IAEA、ザポリージャ原発に関する「非報告」を発表
2022年9月6日
Saker
IAEAは「全く中身のない」52ページのいわゆる「報告」を発表したが、到底「報告書」と呼べる代物ではない。全文はここで読める。https://www.iaea.org/sites/default/files/22/09/ukraine-2ndsummaryreport_sept2022.pdf だが率直に言って時間の無駄だ。一例だけあげよう。
この報告が、ウクライナ・ナチスが、どのようにウクライナ・ナチスではなく、ウクライナ・ナチス砲撃に関するウクライナ・ナチス情報を提供しているか留意願いたい。感動的写真さえある。
結論:まともな頭脳がある人なら誰でも予想できるものだった。化学兵器に対するOPCW化学兵器禁止機関の役割と、原発に対するIAEA国際原子力機関の役割は同じだ。アメリカ株式会社のための従順なオウム。
ロシアは、これや他のアメリカが管轄する全ての「国際」組織から脱退し、連中の当局者のロシアが管轄する、いかなる領域への入国も禁止すべきだと私は個人的に思う。
同じく、イタリア人(イタリアはNATOとEU加盟国で、つまりイタリアはアメリカ属国/植民地であることを意味する)が運営するチームを受け入れるのは(特に報道記者室にCNNプロパガンダ屋が入っており)そもそも間違いだった。この情報は正しくない! 彼はイタリア人ではなく、アルゼンチン人だと分かった。申し訳ない。
そう、IAEAは、ザポリージャ原発に何人か監視員を残すだろうが、例えばOSCE「監視員」が長年そうだったように、連中が「専門的に目が見えなくなる」のなら、そもそも彼らを置いておく意味はあるのだろうか???
ロシアはアメリカが管轄する連中の誰であれ全員に「うせろ」とロシアが言うべき時が来たと私思う。
アンドレイ
記事原文のurl:https://thesaker.is/the-iaea-releases-its-non-report-about-the-znpp/
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東京新聞朝刊 特報面
旧統一協会との関係も世襲ですか?
つながり・・・本当に精算できる?細田氏、岸田氏 教団側文書に父らの名前
思想新聞のコピー 「謹賀新年」と書かれた欄に岸田首相の父、文武氏の名がある。
中曽根康弘氏は先の勝共推進議員名簿に載っていた。90年3月に開かれた勝共連合の関連大会であいさつしたと思想新聞に記録されていた。
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コメント
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拝 啓 アンドレイ氏
初めて返信させていただくことをお許しください。2点ほど以下に論じます。
アンドレイ氏は”Yes, the IAEA will leave some observers at the ZNPP”に何の意味があるのかと述べられています。お怒りは尤もと小生も思いますが,中立国出身とされる監視員残留はIAEAによるせめてもの抵抗と解釈しております。もちろんIAEAは日本をはじめ各国のプルトニウム保有量や核開発の状況に注意を払う組織で大砲の弾を誰が撃ったかを判断することには興味がありません。しかしもし特定した場合にはその判断基準の専門性が問われるでしょう。
IAEAはWHOのように国連の下部機関ではありませんがWHO同様米国の手先機関です。グテレス国連事務総長がIAEA調査団派遣を出し渋ったという記事があったと思います。しかしIAEAの任務はZNPPに向けてどちらが大砲を撃ったかを調査することことではありません。したがって小生はなぜIAEA調査団を派遣するのかその意義が分かりませんでした。したがってロシアがIAEA調査団派遣に飛びついたのかも良く分かりませんでした。また決まった時点で報告書は「お茶を濁す」程度にとどまることを予測しておりました。
ロシアはIAEAがキエフに寄らずにザポリ-ジャに直接入ることを望みましたがゼレンスキ-政権はキエフを通って到達することを望みました。結果的にキエフに寄ったわけですが,ゼレンスキ-にどちらが撃ったのかは報告書に書かないことを確認したものと推測されます。なぜならZNPPの職員はどちらが撃ったかを知っているからです。しかし問題は,ZNPPが攻撃されないことが確約されることにありますからロシアはその確約を何らかの意味で得ることを願ったのでしょう。それが監視員残留です。中立国出身の監視員たちがいる限り,原子炉や使用済み核燃料保管場所を攻撃することはないだろうというロシア側の読みです。
第二の論点は,「ロシアは、これや他のアメリカが管轄する全ての「国際」組織から脱退し、・・」です。しかしこのお考えには賛成できません。なぜなら国連そのものがアメリカの支配下にありますから,全ての「国際」組織から撤退つまり国際連盟から脱退することになり,安保理で拒否権(veto)を発動できなくなるからです。国際社会でG7を構成する10億人ではなく非米の60億人のためにロシアが拒否権を発動することが必要でしょう。リビアが米軍とNATO軍によって滅ぼされたのは安保理でメドヴェ-ジェフ大統領が拒否権を発動しなかったからです。もちろん中国も棄権に回り拒否権を発動しなかったのですが拒否権非発動に対してプ-チンは怒ったわけです。「ミスタ-・ニェット」のグロムイコ氏の伝統芸を守るべきで,伝統は尊重されなければなりません。
以上、アンドレイ氏の心中を察し,小生の管見を申し述べましたが,お怒りが静まることを南東アジアの空よりお祈り申し上げるとともに,貴重なる情報をさらに提供してくださることを期待します。
敬 具
箒 川
投稿: 箒川 兵庫助 | 2022年9月 8日 (木) 14時52分