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2023年3月31日 (金)

シリア人にはアメリカ占領者を攻撃するあらゆる権利がある:物語のマトリックスの端からのメモ

2023年3月25日
ケイトリン・ジョンストン

この記事を英語音声で聞く。

 欧米世界は全く同じ類のマスメディア過誤を繰り返しながら、やみくもにアメリカに従って更に多くの紛争や軍国主義に従事し、厳粛にイラク侵略20周年を記念している。

 もし皆様が、中国がアメリカの世界支配を脅かし始めたまさにその時に、欧米世界が突然 極端に中国の人権実績に興味を持ったのは偶然の一致だと思われるなら、皆様は人前で恥をかかせられるのに値するおべっか使いの馬鹿だ。

 漏洩した2017年国務省メモが、中国やロシアや北朝鮮やイランなどの国々で人権侵害を攻撃しながら、アメリカと連携する国の人権侵害は無視するのはアメリカ政府の政策だとはっきり認めている。こんな演技を受け入れるのはやめなさい。

 中国は中国の内部問題を解決するのに何千年もかけてきた。社会病質的な少数が、戦車隊員がそう言うと考えるからといって、彼らは突然ワシントンやロンドンやキャンベラの1群のもったいぶった白人連中の手助けを必要としない。中国の問題の対処は中国人に任せろ。

 中東に住んでいる人々には駐留に反対する占領軍を攻撃するあらゆる権利を持っており、それら占領軍には報復する正当な権利はない。

 

 それら米軍占領に反対する人々によって殺されたり負傷させられたりした全てのアメリカ人は、アメリカ帝国が彼らを派兵したから殺されたり負傷されたりしたのだ。彼らに起きたことは、敵対的占領に合法的に抵抗する人々の過ちではなく、帝国の過ちだ。

 シリアのアメリカ占領者に対する攻撃がイランに「支援されている」という主張は決してやみくもに信じるべきではないが、はっきり言っておくと、イランがこの紛争に関与するのは完全に合法的だ。イランはシリアの同盟国でシリア政府の許可を得てシリアにいる。これらのいずれもアメリカにはあてはまらない。多分もっと重要なことにイランは中東にあり、従って非常に中東に関与するのに、アメリカより多くの正当性がある。

 たとえアメリカ人評論家や政治家がTikTokについて言っている全てが真実(もちろんそうではない)だとしても、それはアメリカ政府がアメリカのソフトウェアで我々にしていることの恐ろしさよりずっと少なく、ホワイトハウスに大規模な新たな検閲権力を与えるより恐ろしさはずっと少ない。もし皆様がアメリカ帝国の支配下の場所で暮らしておられるなら、アメリカ政府が皆様に対して実際の権力を持っているから、どんな情報収集でも、アメリカ政府が自身のために準備する検閲政策は皆様の生活に本当に関連しているのだ。中国政府はそうではない。これは脳みそがスープではない誰にとっても明らかだ。

 修正第1条が言論の自由あるいは報道の自由を要約して「議会が法律を作るべきじゃない」とはっきり言っているのに、全てのアメリカ人TikTokユーザーに文字通り、まさにそれをする準備を議会がしているのは狂っている。

 シャベルより先進的な技術を理解せず、インターネットが魔法の豆から来ると思っているアメリカ下院議員が全員に影響を与えるオンライン・プラットホームについて決定をしているのも狂っている。

 

 オーストラリアの腐敗したメディアが、中国との戦争でわが国はアメリカに従わなければならないと言っているのは問題ではなく、連中がほぼ確実に正しいのが問題なのだ。これは我々オーストラリア人が直ぐさま、これをもたらすアメリカと我々の同盟を終了するよう要求しなければならないことを意味する。もしアメリカが中国に対する戦争をするなら我々は後に続かなければならないと言う時は連中は不正直ではなく、連中が即座に「よし、それなら我々はどうすれば、これほど非常に支離滅裂な狂気状況から即座に脱出できるのか?」と尋ね損なっているのが連中の不正直さなのだ。

 それがワシントンやアーリントンやラングレーででっち上げられる様々な愚かな狙いを推進するため、主要貿易相手国と我が国が戦わなければならないことに気がついた時の唯一健全な対応なのだから。我々はこの状況から脱出するためにはどうすべきか考えよう。我々は何をする必要があるのか? どんな同盟を廃棄する必要があるのか? 我々は誰の事務所を襲撃する必要があるのか、我々は誰の机の上を叩く必要があるのか? これら質問をし損なうのは職業的怠慢だ。なぜなら中国と戦争すれば我が国は破壊されるから。絶対それを阻止しよう。そんなことは起きようがない

 アメリカが我々を想像できない恐怖の戦争に引きずり込むと我々に言っても、オーストラリア・メディアは犯罪的ではないが、それを受け入れる必要があり、その考え方に慣れろと我々に言うのは、オーストラリア・メディアの犯罪だ。ばか野郎。そうではない。すぐさま、この第三次世界大戦の罠から我々を救出しろ。

 史上まさに今ほどオーストラリアで強力な戦うジャーナリズムが必要なことはなく、史上オーストラリア・メディアは今ほど仕事に相応しくないこともなかった。

 もし皆様が私が通常そうしているように、アメリカの帝国の中枢に焦点を合わせる代わりに、なぜ最近自国についてそれほど多く書いているのかと思われるなら、それが理由だ。彼らがそうすることが最も緊急に重要なのに、我々の無価値なゴマすり報道機関が連中の仕事をきちんとしていないせいだ。

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記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com/2023/03/25/syrians-have-every-right-to-attack-us-occupiers-notes-from-the-edge-of-the-narrative-matrix/

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 The Jimmy Dore Show 中国人にシリアでのアメリカ兵駐留について問われ、支離滅裂な回答をする国連報道官。「国連」の本質がわかる。そもそも「国連」という翻訳は誤解を招く。第二次世界大戦時の「連合国」の実態は変わっていない。。

UN Spokesman Claims U.S. Soldiers Are Not In Syria – Gets IMMEDIATELY Owned! 6:09

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