イエメンにおける問題:言説のマトリックスの端からのメモ
2021年7月9日
ケイトリン・ジョンストン
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イエメンにおける問題の大きな部分は、餓死しそうな子供の写真に、余りに頻繁に「あなたの政府が、これを意図的にしている」ではなく「ウワー、なんと悲しいかご覧いただきたい」と表題をつけられることだ。
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戦争屋がはこう言っている「もし我々がアフガニスタンを去り、タリバーン支配に戻るなら、戦争丸ごと何も達成しなかったかのようだ!」。
あー、そう。そういう面が多いだろう。これはどうだろう?
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アメリカ人が、誰が大統領か重要だと考えている唯一の理由は、今まで誰も世界中でのアメリカ政府行動の全てについて、あらゆるデータを集め、データのごく微小な率が、政権交代で、実際どう変わったか示したことがないためだ。
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私のソーシャル・メディア記事は文字通り、クラウド・ファンディングで暮らそうとしているアメリカ人に満ちていて、アメリカ最悪の連中は、その富を何千億ドルも増やしているのに、この体制を変えたいと望むと、その人は過激派にされる。
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アサンジ事件は国家安全保障の問題ではなく、言説支配の問題だ。ウィキリークスが発表した何もアメリカ人を危険にさらしてはおらず、何が起きているかの我々の認識を支配する地球規模の帝国の能力を危険にさらしたのだ。これが容認できなかったのだ。
アルゴリズムをあなたが何を読んだか決めさせるな!
The Young Turks(TYT)が左翼メディア界で、しかるべく起きた激しい怒りから自己弁護するのを聞いていると、ジミー・ドーアが彼らのスタジオに押し入り、ジェンク・ウイグルとアナ・カスパリアンに銃を突きつけて、アーロン・マテが外国政府のための諜報部員だというウソをつくよう強いたと思わされてしまう。
ジェンクとアナは、TYT事務所で人身売買組織を運営しているように思われる。私は証拠を持っておらず、私にはそう*思われる*だけだ。私がこうしているのは完全に合法的だ。私は自由に意見を言える。pic.twitter.com/2chGyRSuVr
- ケイトリン・ジョンストン - (@caitoz) 2021年7月7日
マテが外国独裁者の諜報部員だと中傷するTYTから去るべき時だと叫んでいる全ての人々が、そもそも最初から、ジェンクとアナに、汚らわしい不適格な行為を止め、謝る必要があると言うのに全てのエネルギーを費やしていたら、どうだったか想像願いたい。もし左翼インディーズ・メディアが、非常に単純で明白な「我々は外国政府の諜報部員だと言って左翼反戦ジャーナリストを非難しない」線に沿って団結していれば、これは非常に速く解決しており、これほどまで邪悪になっていなかったはずだ。
反戦ジャーナリストを外国政府の諜報部員と呼んで中傷するのは問題だ。皆様お願いだ。これはジョー・バイデンより左の誰にとっても最も基本的な、必要最小限の、明白な姿勢であるべきだ。
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地球規模の殺人帝国最悪の衝動を支援する弁解を思いつくために、人々が注ぐ創造力の量は、実に驚くべきものだ。
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誰かが古いTweetを掘り出し、革命は公約にとって余りにも問題なので、革命はテレビ放送されない。
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次の卓越した立場になる反帝国主義社会主義の意見は、その人物は、確実に何らかの理由で問題だと我々に厳粛に知らせる多くの緊急ニュース報道の主題になるはずだ。反ユダヤ主義かもしれず、クレムリンとの縁故かもしれず、他の何かかもしれないが、彼らは我々に警告すべき何かを見いだし、彼らは我々に警告し、その顕著な声が信用されず、その影響が無効になるまで、我々に警告するはずだ。
首尾一貫して、欧米帝国主義反対だが、反ユダヤ主義者や、クレムリンの手先や、隠れ右翼や、変人だ中傷されていない影響力ある意見をお考え願いたい。このような人物は、意地悪く中傷されずに出現するのを許されないのだ。
もし欧米左翼が見せ掛けだけのグループチャット以上のものになりたいと望むなら、彼らはこういうことが起きるのを止めなければならない。彼らは最終的に足を踏ん張り、その動きの中で、特定個人について意図的に対立を引き起こすアラシ戦術にかかわらず、自分たちの狙いに向かって進み続けると決意しなければならない。
資本主義者が、左派には実際に価値があり、物事を気にかけ、彼らの対抗者はそうではなく、これを武器として利用できると気がつくと、彼らは左翼を抑えるためそうし続けるのは確実だ。ある時点で我々は彼らこれをやめさせ、去らせる必要がある。
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人々がアメリカ左翼の本当の違いを一層意識するようになっているのは良いことだ。進歩派民主党は、反帝国主義社会主義者と同じものではない、そうでないふりをするのは、無用な緊張と混乱を起こすだけだ。今一層明快になっているのは良いことだ。
これは、二つの集団がお互い孤立している必要があるというのではなく、彼らは違っていて、それに気付いていることが重要なことを意味している。二つの集団がどんな問題で一致するかで、彼らは、それら問題に協力して取り組むことができる。だが相違は意識願いたい。いくつかの問題では反戦右翼リバタリアンが反戦社会主義者と協力できるのと同様だが、二つの集団が同じなふりをしても、誰のためにもならない。進歩派民主党は、同様に一部の問題で協力可能だが、相違は、はっきりさせておこう。
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巧みに操る連中の益々多くが暴露され、彼らの実態が見えつつある。捕食者連中は、もはや丈の高い草に隠れたり、川の丸太のように偽装されたりせず、白タイル床上で、皆に見られている。
この傾向は続くだろう。
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知らないはずないだろうに、自分で言って、全て罪をなすりつける姑息さ。今日の孫崎氏のメルマガ題名
又狡猾ぶり発揮菅首相。西村経済財政・再生相の「酒制限、金融機関への働きかけ」は厳しい世論の反応をうけ撤退。菅首相は9日西村氏の発言を「承知していない」と発言。報道機関はこの発言を首相が決定に関与せずと報道。実態は主張に事務方がちゃんと報告。
植草一秀の『知られざる真実』は、水道民営化売国知事の話題。
IWJ、再配信案内で、当時拝見したことを思い出した。再度拝見しよう。
【タイムリー再配信 946・IWJ_Youtube Live】20:00~「問題だらけの治水事業! 豪雨被害は天災ではなく人災!? 大都市圏を豪雨が襲うリスクに迫る! ~岩上安身によるインタビュー 第891回 ゲスト 拓殖大関良基教授+ジャーナリストまさのあつこ氏(2)」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured2018年7月に収録した、岩上安身による関良基氏とまさのあつこ氏のインタビューを再配信します。これまでIWJが報じてきた洪水関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e6%b4%aa%e6%b0%b4
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