女王を戴いていたのは愚かだった。王を戴くのは余りに愚かだ。物語のマトリックスの端からのメモ
2022年9月10日
ケイトリン・ジョンストン
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我々に今王がいる事実に私は笑いが止まらない。「こんにちは。私は本物の文字どおりの王だ。私にぬかずいて、私の頭に王冠を置いてほしい。」
考えれば考えるほど滑稽になる。女王を戴いていたのは本当に愚かだった。国王を戴くのは余りに愚かだ。人々はそれを受け入れるまいし、あなた方のPRがどれほど上手いか私は気にしない。
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王室を戴くのはやめよう。それは実に間が抜けている。ロード・オブ・ザ・リングではないのだ。ゲーマー連中の小道具は植民地化された地域から盗んだこの上なく貴重な宝石がちりばめられていないことを除けば、剣や王笏や王冠とがらくたを持って走り回るファンタジー物語のライブ・ロールプレイング・ゲーマーのようだ。
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海の向こう側の友人たちが一体何を体験しているか理解するのに苦労しているアメリカ人は、チキンマックナゲットが無くなるの想像願いたい。
あるいは皆様が子供の時から持っていて、何の役にもたたないと知りながらが、本当に理解できず、本当制御できない安らぎの感覚を覚えるので、まだ捨てる覚悟ができていないものを。
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イギリス・メディアはアメリカやオーストラリア・メディアより更に卑屈で追従的で、実に印象的な偉業だ。
Oh my god. This is just getting started and it's already more embarrassing than the beatification of John McCain. pic.twitter.com/MoyzPii9UF
— Caitlin Johnstone (@caitoz) September 9, 2022
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女王に対する批判に非常に多くの人が憤激するのは実に狂っている。亡くなった帝国主義者に軽蔑的なことを言う人々を怒鳴りつけて、インターネットを走り回って時間を過ごすゴマすり変人を想像願いたい。
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第一段階:世界中の人々を世界貿易に依存させる制度を作り上げる。
第二段階:その制度で、誰が取り引きできるか誰ができないか決める支配力の強化に努める。
第三段階:人類全体を武器化した飢餓を利用して支配する。
世界中のどこであれ反抗的住民を発砲せずに飢えさせられるよう、アメリカ帝国は世界の経済、金融制度に対する支配を絶えず強化しようと努めている。皆様はこれが分かった途端に、帝国が多極世界を大変な脅迫と見なす理由がわかる。
地球上の人々が金を儲けて使うことに関し、アメリカ帝国が極端に不釣り合いな影響力を持っていなければ、人々はワシントンの命令に従う必要が突然なくなる。もし全員が彼らを無視できれば一方的制裁は無意味だ。そのスローガンが本当に意味しているのは、権力がそれほど集中しない本当の多極世界出現阻止だから、北京とモスクワと帝国との「大国間競合」について我々が話すと、惑星全体に対する権力が文字通り危うくなるのだ。
そしてこれは今日人類が直面している最も緊急の脅威だ。どんな犠牲を払っても世界支配を維持するべく苦闘している核武装した帝国。危機的状況に核兵器を持った一極主義帝国は鋭い牙を持った追い詰められた動物が危険なのと同じだ。この場合の方が、あらゆるものが危機にある点を除いて。
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アメリカ人:飲料水が欲しい。
アメリカ政府:すみません。皆様ウクライナと台湾に何十億ドルもの武器を送れと言いましたか?
アメリカ人:いいえ、飲料水です。
アメリカ政府:結構。皆さん有利に商談を進められたので、これがウクライナと台湾のための何十億ドルの武器です。
My water just now in Jackson, MS pic.twitter.com/LFfat03dCv
— Molly Minta (@mintamolly) September 9, 2022
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アメリカがウクライナや他の場所におけるアメリカ代理人との紛争にロシアをおびき寄せ、手を広げ過ぎさせることで、ユーラシアで戦略地政学的権益を推進できるという米軍に依頼された2019年の研究が見いだした事実について、我々は十分話をしていないように私は感じる。
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我々の支配者が、我々をこれまでになく核戦争に近づけ、帝国言説支配者が全員に世界最大の問題がドナルド・トランプか女装男性か我々に議論させておく中、生態系は崩壊に向かって突進している。
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ロシアはウクライナからいつ何時撤退しかねないとオンラインで人々は確信を持って私に語る。私がこれを続ければ続けるほど、益々多くの公式に認められていないオンライン情報王が反響室に現れる。反響室の壁を越えて情報を手に入れるのが本当の仕事だ。
もし皆様が本当に反体制派の考えや情報が流布するのに興味をお持ちなら、皆様がより独創的な方法を思いつければ、それだけ反響室の壁を越え、普段それを聞かない人々に語れる。さもなければ、我々は釈迦に説法しているに過ぎない。
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下記翻訳記事も関連している。
ブログ『私の闇の奧』の最新記事は必読。
耕助のブログ
正体を全く知らず、書店に並んでいた本を二冊読んだが、なぜ流行っているか全く理解できなかった。テレビで対話番組を見たこともある。違和感のみ。上記翻訳記事を拝読して納得。WEF資金によるWEFイデオローグ宣伝。もう読まない。
東京新聞朝刊
総合面
「視点」田原牧氏記事
「旧統一教会「政界汚染」まだ序の口にすぎない」
特報面
前のめり吉村知事「イソジン発言」と同じ結末
幻の大阪発ワクチン菊高騰 安倍氏国葬で拍車?
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