人類に対する戦争
イーモン・マッキニー
2022年3月5日
Strategic Culture Foundation
帝国は自国民のことを気にかけないのと同様、ウクライナ人のことを気にかけない。人類に対する支配を維持するのが狙いだ。
ウクライナの現状は、またしても、ウソつき欧米メディアに活力を与え、連中を反ロシア狂乱にした。これまで二年間、グローバリスト一派のため、メディアは熱狂的に大量殺戮Covid言説を推進していた。Covid前にあった何であれ疑わしい連中の信頼感も、彼らの容赦ないウソで破壊された。驚くべき自己認識の欠如で、連中は、その実態である非道で無分別な売文業らしく反ロシア言説を推進している。事実も状況も無視して、この敵意を正当化するため、連中は窮地に立たされた住民に容赦なく戦争プロパガンダを推進している。
メディアに対する未曾有の不信にもかかわらず、プロパガンダが機能する残念な現実がある。反ロシア感情が欧米中で高まっている。我々は、欧米政府と、メディアの連中のお追従速記者が狂ったような反中国言説を発する同じ現象を目にしている。メッセージは明確で、あなたが英米帝国の言いなりになる傀儡でない限り、明らかにあなたは邪悪で、破壊されければならないのだ。
真実はもちろん、より深く、グローバリストが行っている本物の戦争は、地球上の、あらゆる国の国民に対するものだ。Covid残虐行為が急速に暴露されるにつれ、人々の抑制は、新世界秩序ダボス陰謀団にとって唯一の選択肢だ。常にそうだったのだが、国外での戦争は、国内で圧制的権力行使をする最良の口実だ。アメリカやカナダ、オーストラリアとヨーロッパの大部分の欧米新自由主義政府は、権力から排除されるわけには行かないのだ。自分達に大量殺戮Covidウソを押しつけた連中に対し、人々の全面的な怒りが解き放たれるだろう。トルドーやマクロンや他の連中は、この残虐行為での中枢的役割に対し(何らかの形で)責任を問われるだろう。彼らはそれが起きるのを許すわけには行かない、彼らは失うには余りに多くを持っているのだ。
ウクライナでの悲劇的な不必要な紛争は「グレート・リセット戦争」と見なすことができる。メディアの狙い上、ロシアに標的を定めてはいるが、本当の目的は自国民の更なる支配だ。欧米新自由主義の狙いは、社会的、道徳的、経済的、全ての領域で失敗している。陰謀団はかつて彼らが支配していた繁栄する自由社会を破壊した。彼らが世界に対して計画したディストピアの未来は誰にとっても明らかだ。それはカナダやオーストラリア、ニュージーランド、ヨーロッパ中で現れている。それは皆を警戒させる先行きだ。
「グレート・リセット」は世界を混乱に陥れたのと同じグローバリスト連中が、今回の避けられない崩壊後も、依然権力掌握を確保するための陰謀団の手口だ。環境重視の取り組みと第四次産業革命は、世界を脱工業化して、ロシアや中国のような成功した産業上の競争相手を破壊するのが狙いだ。驚くことはないが、ロシアや中国は、インドやイランと共に、この陰険な計画に賛成していない。彼らは孤立しておらず、アフリカ、南アメリカやアジアの多くの国々も益々ロシア/中国路線に引き寄せられている。帝国に不信感を抱き、腹を立てるのも無理はない。陰謀団は弱く、衰えつつあり、新世界秩序とグレート・リセットに対して手ごわい障害となる強力な敵を作った。これが他の国々を帝国の計画に抵抗するよう鼓舞すると予想願いたい。
帝国は自国民のことを気にかけないのと同様、ウクライナ人のことを気にかけない。人類に対する支配を維持するのが狙いだ。プーチン大統領は本質的にウクライナと戦っているのではなく、彼は新世界秩序と戦っているのだ。それは皆の戦いだ。彼らが更なる圧制的な権力行使の無理強いを正当化できるよう欧米がしかけている戦いは、欧米の人々の心をとらえるためのものだ。最近まで、絶えざるウソと攻撃にもかかわらず、プーチン大統領は平和と外交を追求し、信じ難い自制を実証していた。これは報われず、更に多くのウソと挑発が答えだった。屈服するか、抵抗するかの選択肢に直面し、彼は抵抗した。ロシアの戦いは、自由を尊重し、圧制的権力行使に抵抗する全ての人々の戦いだ。
今や我々は全員ロシア人だ。
イーモン・マッキニー博士は40年以上、中国の外国事業への関与で有名な中国研究家。彼はCBNGLOBAlのC.E.O.で創設者(1985)で、彼の会社は300以上の大規模中国-外国プロジェクトを管理している。彼は中国の青島に住んでいる。
個々の寄稿者の意見は必ずしもStrategic Culture Foundationのものを意味しない。
記事原文のurl:https://www.strategic-culture.org/news/2022/03/05/the-war-on-humanity/
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『私の闇の奥』最新記事題名に驚いた。
皮肉か嫌みかと早とちりしたが、本当に称賛しておられる。たしかに称賛に値するジャーナリズム上の貢献。
それにつけても、この情勢の下で、報道機関の内部で仕事をしている人たちの苦衷を想像せずにはいられません。発言、報道の内容がお上の逆鱗に触れて、首にでもなったりすれば、家族が路頭に迷うことにもなりかねませんから。その点、我々のような老齢の年金生活者はその心配がないのですから、しっかりとした社会的発言をする義務があるのでは、と愚考いたします。
と結ばれている。それで下記記事を思い出した。加藤周一の東大講演。学生と老人の連帯を訴えたもの。現役サラリーマンは声をあげずらくとも、老人はあげられるはず。これも例により隠蔽エンジンで隠されている。小生のブログではなく、複写された方のブログがあげられている。
2006年12月8日、東京大学駒場900番教室での加藤周一講演会「老人と学生の未来-戦争か平和か」。ドキュメンタリー『しかしそれだけではない』にも収録されている。
講演内容の一部を書き起こした。
最後のほうで、彼はこう語っている。
大学にきて、四年間、日本では、日本人の人生では、四年間、基本的人権の筆頭であることの権利が、最大限。
それを過ぎるとずっと下がって、60歳以後、また定年退職以後に、復活してもう一度自由になるんですよ。だから二度山があるんですよ。
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