「欧米の価値観」の問題は欧米人が、それを高く評価していないこと
2022年9月15日
ケイトリン・ジョンストン
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外国の専制支配に関して最も大声で金切り声を上げる連中は、常に欧米帝国を批判する誰であれ、検閲とソーシャルメディアからの排除を要求する同じ人々であることに皆様お気付きだろうか?
それは欧米社会中に遍在している心のウイルスだ。誰であれ、私は誰であれということを強調するが、かなりの数の聴衆の前で、アメリカと同盟諸国の外交政策を積極的に、首尾一貫して批判する誰であれ、帝国擁護者からロシア工作員だと烙印を押され、この合意はロシアの工作員と有用なばか者が、欧米のプラットホームに出入り禁止にされるべきだという意見の着実な拡大が付随して起きる。
欧米帝国擁護者連中は、全ての帝国批判者が沈黙させられることを望んでいるのを認めないが(A)帝国を十分攻撃的に批判する人々全員をロシア工作員と見なす事実と(B)ロシアの影響力に溺れた人々は検閲されるべきだという彼らの意見と組み合わせれば、そういう結論になる。欧米帝国の外交政策を私が批判すると、常に帝国擁護者が、それが彼ら次第で、こちらで私が欧米帝国を批判するのを許されないのを十分過ぎるほど知りながら、私がロシアや中国のような国に住んでいたら、支配者をそのように批判することは決して許されないと言ってくる。連中は彼らが嫌悪していると主張する専制君主と同じだ。
「欧米の価値観」の問題は、欧米人がそれを高く評価していないことだ。彼ら自身はそれらを高く評価していると考えているが、支配者や連中のプロパガンダ屋が人々にそう考えるよう言っているものと大きく違うことを誰かが言うのを見た瞬間、表現の自由や、真実によって権力者の責任を問うことへのあらゆる敬意は完全に消滅する。それから連中は、その人物が沈黙させられ封じられるのを望むのだ。
実は、欧米帝国の最も強力な批判者たちは、帝国擁護者連中より実際遙かに、これら欧米価値観を体現している。言論の自由や権力者の責任を問うことを高く評価しているのは帝国の批判者たちなのだ。検閲を要求し、世界で最も権力を持った人々に対し綿密な調査を主張する人々誰であれ、どなりつけて黙らせようとするのはアメリカに中央集権化した帝国で洗脳されたおべっか者連中だ。
私が、その時点で、たまたま帝国グローバル権力の狙いのどの局面を批判しているかに応じて、人々は私に「ロシアに引っ越せ!」やら「中国に引っ越せ」と言うが、私は常に連中に、いいえ、あなたこそロシアに引っ越せ。あなたこそ中国に引っ越せと言いたい。あなた方は権力者連中に対する反対意見や批判を抑圧しようとしている。私は、支配者連中が私に吹き込んだ通りに欧米価値観に従って暮らし、今まで存在した最強力な帝国に対して当たり前の精査を要求している。あなたこそ、ここにふさわしくない。
学校で我々は、社会は真実や、言論の自由、平等、権力者の説明責任、反骨ジャーナリズムを高く評価すると教えられるが、成長すると、CBSニュースやアムネスティー・インターナショナルなどの組織が我々の支配者の公式言説に十分従わない報告を、うっかり漏らすため皆悲嘆する。我々はロシア・メディアが禁止され、検閲プロトコルが熱狂的な主流リベラル派の応援団にまで拡張されるのを目にしている。ウクライナに関する支配体制言説を綿密に調べる人々を、ソーシャルメディアでどなりつけて黙らせる、大量レポートやエセ草の根運動ネット荒し工作を我々は目にしている。正式に許可されないジャーナリズム活動のかどで、ジュリアン・アサンジがベルマーシュ刑務所で悩み暮らすのを我々は目にしている。
周囲を見回せば、我々が聞かされている「欧米の価値観」が欧米で実際大いに広まっているわけでないのは明白だ。欧米の主要メディア・プラットホームを見れば、彼らは事実上、欧米文明権力の本当の中心に対し、意味のある批判的な人々をほとんど誰も決して入れない。欧米政府を見れば、自由な民主選挙とされるもので人々がどのように投票するかにかかわらず、彼らは絶えず寡頭政治と帝国のビートに合わせて踊っている。インターネットを見ても、既にどこを見るべきか知らなければ、皇帝権力に対する本物の批判を見いだすのは実際非常に困難だ。
我々の一部は学校で教えられた欧米価値観を信じているが、それは期待通り訓練された人々ではない。我々は周辺部から権力機構に真実の光をあてるべく絶えず働きながら、検閲やプロパガンダや報道機関に対する帝国戦争に断固反対している社会のはみ出し者で、我々は、連中が奉じていると称する欧米価値観よりも、連中が反対していると主張する独裁者と遙かに多く共通点がある多数派ごますり連中から怒鳴りつけられ、反逆罪のかどで告発されている。
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「米国がザポリージャ原発への攻撃はウクライナ軍だと認めた! ロシア軍が攻撃していると報じていた日本の新聞、テレビは誤報を謝罪すべき!」2022.9.21号
はじめに~米国がザポリージャ原発を攻撃しているのはウクライナ軍だとついに認めた! 9月13日付の『ニューヨーク・タイムズ』が米国政府高官へのインタビューをもとにウクライナ軍のマスター・プランを報道! 3つのマスター・プランの1つがザポリージャ原発の奪還だった! ロシア軍が原発を攻撃していると報じ続けてきた日本の全新聞・テレビは誤報の連続を謝罪し、撤回・訂正すべきだ!
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