インターネット検閲を支持する人々は心理的に未熟
2022年1月3日
ケイトリン・ジョンストン
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Twitterは、彼らが「我々のCOVID-19誤報方針に対する繰り返しの違反」と呼ぶもののかどで、共和党のマージョリー・テイラー・グリーン下院議員の個人アカウントを永久停止して、至る所のリベラル派や検閲支持左派を大いに喜ばせた。これは数日前、同じ理由でロバート・マローン博士をTwitterが禁止したのに続くもので、2016年のアメリカ選挙以来、絶えずエスカレートし拡張する検閲プロトコルの途切れないパターンに習うものだ。
実際は今まで誰も「Covid誤報」かどでは禁止されていない。それは現在の口実に過ぎない。以前は、国会議事堂暴動の結果で、その前は、選挙安全管理、ロシアのニセ情報、外国による影響作戦、フェイクニュースなどだった。実際、インターネット検閲を当たり前のことにする背後にある本当の狙いは、インターネット検閲自体を当たり前のことにすることだ。それが、実に多くの人々が追放されている本当の理由だ。
最初の「Covid誤報」禁止が起きるずっと前に、私は既に、アルゴリズム操作やプラットフォームからの排除によるインターネット検閲の益々広範囲にわたる利用を警告する実に、実に多数の記事を書いている。9月11日とその直後以来、アメリカで、おそらく最も重要な政治的な契機は、リベラルな団体が、2016年のトランプ当選は、現状維持政治の失敗ではなく、世界で何が起きているかに関して支配権力機構の思惑と完全に一致する、主要言説を支配する情報管理の失敗だったと決定した時だ。
選挙で選ばれたわけではないハイテク・オリガルヒが、正当に選挙で選ばれた連邦議会議員や、現職大統領さえ、彼らの巨大プラットホームを使えないようにするのはディストピアだ。どれだけ多数の世界首脳が、FacebookやTwitterがトランプを追放するのは民主主義に対する脅威だとを警告したか想起願いたい。https://t.co/zIT7l04hMW https://t.co/2BPFrgeZXv
- グレン・グリーンワールド (@ggreenwald) 2022年1月2日
2017年にGoogle、FacebookとTwitterが上院司法委員会に召喚され「不一致を煽動することを防ぐ」戦略を考え出すよう指示された時に、我々はこの典型例を見た。
「ソーシャル・メディアの戦場で、あっという間に激しい対立を引き起こし、容易にアメリカ分裂国へと変えかねない情報反乱を鎮圧するために我々全員今行動しなくてはならない。」「虚偽情報の集中砲火がソーシャル・メディア・ユーザーに着弾するのを防ぐには、作り話を配布するメディアを沈黙させることだ。銃を沈黙させれば、一斉射撃は終わる。」と補足したシンクタンク所員で、元FBI職員クリント・ワッツに大手ソーシャルメディアは言われたのだ。
その時以来、誰の声を黙らせるべきか決定する上で、それらハイテク・プラットホームとアメリカ政府間の協力が次第に益々親密になり、今や、人々アイデアと情報を共有するために頼るようになったこれらの巨大プラットホームが、地球上最も強力な政府の意思と完全に提携して、言論を検閲しているのだ。
これの危険は、発育不全な感情的幼児でない人の誰にとっても明らかだ。政府に結びついた独占的技術プラットホームが世界的言説を支配する危険は、人々が、たまたま、どんな瞬間に嫌いかもしれない、いかなる意見の危険より遙かに大きい。これが人々にとって明確ではない唯一の理由は、人々が心理的に非常に不適応で、意見表明に対する個人的嗜好のせいで、地球上最も強力な組織が社会に課することによる、まずい結果を想像できないためだ。
シリコンバレーは全員に影響を与えるCovid対策に関する公開討論を制限すべきではない
「政府と提携する寡頭勢力大企業は、世界で最後に政治的言論に責任を持つべき組織だ。"https://t.co/WlDypacgmM
- ケイトリン・ジョンストン ⏳(@caitoz) 2021年12月30日
本当に、これを理解するには、ごく僅かな個人成長で十分だ。私は例えば絶対にQAnonersが嫌いだ。彼らを嫌って、嫌って、嫌っている。私のマスメディアと寡頭政治帝国に対する批判を、彼らはドナルド・トランプが闇の国家に反対する公正な反対運動を率いているという自分達の意見と同列と見なしたので、彼らは常に私の仕事のいらだちの種で、彼らは、しばしば私がまさに反対している権力構造に役立つ空っぽの脳みその愚かな発言を私のコメント欄に書き込んだ。彼らは実際我々が共通点は事実上皆無だったのに、私を彼ら側だと考えたが、実際これ以上逆のことはない。
国会議事堂での暴動後、QAnonアカウントが全ての主流ソーシャルメディア・プラットホームから粛正されて、私の仕事をいらだたせることが大幅に減った。私は嫌悪した連中とソーシャルメディア空間を共有しなくても良く、もし私が未熟だったら、私はこれを生得的に良いことと見ただろう。だが私は成熟した大人なので、世界中で人間の発言を支配する巨大独占的政府と提携したプラットホームの危険は、彼らがいないことから私が個人的に受ける感情的安穏より益々遙かに大きいと理解している。
もし私が決められるものなら、私はQAnonersが、それらプラットホームで自由に彼らの愚かなばかげたことを発言するのを許すと決める。彼らが与えるかもしれないどんな損害でも、アメリカ政府の代理に等しい強力な寡頭政治団体に広範囲な情報のやりとりが規制されるのを可能にするほど破壊的ではない。同じことがマージョリー・テイラー・グリーンや彼女のような人々全員についても言える。
これは一般的でない見解であってはならない。これを理解するのに、さほどの成熟は不要で、世界があなたの個人的意志に沿うよう強いられるべきではないのを理解するには多少の基本的自衛本能と十分な心理的成熟があれば十分だ。一部界隈では、この幼稚園程度の洞察さえも希なことは、暗い未来を思わせる。
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デモクラシータイムス 小塚氏意見に賛成。「立憲は雑音を聞く必要はない。」
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そしてあの自治体。
大阪いらっしゃいキャンペーン、公式ホームベージを見ると
1月12日(水)より新規予約の受付を停止します。
とある。
利用条件には
大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、和歌山県のいずれかに在住の方
ワクチン接種歴又はPCR検査等で陰性確認ができる事。
とある。しかし、オミクロン株はワクチン接種歴があっても簡単に感染するのは周知。
ハハ のんきだね。
日刊IWJガイド オミクロン感染についても詳しいが、緊急事態条項学習会と再配信が興味深い。
【IWJ_YouTube Live】14:00~「学習会『緊急事態条項改憲論と9条「加憲」(自衛隊明記論)の何が問題か~その内容と危険性~』 ―講演:清水雅彦氏(日本体育大学スポーツマネジメント学部教授)」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured<本日のタイムリー再配信>2014年、ウクライナ東部で軍事衝突が勃発するなか、岩上安身がドイツを訪れ、米ロの対立について識者に行ったインタビューを3夜連続配信します! 本日はその第1弾! 夜8時より、「ウクライナ危機は『米国によるユーラシア不安定化のステップ』 イングドール氏が警告、東に舵を切れ! 「ワシントンの奴隷国である限り破壊と低迷があるだけ」~岩上安身によるインタビュー 第480回 ゲスト F・ウィリアム・イングドール氏 2014.9.12をお送りします!
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured
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