている極左だ。
これが民主党の素顔だ。これが民主党が本当は一体何者か人々に語っているのだ。彼らの機能は、あらゆる意味ある左翼的な動きを、非軍事化や経済的正義などの不都合な分野から、エイブラムス戦車にソーラーパネルを設置すべきかどうかのような好都合な分野にそらすことだ。そしてその目的で彼らは実に非常に成功している。
アメリカ人がエセ二大政党人形劇に騙されるのをやめて本当の変化を推進し始めるのが早ければ早いほど世界はより早く健康に向けて動ける。この連中は皆様のことは気にしていない。
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