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2023年1月19日 (木)

戦車(思い出)をありがとう。ウクライナに押し寄せるドイツとNATOの戦車

Finian Cunningham
2023年1月9日
Strategic Culture Foundation

 ナチ協力者を公然と称賛する政権をドイツやアメリカやフランスの戦車が支援している。歴史は繰り返さないと言う言葉がある。だが歴史は確実に韻を踏む。

 第二次世界大戦でのひどい実績を考えればロシア軍と戦うべくウクライナに押し寄せるドイツ戦車というのは信じ難いシナリオに思える。ところがそのシナリオが対モスクワNATO代理戦争が向かっている方向なのだ。憂慮すべきことにこの展開は1941年ナチスのドイツ国防軍が対ソ連攻撃を開始した時のバルバロッサ作戦を思い出させる。

 ドイツのパンツァー・ティーガー戦車ではなくマルダー歩兵戦闘車がウクライナ中轟音をたてて走ることになるだろう。これら兵器は「軽戦車」と呼ばれるがロシア戦線に対するウクライナ・ネオナチ軍にレオパルト2主力戦車を供給しろという強力な圧力がある。

 ロシア正教クリスマス1月7日わずか2日前、もう一式のアメリカ製パトリオット・ミサイルに加え、ブラッドリー歩兵戦闘車とマルダー歩兵戦闘車をウクライナに供与する合意をジョー・バイデン大統領とドイツのオラフ・ショルツ首相が発表した。

 この発表はウクライナにAMX-10 RC軽戦車を供給すると発表したフランスのエマニュエル・マクロン大統領に続くものだ。勝利が実現するまでフランスはキーウ政権を支持する言いマクロンの調子は特に好戦的だった。

 ショルツとマクロンは全く当てにならず政治的に弱いことを示している。以前フランス大統領はウクライナでの紛争に対してロシアとの外交的解決を見いだす意欲を見せていた。「あまりにソフトで」太西洋対岸との団結を傷つけるかどで、ワシントンや反ロシアNATO加盟諸国のポーランドやバルト諸国に彼は激怒された。

 だがここでマクロンが今やロシアに対する戦争でウクライナに戦車を供給する最初の欧米国家になるというフランスのうさんくさいデビューを見ているのだ。その決定はNATOブロックによる戦争関与の本格的出発点だ。

 フランスの動きが軽戦車を供給するアメリカとドイツの誓約と実質的につながっている事実はNATO連合の協調行動を示している。

 ドイツのショルツとフランスのマクロンはバイデン同様ウクライナに武器を供給して戦争をエスカレートさせないという約束を次から次へと破っている。モスクワは西側諸国全体にキーウ政権を武装させるのをやめるよう繰り返し警告している。

 以前彼ら全員が第三次世界大戦の危険を冒す無謀なエスカレーションになるのでウクライナに戦車は供給しないと宣言していた。こうした抑制の誓約にもかかわらず、ワシントンやベルリンやパリは全て益々攻撃的な兵器の供給を強化している。

 去年末のパトリオット・ミサイルを送るバイデンの動きは、その前の長距離HIMARSロケット供給に続くものだ。戦車供給は以前は禁止されていたが今やその基準も破られた。

 この調子ではNATO勢が主要戦車送付を発表するのも時間の問題に過ぎない。キーウ政権やポーランドやバルト同盟諸国はワシントンとベルリンがM1エイブラムス戦車やレオパルト2戦車を送るよう要求している。バイデンとショルツはそうしないと言っている。だが過去の実績が行動が露骨に言説を裏切る身勝手で意図的な秘密の手口があるのを示唆している。

 戦車は明らかに攻撃力の一環だ。訓練された乗員が操縦する必要がある。それはNATO政権がこれら高度な兵器を配備するために要員や保守担当者や他の兵站業務を提供していることを示している。ワシントンやベルリンやパリ間の調整はNATOが組織的な相互運用可能な方法で派遣していることを示唆している。だから代理戦争は個々のNATO加盟諸国が二国間でキーウ政権に断片的に提供する手法から組織的参加という全く新しい水準に変わっているのだ。

 「キーウが[原文のまま]ロシア戦線の背後で占領されている領土を奪還するのに必要だと言うのを支援するため新兵器システム援助を拡大し木曜日[1月5日]アメリカとドイツもフランスに加わりウクライナに装甲戦闘車を送ると言う」とワシントン・ポストが報じた。

 現実にはウクライナが優位なロシア軍に殺害されているの欧米メディアはウクライナ政権が対ロシア戦争で勝っているという錯覚を紡ぎ出している。モスクワはNATO兵器で武装したネオナチ暗殺団にクリミア半島やドンバスを譲るまい。

 キーウ政権は勝ち目が無い戦いをしておりNATOは最後のウクライナ人まで戦わせるのをいとわない。ワシントンとその手先は争いに戦車を供給して無駄な戦争に拍車をかけ盗人に追い銭を投げている。(それは欧米の死の商人にとって良い儲けだ。)

 奈落から抜けでる外交的方法を探す代わりに、NATO勢力は自身のプロパガンダや政治的な買収されやすさと軍-産業的なディーラーの資本主義経済中毒によってだまされる。

 前回ドイツ戦車がヨーロッパでの戦いに押し入った時と、彼らはソ連軍に徹底的に破られた。当時アメリカは、ただ次の冷戦で第三帝国の残存物と一緒に皮肉っぽく共謀するためだけに、ではあるが、同じくナチと戦っていた。

 今回ドイツやアメリカやフランスの戦車はナチ協力者を公然と称賛する政権を支援する側にいる。歴史は繰り返さないと言う言葉がある。だが歴史は確実に韻を踏む。

 戦車(思い出)をありがとう!

記事原文のurl:https://strategic-culture.org/news/2023/01/09/tanks-for-memories-german-and-nato-tanks-roll-ukraine/

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