アルマゲドンについて語る:言説のマトリックスの端からのメモ
2021年9月20日
ケイトリン・ジョンストン
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我々の世界が、様々な活動領域において、人為的絶滅に向かって突進している事実は、我々の会話の話題として、おそらく現状より遙かに多く占めるべきだ。
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グローバル資本主義と寡頭政治帝国主義のおかげで、気候変動や核戦争によって、人類は自身を終わらせようとしているが、プロパガンダが、これを止めるために人々が立ち上がるのを阻止しており、唯一の脱出方法は大規模な心理的転換だというのが私の基本的な立場だ。
もし皆様が私が、なぜ、こうした話題について、もっと多く書かないかお知りになりたいのであれば、上記のことが私の焦点の分野なので、それは当然のことなのだ。私が書く全てが、何らかの形で、これに焦点を当てているのだ。私がここで、そうしている。
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アメリカと中国間で何が本当に起きているかや、攻勢は実際そう思われているのと同じぐらい危険かやら、こうした全ての言説は、中国を巡る米軍による否定し難い兵器増強によって、この議論は実際に意味のないものになっている。
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中国に対する自国の攻撃的外交政策より、中国内政に、読者が関心をお持ちなら、それは読者が洗脳されているためだ。読者はメディア消費生活習慣を変えて頂きたい。
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最も頭がおかしな帝国主義者でさえ、中国との熱い戦争は望んでいない。中国が、実に多くの他の国々と同様、屈服して、アメリカに中央集権した帝国に吸収されるか、数十年にわたる破壊活動キャンペーンの後、ソビエト社会主義共和国連邦風に崩壊し、分裂するの彼らは望んでいる。この順序で。
中華人民共和国が屈服したほうが国民のためだと北京に受け入れさせるの強いるべく、今後何十年にもわたり、帝国は喜んで、中国人の生活を悲惨にするだろう。問題はもちろん、中国が、容易に破局的な形で爆発しかねない方法で、この画策に抵抗していることだ。核武装した中国を傷つけるべく計画されたエスカレーションや代理紛争のいずれも、後戻りできない連鎖反応を引き起こしかねないのだ。
単純な誤解や、誤射や、兵器故障が、それをおこしかねない。帝国主義者が言っている着実に激化している「超大国間競争」で、21世紀丸ごと費やされるだろうが、事態が破壊的にまずくなる多くの機会があるはずだ。先の冷戦で、我々は何度も、これを起こす寸前だったのだ。
しかも、この正気でない瀬戸際外交など全く不要だ。アメリカと中国が仲良くして、世界のために協力できない理由などない。これに対する唯一の障害は、アメリカ一極覇権を、いかなる犠牲を払っても維持しなければならないと決めている少数の欧米帝国主義者だ。余りに多くの権力を持っている少数の人々が若干のばかばかしいアイデアを思いついたからといって、我々の誰にも役立たない、ばかげた戦略地政学的な狙いに、地球上の全ての命を賭けなければならない妥当な理由などない。
新冷戦に同意してはならない。彼らは同意が必要なので、連中は、このたわごとのために大衆の同意をでっちあげるため実に一生懸命働いている。だから、彼らに同意してはならない。核兵器による皆殺し恐怖のためのあらゆる方法と戦おう。
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これは1975年、CIAが支援したクーデターによって可能になった違法軍事占領が、議会討論なしで強引に通過させ、エスカレートさせられたものだ。私はオーストラリア人としてこの違法占領に同意しない。#YankeeGoHome #auspol https://t.co/GAXomjtyvz
-ケイトリン・ジョンストン⏳(@caitoz) 2021年9月17日
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「なぜ労働力不足なのか?」
労働力不足はない、生活に十分な給与を得ていない人々がいるのだ。
「上司に搾取されるのが嫌で、人々は仕事に行かないのか?」
そう。資本主義の問題は、人は最終的に他の人々の金を使い果たしてしまうことだ。
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我々の大半は、我々の本当の敵は権力者連中であって、一般庶民ではないことを直感的に知っているが、我々の大部分が、ソーシャルメディアにログオンした瞬間に、この理解を忘れるのだ。
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同僚は、あなたの持ち物ではない。多くの人々は、99パーセント意見が違っている政敵より、問題全体の1パーセント意見が違う政治的盟友に一層腹を立てるものだ。
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社会交流で、たいていの人々は初心のポーカープレーヤーのように行動する。彼らは持っているどんな手でも反対のはったりをかける。手が弱いと感じたら、強そうに振る舞う。小さいと感じると、大きく振る舞う。傷つきやすく感じると、無敵に振る舞う。自分を愚かに感じれば、あなたより頭が良いように振る舞う。連中の虚勢を信じてはいけない。優しくしてあげよう。
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読者が現実に目を向け、何であるにせよ、いかなる犠牲を払っても真実を知りたいと深いレベルで決心すれば、あなたの生活はひっくり返るだろう。出世や友人関係を失い、はらはらする恐怖を経験するだろう。だが人生で驚くような奇跡に出会う好機があるだろう。
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物事や時間は、我々の心が、それらを認知する形では存在せず、我々が実際に経験しているものは、実際にはそこに存在しないものの我々自身の概念的モデルだと科学は言う。だから、どんな形であれ、あなたに良い形で、ご自身の考え方を変え、いつでも、あなたが望む時に、遠慮せず、始めからやり直していただきたい。
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連中の主張にウソはない。使う漢字を間違えているだけのこと。「痴呆の声を聞く。」
今日の孫崎氏のメルマガ題名
岸田氏、最重要人事の幹事長に甘利氏を内定。驚きの人事。岸田氏は「丁寧な説明」を旗印に。だがUR口利き疑惑に決して「丁寧な説明」をしていない。かつ疑惑の人間が政党交付金含む多額のカネを握る。5チャンネル「甘利にもひどい」、「国民なめてる人事だな」
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