ウクライナのナチをごまかすBritishイギリスBullshitでたらめ企業Corporation
Finian Cunningham
2022年3月30日
Strategic Culture Foundation
BBCのオーウェル風現実が、同社を世界で「最も壊れた」プロパガンダ・メディアにしているとFinian Cunninghamが書いている。
BBCによれば、ウクライナにナチは存在せず、アゾフ大隊は優秀な戦士に過ぎず、政権を非ナチ化するというロシアの主張は侵略を正当化するための身勝手なでっち上げだ。
世界で「最も信頼できる」ニュース銘柄の一つとして自身を売り込む英国放送協会BBCの自信を、陰険な意味で称賛しなければならない。ロシア・ニュース・メディアを「国有」「クレムリン・プロパガンダ機関」を中傷しあざ笑っているが、BBC自身100パーセント国有で、イギリス政府とNATOのプロパガンダの狙いに完全に同調している。このプロパガンダには独立ニュース情報だという横柄な主張の、わい曲とでっち上げが含まれる。
プロパガンダというのはロシア人がすることだ。だがBritishイギリスBullshitでたらめ企業Corporationがすることではない。とんでもない。そんなことがあってたまるか。フェアプレー、客観的、クリケット、くじけない、こちらロンドン、我々は海岸で戦う、等々、全て自称優しい帝国の自画自賛形容辞。
最近の放送で、BBCの実に独りよがりのロス・アトキンスは、視聴者に、ウクライナにはナチがいないと図々しく請け合った。それは、ウクライナへの軍事介入の口実に、クレムリンがでっち上げた神話だと彼は言った。アゾフ大隊には取るに足らない多少の極右メンバーがいるとアトキンスは軽視した。2014年に始まったロシア侵略から、ウクライナを守るため、アゾフ大隊が組織されたとも彼は主張した。2014年のキエフ・クーデターのBBCによるわい曲は驚異的だ。
ウクライナ軍内のアゾフや他のナチ連隊連中のBBCによるあからさまな拒絶は、十分裏付けられた事実に対する衝撃的な対照だ。ステパーン・バンデーラや他のウクライナ人SS協力者連中を讃える松明行列やナチの旗の画像、ナチ式敬礼や、ナチ記章の画像は豊富だ。アンドレイ・ビレツキーやオレナ・セメニャカ等のアゾフ指導者は第三帝国に公然と敬意を払っている。
ウクライナの ボロディミル・ゼレンスキー大統領はユダヤ人で、ホロコーストで亡くなった親類がいるとされている。だが彼はナチ旅団のいいなりだ。政権のユダヤ人の顔として彼の広報上の価値は大きな資産だ(CIA、MI6に感謝!)。だが、それはウクライナ軍が、2014年以来、8年間、南東部のロシア語話者ウクライナ人に対しテロ戦争を行ったファシスト軍だという事実を変えない。2月24日、ロシア介入によって止められるまで、14,000を殺害しているのだ。
イギリス国防省が、他のNATO諸国とともに、彼らの戦士を訓練し、武装させる際、BBCがアゾフを報道しているのは少しも不思議ではない。
同じBBC放送で、ロシア軍がマリウーポリ産科病院とマリウーポリ劇場を爆撃し、民間人の死をもたらしたとアトキンスは視聴者に言った。証拠なし、死体画像なし。結局「これがBBCだ」から信じて欲しいというだけだ。
BBCは、アゾフとナチについての拒否のみならず、実際連中のウソ・プロパガンダ推進までしている。BBCは極右政治とつながるウクライナ人ジャーナリストを雇用し、彼らに頼っているためだ。
ロシアを中傷するため、アゾフ戦士がウクライナ政権へのNATO支援を強化するよう仕組んだ偽旗作戦で病院と劇場両方を爆撃したとマリウーポリから逃げた民間人が独立報道機関に証言した。
ここでBBCがしていることに、CNN、NBCや他のアメリカ・メディアも同調している。それは彼らが、シリアで彼らが一般人を爆撃したと言って、シリアと同盟国ロシアの軍を非難した報道の再現だ。現実は、町やアレッポのような都市は、偽旗残虐行為を実行した欧米に支援された傭兵や白いヘルメット連中のプロパガンダ屋に包囲されていたのだ。現実には、一般人がテロ政治から解放されていたのに、BBCは視聴者に、シリアとロシアの軍は一般人を殺害していたと言ったのだ。ウクライナで、BBC、CNNなどが、ごまかし、売り込んでいるアゾフや他のナチ連中によって、同じことが起きているのだ。
自問願いたい。BBCはなぜ、もうシリアから報道しないのだろう?シリアとロシアの軍が町や市を解放していた時の一般人に対する戦争犯罪についてのあらゆるヒステリックな主張は一体どうなったのだろう? BBCはなぜ彼らが、解放されたことについて、どう感じているか見るため、シリア一般人インタビューを継続しなかったのだろう?同じBBC「ジャーナリスト」はウクライナでイギリス政府とNATOのため次のプロパガンダ戦争を紡ぎ出すのに余りに多忙だ。
親しみを込めて知られている通り、今年は「BBC」百周年だ。それはプロパガンダ事業としてイギリス政府に設立された。以前の名前には「大英帝国サービス」というのもある。最近まで、職員はイギリスの国家諜報機関MI5に調査されていた。彼らは、まだ密かに、ただ今は一層極秘に行われているのは確実だ。法律により、全てのイギリス家庭はBBC資金調達を支持するためTV視聴料(年間159ポンド 訳25000円)支払わなければならない。支払い損ねると、刑事訴追や拘留さえされる。
BBCのオーウェル風現実は、それを世界で「最も壊れた」プロパガンダ・メディアにしている。だが、それでこそ、BBCは実にオーウェル的なのだ。世界中の多くの人々にとって、BBCは依然健全なイメージを維持している。最近の主役として、ウクライナのナチをごまかしている時でさえ。
Finian Cunninghamは主要報道機関の元編集者・記者。国際問題について多く書いており、記事は複数言語で刊行されている。
個々の寄稿者の意見は必ずしもStrategic Culture Foundationのものを意味しない。
----------
『世に倦む日日』で、詳しい記事を拝読。
エイプリルフールではない。下記記事へのアクセス皆無になっている不思議。内容が間違っているなら、反論すればよいはずだ。論破できない事実は消し去るのが宗主国政府と、太鼓持ちマスコミの常用手段。
« これは代理戦争だ:言説のマトリックスの端からのメモ | トップページ | ヒラリー・クリントン国務省元報道官が私の資金源を調査するよう呼びかけた »
「マスコミ」カテゴリの記事
- プロパガンダを管理するため存在している欧米ニュース・メディア(2023.05.23)
- スラヴァ(栄光)? いや栄光どころでなく、恥を知れウクライナ!(2023.05.17)
- 世界報道自由デーにアメリカの対アサンジ偽善で問い詰められた複数のアメリカ当局者(2023.05.11)
- 全てが偽物で愚かなため、今やアトランティック誌表紙イラストを描くボノ(2023.05.09)
- タッカー・カールソンとたもとを分かったフォックス・ニュース(2023.04.25)
「NATO」カテゴリの記事
- 政権転覆活動家ラマン・プロタセヴィッチと彼のライアンエアー・ミンスク飛行事件落着(2023.05.28)
- ウクライナへのF-16供与(2023.05.27)
- 日本と韓国を中国と戦争させたいと望んでいるアメリカ(2023.05.26)
- 広島原爆の記憶を冒涜するG7戦争挑発サミット(2023.05.21)
「ロシア」カテゴリの記事
- ウクライナへのF-16供与(2023.05.27)
- バイデン、F-16とクリミアを攻撃するアメリカ兵器のウクライナ供与を承認(2023.05.25)
- バフムート陥落-アルチョモフスク解放(2023.05.21)
- 広島原爆の記憶を冒涜するG7戦争挑発サミット(2023.05.21)
- ウクライナ状況報告:フメリニツキーでの爆発-バフムート待避-長距離ミサイル(2023.05.18)
「Finian Cunningham」カテゴリの記事
- ヨーロッパの「戦略的自立」に関するマクロンの思いは空騒ぎだがアメリカの不安は明白(2023.04.22)
- グレン・ディーセン:一年のウクライナ戦争がなぜアメリカ覇権とNATO同盟の破滅を意味するのか(2023.03.03)
- スコット・リッター:私は売国奴ではない、ウソをつく政治家連中とアメリカ政府こそ本当の売国奴(2023.02.26)
- スコット・リッター:NATOは世界にとっての自殺薬。ロシア勝利を祈る(2023.01.28)
「ウクライナ」カテゴリの記事
- ウクライナへのF-16供与(2023.05.27)
- バイデン、F-16とクリミアを攻撃するアメリカ兵器のウクライナ供与を承認(2023.05.25)
- バフムート陥落-アルチョモフスク解放(2023.05.21)
- 広島原爆の記憶を冒涜するG7戦争挑発サミット(2023.05.21)
「イギリス」カテゴリの記事
- バフムート陥落-アルチョモフスク解放(2023.05.21)
- 広島原爆の記憶を冒涜するG7戦争挑発サミット(2023.05.21)
- ウクライナ状況報告:フメリニツキーでの爆発-バフムート待避-長距離ミサイル(2023.05.18)
- イラクに対するイギリスの火遊びは罰を免れている(2023.04.19)
- ウクライナ状況報告:漏洩した要旨説明、道路確保、分割訓練(2023.04.13)
« これは代理戦争だ:言説のマトリックスの端からのメモ | トップページ | ヒラリー・クリントン国務省元報道官が私の資金源を調査するよう呼びかけた »
コメント