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2022年2月20日 (日)

プーチンのウクライナ柔道再検討

2022年2月18日
ドミトリー・オルロフ 許可を得て公表
Saker

 ドネツク指導者デニス・プシリンは、まさに全面避難を命じたところだ。ルガンスク指導者レオニード・バセチニクも同じことをした。そうすることで、彼らは私が期待したのとまさに同じに、私が予測したようにした。プーチンを謎に包まれたミステリーと思う皆様全員、多分考えるのを避けて、私の記事をお読み願いたい!

 約1年前の2021年4月18日、私は「プーチンのウクライナ柔道」という題の記事を出版しZero HedgeThe Sakerが再掲載した。私はそれからそれをロシア語に翻訳し、Aftersock.infoで公開したが、敗北主義だと猛烈に攻撃された。私が今これを持ち出す理由は、記事で私が待避こそロシアにとって唯一の勝利の動きだと説明していたからだ。

 その記事で私はこう書いた。

 ウクライナ軍は、分離線に沿って部隊と装甲車両を集結させ、ロシア軍は国境の自国側に軍隊を戻した。「アハ!ロシア侵略!」だと欧米全体で叫ぶことを可能にするため許、軍隊をウクライナ領域に動かすようロシアを挑発しようとして、ウクライナの側からの砲撃や狙撃兵射撃や他の挑発が激化している。その後、連中はワシントンにとっての主要な地政学的勝利、ノルド・ストリームIIパイプライン停止を勝ち取り、政治的、経済的にロシアを傷つけるよう意図した多数の他の攻撃的動きをその後続けることができるのだ。

 ロシアにとって、明白な良い選択肢はない。彼らがドネツクとルガンスク市を砲撃し、侵略し、そこで暮らすロシア市民を殺すウクライナの挑発に反撃しないと、ロシアは弱そうに見え、国内的にロシア政府の立場を傷つけ、国際的に非常に多くの地政学的資産の代償を払うことになる。圧倒的な軍隊でウクライナの挑発に反撃し、2008年にジョージアでしたように、ウクライナ軍を押しつぶすのは国内的に人気が高いだろうが、NATOとの大規模エスカレーションの可能性や、もしかすると総力戦になりかねない。たとえ軍事的対立が封じ込められ、ジョージアでしたように、NATO軍が座視したままでいるにせよ、政治的事態の波及は制裁強化や国際貿易崩壊を通しロシア経済に大きな打撃をもたらすだろう。

 こうしたものは明らかに悪い選択肢だが、明らかに良い選択肢は何かあるのだろうか?ここで、我々はプーチンが長年してきた公式発言に注意を払って、それらを額面通り受け取らなければならない。第一に、彼は、ロシアは、これ以上いかなる領土も必要ないと言った。ロシアは今までに欲することができる、あらゆる領土を持っている。第二に、彼はロシアは、同国人に市民権を与える上で、最大の自由化の道を追求する、つまり、ロシア国民の幸福が最優先だと言ったのだ。第三に、彼は軍事的手段を通して東ウクライナで対立を解決することは受け入れられないと言った。これらの制約を考えると、どんな行動方針が残されているのだろう?

 答えは明白だと私は思う。避難だ。ドネツク人民共和国には、約320万人の住民が、ルガンスク人民共和国に140万人、合計約460万人の住民がいる。これは莫大な数に思われるかもしれないが、第二次世界大戦時の避難の規模に比べれば少ない。ロシアは既に、さほど問題なしに、100万人以上のウクライナ移民と難民を受け入れていることに留意願いたい。ロシアは現在、深刻な労働力不足を経験しており、壮健なロシア人の注入は大歓迎されるだろう。

 国内的に、避難は多分非常に好評な可能性が高い。ロシアは彼らを安全な場所に移すことにより、自国民を適切に待遇している。愛国的な基盤は活気づくだろうし、既に積極的に活動中のロシアのボランティア運動が、非常事態省が、避難者の移動と再定住を助けるのを支援する行動を開始するだろう。今年遅く行われるはずの選挙は数百万人の新有権者のための全国歓迎パーティに変わるだろう。ドンバス避難は、それに続く可能性が高い本国送還の他の波への道を開くことができる。世界中の四方に暮らす約2000万人のロシア人がおり、ロシア外の世界が益々資源不足に陥るにつれ、彼らも帰国を望むだろう。彼らが今はそうすることに気が進まないかもしれないが、ドンバスの避難者がどのように扱われるか肯定的な例を見れば、彼らの心を変えるのに役立つだろう。

 領土を放棄することへの否定的な世論は、領域を放棄しないことで対処できる。7年間守る意図を示さず、最近まったく否認したミンスク合意の保証人として、これらの協定の条件を満たすまで、ロシアはウクライナ政府にドンバスを渡すのを拒否しなければならない。ウクライナ領土のに足を踏み入れずに、ロシア軍がドンバス全域に発砲できることを指摘するのは重要だ。もしウクライナ軍がドンバスに入ろうと試みれば、この教育的ビデオに示されるように扱われるだろう。この教育的ビデオで示されるトルネード-Gシステムの最大射程が120キロなのでに留意願いたい。

 そしてもしウクライナがロシア領を攻撃するようなことがあれば、プーチンの別の声明が次に何が起きるか理解する助けになる。もし攻撃されたらロシアは攻撃者に対してだけでなく、攻撃に責任がある意志決定の中心に反撃する。NATO顧問と同様、キエフのウクライナ司令部は、彼らの措置を考えるとき、おそらくこの声明を念頭におくだろう。

 ドンバス避難は、国際的にも、むしろ聞こえが良いはずだ。それはNATOとアメリカ国務省の不意を突く典型的なプーチン柔道の動きだ。これは大きな人道的任務だから「ロシアの侵略」と描写しようと試みるのは、ばかばかしいだろう。他方、避難に干渉したり、あるいは避難プロセスに挑発を開始したりする試みには非常に厳しく対処するという強い警告を発令する権利がロシアにはあり、特に命令に従うのを好まないウクライナのナチ大隊の一部狂った戦士を、ロシアは自由に神の元に送れるようになるはずだ。

 欧米は以下の現状に、とり残されることになる。ドンバスに住民はいないが、彼ら、あるいはウクライナ人は立ち入り禁止だ。この避難は、キエフが憲法改正に着手し、連盟となり、ドンバスに全面的自治を与えるまで、あるいはウクライナ国家が存在を終え、分割されるまで、ミンスク合意に対する避難者や彼らの代表者の交渉の立場を変えず、この状況を固定する。自身の領土を支配できなければ、NATO憲章に違反するから、ウクライナは(愚かにも憲法に書き込んだ夢想)NATO加入はできるまい。

 自国民を守るため人道的任務に着手することに対する、あるいはミンスク協定の保証人として責任を実行することに対する更なる対ロシア制裁は、侵略のかどでの非難を維持できないだろうから、正当化は更に困難になるだろう。ドンバスは、ロシア戦場ロボットがウクライナ略奪者を狙撃して歩き回り、先祖の墓に献花する奇妙なバス一杯の学童のストーカー区域に留まるだろう。破壊されたソ連時代の建物は、30年間のウクライナの虐待と放置により、全く更新されず、倒産したウクライナ国家の絶え間ない恥ずべき行為の沈黙の目撃者になるだろう。

 歴史は往々にして論理と同じぐらい偶然によって動かされるが、我々は出来事を予測できないのだから、論理こそ我々が未来を推測するのに使える唯一の道具だ。ボルテールの言葉を言い換えれば、これから世界で起きることを我々が予想できるこの上なく素晴らしい場所なのだ。

記事原文のurl:https://thesaker.is/putins-ukrainian-judo-revisited/

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 イラクの大量破壊兵器というウソを世界中の人々は忘れたのだろう。
 日本は敗戦したので多くが絞首刑にされたが、アメリカ戦争犯罪人全員大手を振って歩いている。

 一犬虚に吠ゆれば万犬実を伝う

 オオカミ老人、別名アメリカ大統領、やかましくロシア侵略説を吠えている。当然属国大本営広報部洗脳機関もしつこく繰り返す。ロシアは、日本指導部より賢明で、わなにはまって、「真珠湾攻撃」の愚を繰り返すとは思えないが。買いかぶりだろうか。

 政府は実に有能。コロナ制圧が狙いではなく、コロナを利用して、老人他弱者を減らし医療負担を削減するのが目的だったと解釈すれば。PCR検査抑制はその手段。それとも、「あらしの中、砂に頭を隠すダチョウ」なのだろうか?

 日刊ゲンダイDIGITAL

岸田政権が都道府県に「PCR検査を抑えろ」の大号令 交付金差配の内閣府を通じた圧力か

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