ウクライナ状況報告 - 双方にとって気がかりな最近の諸事件
2022年10月8日
Moon of Alabama
スターリンクに関し下記を更新(10月9日4:00 UTC):
昨日、ウクライナ紛争で二つの重要な事件が起きた。
一つは車用、もう一つは列車用のクリミアとロシアを結ぶケルチ橋が破壊工作を受けた。二つの道路の少なくとも1つが倒壊し二線平行する列車橋の石油輸送鉄道車両が火災を起こした。
CCTV映像は橋を通過中にトラックが爆発したことを示している。ここに損傷の映像がある。二つの道路のうち一つは無傷のようだ。
橋の柱は影響を受けていないよう見え、壊れた道路部分の修復は可能だが、しばらく時間がかかる。頑丈な鉄道橋は表面は火災被害を受けるかもしれないが、ロシアは鉄道修理に特化し装備した鉄道部隊を保有する数少ない国の一つだ。鉄道交通は数日あるいは数週間以内に回復する可能性が高い。
これは南ウクライナ最前線へのロシア物流にとって深刻な障害だが、代替鉄道や道路ルート、フェリーが利用できるため大惨事ではない。兵站は重大な制約下でも機能するように設計されている。問題を回避する方法を見いだすだろう。
---
一方、紛争のウクライナ側は、おそらく遥かに重大な通信障害を経験している。
アダム・キンジンガー🇺🇦🇺🇸✌️ @AdamKinzinger 2022年10月7日 16:26 UTC
ウクライナ最前線で明らかにスターリンク・システムは停止している。@elonmuskはこれに関し声明を出すか、これは調査されるべきだ。これは国家安全保障上の問題だ。---
トーレ@potifar66 - 2022年10月7日 21:55 UTC
一部の停電は、ここ数週間通信の「壊滅的」喪失につながったと、この問題を直接知っているあるウクライナ政府高官が語った。ft.com:ロシアに対する攻撃中にスターリンクが停止したとウクライナ軍が報告
ウクライナ軍兵士が領土を解放した時、イーロンマスクのSpaceX装置の一部が機能しなくなったとキエフ当局者は言う
更新(10月9日 4:00 utc):
私がアクセスできないフィナンシャル・タイムズ記事は以前ロシアが支配していた地域で、スターリンクがシステム機能を意図的に無効にした可能性があるとしている。ビジネスインサイダー経由:
この接続問題は、この時点でまだ一部地域の解放が公表されていなかったため、ロシア軍兵士が、この技術を使用できないようにすべく働いているスペースX代表者が引き起こした可能性があるとウクライナ軍にスターリンクシステムを寄贈している財団のコーディネーター、ローマン・シニシン氏がFTに述べた。
更新終了。
ロシア軍は電子戦遂行能力で世界をリードしている。これは任意の周波数で地上ベースの無線通信を無効にできる。現在スターリンク衛星コンステレーションで使用されているような地上から衛星への通信を無効にする方法も見つかっている。
戦争が始まった時、ウクライナ軍にペンタゴンが資金提供してイーロン・マスクの会社が管理する小さなスターリンク衛星コンステレーションに接続できる何千ものスターリンク地上端末が提供された。それがウクライナ地上部隊の通信と司令部による大規模作戦の指揮と制御を可能にした。スターリンクがなければウクライナ司令部は電線経由の野外電話や走者や密使に依存する。これらは全て砲撃が激しい環境では非常に脆弱だ。
2001年以来、ロシアは特定地域の地上から衛星への通信を無効にできるティラダ2電磁システムを開発してきた。
2018年1月5日、ロシア軍は近い将来敵の通信衛星を無効にするシステムを導入できると軍産複合体の情報に通じたInterfax関係者が述べた。“プロジェクトの一つはティラダ2. 開発事業は2001年に始まった”と彼は述べた。彼によると、このコンプレックス will地上から通信衛星を機能できなくできる。“これは電子的抑制で機能する。これは何百万ドルもかかるプロジェクトだ”と彼は言う。ロシア連邦による衛星を抑制する兵器開発作業の事実は11月30日、連邦国家予算局“46 中央科学研究所”副所長オレグ・アチャソフが発表した。
...
2018年11月、地球を高速衛星インターネットで覆うプロジェクトは“国家安全保障に対する脅威”だとFSBが述べた。
2019年、OSCE偵察ドローンがドンバス地方のティラダ複合施設写真を撮影した。
スターリンク通信通信無効化は時間の問題に過ぎなかった。送信機と受信機が使用する周波数とアルゴリズムを識別するため、トラフィックを分析する必要があった。一致する無線妨害パターンを実装するためソフトウェアを書く必要があった。ティラダ・システム・ハードウェアは識別した周波数で適切なパターンを放射するのに十分だった可能性が高い。
このシステムは、この分野で効果的であることが証明されており、より広い規模で利用できる可能性がある。ロシアの電子戦装置は既に特定地域の全ての地上無線通信を無効にできる。まもなくウクライナ軍の全ての前線通信が無効になる。
これはウクライナの作戦にとって壊滅的だ。前線観測員は砲撃任務を調整できなくなる。前線の小隊や中隊は支援を求める方法がない。最高指導者たちには大規模作戦をリアルタイムで調整する方法がない。
---
ジェイ・タラッペル博士はロシア連邦に加盟した4つの州を懸念するアメリカとウクライナの指導者や役人を慰める言葉を見つけた。
「これら4つの州はロシアだが、出生時は『ウクライナ』とされていた。最近トランスジェンダーとなった。それらは国境流動的な地域で、主権は非バイナリだ。彼らは「ウクライナ」に閉じ込められたロシア人で、移行する決定をした。彼らの代名詞は現在DPR/ LPRだ。同盟者である我々インディアンは、この移行を支持し欧米人のトランスフォビアな態度を非難する。
間もなく更に多くの'ウクライナ'州が現れ、自分の本当の存在を認識するだろうと何かが私に語っている。
---
ボリス・ロジン別名カサド大佐はテレグラフ(機械翻訳)で次のように報じている。
今日ザポロージエ方面で、とりわけアメリカ特殊部隊兵士を含む外国人傭兵が出撃した。彼らは非常に自信を持っていたので、この衛星コンステレーションで偵察を実行すると決めた。しかし彼らは、この地域に空中の秘密を維持できる我々の部隊が存在するのを考慮せず損害を被った。しかしこれら兵士の何人かは逃げることができた。提示した写真は、文字通り頭を失って死んだ傭兵の一人のゴープロカメラ・ビデオのスクリーンショットだ。私はおそらく明日ビデオを投稿する。
私はこれら主張を検証する方法がないが、最近のインターセプト報告は、ウクライナ現地にかなりの米軍がいると述べている。
CIAは戦争が始まった際、要員の部分撤退しか行わず、CIAは"決して完全には撤退しなかった"とあるアメリカ高官は主張した。
ところが、ウクライナ国内でのアメリカ秘密作戦は、ロシアがウクライナ軍を圧倒するのをアメリカ諜報機関職員が恐れていた戦争初期より遥かに広範囲に及んでいる。ウクライナ国内でのCIAとアメリカの特殊作戦要員と資源の双方の存在は、2月のロシア侵略時より遥かに大きいと何人かの現役・元諜報関係者がインターセプトに語った。
ウクライナ国内のアメリカ秘密作戦は大統領の秘密命令下で行われていると現在および以前の当局者は述べた。この調査結果は、大統領が特定の議会幹部に、ウクライナ国内で広範な秘密作戦を実施する政権決定をに密かに通知したことを示している。
ウクライナにおけるアメリカ人死傷者はこれだけではないだろう。更にこのような報道が出れば、この問題はバイデンの目の前で爆発する可能性が高い。
記事原文のURL:https://www.moonofalabama.org/2022/10/ukraine-sitrep-recent-incidents-concerning-all-sides.html
----------
マイナ保険証「義務化」で河野の正体明白。国民データ集中管理サーバーは宗主国Amazonにある。属国民データーの宗主国による直接管理。
耕助のブログ Pepe Escobar記事翻訳
UIチャンネルで下記番組を拝見した。沖縄を訪問したジャーナリストが訪問理由を問われて、何とチャルマーズ・ジョンソン氏の『アメリカ帝国への報復』(原題:Blowback)を読んで衝撃を受けたからだと言われたのに納得。素晴らしいドキュメンタリー映画を期待している。
UIチャンネル
米国ジャーナリスト、アビー・マーティン氏らが来沖!YouFOと在沖米軍基地の問題を考える ニュースピックアップOKINAWA vol.19
『アメリカ帝国への報復』に触れた記事を2007年4月3日に掲載したが、もちろん隠蔽エンジンには出てこない。
「本日午後8時より、岩上安身によるジャーナリスト 鈴木エイト氏インタビュー 第2弾を、生配信します!」
« 今や全面テロ戦争に針路を定めた欧米 | トップページ | 善良で義にかなった代理戦争なら、このような漫画的PRは不要なはず »
「アメリカ軍・軍事産業」カテゴリの記事
- ウクライナ - 対ロシア新テロ作戦を推進するCIA/MI-6長官(2024.09.14)
- 討論は、自分こそ帝国殺人狂だという二人のろくでなしの自慢大会(2024.09.13)
「NATO」カテゴリの記事
- ウクライナ - 対ロシア新テロ作戦を推進するCIA/MI-6長官(2024.09.14)
- ドイツがアメリカのポチでいることの破滅的代償を示す選挙混乱とフォルクスワーゲンの苦境(2024.09.10)
- ウクライナ状況報告:ウクライナ軍司令官、クルスク侵攻では戦略が欠如していたとを認める(2024.09.08)
- 戦争屋と平和屋をどう扱っているかで社会の健全さが分かる(2024.09.07)
「ロシア」カテゴリの記事
- ウクライナ - 対ロシア新テロ作戦を推進するCIA/MI-6長官(2024.09.14)
- ドイツがアメリカのポチでいることの破滅的代償を示す選挙混乱とフォルクスワーゲンの苦境(2024.09.10)
- 超大国として君臨すべく「超兵器」を探し求めるアメリカ(2024.09.11)
「Moon of Alabama」カテゴリの記事
- ウクライナ - 対ロシア新テロ作戦を推進するCIA/MI-6長官(2024.09.14)
- ハリスとトランプの討論会(2024.09.12)
- ウクライナ状況報告:ウクライナ軍司令官、クルスク侵攻では戦略が欠如していたとを認める(2024.09.08)
- ウクライナ - ロシア・ミサイル攻撃、スウェーデン人教官たちに命中(2024.09.05)
- ウクライナ「国産」巡航ミサイルを開発(2024.09.03)
「ウクライナ」カテゴリの記事
- ウクライナ - 対ロシア新テロ作戦を推進するCIA/MI-6長官(2024.09.14)
- ドイツがアメリカのポチでいることの破滅的代償を示す選挙混乱とフォルクスワーゲンの苦境(2024.09.10)
- 超大国として君臨すべく「超兵器」を探し求めるアメリカ(2024.09.11)
- ウクライナ状況報告:ウクライナ軍司令官、クルスク侵攻では戦略が欠如していたとを認める(2024.09.08)
« 今や全面テロ戦争に針路を定めた欧米 | トップページ | 善良で義にかなった代理戦争なら、このような漫画的PRは不要なはず »
コメント