ウクライナでの本格的偽旗心理作戦の可能性は高い
2022年1月31日
Saker
ルガンスク・ドネツク人民共和国軍幹部で、ドネツク人民共和国人民軍副司令官エドゥアルド・バスーリン大佐は、偽旗心理作戦オペレーションが欧米特殊部隊によって準備されていることを確認した(リリア・シュムコワがこれについて書いた記事も是非ご確認願いたい)。バスーリンによれば、我々が話しているのは、アングロ・シオニストのプロパガンダ機関(別名「自由で民主的な報道機関」)により、ソーシャルメディア上で公開する用意ができている三本の別個のビデオのことだ。3本のビデオは下記が話題だ。
- 一本目のビデオ:ロシア人の大群が気高いウクライナ軍を攻撃するが、もちろん英雄的に野蛮なウオッカ漬け雪男の攻撃を撃退する様子を示す。
- 二本目のビデオ:ジャベリン (対戦車ミサイル)で武装した英雄的なウクライナ軍隊が成功裏に反撃を開始し、ルガンスク・ドネツク人民共和国内部深くの領域に侵攻する。
- 三本目のビデオ:ルガンスク・ドネツク人民共和国の一般人がアジアのロシアのくびきかのらヨーロッパの解放者としてウクライナ・ナチスを歓迎する。
その過程で殺されたどんな一般人も、もちろん「テロリスト」と宣言される。
これらビデオの狙いはルガンスク・ドネツク人民共和国を擁護する一般人と兵士両方を意気阻喪させることだ。これは新スタートレック・シリーズで私が「ボーグ・メッセージ」と呼ぶものだ(「降伏せよ、抵抗は徒労だ、あなた方は同化すべきだ」)。
情報を分析する際には、この情報の源と実際のコンテンツを別々に評価するのが一般的な慣習だ。(私が好きな)バスーリン大佐に対し何も個人的感情はないが、彼が最高幹部なのだから、私は彼を情報提供者として「B」以上に高く認めることはできない。それは彼がかなりまともな情報源であることを意味するが、全面的には信頼できない。実際の情報として、私は上記を「1」として評価することに全くためらいはない。つまりバスーリンが提供する情報のコンテンツは私が入手可能な全ての他の情報と合致/「適合する」。
だから、B-1という全体評価で、これは我々が無視できない情報であるのはほぼ確実だ。
今、この情報を発表するバスーリンの狙いが、最近ロシアが偽旗化学兵器攻撃計画でしたように、この心理作戦の機先を制することなのは言うまでもない。これが再度起きるよう願いたい。
だが我々は、二つの重要な事実を理解する必要がある。
- アメリカ合州国とイギリスは、是が非でも戦争するのに必死だ。
- 心理作戦と偽旗作戦には金と資源が必要で、「ただ」ロシアが計画されていることを暴露したからと言って、欧米は、それを繰り返し何度も中止する余裕はない。
最終的に、全ての面で、ロシアを除き、全体的状況は極めて不安定だ。
何かが起きるはずで、何かがおきるだろう。おそらく数週間内、もしかすると数日内に。
今日、アメリカは国連安全保障理事会で、ちょっとした「情報戦の準備」をしようとした。特に、ロシアと中国両国は、どんな決定も拒否できるので、それは時間の浪費だ。だが想起願いたいが、過去の行動は、未来の行動の最良の判断材料だ。
コリン・パウエルを覚えておられるだろうか?
バスーリンの非常に具体的な警告が、この最新心理作戦の機先を制するのか、これら3本のビデオの映画撮影や公表が行われるのかどうか私は知らないが、もし今後二週間内にウクライナのどこかで(本来のバンデラスタンあるいはルガンスク・ドネツク人民共和国で)大規模な劇的な偽旗作戦が実行されるのを目にしなければ、私は驚くだろう。
アンドレイ
記事原文のurl:https://thesaker.is/high-probability-of-a-major-false-flag-psyop-in-the-ukraine/
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「哲学入門チャンネル」で時折拝見する方(コロラド先生)の意見が@niftyニュースに載っているのに驚いた。
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