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2022年10月26日 (水)

欧米がウクライナに与えている最強兵器:物語のマトリックスの端からのメモ

2022年10月19日
ケイトリン・ジョンストン

この記事英語音声で聞く。

 イランやベネズエラやキューバや香港のような場所で積極的に引き起こそうとしている反乱の鎮圧支援のためアメリカがハイチに装甲車両を送っている様子はなんとも狂気じみている。

 国防総省は中国との戦争準備で新しい広範な権限を求めており、上院米国国防権限法NDAA法案は台湾に対し45億から100億ドルに軍事援助案を増し、トニー・ブリンケンは北京が台湾を併合する計画を大いに速めたと証拠もなしに主張している。ロシアに対する攻撃が強化される中これだ。連中は本当にこれをしているのだ。

 

 だからこれは我々が予見可能な将来のためにしていることに見える。ウクライナでの戦争拡大の主張、ウクライナでの戦争エスカレーション促進、そしてウクライナでの戦争がエスカレートすると、ショックと憤慨で金切り声を上げること。そういうことが計画されいるように思われる。

 

 「政府は実際間違っていて、自身の利益を推進するためウソをついて操っているのかも知れない」こそ当然の発想であるべきだ。それこそが学童に教えられるべき疑問だ。意図的にそういう考えを人々がすぐ思いつかないようにされているのだ。

 欧米がウクライナに与えている最強力兵器はHIMARではなく、アメリカの宣伝機関だ。

 ウクライナにおける欧米代理戦争を支持している唯一の人々は欧米帝国がこの戦争を引き起こし、維持し、あやつり、利用しているという広範に文書化されている事実を拒否する人々だ。いま行われていることは、もっぱらウソをつき、そして/あるいはウソをつかれることによってしか支持できない。

 「段階的縮小を要求すると実際はエスカレーションを起こす」というのはこの戦争から出現した最も愚かな帝国お仲間連中の説だ

 それなのに文字通りのナチが設立した荒らし作戦をリベラル派が何ヶ月も広めて祝うと笑っている。

 核戦争が勃発すれば、それが誰の過失だったかは重要でないはずだ。誰がそれを始めたかは重要でないはずだ。ザポリージャに対するモスクワの主張が正当だったかどうか重要ではないはずだ。重要なのはそれが起きたことだ。事後に責任の裁判はないだろう。我々は存在していないはずだから。

 核戦争へとに向かう道から引き返す時期は後ではなく今だ。家族をしっかり抱きしめ、恐ろしい死を待つ時に、それが彼らにとって何らかの慰めであるかのように、実に多くの人々が私に「もし核戦争が起きればプーチンのせいだ」と言うのはなんとも奇異だ。

 世界の実際の終わりについて実にいい加減な考えがある。人々は直接これを見て、それが何を意味するか徹底的に考えていない。それに必然的に伴うことを。これは理解できる。それは熟考するには恐ろしいことだから。だが我々は緊急にそうする必要があるのだ。

  核による全滅が我々が決してやりなおせないのに行い得る唯一の過ちだということを人々が理解しているとは思えない。もしそれが起きたなら、後で何らか軌道修正があるだろうという明らかな仮定がある。そうする誰も存在しない。取り消すことはできない。

 人々は自分がいなくなるのを想像できない。それが我々が死後の世界について物語を作り上げる理由だ。それが人類皆無の地球の可能性に直面し我々が悪戦苦闘する理由でもある。人々は依然「過失」や「非難」のような人間が発明したもの我々がいなくなった後も残ると考えているのだ。

 多くの人々がゴールデンゲート・ブリッジから飛び降りて自殺する。少数の生存者全員が急激に落ちながら最初に考えたのは即座の後悔だったと言う。彼らは即座に自らに与えたさの問題以外、彼らの全ての問題は解決できると悟るのだ。そういう考えを持つのを想像願いたいが、我々は地球上の全ての命を殺すのだ。それが核による大量殺戮の実態だ。即座のひどい後悔の瞬間と、それに続く空虚さの闇。

 キューバ危機の間、毎日のトップ・ニュースはキューバ危機状況全体がどうなるかだった。2022年の核を使った瀬戸際外交危機の中、トップ・ニュース記事はカニエ、トランプとアレックス・ジョーンズだ。我々は崖っぷちに向かって夢中歩行している。

 正気の社会なら核を使った瀬戸際外交を提唱する連中を誰であれ追い立て、連中を人間文明から追放するはずだ。我々の社会では、連中に主流メディアで評論家商売や影響力を持ったシンクタンクで儲かる仕事を与えている。

 世の中には人はゴミで、死ぬ必要があるという自分の個人的自殺思考を粉飾する謙虚で厭世的な連中がいる。私は連中を核兵器皆殺し派と呼ぶが、連中は高貴でも謙虚でもなく、怪物のように地球上の全ての命と対立している。もしあなたが自分自身のために生きたいと望まないなら犬のために生きなさい。テントウムシのために生きなさい。これらのどれにもふさわしくない全ての無辜の人のために生きなさい。

 これはすべて全く不要だ。各国お互いアルマゲドン兵器を振り回す必要があると書いたものなど現実世界には皆無だ。これら世界征服ゲームをやめて、地球上で健康な共存に向かって協力しない正当な理由など存在しない。

 我々には美しい世界があって良いはずだ。我々が競争や征服に注ぐ全てのエネルギーは、全員が必ず十分得られるようにして、人間の苦しみや苦労の必要を無くし、我々全員に役立つイノベーション向けることが可能だ。我々は地球上の天国をエリート自我ゲームと交換しているのだ。

 我々が競争と支配のモデルから協力と世話のモデルに変われない正当な理由などない。お互いの協力。お互いへの配慮。我々の生態系への配慮。我々は無意味な苦難と危険と引き換えにそれを放棄しているのだ。

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記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com/2022/10/19/the-most-powerful-weapon-the-west-gave-ukraine-notes-from-the-edge-of-the-narrative-matrix/

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 中田孝著『宗教地政学から読み解くロシア言論』31ページにはこうある。

 ロシアのウクライナ侵攻が地域紛争に留まっていれば、当事者でない日本の研究者はある程度、国益に照らして客観的な分析ができたかも知れません。しかしウクライナを舞台としたアメリカとロシアの代理戦争となると、アメリカの属国である日本は、アメリカ側の当事者となりますので、日本の研究者の発言は米露の情報戦の一方の当事者であるアメリカ側の発言の一部となります。ですから、その発言はアメリカとウクライナの行動を正当化、美化し、日本がその援助をするよう世論を誘導し、国際的には味方を増やし、ロシアを貶め、国際的に孤立させ、反体制運動を指嗾するものになるのは当然であり、そういうものとして読むことが求められます。

 植草一秀の『知られざる真実』

「岸田の3年」が「岸田の残念」に

 デモクラシータイムス

【白井聡 ニッポンの正体】売られる国の落日「失われた30年の罪」~目標喪失とさまよえる欲望~ 1:41:18

 検討使は協会解散を困難な方向に向けている。前川氏発言と対照的。

旧統一教会の被害者から「話聞く」 解散要件、民法違反22件は不十分―岸田首相

 日刊IWJガイド

「統一教会への解散命令請求は今ある材料で十分できる」! 宗教法人法改正に関わった前川喜平元文科事務次官が野党ヒアリングで明言!」

ウクライナ紛争とパイプライン破壊でドイツのガス代は前年比232%増! さらに史上最高レベルに!! 企業存続の危機に中小企業の5社に1社が海外移転を検討! ドイツ在住者が産経系ネットメディアに「資源のない日本こそ『リアルポリティクス』の立場でエネルギー政策を行わなければ、国家存亡に関わる」と警告!!

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