またしても勝利した軍産複合体!
ビル・アストア
LAPROGRESSIVE
1961年にアイゼンハワーが警告した通り軍産議会複合体は極めて反民主主義な見当違いの権力の悲惨な勃興を示している。
2022年11月10日:
ウィリアム・J・アストア
11月11日の復員軍人の日を念頭に、退職アメリカ軍将校として2022年の選挙結果について意見を求められ、その結果これを書いた。
両政党が親軍部で、両政党が戦争支持で、両政党が中国とロシアとの新冷戦が避けられないかのように振る舞い、両政党が最高記録の国防総省支出を認める時、選挙結果は重要だろうか? どの党が勝利を主張しようとも正真正銘の勝利者は軍産議会複合体のままだ。
ジョー・バイデンを言い替えれば、膨大な軍事支出、不断の戦争、その準備、世界中での休みなしの帝国主義などの点で2022年選挙で何も基本的に変化しなかった。より少ない国防総省支出、より少ない戦争や、より少ない武器輸出のため、より小さな、それほど横暴でない帝国の任務のための新しい構想は皆無だ。
1961年にドワイト・D・アイゼンハワー大将、大統領が我々に警告した通り軍産議会複合体は極めて反民主主義的な見当違いな権力の力の悲惨な上昇を示している。集団的に我々はアイクの警告に耳を傾け損ねた。その結果アメリカ民主主義が衰える中、次から次の不必要で悲惨な戦争だ。ベトナム戦争-大惨事。イラク戦争-大惨事。アフガン戦争-大惨事。対テロ戦争-大惨事。表向きアメリカが勝利した戦争、ソビエト社会主義共和国連邦に対する冷戦さえ今や明らかに再び戦われようとしている。
我々は30年前に「勝った」冷戦を再び戦う必要があるとれるが負け得ると私は考えている。
民主党が世論調査予想よりうまくやる状態で、ワシントンD.C.で戦争ビジネスが成長し続けるはずだ。彼らがそれについて考える際、大半の政治評論家がこれを良いことと考えているように思われる。アイクが膨大な規模の軍事体制が民主主義の対極にあると警告したのをほとんどの人々が思い出すようには思えない。
この選挙戦の中で私は平和について何も聞かなかった。地球中の我々の軍と帝国の存在規模を小さくし民主主義を強化し維持することについて私は何も聞かなかった。民主党からも共和党からも。
それで2022年の勝利者はいつも通りの同じ勝利者だ。軍産議会複合体。退役軍人の日が迫る今、熟考すべき悲しい結果だ。
(退役)中佐ウィリアム・J・アストアは20年米空軍に勤め2005年に引退した。
記事原文のurl:https://www.laprogressive.com/election-reform-campaigns/military-industrial-complex-wins-again
----------
宗主国の状況はそのまま属国に反映する。子育てよりポンコツ兵器爆買い。
櫻井ジャーナル
寺島メソッド翻訳NEWS
30名の民主党員が、バイデン大統領に、ロシアとの交渉を求める書簡を送ったが、すぐに引っ込めた。ロシアと交渉しようとするだけでも許されない、ということだ。
ロケット弾ポーランド領内着弾の話題、大本営広報部呆導は全く読んでいない。
Brian Berleticは、自分の迎撃ミサイルが落ちた可能性が高いと言っている。
Moon of Alabama最新記事もこの話題。
デモクラシータイムス 冒頭もこの話題。
<岸田 子育てより武器購入>【山田厚史の週ナカ生ニュース】 1:27:00
「ロケット弾がポーランド領内に着弾! NATO対ロシアの戦争になると大騒ぎになるも、ポーランド大統領がロシア軍による攻撃説を否定!」
« 武力紛争の性質を変えつつあるドローン | トップページ | Atlantic誌はエリート主義のろくでなしが経営するくだらないゴミ・プロパガンダ »
「アメリカ」カテゴリの記事
- 欧米帝国主義は常に嘘の溜まり場だったが、今やメディア・トイレは詰まっている(2024.11.30)
- 熟練専門家を前線に派兵して、戦争遂行努力の失敗を示しているウクライナ(2024.11.26)
- ネタニヤフに対するICC逮捕令状はアメリカの政策と共謀に対する告発でもある(2024.11.27)
「アメリカ軍・軍事産業」カテゴリの記事
- ガザについて連中は嘘をつき、シリアについても嘘をついている(2024.12.03)
- 対シリア戦争を再燃させるアメリカと同盟諸国(2024.12.02)
- ロシアとの戦争でアメリカが負ける理由(2024.12.04)
- ロシア新形ミサイルが、いかにゲームを変えつつあるのか(2024.11.29)
「二大政党という虚構・選挙制度」カテゴリの記事
- 民主党はあなたが彼らに投票するかどうか気にしないし負けるかどうかも気にしない(2024.09.15)
- ハリスとトランプの討論会(2024.09.12)
- 虹色の旗による虐殺 対 MAGA(アメリカを再び偉大な国にする)帽子による虐殺(2024.09.12)
- トランプ党対チェイニー党(2024.09.10)
« 武力紛争の性質を変えつつあるドローン | トップページ | Atlantic誌はエリート主義のろくでなしが経営するくだらないゴミ・プロパガンダ »
コメント