アメリカがウクライナで戦争を望んでいるかもしれない理由
2021年4月9日
Moon of Alabama
昨日CNNは、ロシア・ウクライナ間の緊張の中、アメリカは黒海への軍艦配備を考えていると伝えた。だが、アメリカが「考えて」いるというのは、ニセ情報だ。
アメリカは、ロシアとの緊張が高まる中、黒海に二隻の軍艦を配置するつもりだとトルコに知らせたと、トルコ外務省の情報筋が金曜日に述べた。
モントルー条約で三つの海峡を通過するために必要とされている通り、ワシントンは、二週間以上前に通知した。
軍艦は5月5日まで黒海に留まる。
「4月14日に一隻のアメリカ軍艦が黒海に到着し、もう一隻は4月15日に到着する。彼らは、それぞれ5月4日と5月5日に出発する予定だ」とトルコ外務省関係筋が述べた。
ウクライナが、ナチの旗を掲げ、クリミア半島同様、反逆的な州を再征服すると大いに騒ぎ立てて、重武装部隊を、ドネツクとルハンスク境界に移動して、ウクライナでの緊張が高まっている。
ロシアもは西部国境に若干の部隊と機材を移動し始めた。今のところ、これらの部隊は、もっぱら訓練で、攻撃態勢ではない。
アメリカはが、ロシアの兵力増強を攻撃行動のための姿勢と見なしてはいないが、当局者はCNNに「もし何かが変化すれば、我々が対応する準備ができている」と述べた。彼らの現在の評価は、ロシアが訓練と演習を行なっており、諜報情報では、それ以上の行動の軍命令はないが、いつ何時変わりかねないのは重々承知だと当局者は述べた。
数週間前、我々はウクライナのゼレンスキー大統領がなぜ戦争を始めるよう圧力を受けているか説明した。ウクライナは破綻しており、憲法上の問題があり、その上下記だ。
世論調査で、ゼレンスキー支持率が急激に低下している。右翼の市議会は、ゼレンスキーに最大野党を違法にするよう要求している。一方、コロナ流行で、貧弱なワクチン接種計画は失敗して、記録的な数の人々が入院している。
東の分離主義者に対する戦争は、多少の国内・国際支持を取り戻すゼレンスキーによる、いちかばちかの博打になりかねない。
だがワシントンDCの承認、あるいは奨励さえ無しには、前線では何もおこり得ない。バイデン政権は、2014年、キエフでのクーデターを操った妄想的な連中で満ちている。彼らはウクライナ軍が受けたNATO訓練と、アメリカが送った兵器で、分離主義者を破るに十分だと信じているかもしれない。だがウクライナ軍の状態は、想像よりより悪く、分離主義者はロシアの完全な支持を得ている。このような戦いで、誰が勝つかは明らかだ。
ロシアは、姿勢を明確にしている。
もしウクライナが地域に対して全面戦争を開始すれば、ロシアはドンバス住民を守るよう強いられるだろう。自身ウクライナ人で、ロシア連邦副首相のドミトリー・コザクによれば。
ゼレンスキーに、愚かな動きを思いとどまらせるため、ロシアはこのように騒ぎ立てているのだ。だが、これがワシントンDCがゼレンスキーに攻撃を命じるのを妨げるかどうかは明らかではない。ウクライナ大統領は、金を求めて、最近カタールにいた。彼は、より多くのドローンと、おそらくは、開戦時、「シリア反政府派」を砲弾の餌食として使うよう要請するためにも、間もなくイスタンブールを訪問するだろう。
攻撃を開始するには、気候はまだ最適ではない。土地はまだずぶぬれで、重火器の移動を妨げるだろう。戦争の好機は、五月初めに増加するだろう。
だが全てワシントン次第だ。バイデン政権は、確実にウクライナの敗北と崩壊で終わる戦争に、ゼレンスキーを追いやるだろうか?なぜそうするだろう?
アンドレイ・マルチャノフが背後にあるアメリカの戦略地政学的動機を示唆している。
4億4700万人のEU住民に、アメリカの保護と武器が必要だと説得するには、アメリカはロシアがウクライナで戦争をすることが必要で、ロシアが、そう決めればそうなるが、もし、それがウクライナ軍とウクライナ国家の完全壊滅で終わっても、それで良いのだ。
アメリカの利益になる限り、アメリカは、何人の原住民が死のうと全く気にしない。アメリカが世界に売れる高付加価値の商品が益々乏しくなっているため、アメリカの状態は着実に悪化しつつあるが、形成しつつある、ユーラシアの経済・軍事の怪物は、最善の場合でも、そもそも、はなはだしく誇張された自称世界覇権国の立場から、世界の少数大国の一国という地位に、アメリカ合州国を格下げするのだ。
最悪の場合、アメリカは生存可能な競争相手としてユーラシアから排除され、アメリカ大陸の隣国と比較すれば依然強力ながら、46.7億人[アジア人]を狙うことができない地域大国に格下げされる。これは住民と顧客の巨大な塊だ。今アメリカがEUを失ったと想像願いたい。突然46.7億人が、46.7億+4億4700万=51.17億になり、それは地球人口の65%なのだ。それは世界の圧倒的多数の住民で、最も重要なことに、その多くが、アフリカの膨大な住民と異なり、商品に支払うことができる住民だという事実だ。更に、この住民は二つの大洋、アメリカから隔離された単一の大陸塊に集中している。
アメリカは、この市場統合が起きるのを許すことはできず、ヨーロッパの損失は、ワシントンの考えでは、降伏に等しいのだ。だから、EUが必然的に崩壊した途端、アメリカはEU、あるいはそれが何になろうと、掌握しなくてはならず、NATOは、ヨーロッパの弱体諸国を服従に追いやる唯一の手段であり続けている。ロシアにウクライナ軍を壊滅させさせるのは、経済的にアメリカと競争するあらゆる試みも断念させ、彼らがロシア・エネルギー入手を拒むため、ヨーロッパ人をおどす完ぺきな方法なのだ。
これが本当にアメリカ戦略であり得るだろうか?もしそうなら、それは、むしろ短期的な考えだ。アメリカ保護領としてのヨーロッパの新状況は、どれほど長く続くのだろう。5年?10年?
しかも、それは、むしろ、ずさんな戦略で、大半のアメリカ政策の背後の、どんな重大な考えも私はまだ発見していない。
またしても、政務国務次官として指名されていビクトリア・ヌーランドのようなバイデン政権のネオコンは、長期的戦略思考ではなく、冷酷な積極行動で知られている。彼らは余波を十分に考えずに、ヨーロッパで混乱を引き起こそうと望むかもしれない。
記事原文のurl:https://www.moonofalabama.org/2021/04/why-the-us-might-want-war-in-ukraine.html#more
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宗主国に朝貢にでかけ、どんな荷物を背負って帰るのだろう。余ったワクチンとミサイル配備抱き合わせか。山田厚史氏、みやげのワクチンを、戦後、小学校で我々が飲まされた脱脂粉乳にたとえている。このたとえ、飲んだ世代にしかわからない。おかげで牛乳嫌いが増えたという。Wikipediaには「バターを作った残りの廃棄物で家畜の飼料用として粗雑に扱われたもの」とある。
デモクラシータイムス
LITERA 元祖異神出演するのがわかっていたので、昨夜、番組は見なかった。昼のワイドショーも彼が出るものはみない。だが今回見なかったのは残念だったかも?偉い社長がおられるものだ。この方こそ政治家向き。バスを売りますという発言でお見かけした。
橋下徹を日本城タクシー坂本社長が再びコテンパンに! 橋下話法を「アホな議論」と一刀両断、吉村知事にも「何もしてないもん」
自民党、公明党、異神に投票した結果、あるいは他党投票にゆかなかった長年の愚行の「つけ」が到来する?
日刊ゲンダイDIGITAL
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