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2022年4月20日 (水)

ウクライナは依然負けているが、彼らの計画は一体何だろう?

2022年4月18日
Moon of Alabama

 ロシア軍とドンバス軍は、ファシスト・アゾフ大隊の多くを含め推定4,000人に占拠されている巨大冶金コンビナート、アゾフスタル製鉄所以外のマリウポリ市を解放した。

 日曜ロシアは前線を通過する回廊を開き、それら勢力に降伏を要求した。だがゼレンスキー政権が彼らに留まり、他の場所で使われかねないロシア軍をとどめるよう命じた。

 ロシアはマリウポリのウクライナ人戦士に、日曜朝まで武器を放棄する時間を与え、さもなくば「排除する」とした。日曜、プラントにいる部隊は期限を無視し、ウクライナ当局者は彼らは降伏しないと述べた。ウクライナ軍によれば、これに対し、ミサイルと爆弾が都市に命中し、新たな攻撃がプラント付近で起きて、ロシア攻撃は激化した。
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 日曜、ウクライナ当局者が、マリウポリの戦いは終わっていないと述べた。二カ月間、ロシア軍と、他の場所で大いに必要とされる資源とを束縛している。

 アゾフスタル製鉄所コンビナートは2x2マイルの工業区域だ。比較的小部隊で包囲、支配できる。区域内の連中は、もはや重火器砲弾はなく、多分他の補給も乏しい。ロシア軍は空き地で動くものを見て爆弾投下することができ、じっとして敵が断念するまで待つことが可能だ。

 アゾフスタル製鉄所を死守しても、ウクライナ軍を包囲し、破壊するロシア作戦のドンバス戦線第二段階を大幅に延期するとは私は思わない。

 東部で、ウクライナ軍に対して、ロシア軍は二つ強い利点がある。一つは、もちろん航空優位だ。もう一つは、必要なだけの重火器弾薬や燃料や食料を部隊に送るのを可能にする途切れることがない兵站線だ。

 燃料なしでウクライナ軍は動くことができず、特に大量の重火器砲弾の絶えざる供給なしでは、それを大量に使用するロシア砲兵隊に対処できない。

 これは元ウクライナ陣地の、この状況の衝撃的結果を示している。


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 ウクライナの弾薬と燃料供給のほぼ全てが爆撃され破壊された。西国境を通って少しずつ流れこむものは東部活動領域に届けるのが困難で、積極的に戦い活動する軍を補充するのに十分ではない。

 4月16日、ロシアは「欧米」兵器をオデッサに輸送していたウクライナ軍輸送機を撃墜した。今日ロシアはリヴィウ付近で「欧米」武器がウクライナに国境を越えて入る、もう一つの弾薬庫を破壊した。多少の燃料がモルドバから列車で依然ウクライナに届くと報じられている。だがそれは十分からほど遠い。

 ここに燃料の状況に関する、一週間前の報告がある。

 A-95コンサルティング・グループ理事長セルゲイ・クユンによると、戦争開始以来、ウクライナのガソリンスタンドの数は3倍減少し、私的燃料消費量も、ほぼ同じ量減った。

 月曜リヴィウ・メディアセンターでの非公開要旨説明で「我々の推計によれば、ガソリンスタンドの合計3分の1が稼働している、これは約2,500箇所で、戦争前には7,500あった。もちろん主な理由は燃料の欠如だ。消費量は戦前レベルと比較し三倍減少した」と彼は言った。

 同時に、クユンは、トレーダやネットワーク所有者が主に地域センター、あるいは主要道路にある彼らの戦略的で最も強力な施設を稼働するよう強いられているが、他方中心的ではない給油所は、多くの消費者がいるが、稼働停止を強いられていると指摘した。

 彼によれば、燃料欠乏はロシア侵略者によるミサイル攻撃の結果、クレメンチュグ製油所の閉鎖後特に悪化した。
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 4月2日、ロシア侵略者は砲撃でクレメンチュグ製油所インフラを破壊し、機能が停止した。

 毎日ウクライナ軍と軍事産業に与えられる損害は莫大だ。ロシア国防省のブリーフィングを読むと、大体の感覚が得られる。今朝のブリーフィングから(サイトへのアクセスが容易でない場合があるので、ここに全部掲載する)。

 ロシア連邦軍はウクライナで特別軍事行動を続けている。

 空中発射高精度ミサイルが、一晩でウクライナ軍施設16箇所を破壊した。

 それらは:敵指令本部 五カ所、燃料貯蔵所 一カ所、バルヴェンコヴォ、フリャイポリエ、カミシェヴァハ、ゼレノポリエ、ヴェリコミハイロフカとニコラエフに集中していた軍要員と装置、弾薬庫 三カ所。

 戦術航空作戦で、108箇所のウクライナの人的資源と軍装備品の集積地を攻撃した。

 加えて、ウクライナ無人機一機がブッダ付近で空対空ミサイルで撃墜された。

 陸軍航空隊が、パシコヴォ、ヴェセロエとイリチェフカ付近で、8輌の戦車と他の装甲戦闘車と敵要員を破壊した。

 ミサイル部隊が陸上発射の最高精度イスカンデール・ミサイルで攻撃した。ポパスナ、ヤムピリとクラマトルシク付近で、四カ所の武器貯蔵所とウクライナ軍装備品を破壊し、3つの敵要員集積地を破壊した。

 ロシア砲兵部隊が一晩でウクライナの施設315箇所を攻撃した。

 司令本部 18、砲兵隊 22、敵防衛拠点 275 敵の要員集積地と、OSA-AKM対空ミサイル・システム一機が攻撃された。

 ロシア航空防衛システムが、空中でウクライナ戦闘機を三機撃墜した。イジューム付近で ミグ29戦闘機 二機、アウディーイウカ付近で Su-25 一機。

 11機のウクライナ無人機がクリモヴォ、ネヴェリスコエ、ノヴォトロイツコエ、イジューム、パンテレイモノフカ、スラトコヴォドノエとヤースナエ付近の空中で撃墜された。チョルノバイフカで、ウクライナの複数ロケット発射筒により発射された10発の大口径ロケットが途中で迎撃された。

 全部で、航空機 139機、無人機 483機、対空ミサイルシステム 250機、戦車と他の装甲戦闘車 2,326輌、複数ロケット発射システム 254、野戦砲と迫撃砲 1,004、ウクライナ軍特別軍用車両 2,184輌が作戦中に破壊された。

 これが毎日一カ月以上続いている。上記数値の精度は多少不確実だが、私は大きく誇張されているとは思わない。昨日特別激しい戦いはなく、一日だけで破壊された装置は、アメリカが送ると約束したもの全部より既に多い。

 それは、国東部におけるウクライナ軍の破壊と敗北がほぼ確実なことを意味する。

 すると、キーウ政府とワシントンDC大君主の戦略は一体何だろう? ウクライナはなぜ諦めないのか? なぜロシア側と交渉し続けないのか?

 彼らの毎日の大げさな「ロシアが負けている」プロパガンダが、大規模NATO介入のための十分な政治的な勢いを引き起こすのが彼らの願いなのだろうか?

 それはNATO軍にとって大惨事で終わるだろう。

 ロシアは明らかにそれに対する用意を調えている。これまでのところ軍隊の大部分を使わずにいる。ロシアは36のイスカンデール・ミサイル発射装置と144機の発射準備ができているミサイルを持った、少なくとも12の戦術ミサイル旅団を持っている。それらのうち、わずか3旅団と、プラス他の2旅団の3分の1しか、これまで投入されていない

 3旅団、合計36のイスカンデール発射装置(それぞれ2機のミサイル+発射装置毎に2機の再補給ミサイル)がウクライナでの戦争強化の一環としてベラルーシに配備された。2つの追加旅団(12の発射装置)がロシアの南部軍管区に配備され、ロシア国境近くのベルゴロド地域で前進した。そして、ウクライナの南、クラスノダール地域にも。

 ロシア空軍の大部分も、同様に、とってある。

 3月24日国防総省は、ロシアが高精度弾薬を使い果たしつつあると主張した。だが、もしロシア国防省報告が正しければ、少なくとも16機の高精度ミサイルと、7機のイスカンデールが昨日使われた。私には「供給限定」とは思えない。

 他の問題:

 土曜日以来、ハリコフから報じていたゴンザロ・リラには、もはや連絡がつかない。彼はウクライナのゲシュタポのようなSBUに捕らえられたか殺害されたように思われる。悲しいことに私はそれを予想していた。敵がインターネットを支配する地域でYouTubeライブを数時間するのは、さほど賢明とはいえない。

 破損したロシア巡洋艦モスクワの写真が今日公開された。


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 ロシア巡洋艦は先週破損し沈没した。船は傾いており、喫水線下に追加損傷があるはずだ。画像では、近接防空システム二基2と、その弾薬庫がある船体中央部左舷に火が見える。船上クレーンはその区域のすぐ上にある。船首の大型空対地ミサイルと甲板後部のS-300航空防衛発射装置は破損していないように思われる。左舷の救命ボートは本来ある場所になく、使用されたに違いない。それは船が沈没する前に、おそらくかなりの乗員が生きて船から脱出したことを意味する。

 画像では何が起きたかわからない。ロシアが最初に主張した通り偶然の弾薬爆発だったのか、ウクライナが主張しているように、船はウクライナ(かイギリスの?)空対地ミサイルに被弾したのだろうか?それを知るには我々は今後の報道を待たねばなるまい。

記事原文のurl:https://www.moonofalabama.org/2022/04/the-ukraine-is-still-losing-so-what-is-its-plan.html#more

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 大本営広報部、基礎の基礎の不都合な真実を隠蔽したまま。

 植草一秀の『知られざる真実』

2014/2/22マイダンの真実

 昨日たまたま「イースター島の謎」の番組を見た。イースターの夜オランダ人が発見したのが名前の由来だという。

国連が"イースター停戦"要請

 スペイン在住のクリスタル・スペインという方のyoutubeをご紹介頂いた。

 Gonzalo Lira氏は英語でYouTubeで報告されていたが、こちらは東部に入った方がスペイン語で現状報告されているのを、日本語で解説されるもの。

ウクライナ問題の総括 1分世界ニュースの今週のまとめ 13分 (3/2)
https://www.youtube.com/watch?v=Xa8XOTR66J4

ウクライナに侵入 現地ルポ ルーベン•ジスベルト(4/1) 12分
https://www.youtube.com/watch?v=rzEOXG9zld4

ルーベン•ジスベルト現地ルポ マリウポリからライブ速訳 (04/05) 1時間27分
https://www.youtube.com/watch?v=kxH-fTHHTO8

 日刊IWJガイド

「戦争を拡大しようとしているのは米国! 武器供与と訓練について、米報道『米軍とウクライナ軍の接触の発表に消極的だった米国から一転』」

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コメント

 アメリカ合衆国の軍産複合体は、その膨大な予算を維持するため、絶えず敵を作り続け、戦争をする必要があるのです。
 それが、アメリカ、イギリス帝国の言う、自由と民主主義の正体です。
 今回の戦争でも、複雑な民族問題を抱え、極右のネオナチが地域住民を殺害するような地域は、まさに、米英が大喜びで武器を提供することになりました。
 軍需産業の本拠地は戦場からは遠いので、紛争の直接の爆撃は受けずに、武器だけ販売して、大儲け。
 軍需産業の金儲けのために、一般市民が犠牲になる。
 それこそが、米英の民主主義の本質。


 

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