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2022年5月 3日 (火)

集団的欧米とは一体何だろう?

2022年4月30日

SakerブログへのBatiushka投稿

 始めに

 BBCやCNNのような欧米国家プロパガンダ代弁者や、連中の諜報機関からふんだんに資金供給され報酬を与えられるジャーナリストは「国際社会」について話すのが好きだ。1990年代に、連中は古い「自由世界」をこの新しい言葉に置き換えた。もちろん、どちらも戯言だ。彼らは、実際何を意味した/しているのだろう?

 自由世界

 1740年の帝国主義者の国歌「ルール・ブリタニア」には「ブリトンの民は断じて奴隷とはならじ」という歌詞がある。それが意味するのは、大量虐殺、海賊行為と奴隷取り引き(例えばデイビッド・キャメロン前首相の先祖は奴隷商人だ)の上で成立した大英帝国支配階級は「断じて奴隷とはならじ」ということだ。グレート・ブリテンとアイルランドを含めて世界の他の国々の奴隷にされた一般庶民は、封建主義下におかれ、囲い込み(=国家によってでなく、オリガルヒによる強制集産化)によって土地を奪われ、産業革命資本主義者の残虐な工場で搾取されるべく送られるか、未来の英語圏で暮らすべく移民を強いられた。同様に、この「自由世界」という言葉は、第一世界の支配階級は、すなわち、終始第三世界を搾取しながら、第二世界(共産圏)を核絶滅で威嚇しながら、彼らに反対した人々(パトリス・ルムンバ、ダグ・ハマーショルド、ジョン・ケネディなど)は誰でも暗殺することも意味した。

 国際社会

 国際社会というのも同様に偽善的表現で、シオニスト英語圏+植民地を指している。言い変えれば、それはアメリカ、イスラエル、イギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドのアングロ-シオニスト・エリート+EU、日本と、おそらく韓国を意味する。後者の非英語諸国は、アメリカ軍と基地に占領された単なるアメリカの臣下、植民地あるいは属国だ。この「国際社会」は(ブリュッセルで、EU本部のほぼ隣に本拠を置く)NATOと呼ばれる軍事組織と、ウォール街とロンドンシティーに強く影響されるG7と呼ばれる経済組織に支配されている。だが、この「社会」は「世界銀行」、IMF(国際通貨基金)などの、隷属的組織と、あるいは、かなりの程度、国連(国際連合)や三極委員会協会やビルダーバーグのようなシンクタンクと協力して動いている。この組織は使用人にはCIAに資金供給されたノーベル賞のような賞で気前良く報いる。だが頭字語が何であれ、それは全く同じ貪欲な徒党だ。

 集団的欧米

 この表現はロシア連邦の、あらゆる敵を指すため、今ロシアで使われている。これらの敵は、世界人口の約15%を占め、「国際社会」つまり、世界の小さいが裕福な少数派と同じだ。ロシアに対する集団的憎悪と嫉妬という現実には何ら新しいものはない。例えば、13世紀に「ドイツ騎士団」と呼ばれるゲルマン民族テロリストの侵入大群も「集団的欧米」山賊の一群だった。だが我々の要点を一層はっきり説明するために、集団的欧米によるロシア領土への、より最近の五つの侵略を見よう。これら侵略は、過去210年に(正確には平均42年毎に一度)行われた。それらは下記の出来事だ。

1812年 ロシア帝国はフランス帝国、オーストリア帝国、イタリア、ナポリ、サクソニー、ババリア、ウェストファリア、ヴュルテンベルク
、プロイセン公国、スペインとデンマーク王国、スイス、ヘッセ大公国、バーグ、バーデン、ワルシャワ公国に侵略された。結果は? 集団的欧米軍勢はモスクワに到達したが、何十万人もの死者を出して撤退しなければならず、1814年には、ロシア軍がパリをナポレオンの専制的権力から解放した。

1853年 ロシア帝国は、オーストリア帝国に支援された、フランス、イギリス、サルジニアとオスマン帝国に侵略された。この戦争は「クリミア戦争」と間違って呼ばれたが、クリミア半島を通ってのロシア侵略、日本海からのイギリスによるシベリア侵略未遂と、ロシア修道院に対する白海からのイギリス海軍砲撃を含んでいた。それは1856年まで続いた。イギリスが、10年前に、イギリス人エンジニアが建設したセバストポリのロシア埠頭を爆破して終わった。この「成果」のため、フランスとイギリスの帝国主義の結果、500,000人が主に病気で死亡した。もう一つの結果、1867年にロシアはアラスカを敵イギリスのカナダではなく当時友好的なアメリカに売った。

1914年 ロシア帝国は、ドイツ、オーストリアハンガリー、オスマン帝国とドイツの傀儡ブルガリア小国に侵略された。大変な苦難の後、敵は、ロシア領土ではなく、ようやく、ポーランドとリトアニアまで進んだ。ロシア帝国軍は、二倍の敵の兵隊と対面しながら、西部戦線で、フランスとドイツより損害は少なく、1917年夏には完全勝利に向かっていた。だが、1917年早々、ロシア帝国はイギリスが画策し、裏切り者ロシア上流階級(すなわち、現代語のオリガルヒ)、将官、政治家、ジャーナリストと弁護士の第五列が実行したクーデターによって打倒された。その後、何が起きたか我々は知っている。

1941年 ソ連はファシスト・ドイツ、ルーマニア、フィンランド、イタリア、ハンガリー、スロバキア軍に侵略されたが、これらはフランス、ベルギーやノルウェーを含め、非常に多くの西側諸国からのナチ軍派遣隊に支えられていた。結果? ソ連の人々を皆殺しにすべき野生動物のように扱ったナチによる2700万人のソ連国民の大虐殺にもかかわらず、1945年、ソ連軍が自殺したヒットラーのぞっとするような焦げた遺体を発見して、ベルリンを解放した。

2022年 アメリカが指揮する30カ国が構成するNATO(北米テロ組織)に訓練され、装備され、解ナチ軍隊に占拠さ、攻撃され、脅かされていた(最近、東部と中央ウクライナとして知られている)いにしえのロシアの土地は解放されつつある。彼らはウクライナに対するロシアの戦争ではなく、ウクライナに対するNATO代理戦争で戦っているロシア軍によって解放されつつある。

 集団的欧米?この概念には、何ら新しいものはない。

 結論:警告の言葉

 2700万人の死者? 皆様が脳死状態でない限り、どうかウクライナ解放のロシア特別作戦に介入するため欧州委員会のウルスラフォン・デア・ライエン委員長を送らないで欲しい。彼女の祖父は志願兵としてドイツ国防軍で曹長になり、ソ連戦線でレジスタンス集団を追い詰め捕まえた部隊を率い、ウクライナの首都キエフ占領に参加し、33,000人以上のユダヤ人が冷酷に銃殺された野蛮な1941年9月のバビヤール大虐殺に参加したナチだった。

 どうかウクライナ解放のロシア特別作戦に介入するため、カナダ副大統領クリスティア・フリーランドを送らないで欲しい。彼女の祖父は、戦後、戦争犯罪のかどでポーランド当局に手配されたウクライナ・ナチ、ミハイロ・ホミアクだ。

 我々の警告の言葉は、V.V.プーチンを彼らの一人だと思っている他の全てのナチとファシストに対するものだ。彼はそうではない。彼は反ファシストで、彼の祖父はフランス人だった。一世紀前のニコライ2世皇帝と同様、V.V.プーチンは、社会正義を支持して、欧米を動かしており、現在そこから最後のオリガルヒが追放されつつあるロシア世界をも動かそうとしたアングロ-シオニスト上流階級/オリガルヒに反対しているのだ。

記事原文のurl:https://thesaker.is/what-is-the-collective-west/

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 東京新聞朝刊「考える広場」憲法特集記事を真面目に読んだ。考えてみれば憲法記念日。

 百々峰だより

ウクライナ問題の正体――アメリカとの情報戦に打ち克つために、その12

 耕助のブログ 何と同じ記事の翻訳が掲載されている。

No. 1445 ポール・クレイグ・ロバーツは大量殺戮が好きなのだろうか?

 大本営広報部を見なくとも、「終末」を思わせる話題から逃げられない。

 今朝の孫崎享氏のメルマガ題名

日本社会は次第に危険な方向に流れてる。産経「立民・福山氏、街頭で襲われる」危険なことは、共鳴する人が増える土壌があることだ。2NNで見たが酷い。・殴った男にも正義があったのではないだろうか?・ナメた面してるからムカついたんだろ?・死ねば良いのに。

 日刊IWJガイド

「ウクライナ情勢の裏で進む憲法改正準備! 衆院憲法審ではCM規制、運動資金規制を置き去りにしたまま、新たな国民投票法改正案が審議入り!!」

 @niftyニュース (読売世論調査)

憲法改正「賛成」が増え60%

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コメント

 地球の人々すべての平均値をとるならば、国際社会などというのは、米英だけに都合のいい、インチキな概念だということが、すぐに理解できます。
 本当の国際社会は、特権的資本主義経済に搾取されている、何10億人もの人々です。

 さて、それはそうとして、市民派の政治家が街頭で襲われるとは、日本は酷い国です。
 日本も、いよいよ、本格的な後進国になってきたということです。
 貧困層が増えれば、政治的な不安定化が進みます。
 現在の日本の貧困化が、米英の策略によるものなのかは微妙ですが、行き過ぎた自由経済が、かえって国を貧乏にしていることは確かです。

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