彼について報じた全てのウソを撤回することでガーディアンはアサンジを支援できるはずだ
2022年12月1日
Caitlin Johnstone
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12年前にチェルシー・マニングの漏洩情報公表でウイキリークと協力した五紙のバイデン政権にジュリアン・アサンジに対する全ての訴追を取り下げるよう要求するニューヨーク・タイムズ、ルモンド, シュピーゲルやエル・パイスの共同書簡署名にガーディアンも参加した。多数の支持この突然の動きだオーストラリアのアンソニー・アルバニージー首相自らアサンジ訴訟をやめるようアメリカ政府に要求しているニュースが報じられる中での多数の支持だ。
そもそも彼の訴追への大衆支持をでっち上げる上でこの新聞が演じた主導的役割を考えるとガーディアンがこの書簡に参加したのはとりわけ注目に値する。ガーディアンが本気でこの英雄的ウイキリーク創設者に対する訴追を終わらせるのを助けたいと思うなら、最善の方法は、多くの中傷, 歪曲記事や露骨なウソを撤回し、正式にそれら報道を謝罪することのはずだ。
これは結局トランプの従僕ポール・マナフォートがエクアドル大使館でアサンジと一度ならず何度も密かに会っていたという見え見えにばかげて全く誤りだとばれた記事を2008年に報じた同じガーディアンだ。大使館は当時世界で最も厳しく監視されていた建物でロバート・モラーの包括的捜査範囲は明らかにそのような会談を対象にしていたはずなのにもかかわらず以来この主張を裏付ける一片の証拠も提示されておらず、それを裏付ける報道は皆無だ。非難された当事者全員強く否定し、まともな人は誰も本当とは信じていない作り話なのに今日に至るまで何の取り消しもなく依然そのままガーディアン・ウエブサイトにある。
If @guardian truly wants the charges dropped against Julian Assange, a good way to facilitate that would be to retract and apologize for all the many smears and outright lies they've published about him to help manufacture consent for those charges.https://t.co/kUE6vlmbLl
— Caitlin Johnstone (@caitoz) November 29, 2022
これは2018年に“ジュリアン・アサンジがエクアドル大使館を退去する唯一の障害は自尊心だ”という題の記事を掲載した同じガーディアンだ。“ウイキリーク創設者はアメリカで訴追に直面する可能性が低い”ので大使館で政治亡命を続けているアサンジは滑稽に見えるという記事は浅ましいジェームス・ボールが書いたが、こういう書き出しだ。“ 1769年以来のデブレット社「エチケットの権威」によると: ‘面会者は魚同様三日で腐る’ それからするとジュリアン・アサンジがハロッズの真向かいにあるナイツブリッジの刑務所の狭い独房に移されて以来五年半以上の今、エクアドルのロンドン大使館が今一体どんな匂いか想像するのは困難だ。”
これは“妄想症の定義: ジュリアン・アサンジ支援者”と題する“アメリカとの引き渡し条約でイギリスは手ぬるいことで悪名高く”“本人自身、信頼を損なう実に素晴らしい仕事をしているのだから彼らがなぜわざわざ投獄などするだろう?”それに“引き渡し要求はされていない”からアメリカがアサンジを引き渡させようとすると信じてアサンジを擁護する人々は狂った陰謀論者だと主張する記事を掲載した同じガーディアンだ。
これはばかげた記事奇妙ナイジェル・ファラージ/ドナルド・トランプ/ロシア陰謀の一環としてアサンジが文書を入手した可能性があるという主に“アメリカ諜報機関につながりがある高官”と書かれたたった一つの匿名情報源の曖昧な分析に基づくばかげた記事を報じた同じガーディアンだ。“とされる”という言葉を一度ならず使うことさえ気にせずにアサンジの“クレムリンとのつながり” (もちろん)記事を報じ標準的ジャーナリズム慣習を台無しにした同じガーディアンだ。2018年“ほのめかしで有罪: ジュリアン・アサンジに対するガーディアン・キャンペーンはあらゆる規則を破っている。”という題でThe Canary記事が報じている通り更に多くの悪意に満ちた中傷を報じたのも同じガーディアンだ。
There is, needless to say, no hint or suggestion in the Mueller Report that Paul Manafort visited Julian Assange ever in his life, let alone 3 times in the Ecuadorian Embassy during the election. It would obviously be there if it happened. How can the @guardian not retract this?? pic.twitter.com/5ory1w0mfj
— Glenn Greenwald (@ggreenwald) April 18, 2019
共同書簡の言葉そのものさえガーディアンが言うと不正直だ。
“全員がアサンジと一緒に働らいた編集者と発行者のこの集団は、2011年に未編集電報の写しを公表した彼の行為を公式に批判する必要性を感じており、我々の一部は機密データベースのコンピューター侵入を彼が手助けしようとしたという起訴状中の主張を懸念している。” 書簡にはこうある。“しかし我々は今機密資料を取得し公表したかどでのジュリアン・アサンジ訴追継続に対する深い懸念を共同で表明する。”
我々が以前論じたように, 2011年にアサンジが無謀にも未編集文書を公表したという話はそれ自体悪質な中傷で、ガーディアン記者のデイヴィッド・リーとルーク・ハーディング (でっち上げのマナフォート-アサンジ記事を共著した同じルーク・ハーディング)の著書で本当のパスワードが無謀にも公表された結果、未編集ファイルが実際至る所で公表されたのだ。アサンジはこの二人のガーディアン記者がもたらした損害を最小化するため並みならぬ措置を講じたが、結局裏切られ、行為を非難された。
ガーディアンの言うジュリアン・アサンジ訴追の終了を望む願いが本気なら、その目標を推進するためにできる最も効果的な一つのことは公式に同紙が彼に関して世界を欺くのを支援したと認め、そうした実績を改める行動をすることだ。
現在アサンジ裁判支援がさほど多くない唯一の理由は今起きていることが真実を語ったジャーナリストに対する法外な迫害ではなく、法律を破り人々の命を危険にさらしたロシアの邪悪な工作員に対する正しい起訴だと信じるよう実に多くの大衆が騙されているためだ。集団的誤解をでっちあげる上でガーディアンは世界の他のどのニュース・メディアよりも大きな役割を演じており、当事者として、彼らが流した記事を撤回し謝罪することで大いになる善がおこなえるはずだ。
これこそ本当に真実や正義やジャーナリズム倫理に関心があるなら報道機関がすべきことだ。ガーディアンの人々はそうすることを選ぶだろうか? 大いに疑わしいと私は思う。
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記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.substack.com/p/the-guardian-could-help-assange-by
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あらゆる欧米マスコミ、アメリカやイギリス政府の広報機関と化してアサンジ問題を本気で追及することはない。
この属国でも政府広報機関有名大手新聞社幹部経験者が忖度識茶坊主として戦争費用倍増を提言している。しつこくマスコミは売国洗脳機関だと書いてきたことが事実であることが証明されたわけだ。こういう連中が経営する新聞を読んだり、テレビを見たりする皆様の考えが理解できない。ウクライナでの戦争に関する情報は毎日英語youtube番組で得ている。属国軍隊や政府関係者が言っているのは宗主国諜報機関の受け売りと決めつけて一切見たことがない。そうした海外情報を一度も聞いたことがない同級生に違う観点もあると説明しようとしたが発言させず聞く耳をもたなかった。忘年会の誘いを受けたがお断りした。金まで払って宗主国諜報機関受け売り情報を説教されてはかなわない。
デモクラシータイムス
中村医師と同じような活動をしている方はほかにもおられるのを知らなかった。お話は長いが興味深い。
「IWJ記者が『統一教会は国際的な組織犯罪! 韓国教団本部、韓鶴子総裁らの「使用者責任」を追及する考えは?』と林外務大臣に質問!!」
林外務大臣は「個別具体的な対応をつまびらかにすることは適当ではない」と逃げ腰の回答!!~12.2 林芳正 外務大臣 定例会見
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