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2022年4月 9日 (土)

ロシアに関し、文字通り国民にウソをついていると認めるアメリカ当局

2022年4月7日
ケイトリン・ジョンストン

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 「過去と決別し、諜報情報が確固たるものでない時でさえ、ロシアとの情報戦争を行うため、アメリカは諜報情報を使っている」という、おどけた題名で、NBCニュースは複数の匿名アメリカ当局者を引用して新たな報道をした。

 当局者は、プーチンに対する情報戦争を行うため、バイデン政権は、ロシアのウクライナ計画に関する「信頼度が低い」あるいは「確かな証拠より分析に基づく」、あるいは、ただのウソでさえある「諜報情報」を、どんどん押し出していると言う。

 この目的のため、差し迫った化学兵器攻撃や、侵略を正当化するため、ドンバスで虚旗攻撃を行うロシアの計画や、プーチンの補佐官たちが彼に誤った情報を伝えていることや、ロシアが中国に武器供給を求めていることについて、アメリカ政府は意図的にウソや証拠が貧弱な主張を広めていると報道は言う。

 

 抜粋、強調は筆者による

 世界で大見出しになったのは注目度抜群の主張だった。アメリカ当局者はロシアがウクライナで化学兵器を使う準備をしているかもしれないのを示唆する兆候があると言った。

 後にジョー・バイデン大統領は、公式にそう言った。だが今週アメリカ当局者三人がNBCニュースに、ロシアがウクライナ付近に化学兵器を持って来たいかなる証拠もないと言った。アメリカがロシアが禁止軍需品を使うのを阻止するため、この情報を発表したと彼らは言った。

 それは、バイデン政権が、ロシアに対する情報戦争の一環として機密指定を解除された諜報情報を利用することで、前例を破る最近の例の一つだ。政権は諜報情報が絶対確実でない時でさえ、バランスからロシアのウラジーミル・プーチン大統領の平静を失なわせるため、そうしたと当局者は述べた。

 だから連中はウソをついたのだ。連中は高貴な理由でウソをついたと考えているかもしれないが、彼らはウソをついたのだ。連中は、そうと知りながら、彼らが本当だと信じるべき理由がない情報を広め、そのウソは欧米世界で、あらゆる最も影響力を持つメディアに拡声されたのだ。

 「情報戦争」の一環としてウソの物語を発表するバイデン政権のもう一つの例。

 同様に、ロシアが軍事支援の可能性を求めて中国に目を向けたという主張は、確かな証拠に欠けていたと、あるヨーロッパ当局者と、二人のアメリカ当局者が言った。

 米国当局者たちは、中国がロシアへの武器提供を考えている兆しはないと言った。バイデン政権は、そうしないように中国への警告として、それを出したと彼らは言った。

 補佐官たちが彼に真実を話すのを恐れているため、プーチンは補佐官たちに誤導されているという帝国の先週の主張に関し、NBCはこの評価は「確かな証拠より、分析に基づくもので、決定的ではなかった」と報じている。

 それが無批判でニューヨーク・タイムズによりニュース速報の姿に変装させられて発表された時、私は実際このばかばかしいCIA報道発表をからかった

 

 二月に、国務省報道官ネッド・プライスが、アレックス・ジョーンズのものまねをして、ロシアが、侵略を正当化するため、クライシス・アクターを使った「偽旗作戦」ビデオを発表しようとしていたと主張する愉快な話もあった

 

 NBC報道が論じた他のアメリカ政府のウソはそれほど洒落ていなかった。

 もう一つの暴露でアメリカ当局者がミグ戦闘機をウクライナに提供しない理由の一つは諜報情報が、ロシアが、この動きをエスカレーションと見なすと示した為だと言った。

 それは本当だったが、それはバイデン政権が供給しているスティンガー・ミサイルにもあてはまると、二人のアメリカ当局者が言い、政権がウクライナに、それらを供給しないという議論を強化するため、ミグ情報を機密指定から外したと付け加えた。

 だからバイデン政権は、核保有超大国によって挑発的エスカレーションと見なされるだろう武器をウクライナに送っているのを知っているのに、とにかく、それらを送り、次にそれについてウソをついたのだ。すごい、すごい、すごい。

 このNBC報道は、我々が何カ月間も聞いていたうわさを裏付ける。プロの戦争屋マックス・ブートが、二月に外交問題評議会CFRシンクタンクで、バイデン政権が、真実は語らずに、プーチンの決定に影響を与えるよう設計された諜報情報を公表する「新時代の情報作戦」を開始すると伝えていた。バイデン政権の「諜報情報」公表は実際の諜報情報というより一般的な雰囲気に基づいており、知らせるというより、操作するよう意図されていると2月元MI6長官ジョン・サワーズが、大西洋協議会シンクタンクで述べた

 

 そして皆様が不思議に思っておられる場合に備えて申し上げる。いや、NBCは報道の自由の助けを借りて権力者連中のウソを勇敢に暴露するアメリカ政府内の内部告発者による主要な漏洩を発表したのではない。記事の筆者の一人は、2014年、LAタイムズで書きながら、文字通りCIA要員として働いていたことを暴露されたケン・ディラニアンだ。もし皆様が筆者名入り記事でディラニアンの名を見たら、皆様は、まさに確実にアメリカ帝国マネージャーが、読んで欲しいと望んでいるもの読んでいるのかもしれない。

 すると彼らはなぜ今この全てを我々に話しているのだろう? アメリカ政府は、最も注目を集める国際紛争に関し、絶えずウソをついているのを認めることで国民の信頼を失うのを心配しないのだろうか? そしてもしこれが、NBCの情報源が主張している通り「プーチンの頭の中に入る」よう設計された「情報戦争」なら、主流報道機関を通して公然とそれを報じるのは完全に逆効果ではないだろうか?

 まあ、それら質問への答えは、実に身の毛がよだつような部分だ。私は、この問題に関し、皆様のフィードバックや理論を歓迎するが、私の知る限りでは、アメリカ政府が、この話を国民に発表する唯一の理由は、彼らが一般大衆が、それについて知っていて欲しいと思うからだろうと思う。そして彼らが、国民に、それについて知っておいてもらいたいと思っている理由で、私が考えつける唯一もっともらしいものは、国民がウソをつかれることに同意すると、連中が確信していることだ。

 私が言おうとしていることを、より良く理解頂くには、ディラニアンとNBC司会者アリソン・モーリスが、バイデン政権が、これらの心理戦術をプーチンの心を乱すために使っていることが、どれほど才知に長けていて、素晴らしいかについて熱中している、この報道のテレビ版を見るのが役に立つ。

 この部分を見て、洗脳されたNBC視聴者が受けとるだろうメッセージは「これは素晴らしい。我々の大統領は、プーチンを負かす、これら全てのクールな3Dチェスの手をうまくやり通していて、しかも我々はその一部なのだ!」

 インターネット検閲や、プロパガンダ、シリコンバレー・アルゴリズム操作や、ジャーナリスト迫害を当たり前のことにして、アメリカ帝国が、世界の覇権支配を強化するため、言説支配をてこ入れしようと努力しているのは長年明白だ。我々は今や、大衆自身の為にも、ウソをつかれるよう、大衆の同意を公然とでっち上げ始めた帝国言説支配段階にいるのかもしれない。

 ジュリアン・アサンジ中傷工作が、自分たちから暗い秘密を隠す政府の権利を弁護するよう主流リベラル派を訓練したのと全く同様、我々は、今や主流リベラル派が、彼らにウソをつく政府の権利を弁護するように訓練される言説支配の進展段階を見ているのかもしれない。

 一極覇権を確保する必死の試みで、アメリカは、ロシアと中国に対する冷戦攻撃を強化しており、伝統的に核武装した敵に対して、より公然の方法で攻撃する能力がないため、心理戦が、冷戦策術において重要な役割を演じている。だから今は、確かにアメリカの二大主流政治的分派「思索家」が政府の心理戦操作の狂信的応援団になる頃合いなのだろう。

 主流リベラル派が、このNBC報告について言っているのを、インターネットでざっと見てみると、これが本当に起きていることがわかる。戦略的利益のために、世界最強力の政府が、大衆にウソをつくため、世界最強力なメディア機関使うことにたいする広範囲な受容がリベラルなサークルにあるように思える。もしこれが受け入れられ続ければ、帝国経営者連中にとって、今後進めるのが大いに楽になるだろう。
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記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com/2022/04/07/us-officials-admit-theyre-literally-just-lying-to-the-public-about-russia/

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