ダリア・ドゥーギナ殺人の責任は欧米支配層連中にある
2022年8月23日
Saker
ダリア・ドゥーギナ暗殺は、西側諸国全体で、実に予想通りの反応を引き起こした。完全な無関心。これは決して新しいことではない。欧米は、キーウでナチスを政権につけただけでなく、その政権が下記の全てをする間、全力で連中を支持した。
- ウクライナ憲法下で禁止されている内戦で(過去形「だった」?)軍隊を使って、8年にわたり約14000人の死者をもたらした。
- 「Ze」は「親ロシア」と思われる党や政治家(多くウクライナ国会議員)のみならず、明らかにウクライナ擁護党(「シャリヤ党」)も含め全ての反対派を鎮圧した。
- 「Ze」はウクライナ内のどんな代替/自由メディアも禁止した。欧米ジャーナリストは気付かないか、反対しなかった。
- ウクライナ軍は何年もルガンスク・ドネツク人民共和国の民間インフラを砲撃し/爆弾投下した(クリミア半島への給水も止めようとした)。最近の例はこれだ。
- ウクライナ・ナチスは原発や化学工場攻撃を繰り返し試みている。
- キーウ政権は民間送電網を繰り返し攻撃している。
- ナチ特殊部隊は、ルガンスク・ドネツク人民共和国で多数暗殺を行い、クリミアやロシアでさえ(ドゥーギナの例が証明するように)そうしようとしている。
- ウクライナでは何千人もの人がCIA風拷問センターで姿を消している。
- 拷問は今やウクライナ・ナチス軍と治安機関の日常業務だ。
- 大半のロシア人戦争捕虜が組織的に拷問にかけられ、殺害されている。
- ロシア軍要員は、化学兵器攻撃の対象にされている。
- ウクライナ・ナチスは、絶望的な自殺的攻撃で砲弾のえじきとして使われ、ロシア人と戦うのを拒否した何百人もの(それ以上でないにせよ)ウクライナ兵を殺害した。
- ウクライナ軍は学校、ショッピングモール、病院や幼稚園さえ利用し、一般人の背後に組織的に隠れている。
- ウクライナ政治家はロシア人を「下等人間」」pigdogs「生体材料と繰り返し呼び(非戦闘員を含め)可能な限り多くのロシア人殺害(最近の例はこれ)を公然と主張している。
- ナチは、多数の一般人の体を不自由にする非合法対人地雷を含むクラスター爆弾を含め、禁じられたクラスター爆弾を大規模に使用している。
私はいくらでも続けられる。だが私は全体は明らかだと思う。こういうことを示している。
- 欧米はウクライナ・ナチ代理人が犯す、どんな残虐行為も絶対支持する。
- 欧米は深く本能的にロシアが嫌いだ。忌まわしい嫌いなルスキーには絶対何でもありだ。
- 欧米は、ウクライナ・ナチスの残虐行為はないと主張するだけでなく、意見が合わない誰であれ沈黙させる実にあけすけなキャンペーンをする(最近の例はここ)。ウクライナの人権侵害に関する報告に対し、アムネスティー・インターナショナルは謝罪した。
- 実際、世界史上最も偽善的な声明の一つとして、アメリカ上院は、ロシアはテロのスポンサーだと宣言したが、アメリカが、世界的にも、国内的にも、遙かにテロの主要スポンサーであることを考えると、なんとも皮肉だ!
- 欧米諸国は、どんな反対の声も封じ込めために(このSakerブログのような)個人ブログさえ攻撃する心理作戦/サイバー戦争センターを組織し、資金供給している。
- 欧米は繰り返し何度も強化し、毎回のナチス残虐行為後、ウクライナに更に多くの支援を与えている(アメリカは上記行動の全てに対し、更に30億ドル「支援金」を加えた)
ここで、二つのことが、本当に重要だと私は思う。上記のパターンは、少なくとも十字軍以来不変であり、このパターンは現在も全ての欧米政府に共有されているのだ。これは偶然ではなく、間違いでもなく、全ての欧米支配層、特に北ヨーロッパ人(南ヨーロッパが属していた南ヨーロッパと地中海の文化的現実は、より微妙で複雑だ)が共有している世界観の核心だ。
ダリア・ドゥーギナは、SBUに命じられた一人のウクライナ・ナチス・テロリストに殺されたが、SBUとてCIA/MI6の手先に過ぎない。だが歴史上の何百万人もの、他の無辜の人々の死と同様、無辜のダリア・ドゥーギナの死は、全てに直接関与しながら、何も見ないふりをしている支配階級連中の責任だ。欧米の人々は、残忍な人種差別主義凶悪犯による支配を意気地なく受け入れ続けるのか、それとも彼らに抵抗するか決めなければならない(あるいは、少なくとも彼らを支持せず、最低限、承知の上でウソは決して支持しないと決める品位を持つことだ)
これまでのところ、悲しいながら、さほど感心できないとを私は認めなければならない。まさに真実という概念が、どんな意味も失った真実後の社会を私は目にしている。真実という概念に対する全くの完全な無関心こそ唯一残された本当の「欧米価値観」なのだ。
アンドレイ
記事原文のurl:https://thesaker.is/western-ruling-elites-have-dariia-duginas-blood-on-their-hands/
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陰険に挑発した側を放置するよう日本人丸ごと変わってしまったのかもと、孫崎氏のメルマガを拝読して思う。
今朝の孫崎享氏メルマガ題名
随想 忠臣蔵とウクライナ問題。江戸時代の人々は何を最も嫌ったのか。暴力行為か。違う。暴力行為に追い込む奸計を嫌ったのだ。
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何の罪もない一般市民を、極右民族主義者が殺害するのは、あまりにも残虐な人権侵害ではないのでしょうか。
日頃から、自由だの民主主義だのを唱えている人々は、反対しないのでしょうか。
殺されたのが、富も権力も持っていない人物だと、無視するのでしょうか。
投稿: まだ ない | 2022年8月31日 (水) 22時37分