石油備蓄を見て、アメリカ外交政策を研究する:言説のマトリックスの端からのメモ
2022年6月10日
ケイトリン・ジョンストン
❖
世界最悪の連中は、誰も刑務所に入っていない。彼らの大半は途方もなく裕福で、広く尊敬されている。我々の体制は、有益な働きに報い、非行を罰するようにはできていない。本当に重要な基準という点で、この体制は、まさに正反対のことをするよう出来ている。
❖
ジョージ・W・ブッシュの人気を回復させることが必要だった主な理由の一つは、さもなくば将来の大統領に、彼がした類のことをさせるのが一層困難になるからだった。
❖
性的差別的ジョークをリツイートしたデイブ・バイゲルは、ワシントン・ポストが全てのアメリカ戦争に関しウソをついており、その権益が大衆の権益と真っ向から対立する完金権政治諜報機関請負業者が所有しているというワシントン・ポストに関する事実より、遙かに多くの論争に火をつけている。
❖
一生の間に見る主流ニュース・メディアより、世界最大の証明済み石油備蓄リストを一瞥するだけで、アメリカ外国政策について遙かに多くを知ることができる。
❖
はっきりしておきたいが、イギリス・メディアの主要人物が、諜報機関工作員と、トニー・ブレアより左の人々全員を傷つけようと企んでいたのを示す電子メールが漏洩し、それら電子メールは、まさに、そのメディア人物に独自に確認され、これに応え、皆様はロシアに腹を立てるよう期待されている。
グレイゾーンの情報源が誰か私には分からないが、もしロシア人ハッカーが実際、権力者連中に関する本物の文書を、こっそり取り出し、大衆に漏らしているなら、彼らはすごいと私は言いたい。連中の汚い秘密に関する情報を、我々が手に入れられないわけではないのだ。
ハッキングで得られた、本物と証明された私的通信は、公的発言より遙かに信憑性が高く、決して低くない。後者は、話し手が人々に何を聞かせたいと望んでいるかを示す。前者は、連中が本当は誰なのか、彼らが本当は何を狙っているかを示す。
メイソンの漏洩電子メールは、帝国を批判する連中を痛めつけるため、PayPalからの排除を利用することを、彼が諜報機関の請負業者と話しているのを示している。今や、更に二人が排除されている。ワイアット・リードとジャクソン・ヒンクルだ。帝国運営者は、正確に彼らが何をしているか知っているのだ。これは組織的攻撃だ。
In less than 45 days, PayPal has banned @MintPressNews , @Consortiumnews , @calebmaupin & now @wyattreed13 , @jacksonhinklle + more in a witch-hunt against antiwar journalists and outlets.
— Mnar Adley (@MnarMuh) June 9, 2022
GoFundMe took down our fundraisers.
The sanctions regime is targeting its own citizens.
❖
第二次世界大戦後にナチを採用した人種差別的な大量殺戮帝国主義政府が、世界を支配するのを手伝わせるため現在ナチ派閥を武装させていること以外、全ての政府はナチスドイツと同等だ。
❖
「リベラルを打倒する」ため愚かなことをするのに対し、リベラル派は保守派をからかい、次に直ぐさま方向転換し、プーチンを打倒するため第三次世界大戦を支持するのだ。
❖
リベラル派はファシスト専制権力だ、保守派は腹を立てる口実を探して走り回る哀れで小さな意地悪だ。
❖
内部からゆっくりと体制を変えるという民主党進歩派の戦略は(A)今緊急に必要な徹底的な革命的変化を推進するため、漸次数世紀をかけるふりをしているか(B)体制が、変化に対して、明らかに不正操作されていないふりをする場合にのみ意味をなす。
❖
王室というのは、それ以前に持っていた人物が誰であれ、その人から王位を奪うだけ十分殺人者だった人の子孫に過ぎない。
❖
アメリカ諜報機関は、あらゆる想像可能なレベルで、ウクライナにズブズブなのに、帝国戦争機構は自身の代理戦争で一体何が起きているか正確に知らないふりをしようとしているのだ。
Despite the flow of billions of dollars in weapons to Ukraine, U.S. intelligence agencies have less information than they would like about the country’s war strategy and know far more about Russia’s military, according to officials. https://t.co/Pa5WzGuAOC
— The New York Times (@nytimes) June 9, 2022
❖
自分たちが才気あふれた強烈な反体制思索家のように振る舞いながら、中国に対するCIA言説を愚かにも、おうむ返しにして、あらゆる時間を過ごしている人々に対する軽蔑を表現する十分適切な単語を私はまだ思いつけない。
ヨーロッパ人は世界中の住民を征服し植民地化するため出航した。中国は壁を作った。これらは非常に異なる二つの文化・価値体系だ。中国が世界を乗っ取り、我々全員を社会信用システムで評価したいと望んでいるという欧米の仮定は、純粋に自身の好ましからぬ考えの投影だ。
この仮定は、アメリカ帝国が一極覇権者という役割で、急速に燃え尽きるのを北京が見ていて「おい、これは、いけてる!何としても、ああしよう」と考えているという、ばかばかしい考えに基づいている。
中国が大勢の白人外国人を征服し、植民地化したいと望んでいるという考え方は、黒人が白人男性の妻とセックスするため白人住宅地に引っ越そうとするという昔から信じられている考えと同じぐらい事実に基づいている。あんたが持っているものを全員が欲しがっているわけではないぞ。お前。あんたは、それほどうらやましくない。
❖
帝国擁護者連中は、ウクライナでのアメリカの悪行と無謀さに対する批判を、ウクライナ人に対する批判と一緒くたにするのが好きだ。私は毎日それを見ている。それは連中に、自分たちは、非常に巨大な男でなく、ちっぽけな人を擁護しているように感じさせるのだ。地球上最強力で破壊的な政府の最も危険な衝動の批判が、実際は残忍な戦争の犠牲者の批判だというふりをするのは、実際は、史上最強の帝国を支持することで、起きている実際の動的関係を逆転することになる。
❖
我々全員、今の状況が持続不可能だと知っている。我々がそれを認めるか否かにかかわらず、いくつかのレベルで我々全員それを知っている。それが、世界滅亡後の映画やテレビ番組の受けが非常に良い理由だ。だが人々は、直接それに直面できず、連中は、ばかげたことで自身の注意をそらして、習とプーチンに金切り声を上げているのだ。
_______________
私の記事は完全に読者の支持によるものなので、本記事を良いと思われたら共有し、Facebook、Twitter、Soundcloudあるいは、YouTubeをフォローするか、Ko-fiやPatreonやPaypalのチップ入れにいくらか投げ銭していただきたい。更に多く読みたいとご希望なら、私の本を購入可能だ。私が発表する記事を読めるようにする最善の方法は、私のウェブサイトか、Substackでメーリングリストを購読することで、そうすれば私が掲載する全てのものについて電子メールで通知が行く。人種差別サイト以外、どなたでも無料で、お好きなあらゆる方法で、この記事のどの部分でも(あるいは私が書いた他のあらゆる記事でも)再配布、使用、翻訳されるのを私は無条件に許可している。私が一体誰で、私がどういう立場で、この場で何をしようとしているのかなどについて、より詳細をお知りになりたい場合には、ここをクリック願いたい。全ての記事はアメリカ人の夫ティム・フォーリーとの共同執筆。
ビットコイン寄付:1Ac7PCQXoQoLA9Sh8fhAgiU3PHA2EX5Zm2
気に入っていただけただろうか? Patreonで、ケイトリン・ジョンストン支援のために、1秒時間をかけて頂きたい!
----------
寺島メソッド翻訳NEWS
全面戦争----アメリカ資本主義は戦争中毒だ! ロシアだけでなく労働者に対しても戦争中毒だ!
フィニアン・カニンガム氏によるブルース・K.ギャグノン氏へのインタビュー記事翻訳
Total War… U.S. Capitalism Is Addicted to War… Not Just Against Russia but Against Workers as Well
ウクライナの次は日本なのに。与党が大勝する選挙。
デモクラシータイムス
「ストックホルムの研究所『核兵器が使用されるリスクは冷戦最盛期以来のどの時期よりも高くなった』と発表/IWJピンチです。緊急のご支援を」
« 王毅の太平洋歴訪:後がまに座る中国 | トップページ | 連中は人々が信じこむまで「プーチンによる物価上昇」を繰り返す計画 »
「アメリカ」カテゴリの記事
- 討論は、自分こそ帝国殺人狂だという二人のろくでなしの自慢大会(2024.09.13)
- ハリスとトランプの討論会(2024.09.12)
「アメリカ軍・軍事産業」カテゴリの記事
- ウクライナ - 対ロシア新テロ作戦を推進するCIA/MI-6長官(2024.09.14)
- 討論は、自分こそ帝国殺人狂だという二人のろくでなしの自慢大会(2024.09.13)
「シェール・ガス・石油」カテゴリの記事
- ドイツがアメリカのポチでいることの破滅的代償を示す選挙混乱とフォルクスワーゲンの苦境(2024.09.10)
- 二つのパイプライン物語…ヨーロッパが失い、中国が得たロシアの戦略的ガス(2024.08.27)
- ノルドストリーム2爆破とゼレンスキーの「三人の男と一隻の船」話(2024.08.21)
- 中東でのアメリカ駐留を終わらせる(2024.02.08)
- ハーシュ、ノルドストリーム・パイプラインをアメリカが破壊した動機を説明(2023.09.29)
「Caitlin Johnstone」カテゴリの記事
- 討論は、自分こそ帝国殺人狂だという二人のろくでなしの自慢大会(2024.09.13)
- 虹色の旗による虐殺 対 MAGA(アメリカを再び偉大な国にする)帽子による虐殺(2024.09.12)
- トランプ党対チェイニー党(2024.09.10)
「ウクライナ」カテゴリの記事
- ウクライナ - 対ロシア新テロ作戦を推進するCIA/MI-6長官(2024.09.14)
- ドイツがアメリカのポチでいることの破滅的代償を示す選挙混乱とフォルクスワーゲンの苦境(2024.09.10)
- 超大国として君臨すべく「超兵器」を探し求めるアメリカ(2024.09.11)
- ウクライナ状況報告:ウクライナ軍司令官、クルスク侵攻では戦略が欠如していたとを認める(2024.09.08)
« 王毅の太平洋歴訪:後がまに座る中国 | トップページ | 連中は人々が信じこむまで「プーチンによる物価上昇」を繰り返す計画 »
コメント