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2022年2月 2日 (水)

些かの狂気が必要だ。言説のマトリックスの端からのメモ

2022年1月29日
ケイトリン・ジョンストン

この記事を英語音声で聞く。

 社会全体が狂っている可能性を本気で考えるには、いささか狂気が必要だ。

 それが寡頭政治帝国を熱烈に批判する人々が往々にして、いささかおかしな理由だ。彼らを突き動かしているのは、大半の人々が心理的に踏み込む覚悟がない分野だからだ。

 現状を問題にするのは狂気というわけではない。全く逆だ。それは「私が教えられてきた全てがウソで、私が知っていること全てが間違っていて、私が手に入れる情報全てが権力者のためになるように作られている」というのは事態が思い通りにいっている時にする類の質問ではない。皆様の父母が皆様を大いに愛し、全般的に何の問題もない生活、幸せな牧歌的子供時代を過ごしておられたら、皆様は多分心理的に安定していて「ちょっと待て。これは全てインチキかも知れない!」と言う可能性は極めて低い。その種の考え方は、多少おかしな連中がする傾向がある。

 だから皆様全員、英雄的精神異常者が目を開く頃合いだ。笑顔マークの奴隷連中は皆様をあざ笑うかもしれないが、世界は彼らではなく、あなたを必要としているのだ。

 過去数年間我々が吹き込まれた、あらゆるロシア・ヒステリーが、今我々が目にしているロシアに対するエスカレーションへの合意を作り出し、敵対的な侵略者が、とんでもなすのろであるかのようにでっち上げるため意図的に導入された可能性を考慮願いたい。

 結局、これが基本的に、そもそもの始めから、まさにこの種のことでウソをつく大規模な実績がある諜報機関によって促進されているのを忘れないようにしよう。

 政治家や評論家は絶対的確信を持って、ロシアがウクライナに対し、いわれのない侵略を始めようとしていると言い、5年にわたるロシア・ヒステリーが、間違っていたと証明されても、彼らは全く専門的な報いはないと教え込まれているのだ。

 5分前に「クリミア半島」という言葉を知って、ウクライナに関するアメリカの言説を非難する誰に対しても、何も考えず、わーわー言う全ての無数の西洋人は一人として、クリミア住民の圧倒的大多数がロシアの一部になるのを望んでいるのを知らない。

 住民投票は2014年に行われ、クリミア住民が圧倒的にウクライナからの分離、ロシア連邦への加入に投票した結果は、1991年の同様な投票で、ウクライナからの分離をウクライナ政府がくつがえしたことの繰り返しだった。この結果は2015年2019年、欧米の世論調査で確認された。クリミア住民の圧倒的多数がロシアの一部になるのを望んでいる事実は議論の余地がない解決済みの問題だ。

 正直に言って、歴史におけるこの重要な時点で、政府のCovid対策に関して彼らに同意しない他の反帝国主義社会主義者を攻撃するのに膨大なエネルギーを注ぐため彼らが選んだ方法のせいで、私は多くの支持を失った。両側の人々が、そうした。

 これを言うのは、私がワクチン義務化に賛成ではないとか、何であれ、それに関して議論しないこと意味せず、人々の考えではなく、人物について人々が言っていることを指しているのだ。小さな無力な派閥の人々を盛んに中傷し、攻撃し、深い党派的敵意を引き起こしても何の役にもたたない。

 つまり、腐敗した現状が益々酷くなるのに、我々は複数の戦線での様々な絶滅を見つめてながら、分裂の種を撒き、自分に同意しない無力な人々の評判を破壊するためエネルギーを使うのを賢明と思われるだろうか?これはあなたの賢明さについて多くを物語る。

 世界をより良い場所にするため、実際誰が支援しているのか、誰が自我と権力強化のために動いているのか、多くが明らかになっていると私は思う。このことについて意見が違う人々は、帝国に対してでなく、彼らに集中砲火を浴びせる必要があると皆様が思われるなら、あなたは自我のためだけに動いているのだ。

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画像はレイ・デュマ。Attribution-ShareAlike 2.0 Generic (CC BY-SA 2.0)

 画像出典はPixabay。

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記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com/2022/01/29/it-takes-a-touch-of-madness-notes-from-the-edge-of-the-narrative-matrix/

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